※9/6更新 追記あり



 2019のチーム成績


2019スタッツ25 セインツ

昨年は13勝を挙げながらも、49ers パッカーズにファーストラウンドバイを同星で取られ運悪く第3シードとなり、ワイルドカードプレーオフでバイキングスに敗退と、正直ついてないシーズンでした。

QBドリュー・ブリーズが序盤で右親指の負傷により5試合の欠場を余儀なくされましたが、その欠場の間バックアップQBテディ・ブリッジウォーターが4勝1敗5戦全勝で完璧に乗り切ったのが素晴らしかったですね。これが優勝の決め手だったと思います。WRマイケル・トーマスがレシーブ回数歴代記録更新などさすがのハイパーオフェンスでした。

守備もラン守備が素晴らしくLBデマリオ・デービス中心にしっかり連携が取れていたなと思います。パス守備はまだ不安定なところはありますが、勢いのある若手が多く、ターンオーバーもたくさん奪ってますし十分機能してるチームです。



 コーチ陣


コーチ名 年齢
HC ショーン・ペイトン 56
OC ピート・カーマイケル 48
DC デニス・アレン 47

Sean Peyton Suspension Upheld: Who Will be the Saints Next Coach?
HC ショーン・ペイトン

ショーン・ペイトン政権も今年で15年目に突入しました。これだけ毎年安定した成績を残してるんで、本人が勇退しない限りは続くことでしょうね。トム・ブレイディにはベルチック ブリーズにはペイトン 長年QBを続けるにはその後ろには名将がいるということなのでしょうね。

OCピート・カーマイケルも12年目となります。ペイトンの右腕としてハイパーオフェンスを維持し続けました。てかHCに引き抜きの話もどこかであったはずですが断ったんでしょうね。この2人はブリーズが引退するまでは間違いなくセインツにいることでしょう。

DCはデニス・アレンは今年で6年目となります。こちらも長いですね。レイダースでHC経験はありますが専門職のほうが良い結果となったようです。

長期政権なコーチ陣で今年も安泰といったところでしょう。



 ドラフト加入選手


順位 ポジション 選手名
1 24 C シーザー・ルイズ
3 74 EDGE ザック・バーン
3 105 TE アダム・トラウトマン
7 240 QB トミー・スティーヴンス
   120位までの選手

4指名と少なかったです。1巡目のシーザー・ルイスはGで起用予定のようです。

現状先発が固まっていることもあり他の3選手は1年目から先発は厳しいかもしれません。


より詳しくはドラフト記事を御覧ください


 ロースター


 【攻撃編】 
202024no-03
   放出・離脱選手
左の番号:背番号
   補強選手
   新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級
A:エース級
B:レギュラー級
C:バックアップ級
D:未知数
【備考欄】
 順位 :NFL TOP100
OPT:オプトアウト(離脱)
SUS:サスペンション(出場停止)
PUP:リザーブPUPリスト
NFI:ノンフットボールインジュリーリスト



 QB 
今年で20年目41歳となるドリュー・ブリーズ 昨年はパスヤード TD 成功数など数々のキャリア歴代記録を更新しました。マホームズがこの記録を抜くことがなければ、私が生きている間に更新されることはなさそうですね。プレイの方は現時点でそこまで衰えが見えないが流石にこの歳ですから、怪我だけは気をつけてほしいです。

テイサム・ヒルはもうQBと言えるのかわかりません。OW(オフェンスウェポン)ってのは昔申請されて却下されたポジション名で、ピッタリな気がしたので私が勝手につけたものです。パスを投げれるTEでSTチームのスペシャリスト的なポジション思ってください。

バックアップはジェーミス・ウィンストンを獲得しました。昨年バッカニアーズで5000y 30TD 30INTといういいのか悪いのかわからん記録を樹立しました。まあ6個のPick6(被インターセプトリターンTD)もしてることもあり良いとは言えませんね。ブリーズの下で1から勉強のシーズンとなります。

After a record-setting 2018 campaign, Drew Brees earns PFF's top ...
ドリュー・ブリーズ



 RB 
1番手はアルヴィン・カマラです。レシーブ能力 ランアフターキャッチに定評があり、タックルを交わす能力はNFLトップクラスです。ランの能力も高く一発も怖い選手です。

2番手はラタービス・マレーが務めます。中央突破能力に長けるパワータイプのRBです。今年もこのコンビで期待は高い。

Saints running back Alvin Kamara questionable vs. Jaguars ...
アルヴィン・カマラ



 WR 
エースはマイケル・トーマス 昨年オフに5年100Mの契約をしレシーバー最高給となりました。そのサラリーに応えるように、シーズン歴代レシーブ回数を更新 リーディングレシーバーも獲得しました。現役No.1レシーバーと言っても過言ではないでしょう。

ただトーマスに続く2番手以降が少し物足りない。今年はベテランのエマニュエル・サンダースを補強しました。トーマスとのコンビは楽しみですし、スペシャルプレイ好きのセインツにとって毎年パスを投げるサンダースの起用方法も楽しみですね。

3番手は3年目のトレイクアン・スミス もう少し成長してほしいところですね。ちょっと層が薄いのでレシーバー不足にならないように怪我には注意したい。

Michael Thomas named NFL Offensive Player of the Year by ...
マイケル・トーマス



 TE 
先発はベテランのジャレッド・クックが務めます。レシービング能力が高く、トップレベルのレシービングTEです。

ジョシュ・ヒルはブロッキングTEとして重宝している選手です。このコンビで今年もハイパーオフェンスを形成することとなるでしょう。

新人のアダム・トラウトマンはクックの後継として勉強の1年となるかなと思われます。



 OL 
Gラリー・ワーフォードがドラフト後にキャップ圧迫の関係で解雇したのは驚きでした。その空いた穴は1巡目指名のシーザー・ルイズが担当することになりそうです。プロボウラーのワーフォードの代わりは大変でしょうけど、なんとか頑張ってほしいですね。

他は昨年と変わらない陣容となっています。OLの硬さはNFLトップレベルなので今年もしっかりQBブリーズを守っていきたい。

Ryan Ramczyk finds calling on right side of Saints line
T ライアン・ラムジック



 スペシャルチーム 
キッカーはウィル・ルッツ 昨年も89.0%と高いFG成功率を記録しプロボウルに選出されました。安心して見れるキッカーです。

パンター トーマス・モーステッドは高いキック力を誇るNFLトップクラスのパンターです。

リターナーはWRデオンテ・ハリスが務めます。昨年はリターンTDを1つ記録しており、期待の高いリターナーです。



 【守備編】 
202024no-04
   放出・離脱選手
左の番号:背番号
   補強選手
   新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級
A:エース級
B:レギュラー級
C:バックアップ級
D:未知数
【備考欄】
 順位 :NFL TOP100
OPT:オプトアウト(離脱)
SUS:サスペンション(出場停止)
PUP:リザーブPUPリスト
NFI:ノンフットボールインジュリーリスト
IR:怪我人リスト


 DL 
昨年とほぼメンバーは変わらず、先発はデビッド・オニヤマタ シェルドン・ランキンスが務め。安定した力を出せるユニットです。ローテーションメンバーも豊富で層も厚いです。



 EDGE 
エースパスラッシャー キャメロン・ジョーダンはNFLトップクラスのEDGEです。今年も彼中心に強力なパスラッシュとなることでしょう。

コンビを組むのは3年目のマーカス・ダベンポートです。ドラフト3巡目でザック・バーンを指名したということはまだ信頼されていないということでしょう。結果が求められます。

Saints' Cameron Jordan throws shade at Bucs after Tristan Wirfs trade
キャメロン・ジョーダン



 LB 
2年前にデマリオ・デービスがセインツに来てからラン守備が大幅に改善されました。今年で30歳となりますが、今全盛期を迎えたトップレベルのLBです。

今年はイーグルスから解雇されていたナイジェル・ブラッドハムを補強しました。 もう万全のユニットと言っていいでしょう。今年もラン守備は安心して見れそうです。

 ※追記 
ナイジェル・ブラッドハムは途中解雇となりました。キコ・アロンソもPUPスタートとなりちょっと層が薄くなった感じです。

Saints' Demario Davis Says 'We Have to Change the Way Policing Is ...
デマリオ・デービス



 CB 
先発はマーション・ラティモア ジェノリス・ジェンキンスが決まっています。ラティモアは昨年プロボウル選出されました。

ジェンキンスは昨年シーズン終わり頃にジャイアンツから解雇となり拾い上げました。ほぼ今年からの新コンビと言っていいでしょう。実績も十分で楽しみですね。

Marshon Lattimore Completely Disrespected by CBS Cornerback Rankings
マショーン・ラティモア



 S 
ボン・ベルがFAで移籍となり、その穴をベテラン マルコム・ジェンキンスで埋める予定です。ジェンキンスはプロボウル3回選出経験を持つ実績十分のFS。最後の砦として頼もしい選手です。マーカス・ウィリアムスとの新コンビに期待しましょう。

2年目のガードナー・チャウンシー=ジョンソンの成長も期待したい。



 スケジュールと展望


セインツ
Week 対戦相手
1 バッカニアーズ
2 @レイダース
3 パッカーズ
4 @ライオンズ
5 チャージャース
6 Bye
7 パンサーズ
8 @ベアーズ
9 @バッカニアーズ
10 49ers
11 ファルコンズ
12 @ブロンコス
13 @ファルコンズ
14 @イーグルス
15 チーフス
16 バイキングス
17 @パンサーズ


対戦相手の昨年の勝敗
9位 .490

【スケジュール】
開幕戦でいきなりバッカニアーズとの対戦があります。ブリーズvsブレイディが早速見られます。リビングレジェンド対決が2回も見られるのは本当に楽しみですね。

今年はNFC北 AFC西との対戦となります。Week15にはチーフス戦がありマホームズと初対戦となります。この試合も大注目ですね。今年のNFC南はほんと熱いですね。

【展望】
スケジュールでも語った通り、バッカニアーズにトム・ブレイディが来たことで、同地区対決で2回対戦があるのは今年のNFL全体としても注目のポイントとなります。

攻撃はレシーバーの層が薄いので離脱者が出ないことを祈りたい。それ以外の不安点はないと見ます。QBブリーズのパス攻撃も楽しみですが、QBテイサム・ヒルがフィールドに出てきた時はほんとワクワクしますね。なにするかほんとわからない選手なので試合ではここに注目してほしいですね。

守備は昨年とそこまで変わらない状態を維持できています。今年のラン守備も固そうですしパス守備が一昔レベルのボロボロになることもないでしょうし不安なしと見ます。

バッカニアーズ ファルコンズも強敵ですが、やはりセインツが一つ抜けている印象です。今年も地区優勝候補筆頭でしょう。