4部構成の2話目はQB以外の攻撃陣【RB・WR・TE・OL】の総括をしていきます。
RB
・ニック・チャブ(16試合:728スナップ)
ラン:298キャリー 1494y 8TD 3被FF
レシーブ:36レシーブ 278y 4ドロップ

力強さ、一発もある瞬発力でブラウンズの攻撃のキーパーソンとして活躍した1年でした。それだけにリーディングラッシャーを最終週で大逆転されたのはほんと残念な出来事でした。怪我にも強く1年健康に過ごせたことも良かったですね。今年もエースRBとして期待しています。
・カリーム・ハント(8試合:313スナップ)
ラン:43キャリー 179y 2TD 1被FF
レシーブ:37レシーブ 285y 1TD 2ドロップ

8試合出場停止があり後半戦からの出場でしたが、ランはチャブのサポート的なところはありましたが、レシーバーとしてセーフティバルブ アンダーニースのショートターゲットとして存在感を示しました。今年はシーズン開始から起用できるので、チャブとの2枚看板で攻撃を牽引してほしい。
・ドントレル・ヒリヤード(14試合:134スナップ)
ラン:13キャリー 49y 2TD 2被FF
レシーブ:12レシーブ 92y 1ドロップ
ヒリヤードは前半戦バックアップRBとして出場していましたが、ボールセキュリティにも難がありました。信頼を勝ち取ることは出来ず、リターナーとしてまあまあの出来ではありましたが、今年はロースターに残れるか微妙なラインでしょう。
WR
・ジャービス・ランドリー(16試合:998スナップ)
レシーブ:83レシーブ 1174y 6TD 5ドロップ

今年はフランカーでの起用が多目でした。ランアフターキャッチの旨さにも定評ある選手なので、スロットでの起用も増やして欲しかったのですが、チームの方針なのかミドルレンジでのレシーブが多くなりました。エースレシーバーとして素晴らしい活躍でプロボウルにも選出されました。ただやっぱりレシーブ数をもっと増やして攻撃のリズムを作って欲しい選手なので、HCが変わって起用方法が変わることを個人的には望んでいます。
・オデル・ベッカムjr.(16試合:1017スナップ)
レシーブ:74レシーブ 1035y 4TD 7ドロップ
パス:1/2(50%)20y

昨年一番の期待された補強ですが、思いの外メイフィールドとのホットラインはうまくいかず、7ドロップと最後まで連携がうまくいかなかったなぁという印象でした。それでもギリギリ1000yレシーブを記録したのは基礎能力の賜物ですね。相手からもかなり厳しいマークがついていたこともありますが、もう少し今年は連携がうまくいってTD量産してほしいですねぇ。
・ダミオン・ラトリー(13試合:263スナップ)
レシーブ:12レシーブ 200y 1TD
・アントニオ・キャラウェイ(4試合:157スナップ)
レシーブ:8レシーブ 89y 2ドロップ
・カダレル・ハッジ(16試合:130スナップ)
レシーブ:4レシーブ 76y 1ドロップ
・ラシャード・ヒギンズ(10試合:177スナップ)
レシーブ:4レシーブ 55y 1TD 1ドロップ
昨年は3番手レシーバーが定まりませんでした。一番有力だったアントニオ・キャラウェイは薬物乱用により開幕から4試合出場停止。停止明け後低調な出来、そして2度目の薬物検査で引っかかり解雇となりました。
ラシャード・ヒギンスがもう少し起用されると思ったんですが、ちょっと干され気味な感じだったのが残念でした。今年も大きな補強は無いため3番手レシーバーが確立できるかが不安なところです。RBカリーム・ハントをスロットレシーバーで起用する場面が多くなるかもしれませんね。
TE
・リッキー・ジェーン=シールズ(14試合:248スナップ)
レシーブ:14レシーブ 229y 4TD 1ドロップ
・デメトリアス・ハリス(15試合:565スナップ)
レシーブ:15レシーブ 149y 3TD 5ドロップ
・スティーブン・カールソン(9試合:207スナップ)
レシーブ:5レシーブ 51y 1TD
・デイビット・ヌジョクー(4試合:101スナップ)
レシーブ:5レシーブ 41y 1TD 2ドロップ
・フェロー・ブラウン(9試合:182スナップ)
レシーブ:2レシーブ 27y
デイビット・ヌジョクーの早期離脱 その代役がうまく定まらなかったシーズンとなりました。
昨年補強して2番手として期待していたデメトリアス・ハリスはブロッキングも足しになったかなぁ程度ですし、もう少しショートターゲットとして使えると良かったのですが、5つドロップを記録しておりレシーブ能力に難があることが露呈してしまったのが残念な結果となってしまいました。
リッキー・ジェーン=シールズもエンドゾーンでは多少頼りにはなるんですが、それ以外ではからっきしな印象でした。
ということも踏まえ今年はFAでオースティン・フーパーを補強しました。

レシービングTEとしての実績は十分な若手TEです。ヌジョクーとダブルTEでの起用でショートターゲット不足を解消。OLのブロッキングのサポートにも期待がもてます。いい補強だと思うので成功してほしいですね。
OL
LT:グレッグ・ロビンソン(15試合:876スナップ)
ペナルティ 10回
ジャスティン・マクレイ(15試合:332スナップ)
ペナルティ 4回
ケンドール・ラム(4試合:85スナップ)
ペナルティ 0回
LG:ジョエル・ビトーニオ(16試合:1066スナップ)
ペナルティ 3回
C:C.J・トレッター(16試合:1066スナップ)
ペナルティ 2回
RG:ワイアット・テイラー(15試合:569スナップ)
ペナルティ 2回
エリック・クシュ(16試合:453スナップ)
ペナルティ 4回
RT:クリス・ハバート(14試合:916スナップ)
ペナルティ 8回
パスプロテクトスタッツ:被QBサック41(16位) 被QBハリー65(28位) 被QBヒット66(4位)
・プロテクションによる評価値(プレイによるヤード計算で出てきた数字だそうです)

・ランの方向割合

※赤いのはNFL平均値
FOOTBALL OUTSIDERS
https://www.footballoutsiders.com/stats/nfl/offensive-line/2019
サック プレッシャーの印象論で素人が語るのは難しいので数字拾ってきました。
これで分かる通り、両Tの状態が昨年は非常にまずかったというのが数字で表れていますね。パスプロテクションだけでなくランもなるべく両Tに頼らず、中央を切り込む率が他のチームと比べても高かったと言えます。
ただインテリアOLは結構頑張っていたという数字も出ています。RBニック・チャブのランヤードの記録のおかげでもありますが、それをサポートできたからというのもありますしこの点は仕事ができていたと思います。こうみると外側のランの割合が1割程度でよく1500y近く走ったなと思いますね。
反則の数から見ても両Tの苦戦ぶりが表れた数字となりました。このブログでも記事にしましたが、昨年はホールディングが結構厳し目に取られてました。
※推測値オフェンスホールディングは686回ですが、最終反則回数は582回でした。
一昨年の硬いOLだったのはホールディングが見逃されていた可能性があったのかなと。一昨年取られなかったものが昨年は反則となってしまい、パフォーマンスが著しく下がったということもありえるかもしれません。ただそれを改善できなかったんですから結局は良くなかったという結論になりますがね。
(※この見解は私の妄想なので鵜呑みにしないでください。)
今年はこのLTグレッグ・ロビンソンとは契約せず(後に大量の麻薬所持で逮捕)。RTクリス・ハバートとは再契約しましたがバックアップ待遇となり、FAでタイタンズからプロボウル選出経験のあるジャック・コンクリン
ドラフト1巡目指名でジェデリック・ウェルズを獲得
これだけ補強しましたし改善を期待したいですね。
次回は3話目 ST・フロント7の総括となります。
攻撃陣の総括
RB
・ニック・チャブ(16試合:728スナップ)
ラン:298キャリー 1494y 8TD 3被FF
レシーブ:36レシーブ 278y 4ドロップ

力強さ、一発もある瞬発力でブラウンズの攻撃のキーパーソンとして活躍した1年でした。それだけにリーディングラッシャーを最終週で大逆転されたのはほんと残念な出来事でした。怪我にも強く1年健康に過ごせたことも良かったですね。今年もエースRBとして期待しています。
・カリーム・ハント(8試合:313スナップ)
ラン:43キャリー 179y 2TD 1被FF
レシーブ:37レシーブ 285y 1TD 2ドロップ

8試合出場停止があり後半戦からの出場でしたが、ランはチャブのサポート的なところはありましたが、レシーバーとしてセーフティバルブ アンダーニースのショートターゲットとして存在感を示しました。今年はシーズン開始から起用できるので、チャブとの2枚看板で攻撃を牽引してほしい。
・ドントレル・ヒリヤード(14試合:134スナップ)
ラン:13キャリー 49y 2TD 2被FF
レシーブ:12レシーブ 92y 1ドロップ
ヒリヤードは前半戦バックアップRBとして出場していましたが、ボールセキュリティにも難がありました。信頼を勝ち取ることは出来ず、リターナーとしてまあまあの出来ではありましたが、今年はロースターに残れるか微妙なラインでしょう。
WR
・ジャービス・ランドリー(16試合:998スナップ)
レシーブ:83レシーブ 1174y 6TD 5ドロップ

今年はフランカーでの起用が多目でした。ランアフターキャッチの旨さにも定評ある選手なので、スロットでの起用も増やして欲しかったのですが、チームの方針なのかミドルレンジでのレシーブが多くなりました。エースレシーバーとして素晴らしい活躍でプロボウルにも選出されました。ただやっぱりレシーブ数をもっと増やして攻撃のリズムを作って欲しい選手なので、HCが変わって起用方法が変わることを個人的には望んでいます。
・オデル・ベッカムjr.(16試合:1017スナップ)
レシーブ:74レシーブ 1035y 4TD 7ドロップ
パス:1/2(50%)20y

昨年一番の期待された補強ですが、思いの外メイフィールドとのホットラインはうまくいかず、7ドロップと最後まで連携がうまくいかなかったなぁという印象でした。それでもギリギリ1000yレシーブを記録したのは基礎能力の賜物ですね。相手からもかなり厳しいマークがついていたこともありますが、もう少し今年は連携がうまくいってTD量産してほしいですねぇ。
・ダミオン・ラトリー(13試合:263スナップ)
レシーブ:12レシーブ 200y 1TD
・アントニオ・キャラウェイ(4試合:157スナップ)
レシーブ:8レシーブ 89y 2ドロップ
・カダレル・ハッジ(16試合:130スナップ)
レシーブ:4レシーブ 76y 1ドロップ
・ラシャード・ヒギンズ(10試合:177スナップ)
レシーブ:4レシーブ 55y 1TD 1ドロップ
昨年は3番手レシーバーが定まりませんでした。一番有力だったアントニオ・キャラウェイは薬物乱用により開幕から4試合出場停止。停止明け後低調な出来、そして2度目の薬物検査で引っかかり解雇となりました。
ラシャード・ヒギンスがもう少し起用されると思ったんですが、ちょっと干され気味な感じだったのが残念でした。今年も大きな補強は無いため3番手レシーバーが確立できるかが不安なところです。RBカリーム・ハントをスロットレシーバーで起用する場面が多くなるかもしれませんね。
TE
・リッキー・ジェーン=シールズ(14試合:248スナップ)
レシーブ:14レシーブ 229y 4TD 1ドロップ
・デメトリアス・ハリス(15試合:565スナップ)
レシーブ:15レシーブ 149y 3TD 5ドロップ
・スティーブン・カールソン(9試合:207スナップ)
レシーブ:5レシーブ 51y 1TD
・デイビット・ヌジョクー(4試合:101スナップ)
レシーブ:5レシーブ 41y 1TD 2ドロップ
・フェロー・ブラウン(9試合:182スナップ)
レシーブ:2レシーブ 27y
デイビット・ヌジョクーの早期離脱 その代役がうまく定まらなかったシーズンとなりました。
昨年補強して2番手として期待していたデメトリアス・ハリスはブロッキングも足しになったかなぁ程度ですし、もう少しショートターゲットとして使えると良かったのですが、5つドロップを記録しておりレシーブ能力に難があることが露呈してしまったのが残念な結果となってしまいました。
リッキー・ジェーン=シールズもエンドゾーンでは多少頼りにはなるんですが、それ以外ではからっきしな印象でした。
ということも踏まえ今年はFAでオースティン・フーパーを補強しました。

レシービングTEとしての実績は十分な若手TEです。ヌジョクーとダブルTEでの起用でショートターゲット不足を解消。OLのブロッキングのサポートにも期待がもてます。いい補強だと思うので成功してほしいですね。
OL
LT:グレッグ・ロビンソン(15試合:876スナップ)
ペナルティ 10回
ジャスティン・マクレイ(15試合:332スナップ)
ペナルティ 4回
ケンドール・ラム(4試合:85スナップ)
ペナルティ 0回
LG:ジョエル・ビトーニオ(16試合:1066スナップ)
ペナルティ 3回
C:C.J・トレッター(16試合:1066スナップ)
ペナルティ 2回
RG:ワイアット・テイラー(15試合:569スナップ)
ペナルティ 2回
エリック・クシュ(16試合:453スナップ)
ペナルティ 4回
RT:クリス・ハバート(14試合:916スナップ)
ペナルティ 8回
パスプロテクトスタッツ:被QBサック41(16位) 被QBハリー65(28位) 被QBヒット66(4位)
・プロテクションによる評価値(プレイによるヤード計算で出てきた数字だそうです)

・ランの方向割合

※赤いのはNFL平均値
FOOTBALL OUTSIDERS
https://www.footballoutsiders.com/stats/nfl/offensive-line/2019
サック プレッシャーの印象論で素人が語るのは難しいので数字拾ってきました。
これで分かる通り、両Tの状態が昨年は非常にまずかったというのが数字で表れていますね。パスプロテクションだけでなくランもなるべく両Tに頼らず、中央を切り込む率が他のチームと比べても高かったと言えます。
ただインテリアOLは結構頑張っていたという数字も出ています。RBニック・チャブのランヤードの記録のおかげでもありますが、それをサポートできたからというのもありますしこの点は仕事ができていたと思います。こうみると外側のランの割合が1割程度でよく1500y近く走ったなと思いますね。
反則の数から見ても両Tの苦戦ぶりが表れた数字となりました。このブログでも記事にしましたが、昨年はホールディングが結構厳し目に取られてました。
※推測値オフェンスホールディングは686回ですが、最終反則回数は582回でした。
一昨年の硬いOLだったのはホールディングが見逃されていた可能性があったのかなと。一昨年取られなかったものが昨年は反則となってしまい、パフォーマンスが著しく下がったということもありえるかもしれません。ただそれを改善できなかったんですから結局は良くなかったという結論になりますがね。
(※この見解は私の妄想なので鵜呑みにしないでください。)
今年はこのLTグレッグ・ロビンソンとは契約せず(後に大量の麻薬所持で逮捕)。RTクリス・ハバートとは再契約しましたがバックアップ待遇となり、FAでタイタンズからプロボウル選出経験のあるジャック・コンクリン

ドラフト1巡目指名でジェデリック・ウェルズを獲得

これだけ補強しましたし改善を期待したいですね。
次回は3話目 ST・フロント7の総括となります。
コメント
コメント一覧 (2)
今年はフーパー補強したから最上位クラスまである。
でもそれを活かせてたか、っていうとそんな印象がない。
あの乱闘騒ぎが象徴したように、技術以外の部分、メンタルだったり、コミュニケーションだったり、プレイコールだったり。
そういう部分が勝てるチームとの差というか、勝てなかった大きな原因なのかなと思いました。
IFすぎてアテにならない話だけど、ペイトリオッツとかチーフス辺りとサイドライン入れ替えたら結構勝てたんじゃないだろうか……
(個人的な総括っぽいコメント)
あとRBはWで入れた時にあんまりうまく使えてなかったかなという印象。
その辺も準備が足りなかったか。
18セインツのカマラ・イングラムみたいな感じにできたら理想なのかなあ。
(TEがやたら強くて層厚かったり、QBがブロックどころかレシーブするチームが参考になるのか不明ですが)
先発はともかく、その下の層がペラペラに薄いと思ってましたが、数字で見るとひどいですねこれ。特にWR、こんなだったのか。
これにTEも弱いと、いくらランドリーとベッカムがすごくてもパス通りにくいですよね。
OLの弱さもあったし、よくチャブこんなに走れたもんだ。
茶王
が
しました