これまでの2016年ドラフト再評価記事はこちらから



このまとめで2016年ドラフトの再評価記事最終回です。チーム評価の順位 1巡目指名を並べ直し ポジション別評価をしていきます。 



 チーム評価順位

改めてチーム評価点の算出方法を置いておきます。

チーム評価ルール
4年間のスタッツを元に【選手の評価点】を10点満点でつけてみました。
指名1巡目は6点 そこから1つ巡が下がるたびに1点づつ減少し7巡目0点という【指名点】

【選手の評価点】-【指名点】=【チームのドラフト評価点】
簡単な数値化ではありますが、これで順位をつけてみます。

ということでこの算出方法で計算した2016年のドラフト評価順位です。
00-チーム評価順
※プロボウル=プロボウルに選ばれた選手数()はドラフト外からのプロボウル選出選手を加えた数

同点のチームの優劣は【プロボウル選出人数>選手評価点】これで優劣をつけた順位にしてみました。これにより2016年のドラフト指名優勝はカウボーイズということになりました。

カウボーイズはRBエゼキール・エリオット QBダク・プレスコット LBジェイロン・スミス 3人のプロボウル選手を指名。現在のカウボーイズの主軸の選手となっていることもあり納得の優勝ですね。

選手の評価点 指名点の1位はどちらもブラウンズとなりました。要するに指名権を一杯持っていた分点数もある程度伸びただけだし、選手の評価点は2位と1点差ではあまり評価できるものでないですね。。。

【反省点】
今年から始めてみたシリーズですが、点数算出方法をもう少し考えたほうが良さそうですね。1巡目で10点取った場合と 6巡目で5点 7巡目で4点が結果的に一緒の点数になってしまったのは問題ありでした。下位で先発級の選手が取れたチームが上位に並んだのはこれが原因でした。

次回やるとしたらプロボウル選出加点が必要かなと思います。基本的に先発レベルは6点くらいにしてましたがバックアップの選手は3点以下にする あとは満点を15点くらいにして幅をもたせたほうがいいかもしれませんね。

あとFBやLSの評価点は基本もう少し抑えめでもいいかもしれないですね。今回ドラフト外は外しましたが入れるかどうかは難しいところかなぁ。ただドラフト並べ直しのところにはドラフト外選手も入れています。来年やるとしたらその辺を踏まえて考えておきます。




 2016年ドラフト並べ直し

茶王が並べ直してみた2016年ドラフトはこちらです。(実際は31位まででしたが32位まで入れています)太字選手はプロボウル選出経験ありの選手です。
00-順位入れ直し

上位6人はどう並べてもいいような感じがしますね。完全に好みで分かれるかなと思います。そんな中1位はWRマイケル・トーマスにしました。やはり現時点でのNFLナンバー1WRだと思うので1位でいいかなぁと。

QB3人は現時点でNFL内でTOP10の下位に入るかどうかというレベルなのでトップ5以下の指名でもいいかなと。これからの成長が求められる選手達だと思いますしね。

ドラ外からWRロビー・アンダーソンを入れました。ジェッツ指名で今年からパンサーズに加入しました。QBにあまり恵まれていないジェッツの中でエースレシーバーとして結果を出した選手です。

【ポジション別選出人数】
QB:3(3)
RB:2(1)
WR:3(4)
TE:2(0)
C/G:3(2)
T:4(5)

DL:5(5)
EDGE:3(3)
LB:3(1)
CB:2(5)
S:2(2)
※()内は実際の指名人数

そんな気にして並べてなかったんですが結構平等なポジション振り分けになりました。こう見るとCBはちょっとハズレ気味だったかもしれませんね。


【指名漏れした1巡目指名選手一覧】
00-順位入れ直し2

DLシェルドン・ラキンンス Sキアヌ・ニールは出場試合数的に落ちたという感じです。特にニールは怪我さえなければなんですが、ほんと今年こそ復帰してほしいですね。

全19人がドラ1レベルではなかったという評価になりました。ちょっとこの年は指名難しかったのかなと言えますね。


【1巡目指名入れ直しに惜しくも漏れた2巡目以降+ドラフト外選手一覧】
00-順位入れ直し3

ドラ外からプロボウル選出が2人居ます。Kウィル・ルッツは現時点でトップレベルのキッカーです。キッカーで1巡指名に入れるのは流石にちょっと躊躇しましたのでこちらとなりました。

LBコーリー・リトルトンはSTでのプロボウル選出がありましたが、LBとしても評価は高く1巡指名でも遜色ない感じです。

1巡選び直しには入れませんでしたが、どのチームに行っても先発で中心人物になれる選手達です。




 ポジション別評価

ちょっと長くなるかもしれませんがポジション別で選手評価点6点以上の選手を羅列していきます。ポジションの横の数字は(評価点6以上の人数/全指名人数+ドラ外で6点以上の人数)となっています。

 QB(4/15) 

00-01QB

 RB(4/20)FB(1/3) 

00-02RB

 WR(6/31+1) 

00-03RB

 TE(3/11) 

00-04TE

 C(5/6+1) 

00-05C

 G(6/17) 

00-06G

 T(6/18+1) 

00-07T

 K(2/1+2) 

00-08K

 DL(14/25+1) 

00-09DL

 EDGE(9/21) 

00-10EDGE

 LB(11/30+2) 

00-11LB

 CB(10/32+1) 

00-12CB

 S(7/20) 

00-13S

 全指名選手:253人 評価点6以上:86人(内ドラフト外6人) 

こう見るとC DLが当たりが多かったのがわかるドラフトでしたね。WR EDGE CBは低調なドラフトだったかもしれませんね。




スタッツ参考
PROFOOTBALL REFERENCE





NFL 2020 カラー写真名鑑 (B.B.MOOK1500)
ベースボール・マガジン社
2020-08-31