※9/7更新



 2019のチーム成績


2019スタッツ03 ジェッツ

昨年はシーズン序盤にQBサム・ダーノルドが感染症にかかり3試合欠場という最悪な出だしで開幕4連敗となってしまいました。ペイトリオッツ戦で4INTを食らったダーノルドが『Seeing GHOST』(おばけが見えた)というベンチでのつぶやきが拾われてしまい、悪い意味で印象に残った昨シーズンでした。
最終的に7勝とシーズン後半に追い上げましたが、正直なところあまり印象が残っていません。最後にスティーラーズを地獄に落としたというのだけはなんとなく思い出したくらいです。

守備は期待の新戦力LB C.J・モズリーが怪我で早々に離脱となり全体をまとめ上げるのが難しいシーズンでした。ただDCグレッグ・ウィリアムスの手腕でブリッツ多様のおかげでスタッツ的には思いの外良かったです。勝った相手が昨年攻撃が苦戦したチームだからうまくハマった形だったのでしょう。



 コーチ陣


コーチ名 年齢
HC アダム・ゲイス 42
OC ドウェル・ローゲンス 39
DC グレッグ・ウィリアムス 61

Surging Jets know not to overlook winless Bengals | Newsday
HC アダム・ゲイス

ジェッツでのHCは2年目を迎えるアダム・ゲイス 昨年はちょっと怪我人に泣いたところもあります。あの状態で7勝したのは頑張ったほうなんじゃないでしょうか。ただやはりQBサム・ダーノルドを育て上げるために呼ばれたHCなので、このままではまずいです。結果が求められるシーズンとなるでしょう。

OCのドゥエル・ローゲンスはゲイスと共にドルフィンズから招聘されたこともあり、一緒に攻撃を作り上げる一心同体の仲間と言っていいでしょう。やはりゲイスと共に結果が求められることでしょう。

DCのグレッグ・ウィリアムスも就任2年目です。ちょっと戦力が厳しい中7勝出来たのは守備の手腕が光ったからだと思います。やっぱり有能なコーチだなと再認識したシーズンではありました。今年も守備は彼がいれば期待はできると思います。



 ドラフト加入選手


順位 ポジション 選手名
1 11 T メキー・ベクトン
2 59 WR デンゼル・ミルズ
3 68 S アストン・デービス
3 79 EDGE ジャバリ・ズニーガ
4 120 RB ラマイカル・ペリン
4 125 QB ジェームズ・モーガン
4 129 T キャメロン・クラーク
5 158 CB ブライス・ホール
6 191 P ブレイデン・マン
   120位までの選手

1巡目 Tメキー・ベクトンは2m超えのTの中でも超大型の選手です。ダーノルドの大きな壁として唯買ってほしいですね。

個人的には3巡目 EDGEジャバリ・ズニーガがよく見えたので期待したいですね。


より詳しくはドラフト記事を御覧ください




 ロースター


 【攻撃編】 
202003nyj-03
   放出・離脱選手
左の番号:背番号
   補強選手
   新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級
A:エース級
B:レギュラー級
C:バックアップ級
D:未知数
【備考欄】
 順位 :NFL TOP100
OPT:オプトアウト(離脱)
SUS:サスペンション(出場停止)
PUP:リザーブPUPリスト
NFI:ノンフットボールインジュリーリスト



 QB 
3年目を迎えるサム・ダーノルド 昨年は前述の通り感染症にかかる不運で出鼻を挫かれました。最終的に7勝をしたものの、印象は薄くまだ結果は残せてない状態です。同地区の同期ビルズのジョシュ・アレンが結果を残したこともあり、このまま差を空けられるのはまずいです。OLも整備されましたし今年はインパクトを残したい。

バックアップにはジョー・フラッコを獲得しました。昨年ブロンコスで再起をかけましたが失敗。ダーノルドの尻に火をつける役割でしょうけど、スーパーボウルMVPという大きな実績があるので、序盤の結果次第ではすぐ出番が来る可能性十分ありそうです。

Sam Darnold arranges a Florida workout with new receivers, source ...
サム・ダーノルド



 RB 
昨年補強したレベオン・ベルは1年ぶりの復帰でしたが、チームにフィットしないシーズンとなってしまいました。ベルの持ち味の壁ができるのを待ってから隙を狙うランがジェッツでは壁ができず出来なかったことが原因だったのかなと思います。ちょっと特殊なRBではあるので今年こそうまくフィットしてほしい。

2番手にはレジェンドのフランク・ゴアを補強しました。昨年はビルズでキャリア15000yランを達成 現在のキャリアランヤード歴代3位となっています。現在37歳昨年は全試合出場の鉄人ランナーにラン攻撃改善の一役を買ってほしい。

NY Jets chances of making playoffs in 2020 just increased dramatically
レベオン・ベル



 WR 
エースのロビン・アンダーソンが移籍となってしまいました。空いた穴の補強としてプレシャド・ペリマンを補強しました。昨年の先発ジェイミソン・クラウダーとのコンビとなります。

ペリマンは目の出ない選手でしたが、昨年バッカニアーズでエースWRが離脱となった後きちんと穴埋めができており、やっと実力を発揮しました。今年もこのパフォーマンスを維持できていれば十分アンダーソンの穴埋めとなることでしょう。

もう一枚ほしいところなので2巡目のデンゼル・ミルズに期待をしたい。

ジョシュ・ドクトソンがオプトアウト(シーズン離脱) ジョシュ・ベラミーはリザーブPUPリスト入りとなっており今年復帰は難しい状態のようです。

Jamison Crowder Fantasy Outlook Strong in Week 7 With Sam Darnold ...
ジェイミソン・クラウダー



 TE 
昨年は期待されていた3年目のクリス・ハーンドンが怪我で1試合の出場にとどまり残念なシーズンとなりました。今年はリベンジの年となるでしょう。彼の活躍がジェッツの攻撃の鍵を握ってると思います。

2番手にはベテランのライアン・グリフィンが務めます。昨年はハーンドンの穴埋めとしてまずまずでした。



 OL 
昨年は怪我人も多く出てうまく回らなかったこともありますが、ラン・パスプロテクション共に厳しいシーズンでした。

今年はCコナー・マクガバン Tジョージ・ファント 1巡目Tメキー・ベクトンを補強し、先発が入れ替わることでしょう。新人のベクトンの期待はもちろん、FA補強の2選手も実績は十分でいい補強ができたと思います。あとは連携がうまくいってくれることだけですね。



 スペシャルチーム 
キッカーは昨年から所属のサム・フィッケンと補強したブルット・マーハーの競争となります。フィッケンは昨年成功率70.0%とかなり低い精度でした。どちらが先発を勝ち取るか開幕まで待つことになるでしょう。

リターナーはWRブラックストン・ベリオス WRヴィンシント・スミスが務める予定です。



 【守備編】 
202003nyj-04
   放出・離脱選手
左の番号:背番号
   補強選手
   新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級
A:エース級
B:レギュラー級
C:バックアップ級
D:未知数
【備考欄】
 順位 :NFL TOP100
OPT:オプトアウト(離脱)
SUS:サスペンション(出場停止)
PUP:リザーブPUPリスト
NFI:ノンフットボールインジュリーリスト



 DL 
昨年とメンバーは変わらず ヘンリー・アンダーソン スティーブ・マクレドン クイネン・ウィリアムスが先発となりそうです。

特に2年目のクイネン・ウィリアムスの飛躍には大きく期待したい。ドラフト時の期待には新人年では答えられなかったこともあり、今年こそという気持ちも大きいだろう。ただオフに空港での拳銃所持で逮捕と素行面では心配な点を露呈してしまったのは残念でした。処分はなかったみたいですがこのご時世なのでフットボールに集中していただきたい。

層も厚くローテーションが問題なく組めるいいユニットです。

Henry Anderson needs to adapt for 2020 bounceback - Filmy One
ヘンリー・アンダーソン



 EDGE 
昨年とメンバーはほぼ変わらずです。ジョーダン・ジェンキンス以外は先発は決まっていない状況です。3巡目 ジャバリ・ズニーガにも先発のチャンスは十分にあります。若手からずば抜けた存在が現れてほしいですねぇ。



 LB 
今年はFAでパトリック・オワーソを補強しました。怪我から復帰すると思われたC.J・モズリーがオプトアウト(シーズン離脱)を表明。元レイブンズコンビで期待してただけに、ほんとうまくいかないものですね。。。

ただ昨年先発だったネビル・ヒューイット ジェームス・バージェスも残っており、モズリーがいなくてもなんとかなる戦力ではありますがインパクトはそこまで残せる感じではないのでねぇ。昨年は印象はないんですがラン守備2位でしたし結構できるメンバーだとは思います。



 CB 
先発だったダリル・ロバーツが移籍 ピエール・デシアを補強しました。先発確定なのがブライアン・プールのみであとは競争という感じでしょう。昨年は正直なところ良かった印象も悪目立ちもなかったという感じでした。今年もこのメンバーだと悪目立ちしなければいいなという感じでしょう。



 S 
ジャマール・アダムスをトレードで放出しました。見返りは1巡2つ+3巡と4巡のスワップ+ブラッドレイ・マクドゥーガルドという内容です。来年以降のドラフトもたのしみではありますが、アダムスみたいな大当たり選手を当てるのは難しいでしょうけどね。。

今年はそのトレードで来たマクドゥーガルドとマーカス・メイのコンビが先発となるでしょう。アダムスの抜けたダメージはありますが、標準以上の戦力コンビだと思うので十分期待はできると思います。



 スケジュールと展望


ジェッツ
Week 対戦相手
1 @ビルズ
2 49ers
3 @コルツ
4 ブロンコス
5 カーディナルス
6 @チャージャース
7 ビルズ
8 @チーフス
9 ペイトリオッツ
10 @ドルフィンズ
11 Bye
12 ドルフィンズ
13 レイダース
14 @シーホークス
15 @ラムズ
16 ブラウンズ
17 @ペイトリオッツ


対戦相手の昨年の勝敗
31位 .533

【スケジュール】
開幕からビルズ 49ersときつい相手との対戦となります。連敗を避けることができれば少し面白くなりそう、というか今年はチャンスなのでビルズに勝たないとそのチャンスを不意にすることになりかねませんので、開幕から全力で行きたいところです。

今年はAFC西 NFC西との対戦となります。2番目に厳しい当たりとなってしまった通り見てると結構きついスケジュールな気がします。

【展望】
今年はチャンスの年ですが、昨年から比べて補強が悪くはないけど地味な印象でした。昨年は怪我人が多かったこともあるので怪我人の復活に期待したい。

攻撃は3年目のQBサム・ダーノルドにそろそろ結果を出してもらわないと行けない。昨年の7勝は守備のおかげであったことは間違いありません。時折いいパフォーマンスを見せることもあるのでそれを維持できるようにしたい。あとはOLの補強がうまくいって、RBレベオン・ベルのランが復活することに期待したい。

守備はSジャマール・アダムスのトレード放出 LB C.J・モズリーのオプトアウトと大物2人が居なくなり中心人物となる選手がいない状態になってしまいました。だれかブレイクする選手が出てくることを祈るしか無いでしょう。ただDCグレッグ・ウィリアムスの手腕は間違いないので、そこに期待したい。

ダーノルドの今後のキャリアのためには昨年より勝ちたいところですが、守備がちょっと厳しいか。攻撃でどうにかできることをアピールできるシーズンとなればいいかな。開幕戦でビルズ戦で証明して台風の目となりたいですね。