※9/7更新



 2019のチーム成績


2019スタッツ16 チャージャース

昨年はRBメルヴィン・ゴードンのホールドアウト(4試合欠場)やKマイケル・バッジリーの怪我(8試合欠場)など開幕がバタバタした状態となり上手くまとまりきれなかったという印象です。

QBフィリップ・リバースのパス攻撃は出入りの激しい状態でした。流石に20INTは多すぎでした。ランがうまく行ってないのでパス中心になってしまい無理したところはあったとは思います。この負の連鎖から立ち直ることが出来なかったのが残念なところでした。

守備はスタッツ的には良さそうには見えますが、こちらもターンオーバーを奪う数少なかったのが影響したと思います。パスラッシュ自体は良かったのですがサックで仕留める数があまり多くなく、そこでファンブル誘発など出来なかったのもこの数字となってしまった原因かもしれません。今年は仕留めれれるようにしたいですね。

QBフィリップ・リバースが抜けることとなり、新生チャージャースがどうなるかが見どころとなるでしょう。



 コーチ陣


コーチ名 年齢
HC アンソニー・リン 51
OC シェーン・スタイチェン 35
DC ガス・ブラッドリー 54

Anthony Lynn on Rooney Rule changes: “Sometimes you can do the ...
HC アンソニー・リン

アンソニー・リンHCは今年で就任4年目となります。昨年は攻守ともに良かったバランスが崩壊おなってしまい、就任以来最低の成績となってしまいました。RBメルヴィン・ゴードンのホールドアウト問題があってそこからバラバラになった感じではありますね。今年はQBフィリップ・リバースを放出することになり、QBが変わってどうなるか手腕が試されるシーズンとなるでしょう。

OCはシェーン・スタイチェンが昇格となりました。チャージャースに来て10年目で大役を任されました。QB変更のシーズンとなることで新人QBもとったことですし、共に名を挙げるチャンスだと思って頑張ってほしい。

DCはリンHCとともに4年目を迎えるガス・ブラッドリーが務めます。昨年はSデーウィン・ジェームスが離脱の穴が埋めきれずターンオーバーが奪えなかったのが厳しかったですね。今年は離脱者が出ないようにうまく指揮してもらいたい。



 ドラフト加入選手


順位 ポジション 選手名
1 6 QB ジャスティン・ハーバート
1 23 LB ケネス・マレー
4 112 RB ジョシュア・ケリー
5 151 WR ジョー・リード
6 186 S アロヒ・ジルマン
7 220 WR K.J.ヒル
   120位までの選手

2020 NFL Draft results: Los Angeles Chargers select QB Justin Herbert
QB ジャスティン・ハーバート

指名権トレードで2・3巡目を1巡目とトレードしたため1巡目が2つとなりました。

1巡目QBジャスティン・ハーバート 彼の使い方を今年どうするかが気になるところです。ぶっつけ本番となる年なので序盤はベンチで勉強となるかもしれません。

同じく1巡目LBケネス・マレーですが、こちらは開幕から先発として期待したいですね。


より詳しくはドラフト記事を御覧ください




 ロースター


 【攻撃編】 
202016lac-03
   放出・離脱選手
左の番号:背番号
   補強選手
   新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級
A:エース級
B:レギュラー級
C:バックアップ級
D:未知数
【備考欄】
 順位 :NFL TOP100
OPT:オプトアウト(離脱)
SUS:サスペンション(出場停止)
PUP:リザーブPUPリスト
NFI:ノンフットボールインジュリーリスト



 QB 
開幕先発はタイロッド・テイラーで行くことが発表されました。ビルズ ブラウンズでの先発出場の実績もあり、昨年バックアップとしてチャージャースに加入していました。1年しっかりサポートしてきたので連携面は問題ないとは思います。上手くブリッジ(橋渡し)してくれることを期待したい。

1巡目ジャスティン・ハーバートはベンチで勉強となることでしょう。チームの成績が振るわなかった場合は早めの出番となるかもしれませんが、じっくり育てたいところですね。



 RB 
先発はオースティン・エケラーが務めることとなるでしょう。ラン能力は正直なところそこまで特質するところはありませんが、レシーブ能力に長け昨年は993レシーブヤードを記録しました。オープンになった状態でのランアフターキャッチに特化した選手と言っていいでしょう。

4巡目のジョシュア・ケリーにはエケラーと上手く使い分けてしっかりランで攻撃をもり立ててほしい。

Fantasy Alert: Austin Ekeler to Play 'A Lot' Week 5 Despite Melvin ...
オースティン・エケラー



 WR 
今年もキーナン・アレン マイク・ウィリアムスのコンビが先発となります。昨年は2人とも1000yレシーブを記録しました。アレンは長身ですがショート~ロングなんでもこなせる万能タイプ ウィリアムスはロングレンジタイプです。ただ今年の先発のテイラーはあまり肩はないのでウィリアムスとどう連携を取っていくかが攻撃の鍵となりそうです。

控えが実績なしの未知数の若手となっており、どちらかが怪我をすると戦力がぐんと落ちてしまいます。離脱だけはしないようにしたい。

Fantasy Football: Keenan Allen Is Losing Valuable Targets to Mike ...
左 マイク・ウィリアムス
右 キーナン・アレン



 TE 
ハンター・ヘンリーは今年フランチャイズ指定で残留となり一安心です。今年も安定したレシーブで攻撃のリズムを作って欲しい。

Hunter Henry Injury/Roster Update
ハンター・ヘンリー



 OL 
トレードでラッセル・オクングを放出、Gトレイ・ターナーと交換となりました。他Tマイケル・ショフィールドを放出もあり、結構入れ替わりが激しかったです。ただTブライアン・ブラガも補強できましたし、戦力的には昨年よりも上かもしれませんね。連携次第でもありますが。

昨年もしっかりプロテクションができていたいいユニットでした。今年はGの強化でラン攻撃の改善に一役買ってほしいところですね。

Rehabbing Mike Pouncey at center of Chargers' revamped line - Los ...
マイク・パウンシー



 スペシャルチーム 
キッカーは3年目のマイケル・バッジリーが務めます。昨年は怪我で出遅れてパンターがキックを務めるなど大変な状況でしたので、今年は離脱しないように願いたい。このチームはスペシャルチームがグダるとそのまま成績に反映されてしまう印象が強いので、ほんと安定が求められます

リターナーはCBデズモンド・キングが務めます。2年連続でリターンTDを記録しており、期待度の高いリターナーです。



 【守備編】 
202016lac-04
   放出・離脱選手
左の番号:背番号
   補強選手
   新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級
A:エース級
B:レギュラー級
C:バックアップ級
D:未知数
【備考欄】
 順位 :NFL TOP100
OPT:オプトアウト(離脱)
SUS:サスペンション(出場停止)
PUP:リザーブPUPリスト
NFI:ノンフットボールインジュリーリスト



 DL 
FAでレイベル・ジョセフを獲得し、ユニットとしては強化されたと言って良いでしょう。体格を活かしOLのブロックを破壊する能力に長けています。コンビを組むのは3年目のジャスティン・ジョーンズとなるでしょう。

Vikings' Linval Joseph piling up sacks against NFL MVPs
レイベル・ジョセフ



 EDGE 
今年もジョーイ・ボサ メルヴィン・イングラムの強力パスラッシュコンビは健在です。ボサとは今オフに5年135M(年平均27M)の契約延長をしました。この点は安心しましたね。今後もチャージャースの顔として活躍を期待したい。

Can Patriots win their matchups against Chargers' elite pass rushers?
左 メルヴィン・イングラム
右 ジョーイ・ボサ



 LB 
昨年の先発のトーマス・デービスを放出 ジャタビス・ブラウンは引退となりました。昨年から比べるとデービスがいなくなった穴は大きいので戦力ダウンは否めません。

主な補強はFAでニック・ビジル 1巡目でケネス・マレーとなっています。この2人が先発となってほしいですね。マレーがデービスクラスのLBであれば今後も安心なのですがどうなるでしょうか。



 CB 
クリス・ハリスを補強しました。ライバルチームのトップクラスのCB補強ということでとても頼もしい存在となるでしょう。

ただ昨年の先発ケイシー・ヘイワード マイク・デイビスも残留しており、ちょっと戦力過多な印象があります。だれか控えにするのはちょっと勿体ないですね。うまく使い分けられるといいのですが。

SnapCrab_2020No-00089
左 クリス・ハリス
右 ケイシー・ヘイワード



 S 
昨年先発だったエイドリアン・フィリップスが移籍 そして3年目のデーウィン・ジェームスが今年も右膝を負傷し2年連続の離脱となります。彼の復活が最大の補強と思われていただけに非常に残念な離脱となりました。

先発はレイショーン・ジェンキンスCBのデズモンド・キングをSにコンバートさせる形となりそうです。

あと2年目のナシル・アダリーにも期待したい。ルーキーシーズンは怪我で早々に離脱したこともあり、今年はしっかりプレイを見せたいところです。



 スケジュールと展望


チャージャース
Week 対戦相手
1 @ベンガルズ
2 チーフス
3 パンサーズ
4 @バッカニアーズ
5 @セインツ
6 ジェッツ
7 @ドルフィンズ
8 ジャガーズ
9 レイダース
10 Bye
11 @ブロンコス
12 @ビルズ
13 ペイトリオッツ
14 ファルコンズ
15 @レイダース
16 ブロンコス
17 @チーフス


対戦相手の昨年の勝敗
10位 .492

【スケジュール】
Week4にバッカニアーズ戦 Week5にセインツ戦があります。できれば後半に組んでもらってハーバードに先発させて経験を積ませたかったところですね。ただまだ開幕先発が決まったわけではないのでわかりませんがね。

今年はAFC東 NFC南との対戦となります。いい勝負になることを期待したい。

【展望】
正直なところQB以外は戦力的にはいいところまで行けそうな感じなんですよね。QBタイロッド・テイラーもビルズ一度先発でプレーオフの経験もありますが、その時のビルズのカラーとは全く違う感じではあるのでちょっとしっくりこないところではある。テイラーは地味にこつこつとじっくり攻めるのに対して、RB WRはすっきり一本取って次いくぞって感じのが揃っているんですよね。1年いるから連携は取れているとは前述で言ったものの、このタイプの違いでうまくいく絵が見えてこないんですよ。あくまで個人的な主観なんで、やってみたらテイラーがノリノリでバッチリ合ったりするかもしれませんしね。

守備はSデーウィン・ジェームスの離脱は痛かったです。彼の復活がラストピース的なところだったので、その影響がどうなるかですね。ただ他は結構いい感じに戦力は揃っていると思うので守備で盛り返していきたいですね。昨年はターンオーバーが取れなかったことがチームに影響を及ぼしたところはあるので、ビッグプレーが増えることに期待したい。

攻撃のリズムが合うかどうかで評価ががらっと変わるチームだと思います。だからこそプレシーズンマッチで見たかったなぁ。開幕まで正直わからん状態です。