終章として2018年クリーブランドブラウンズのスタッツを眺めて総括していこうと思います。
前編ではチームスタッツ比較 攻撃個人スタッツを見ていきました。
後編は守備個人スタッツ スペシャルチームスタッツ 2019年の軽い展望で締めとなります。

前編は↓


守備個人スタッツ
スペシャルチームスタッツ
2019年のブラウンズ

 守備個人スタッツ

 DL 
Browns-2019 9DL

DLオグンジョビがほぼフル回転で出場。素晴らしい活躍ではありましたが、このポジションで930回のスナップ参加は多すぎです。もう少しフレッシュな状態でプレイできればもっと活躍が見込めた可能性はあります。昨年はローテーションメンバー少なすぎました。

DLコリーは正直2018年は印象が薄かったです。

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DL ラリー・オグンジョビ


 EDGE 

Browns-2019 10EDGE

2年目EDGEギャレットがフル出場し、素晴らしい成績でしたね。プロボウルにも選出されAFCを代表するパスラッシャーとなりつつあります。今年は15サック以上を期待したいですね。

EDGEオグバはパスラッシュに関しては印象が薄いですが、パスのはたき落としで目立っていました。というかパスラッシュを諦めてはたき落とすことに専念していた感もありました。今年は残念ながらチーフスにトレードで放出となりました。

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EDGE マイルズ・ギャレット(プロボウル選出選手)


 LB 

Browns-2019 11LB
LBショバートは途中怪我で欠場があり、その間のラン守備は厳しかったですね。絶対に居てもらわないと行けない存在ですね。

LBカークシーはハムストリングの負傷によりシーズン途中で離脱。昨年は怪我の状況もあったかもしれませんが、本来の出来ではなかったかなと。

新人LBエイブリーは序盤はパスラッシャーとしての出場が多く、カークシー不在になってからLBとしての出場となりましが、どちらかというとパスラッシャーのほうが合ってそうでした。EDGEに専念できるほどLBが整っていないという状態なので今年どう使うかはまだわかっていません。

LBコリンズはフル出場をしましたが、スタッツとしては最多チーム最多タックルと見栄えは良いものの、印象としてはOLBとしては走力の衰えが顕著に出ていました。ということでシーズン終了後解雇となり古巣のペイトリオッツと契約しました。スタミナとしては問題ないですしパス守備はまだ衰えていないので使い方を限定させればまだ何年かはできるかなと思います。


Browns-20-12
LB ジョー・ショバート


 CB 

Browns-2019 12CB

新人CBウォードは前半戦は守備MVP級の活躍でした。後半戦は前半戦の活躍もあり相手が警戒を高めあまりウォードの方にボールを投げてこなかった感じでした。プロボウルにも選出され鮮烈な1年目を飾りました。ただ2度の脳震盪があり、積極的なタックルに行く姿勢は素晴らしいのですが、体格のミスマッチもでも果敢に行き過ぎるために起こってしまいました。今年は無理せず正面衝突はなるべく避けてサポートを待つ形のタックルをしてほしいかなと。

2番手はミッチェルでしたが中盤戦は怪我人リスト入りとなりました。怪我には泣かされましたがマンカバーではいい動きで密着カバーしていたなという印象です。怪我には注意してほしいですね。

キャリーはニッケルとしてCBの中では一番の出場スナップ数となりました。CBは怪我人が多かった中全試合出場、タックルのサポートに献身的な活躍だったかなと思います。

E・ゲインズは出場試合ではいい動きをしていましたが、完全に怪我に泣かされました。今シーズンは古巣のビルズに戻ることになりました。

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CB デンゼル・ウォード(プロボウル選出選手)


 S 

Browns-2019 13S

ランドールはここ数年弱点だったFSの穴を完全に埋めた活躍を見せました。個人的には守備MVPと言っていい活躍だったと思います。彼が居なかったらパス守備の改善はなかったでしょう。パス守備はもちろんですが、ラン守備のサポートも目立っていました。中盤戦CBが足りなくなった際CBでの出場もありました。何しろ一昨年相手レシーバーをワイドオープンに去せることが多かったDB陣が、昨シーズンはワイドオープンにさせる場面がほとんどなくなったのはランドールのおかげと言っていいでしょう。今シーズンも最後の砦として怪我なく出場を願いたいですね。

ペッパーズは本職のSSに戻り、1年目から比べると動きは良くなりました。TEのカバーはなかなか良かったと思います。ただラン守備に関してはイマイチだったかなぁと。今シーズンはトレードでジャイアンツに移籍となってしまいました。芽が出そうな感じがありましたので、ジャイアンツで花を咲かしてほしいですね。

Browns-20-14
S ダマリアス・ランドール


 スペシャルチームスタッツ

 リターナー 
Browns-2019 8R
正直リターンに関しては良いところはなかったと思います。マフ(ポロリ)の印象もなかったので、大きなやらかしもなかったとは思います。(あったかもしれないけど)

今シーズンはペッパーズが居なくなりキャラウェイとヒリヤードが務める予定となっています。あまり期待はしていませんが、攻撃の助けになるようなロングリターンが見ればなぁ。


 K 

Browns-2019 6K

Week3から途中補強したKジョセフですが、うーん・・・やっぱりXPの失敗率が高すぎるのがなぁ。4本の失敗は多すぎます。ゴンザレスと比較すれば十分いけると思えますが、NFL全体で考えるとまだ下位のキッカーです。

今年のドラフト6巡目でオースティン・サイバートというキッカーを指名しました。キャンプ・プレシーズンでの競争となります。


 P 

Browns-2019 7P

コルキットは昨年は最長パント79yを記録、昨シーズンの一番の最長パントでした。インサイド20もリーグ全体で6位の成績でした。今シーズンもこの好調を維持してほしいところです。

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P ブリットン・コルキット

 2019年のブラウンズ

 攻撃陣・スペシャルチーム 
Browns-2019 14

今オフの目玉WRオデル・ベッカムJrのという超スーパースターの補強でトップレベルのレシーバー陣と言ってもいいかもしれません。ランドリーとベッカムはルイジアナ州立大(LSU)で一緒にプレイしている仲で、コンビネーションは間違いありません。このコンビにメイフィールドが合わさってどんな攻撃になるか今から楽しみですね。

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新加入 WR オデル・ベッカムJr

RBカリーム・ハントの補強も気になるところです。ただ暴力問題で開幕から8試合出場停止となっています。(それを見越しての獲得でした)キャリア2年で2151yランという能力は間違いない選手です。ただこの補強でRBジョンソンがトレードを志願することになってしまい、現在まだ解決していません。できれば今年はジョンソンには最後まで居てもらいたいのですがね、結構心配な点です。

ブラウンズGM、「RBジョンソンには“重要な役割”がある」

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新加入 RB カリーム・ハント

後半戦好調だったOLからGザイトラーの放出がちょっと気になる点
です。昨年は1人変わって良化したこともあり、逆になることもあるのでちょっと怖いところです。まだこの穴を誰が埋めるかは決まっておらずキャンプ・プレシーズンで競争となることになると予想されます。



 守備陣 

Browns-2019 15

DLシェルドン・リチャードソン EDGEオリビエ・ヴァーノンのプロボウルの実績がある大物を補強しました。

DLリチャードソンはランストップに定評がある選手です。QBプレッシャーに特化しているDLオグンジョビと並びはいいコンビになりそうです。

EDGEヴァーノンは8年のキャリアで51.0サックを記録している毎年安定して記録の残せるパスラッシャーです。EDGEギャレットとのコンビで更に記録を伸ばせる可能性はあります。

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新加入
DL シェルドン・リチャードソン(写真左)
EDGE オリビエ・ヴァーノン(写真右)



成長過程にあったSペッパーズの放出が少々気になる点です。ブレイクする可能性のある若手Sだったのでちょっとその成長過程を見ることができないのは残念です。補強したSバーネットがその穴を埋めるのが濃厚ではありますが、実績はあるもののここ数年あまりいいパフォーマンスではなかった印象です。またS不足に悩まされなければいいのですが・・・


今シーズンは昨年のシーズン中盤から攻撃の指揮をしたフレディ・キッチンズがHCへ内部昇格となりました。後半の暫定HC兼DCだったグレッグ・ウィリアムスとはお別れになったのは残念ではありますが、キッチンズを残せたことはとても良かったです。

攻撃も守備も大きく補強をし、プレイオフ有力候補として挙げられ、かなりプレッシャーのかかる新体制キッチンズHC1年目となりそうです。期待と不安を抱えますが、例年から比べたら楽しみすぎます。ぜひプレッシャーに打ち勝ってプレイオフ 地区優勝をもぎ取ってほしいところです。

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2019年新HC フレディ・キッチンズ


ということで、2018年シーズン振り返りシリーズの

なぜブラウンズは好転したのか、
冷静に見直す
-完-