まずは昨年度2019年の新HC【ヘッドコーチ】のおさらいを
昨年の記事
ということで今年の2020年度の新HC5名を例年通りWikipediaの内容を砕いて書いていきます。
レッドスキンズ
2011年~昨年の途中までパンサーズのHCを務め、QBキャム・ニュートンを新人からずっと育て続け、2015年にスーパーボウル進出と実績十分の人物です。昨年ニュートンがシーズン途中に離脱後チームは沈みシーズン途中でその責任を負い解雇となりました。パンサーズは主力選手がいなくなり一度リセットという方針ですし、解雇の会見もなんかお互い納得したような雰囲気でしたね。
専門は守備 本人もNFLでLBとしてプレイ経験があり(ベアーズ)パンサーズでもLBルーク・キークリー トーマス・デービスなどリーグを代表するLBを育て上げました。
今年のレッドスキンズは2位指名の新人EDGEチェイス・ヤングを獲得。パスラッシュに期待がかかります。LBはルーベン・フォスターが在籍しており、素行面の問題と昨年は怪我によるシーズン全休。復活をかけるシーズンで蘇らせることができれば守備が固くなりそうですね。攻撃面でも2年目のQBドウェイン・ハスキンスなど面白い素材は揃っており、手腕を発揮しどれだけチームを復興させることができるか注目です。
ジャイアンツ
大学でのコーチ7年経験後2012年からペイトリオッツにST【スペシャルチーム】のアシスタントコーチとして入閣。2015年からはSTコーディネーターに昇格し3度のスーパーボウル制覇を経験しました。
ペイトリオッツ ビル・ベルチックHCの元から他チームへHCに招聘されたのは10人目となります、現役ではテキサンズのビル・オブライエン ライオンズのマット・パトリシア ドルフィンズのブライアン・フォールズに続き4人目となります。こう見るとオブライエン以外はペイトリオッツでの経験をまだ活かすことができてないなぁと感じますね。
ビル・ベルチックも最初はST専門職から始めたこともあり、その系譜の弟子であるジャッジはベルチックのようになれるか注目です。
38歳と若いジャッジは昨年1年だけWRコーチを兼任した経験はありますが、スペシャルチーム専門コーチだったこともあり、プレイコールはコーディネーターに任せることになるでしょう。特にOCは昨年までカウボーイズのHCだったジェイソン・ギャレットが務めることとなり、経験のないHCという職には心強い味方となることでしょう。戦力的には守備がまだ集まってないところもありますが、攻撃は面白い存在がおり、NFC東でどう存在感を見せるのか期待されます。
パンサーズ
1998年からカレッジ一筋のコーチ歴で、2013~16までテンプル大 2017~19までベイラー大でHCを務めプロ選手を多く排出した人物です。
最初はLBコーチからはじめ守備が専門ですが、攻撃のコーチも一通り経験しておりなんでもできるタイプと言っていいでしょう。パンサーズにとっては今年は1からチームを作り始めるということで、カレッジで若いフットボーラーを育てることを主体にしていたロールの手腕で、チームを育て上げることを選択したのでしょう。
NFLでのコーチ経験がないのですが、DC【ディフェンスコーディネーター】にフィル・スノーを招聘しました。64歳と高齢のコーチですが、同時期にテンプル大 ベイラー大でDCを務めており、ロールにとっての右腕で一緒についてきてくれた大きな存在なのでしょう。スノーはNFLで数年コーチ経験もあり、その経験もプラスになるのかもしれません。この長年の連携がパンサーズの守備を蘇らせることができるか期待されます。
ブラウンズ
2006年からバイキングスのアシスタントコーチとして入閣後、QB RB TEのコーチなどを経て一昨年からOC【オフェンスコーディネーター】に就任。昨年はバイキングスの攻撃を蘇させることに成功しプレーオフに導きました。
攻撃のスタイルとしてはラン・パスバランス良く使いラン6位 得点8位のチーム成績となりました(パスは23位)ブラウンズとしてはバイキングスよりも攻撃選手は揃っていると自負しているので、より良い攻撃が展開してもらえることを願いたいです。
38歳と若くHCは初めての経験となります。あと数年が勝負の年のブラウンズとしては今年も失敗は許されない状況で早く結果が求められます。できれば実績のあるHCが良かったのですが、近年若いHCが活躍していることもあり、それに続いてほしいですね。
カウボーイズ
2006年から一昨年のシーズン途中までパッカーズのHCを務め、2010年にはスーパーボウル制覇、13年中9回のプレーオフ進出させた素晴らしい実績をもつ人物です。
2018年途中にパッカーズQBアーロン・ロジャースとの確執が報じられ、マッカーシーは新人時代からの付き合いがあるロジャースを育てたという印象が強かったこともあり衝撃的な報道となりました。その年の成績も思わしくなく、シーズン途中に解雇というちょっと残念なパッカーズとの別れとなってしまいました。
昨年は色々なHCの噂がありましたが1年休養となり、今年カウボーイズのHCに就任となりました。カウボーイズは戦力は整っているものの地区で苦戦やら、プレーオフで勝てないなどやきもきするシーズンが数年続いています。マッカーシーはそれを打破できるのか注目です。
マッカーシーは元々攻撃専門でQB WRの専門コーチを経験しています。プレーコールとしては保守的なところがあり、そこがロジャースとの確執が生まれた原因なのかなとも(あくまで個人的な推測です)ただ安定した成績を収められたのはこの保守的なコールのおかげでもありますので、安定性のないカウボーイズには一番必要なことかもしれません。混沌としているNFC東の中で一つ抜け出ることが期待されます。
チーム | HC名 | 2018 | 2019 |
GB | マット・ラフルール | 6-9-1 | 13-3 |
NYJ | アダム・ゲイス | 4-12 | 7-9 |
TB | ブルース・エイリアンズ | 5-11 | 7-9 |
DEN | ビック・ファンジオ | 6-10 | 7-9 |
CLE | フレディ・キッチンズ | 7-8-1 | 6-10 |
ARI | クリフ・キングスベリー | 3-13 | 5-10-1 |
MIA | ブライアン・フォールズ | 7-9 | 5-11 |
CIN | ザック・テイラー | 6-10 | 2-14 |
昨年の記事
勝ち越したのはパッカーズのマット・ラフルールのみとなりました。QBアーロン・ロジャースと前HCマイク・マッカーシーの間に確執が報道されチームの雰囲気が悪い中立て直せるかというシーズンで、しっかり結果を残したのは素晴らしかったですね。
そんな中勝負の年だったブラウンズ フレディ・キッチンズのみが1年で解雇となりました。大型補強で地区優勝候補と言われていたこともあり、前年度より成績が落ちたことが原因でしょう。
全体的に負け越しが多かったのは、戦力的に厳しく数年見越したチームが多かったので仕方がないところはあったかなと思います。
そんな中勝負の年だったブラウンズ フレディ・キッチンズのみが1年で解雇となりました。大型補強で地区優勝候補と言われていたこともあり、前年度より成績が落ちたことが原因でしょう。
全体的に負け越しが多かったのは、戦力的に厳しく数年見越したチームが多かったので仕方がないところはあったかなと思います。
ということで今年の2020年度の新HC5名を例年通りWikipediaの内容を砕いて書いていきます。
チーム | HC名 | 2019 | 前職 | 年齢 |
WAS | ロン・リベラ | 3-13 | 元CAR HC | 58 |
NYG | ジョー・ジャッジ | 4-12 | NE STC | 38 |
CAR | マット・ロール | 5-11 | ベイラー大 HC | 45 |
CLE | ケヴィン・ステファンスキー | 6-10 | MIN OC | 38 |
DAL | マイク・マッカーシー | 8-8 | 元GB HC | 56 |
レッドスキンズ
ロン・リベラ
2011年~昨年の途中までパンサーズのHCを務め、QBキャム・ニュートンを新人からずっと育て続け、2015年にスーパーボウル進出と実績十分の人物です。昨年ニュートンがシーズン途中に離脱後チームは沈みシーズン途中でその責任を負い解雇となりました。パンサーズは主力選手がいなくなり一度リセットという方針ですし、解雇の会見もなんかお互い納得したような雰囲気でしたね。
専門は守備 本人もNFLでLBとしてプレイ経験があり(ベアーズ)パンサーズでもLBルーク・キークリー トーマス・デービスなどリーグを代表するLBを育て上げました。
今年のレッドスキンズは2位指名の新人EDGEチェイス・ヤングを獲得。パスラッシュに期待がかかります。LBはルーベン・フォスターが在籍しており、素行面の問題と昨年は怪我によるシーズン全休。復活をかけるシーズンで蘇らせることができれば守備が固くなりそうですね。攻撃面でも2年目のQBドウェイン・ハスキンスなど面白い素材は揃っており、手腕を発揮しどれだけチームを復興させることができるか注目です。
ジャイアンツ
ジョー・ジャッジ
大学でのコーチ7年経験後2012年からペイトリオッツにST【スペシャルチーム】のアシスタントコーチとして入閣。2015年からはSTコーディネーターに昇格し3度のスーパーボウル制覇を経験しました。
ペイトリオッツ ビル・ベルチックHCの元から他チームへHCに招聘されたのは10人目となります、現役ではテキサンズのビル・オブライエン ライオンズのマット・パトリシア ドルフィンズのブライアン・フォールズに続き4人目となります。こう見るとオブライエン以外はペイトリオッツでの経験をまだ活かすことができてないなぁと感じますね。
ビル・ベルチックも最初はST専門職から始めたこともあり、その系譜の弟子であるジャッジはベルチックのようになれるか注目です。
38歳と若いジャッジは昨年1年だけWRコーチを兼任した経験はありますが、スペシャルチーム専門コーチだったこともあり、プレイコールはコーディネーターに任せることになるでしょう。特にOCは昨年までカウボーイズのHCだったジェイソン・ギャレットが務めることとなり、経験のないHCという職には心強い味方となることでしょう。戦力的には守備がまだ集まってないところもありますが、攻撃は面白い存在がおり、NFC東でどう存在感を見せるのか期待されます。
パンサーズ
マット・ロール
1998年からカレッジ一筋のコーチ歴で、2013~16までテンプル大 2017~19までベイラー大でHCを務めプロ選手を多く排出した人物です。
最初はLBコーチからはじめ守備が専門ですが、攻撃のコーチも一通り経験しておりなんでもできるタイプと言っていいでしょう。パンサーズにとっては今年は1からチームを作り始めるということで、カレッジで若いフットボーラーを育てることを主体にしていたロールの手腕で、チームを育て上げることを選択したのでしょう。
NFLでのコーチ経験がないのですが、DC【ディフェンスコーディネーター】にフィル・スノーを招聘しました。64歳と高齢のコーチですが、同時期にテンプル大 ベイラー大でDCを務めており、ロールにとっての右腕で一緒についてきてくれた大きな存在なのでしょう。スノーはNFLで数年コーチ経験もあり、その経験もプラスになるのかもしれません。この長年の連携がパンサーズの守備を蘇らせることができるか期待されます。
ブラウンズ
ケヴィン・ステファンスキー
2006年からバイキングスのアシスタントコーチとして入閣後、QB RB TEのコーチなどを経て一昨年からOC【オフェンスコーディネーター】に就任。昨年はバイキングスの攻撃を蘇させることに成功しプレーオフに導きました。
攻撃のスタイルとしてはラン・パスバランス良く使いラン6位 得点8位のチーム成績となりました(パスは23位)ブラウンズとしてはバイキングスよりも攻撃選手は揃っていると自負しているので、より良い攻撃が展開してもらえることを願いたいです。
38歳と若くHCは初めての経験となります。あと数年が勝負の年のブラウンズとしては今年も失敗は許されない状況で早く結果が求められます。できれば実績のあるHCが良かったのですが、近年若いHCが活躍していることもあり、それに続いてほしいですね。
カウボーイズ
マイク・マッカーシー
2006年から一昨年のシーズン途中までパッカーズのHCを務め、2010年にはスーパーボウル制覇、13年中9回のプレーオフ進出させた素晴らしい実績をもつ人物です。
2018年途中にパッカーズQBアーロン・ロジャースとの確執が報じられ、マッカーシーは新人時代からの付き合いがあるロジャースを育てたという印象が強かったこともあり衝撃的な報道となりました。その年の成績も思わしくなく、シーズン途中に解雇というちょっと残念なパッカーズとの別れとなってしまいました。
昨年は色々なHCの噂がありましたが1年休養となり、今年カウボーイズのHCに就任となりました。カウボーイズは戦力は整っているものの地区で苦戦やら、プレーオフで勝てないなどやきもきするシーズンが数年続いています。マッカーシーはそれを打破できるのか注目です。
マッカーシーは元々攻撃専門でQB WRの専門コーチを経験しています。プレーコールとしては保守的なところがあり、そこがロジャースとの確執が生まれた原因なのかなとも(あくまで個人的な推測です)ただ安定した成績を収められたのはこの保守的なコールのおかげでもありますので、安定性のないカウボーイズには一番必要なことかもしれません。混沌としているNFC東の中で一つ抜け出ることが期待されます。
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