野球のまとめサイトでよく数年前のドラフトを振り返るものってあるじゃないですか。それをNFLでもやっちゃおうって記事です。新人契約(4年間)が終わった2016年のドラフトで地区ごと全8回 週1で書いていきます。なぜブラウンズシリーズと平行で楽しんでいただけるとありがたいです。

チーム評価ルール
4年間のスタッツを元に【評価点】を10点満点でつけてみました。
指名1巡目は6点 そこから1つ巡が下がるたびに1点づつ減少し7巡目0点という【指名点】

【評価点】-【指名点】=【チームのドラフト評価点】
簡単な数値化ではありますが、これで順位をつけてみます。

   塗りつぶし:2019年シーズン時点でチームと契約出来ていない選手
太字:プロボウル選出経験選手



 ボルチモア・レイブンズ


05-BAL

【評価点】43-【指名点】34= 9点【12位】

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左:1巡目 6位 T ロニー・スタンリー
右:5巡目 146位 EDGE マット・ジュドン


1巡目Tロニー・スタンリーはNFLを代表するレベルの選手となりました。昨年はオールプロに選出 5年目オプション行使となり今シーズン中に長期契約が望まれる選手です。

5巡目EDGEマット・ジュドンはチームのエースパスッラッシャーとなりました。プロボウルにも選出されており、今年はフランチャイズ指定で契約となりました。5巡目なので大当たりでしたね。

大当たり2人以外はイマイチな出来だったため点数は伸びませんでしたが、大成功のドラフトだったと言えるでしょう。




 ピッツバーグ・スティーラーズ


06-PIT

【評価点】22-【指名点】19= 3点【23位】

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3巡目 89位 DL ジャヴォン・ハーグリーヴ

3巡目DLジャヴォン・ハーグリーヴ(現イーグルス)はプロボウル選出はされませんでしたが、NTというなかなか数字を出しにくいポジションでこの記録は素晴らしいです。今季いなくなって大きな壁がいなくなって敵としてはありがたい。

2巡目Sシーン・デイビス(現レッドスキンズ)は昨年怪我で離脱している間にSミンカ・フィッツパトリックの加入でポジションを奪われFA移籍となりました。平均以上のレベルのSなのでまだまだ期待度は高い選手です。1巡目CBアーチー・バーンズ(現ベアーズ)は数年先発起用されていましたが、残念ながら期待に答えられる出来ではありませんでした。

上位3選手は起用できましたが、下位は全滅となり得点は伸びませんでした。その3選手も全員FA移籍となり。この年のドラフト選手は跡形もなくいなくなりました




 クリーブランド・ブラウンズ


07-CLE

【評価点】44-【指名点】43= 1点【25位】

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4巡目 99位 LB ジョー・ショバート

計14と大量指名となったドラフトでしたが、残っているのは5巡目WRラシャード・ヒギンズのみと残念な状態となりました。

4巡目LBジョー・ショバート(現ジャガーズ)は2017年にプロボウル選出、ブラウンズの守備の要として活躍しましたが、残念ながらFAで放出となってしまいました。本当に残念だ・・・

1巡目WRコリー・コールマン(現ジャイアンツ)は残念ながら期待外れの出来で、全敗シーズンを象徴するレシーブミスが大きく印象に残ってしまいました。結局在籍は2年で解雇となりジャーニーマンとなってしまいました。

2巡目EDGEエマニュエル・オグバー(チーフス→現ドルフィンズ) 3巡目EDGEカール・ナシブ(バッカニアーズ→現レイダース)などは他チームで先発パスラッシャーとしてまずまずの成績を残しています。

あとは3巡目QBコーディ・ケスラーが新人時に先発QBとしてプレイしていました。パス精度はまずまずでしたがほんと勝てなかったなぁ。現在は所属チームなしとなっています。

当たりを引く率が低く最終評価点は低くなりました。まあ順当な評価点かな・・・正直いいドラフトだったとは言えませんしね。




 シンシナティ・ベンガルズ


08-CIN

【評価点】27-【指名点】21= 6点【18位】

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2巡目 55位 WR タイラー・ボイド

2巡目WRタイラー・ボイドが先発として活躍。昨年はエースWR A.J・グリーンが全休となりエース代行としてしっかり仕事をしました。昨年すでに4年契約延長を勝ち取っており今後もベンガルズの主力選手として期待です。

ボイド以外に突き抜けた選手はいませんが、先発当落線上 スペシャルチームと控えで出場機会を得ている選手など生き残り率は高めで、まずまずの評価点となりました。


スタッツ参考
PROFOOTBALL REFERENCE