総括3話目はST【スペシャルチーム】とフロント7【DL・EDGE・LB】の総括となります。



 スペシャルチーム総括



 スペシャルチーム 
【キッカー】
・オースティン・サイバート(16試合)

 FG:25/29(86.2%) 50y未満:24/27(88.8%) 50y以上:1/2(50%)
 XP:30/35(85.7%)
NFL Notebook: Browns hoping erratic kickers Joseph, Seibert ...
FGの成績はなかなか良かったですが、まだ50y以上を安心して任せられる信頼度はまだ低い印象です。課題はFGよりも成功率の低いXP【エクストラポイント】不安程度ですね。これが信頼度が低くなっている原因でしょう。リーグ平均は94%前後ですから今年はXPは確実に入れ信頼度を獲得してもらいたい。まあ新人年としては上出来だとは思いますがね。


【パンター】
・ジェイミー・ギラン(16試合)

 パント:63回 アベレージヤード46.2y 最長パント71y
 インサイド20y:28回 タッチバック5回 被ブロック1
A Compilation of Scottish Hammer Jamie Gillan Videos! – Cleveland ...
Week4にスペシャルチームの週間MVPを獲得。スコティッシュハンマーの異名も定着しました。最長71yはリーグ4位 コントロールパントも素晴らしかったですね。タッチバックがたったの5回はほんと少ないです。ベテランPブリットン・コルキットを放出して新人のギランにして大正解でした。今年もスコティッシュハンマーを炸裂。。。。あまり機会がないほうがいいんですがねwwww


【キックリターナー】
・トンドレル・ヒリヤード(RB)

 17回 421y アベレージ24.8y 最長74y

・タヴィエル・トーマス(CB)
 10回 204y アベレージ20.4y 最長31y

・ディアートネス・ジョンソン(RB)
 5回 129y アベレージ25.8y 最長47y


【パントリターナー】
・トンドレル・ヒリヤード(RB)

 15回 107y アベレージ7.1y 最長18y

・ジャービス・ランドリー(WR)
 5回 53y アベレージ10.6y 最長18y

【ガンナー】(相手のリターナーを最初に止める核弾頭的なポジション)
・ジェラルド・ホッジ(WR)
 13タックル

RBドントレル・ヒリヤードのリターンはなかなかでしたね。リターナーだとマフもなくボールセキュリティは問題ないんですよね。RBのバックアップとしてはイマイチなので、バックアップとリターナーをしっかり両立できる選手が出てきてほしいところもあります。




 フロント7総括



 DL 
・ラリー・オグンジョビ(15試合:797スナップ
 50タックル(35ソロ)5.5サック 13QBヒット 10ロスタックル
 1パスディフェンス
No offseason surgeries for JC Tretter or Larry Ogunjobi
キャリア3年目も昨年同様の成績を収め、なかなか良かったとは思います。ポテンシャルは素晴らしいのでもう一段階段をあがってプロボウルレベルになってほしいというのもありますね。OLを交わすペネトレイトに長けた選手なので、もう少しサック数をあげるのが今年の目標ですね。あと契約最終年なので早めに契約延長してほしい。


・シェルトン・リチャードソン(16試合:791スナップ
 62タックル(43ソロ)3.0サック 6QBヒット 4ロスタックル
 4パスディフェンス 3ファンブルフォース
5 Cleveland Browns players who need to step up this year
昨年FAで補強。ラン守備に長けた選手で中央のラン守備に期待された選手でした。ただ期待度が高すぎだったためか思ったよりもという印象となってしまいました。決して悪くはないんですけどね。3年37Mの働きとは言いにくいところでしたね。残り2年の契約でその力を発揮してほしい。


・デヴァロー・ローレンス(11試合:226スナップ
 8タックル(2ソロ)1ロスタックル
 1インターセプト

・イーライ・アンコウ(9試合:183スナップ
 7タックル(5ソロ)1ロスタックル

ローテーションメンバーとして序盤はローレンスが起用されていましたが、あまり目立った活躍は出来ずシーズン途中で解雇となってしまいました。プレシーズンで大活躍を見せ、昨シーズンの期待の若手に入れていましたが、残念な結果となってしまいました。その後はアンコウがローテーションを務めました。怪我人が出なかったからこの人数で回りましたが、もう少し層を厚くしてもよいぽじしょんですね。 




 EDGE 
・マイルズ・ギャレット(10試合:556スナップ
 29タックル(20ソロ)10.0サック 18QBヒット 11ロスタックル
 2ファンブルフォース
Health, availability key for Cleveland Browns' Myles Garrett - UPI.com
荒々しいタックルやオフサイドなど多いものの前半戦の活躍は見事だったと思います。それだけに攻撃がそれに答えられればもう少しチームは改善できただけに残念な結果でした。

ただWeek11のスティーラーズ戦でのヘルメットでの暴行の件は酷いの一言です。無期限出場停止でシーズン終了となりました。その後コミッショナーの情状酌量により出場停止は解けました。本当に温情な判断だったので、今年はとにかく冷静にプレイしてほしいです。今年のスティーラーズ戦で何事もないことを祈ります。。。


・オリビエ・ヴァーノン(10試合:519スナップ
 26タックル(20ソロ)3.5サック 11QBヒット 4ロスタックル
 1ファンブルフォース
Browns Rule Out DE Olivier Vernon for Week 10 Matchup Against Bills
昨年トレードで補強したベテランパスラッシャー 安定した成績を収めていた選手でしたので、ここまで不調になるとは思いもしませんでした。1対1トレードで放出となったGケヴィン・ザイトラーはしっかりとジャイアンツで仕事をこなしていることもあり、現時点ではトレード失敗という印象は拭えません。

後半戦ギャレットの出場停止で期待されていたのに、本人も怪我で欠場が多くなりチームはEDGE不足となり、パスラッシュは機能しなくなってしまいました。今年はこの借りを返してほしいですが、できれば今からでも補強はしてほしいですね。層の薄さがまだ解消されていませんしね。


・チャド・トーマス(16試合:472スナップ
 26タックル(17ソロ)4.0サック 4QBヒット 6ロスタックル
 1パスディフェンス

・ポーター・ガスティン(6試合:229スナップ
 13タックル(7ソロ)1.0サック 2QBヒット 1ロスタックル

・ブライアン・コックス(6試合:200スナップ
 12タックル(9ソロ)0.5サック 5QBヒット 2ロスタックル

バックアップメンバーはトーマスがちょっとだけ目立っていましたが、他は出場チャンスがあったもののまったく記憶に残らなかったです。大きな補強もなく戦力はそのままなのは本当に大丈夫なんでしょうか???

噂では未だ未契約のジャデイビオン・クラウニーと契約するのでは?と言われていますが、来てくれるんであれば歓迎な気持ちと、ギャレットと極悪なタッグになるけどあまり印象良くないのが揃うな・・・という気持ちの半々です。両者を制御できるコーチ陣であればいいのですがね。



 LB 
・ジョー・ショバート(16試合:1079スナップ
 133タックル(89ソロ)2.0サック 4QBヒット 7ロスタックル
 4インターセプト 9パスディフェンス 2ファンブルフォース
Cleveland Browns Free Agent Review: LB Joe Schobert - Dawgs By Nature 
昨年の守備の中心人物として活躍。彼がいなかったら更に崩壊しかねませんでした。ラン守備はチームスタッツとしては残念な結果となってしまいましたが、ショバートが届く範囲のランに関してはしっかり止めていました。個人としては3年連続100タックルを記録しました。

今年は残念ながらFAでジャガーズに5年53.7Mで契約となってしまいました。ここ4年彼に助けられたLB陣だったので不安が残ります。


・マック・ウィルソン(16試合:958スナップ
 82タックル(57ソロ)1.0サック 2QBヒット 4ロスタックル
 1インターセプト 7パスディフェンス 1ファンブルフォース
Mack Wilson | Bleacher Report | Latest News, Videos and Highlights
5巡目指名の新人でしたが、プレシーズンマッチで2INTを記録し頭角を現し先発を勝ち取りました。ただまだ未熟なところが否めず、ラン守備で苦戦しました。ただパス守備に関してはなかなかだったと思います。今年はショバートが居なくなりLBの中心人物となるわけですが、まだ成長しないと厳しいかなと思います。タックルが強化がされるといいのですが。


・クリスチャン・カークシー(2試合:118スナップ
 11タックル(6ソロ)2ロスタックル

・シオネ・タキタキ(15試合:107スナップ
 12タックル(14ソロ)

・アダリアス・テイラー(15試合:59スナップ
 9タックル(4ソロ)

ベテランのカークシーは昨年も怪我で早期離脱となったのが計算が狂った原因だったと思います。カークシーは今年は解雇となりパッカーズに移籍となりました。2年で9試合の出場にとどまったこともありしょうがない判断だったかなと思います。

3巡目指名の新人タキタキは同期のウィルソンに水を開けられた形となりましたが。今年は先発としてショバートの穴を埋めなければいけません。2年目LBの成長が今年の守備の鍵となりそうです。不安なんで補強はしてほしいんですがね・・・・


次回は第4話DB・今季の展望 最終回となります。