※9/6更新



 2019のチーム成績


2019スタッツ32 カーディナルス

昨年は新人QBカイラー・マレーを開幕から先発に据え戦いました。戦力的に厳しく勝ちには恵まれませんでしたが、間違いなく能力があることは見せつけることができたシーズンで、攻撃新人MVPを獲得しました。 1年攻撃は安定していました。今年は更に得点力を高めたいですね。

守備は完全に足を引っ張った形となってしまいました。CBパトリック・ピーターソンの出場停止がかなり響き前半戦はほんとボロボロでした。シーズン通しても改善はされず、勝ち方としては殴り合いしかなかったのは辛かったですね。



 コーチ陣


コーチ名 年齢
HC クリフ・キングスベリー 40
OC(P) トム・クレメンツ 67
DC ヴァンス・ジョセフ 47

Arizona Cardinals' Kliff Kingsbury delights fans with war room ...
HC クリフ・キングスベリー

2年目となるクリフ・キングスベリーHC 攻撃畑で昨年マレー獲得を推進したこともあり、1年目は攻撃の改善の着手はできました。OCトム・クレメンツと共に今年攻撃の躍進に期待したい。

DCはバンズ・ジョセフが2年目となります。昨年は残念な守備だっただけに今年改善できなければ首が寒いことになりそうです。



 ドラフト加入選手


順位 ポジション 選手名
1 8 S/LB アイゼア・シモンズ
3 72 T ジョシュ・ジョーンズ
4 114 DL レキ・フォツ
4 131 DL ラシャード・ローレンス
6 202 LB エバン・ウィーヴァー
7 222 RB イーノ・ベンジャミン
   120位までの選手

Isaiah Simmons, Arizona Historian (At Least When It Comes To His ...
S/LB アイゼア・シモンズ

1巡目のアイゼア・シモンズはLBもSもカレッジでプレイ経験をしていたらしく、どちらで起用されるか未定ではありますがSでの起用がいいかなと個人的に思います。コンバインで好記録を叩き出し注目を浴びた選手だったので、守備新人MVP候補レベルの期待をしたいですね。

やはり弱点の守備を補う指名が多かったですね。


より詳しくはドラフト記事を御覧ください




 ロースター


 【攻撃編】 
202032ari-03
   放出・離脱選手
左の番号:背番号
   補強選手
   新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級
A:エース級
B:レギュラー級
C:バックアップ級
D:未知数
【備考欄】
 順位 :NFL TOP100
OPT:オプトアウト(離脱)
SUS:サスペンション(出場停止)
PUP:リザーブPUPリスト
NFI:ノンフットボールインジュリーリスト



 QB 
2年目のカイラー・マレーの飛躍に大きく期待したい。昨年はレーティング91.2と1年目としては十分な成績を残し攻撃新人MVPを獲得しました。シーズン中盤あたりから順応しだしてきて得点力が上がってきたこともあり、1年目から成長を垣間見れました。今年はほんと期待度は高いですね。

バックアップはブレッド・ハンドリーが昨年に引き続き務めます。

2020 NFL Breakout Candidates - Whole Nine Sports
カイラー・マレー



 RB 
昨年トレードで獲得したケニアン・ドレイクをトランジション指定で残留させました。今年は先発で飛躍が期待される選手です。

2番手以降が不確定なところがえり、実績ではチェイス・エドモンズですが若手にもチャンスはありと見ます。

Cardinals place transition tag on RB Kenyan Drake
ケニアン・ドレイク



 WR 
デアンドレ・ホプキンスをトレードで獲得しました。ホプキンス+4巡をもらい、2巡+来年の4巡+RBデビッド・ジョンソンという内訳でした。まさかのトレードでしたし明らかに得したトレードですよね。ホプキンスはNFLを代表するトップレシーバーの1人ですので、1巡目二つレベルが対等だと思うんですよね。レジェンドのラリー・フィッツジェラルドとのコンビは楽しみしかありませんね。

3番手には2年目のクリスチャン・カークとなります。本来は2番手格だったのですがホプキンスが来たから仕方がないですよね。

Is DeAndre Hopkins the Best Wide Receiver Larry Fitzgerald Has ...
左 デアンドレ・ホプキンス
右 ラリー・フィッツジェラルド



 TE 
正直戦力が乏しすぎます。WRが豊富にいるのでOLの補助としてブロッキングに徹したほうが良い結果になるかなと思います。



 OL 
昨年とメンバーはほぼ変わりませんが、マーカス・ギルバートがオプトアウト(シーズン離脱)を表明しました。昨年怪我で離脱したので戦力的には昨年と変わりませんが、RTがまたいなくなり苦しむ形となるかもしれません。

3巡目のジョシュ・ジョーンズが目立った補強となりました。RTの先発争いに参加することになるかもしれません。昨年のパスプロテクションのままでは厳しいので、しっかり争って強化してほしい。



 スペシャルチーム 
キッカーは4年目のゼイン・ゴンザレスが務めます。ブラウンズ時代は不安定なキッカーでしたが、カーディナルスに来てからは人が変わったように安定したキックを見せるようになりました。昨年の成功率は88.6%と好成績でした。

パンターはベテランのアンディー・リーが務めます。

リターナーはWRクリスチャン・カークとWRアンディー・イサベラが務める予定です。



 【守備編】 
202032ari-04
   放出・離脱選手
左の番号:背番号
   補強選手
   新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級
A:エース級
B:レギュラー級
C:バックアップ級
D:未知数
【備考欄】
 順位 :NFL TOP100
OPT:オプトアウト(離脱)
SUS:サスペンション(出場停止)
PUP:リザーブPUPリスト
NFI:ノンフットボールインジュリーリスト
IR:怪我人リスト


 DL 
ジョーダン・フィリップスをFAで獲得しました。昨年ビルズでブレイクを果たし9.5サックを挙げた選手です。コーリー・ピータースとコンビを組みプレッシャーを与えていきたい。

ロドニー・ガンターは移籍となりましたが戦力的には今年のほうがよく見えます。

4巡目レキ・フォツはローテーションメンバー争いに食い込んでほしい。



 EDGE 
チャンドラー・ジョーンズは毎年しっかり10サック以上の結果を出し続けているパスラッシャーです。ただジョーンズ以外が不透明な状態となっています。

2年目ザック・アレンは昨年序盤に怪我で離脱しており、復活して戦力となってほしい選手です。アレンもまだ未知数ですが控えも未知数の若手ばかりでチャンドラー・ジョーンズ1人に頼る形からなんとか脱却してほしいのですが、どうなることでしょう。  

Cardinals' Chandler Jones left off NFL's top 100 players list
チャンドラー・ジョーンズ



 LB 
デヴォン・ケナード デボンドレ・キャンベルを補強しました。昨年先発だったジョーダン・ヒックス ハーソン・レディックも残っており、ちょっと戦力過多になちゃったところもあります。層が厚くなったことは間違いないので、うまく起用してほしい。



 CB 
昨年微妙なパフォーマンスとなってしまったパトリック・ピーターソンの復活こそが大きな補強となります。昨年は開幕6試合出場停止となり、停止明け後もパフォーマンスは上がらず、残念なシーズンでした。今年は開幕から出られるので存在感を示したい。

2年目のバイロン・マーフィーの成長にも期待をしたい。

Patrick Peterson driven to tears in making All-Decade team
パトリック・ピーターソン



 S 
先発はブッタ・ベーカーが決まっています。あとは1巡目のアイゼア・シモンズの起用方法次第といったところでしょう。NB的なポジションにするのかしっかりSで起用するのか、LB起用もないとは言えない。何にせよ先発で使うことになるでしょう。シモンズが今年のカーディナルス守備の命運を握る選手だと思います。

Watch: Budda Baker pulled this sick move out of 'The Matrix ...
ブッタ・ベーカー



 スケジュールと展望


カーディナルス
Week 対戦相手
1 @49ers
2 レッドスキンズ
3 ライオンズ
4 @パンサーズ
5 @ジェッツ
6 @カウボーイズ
7 シーホークス
8 Bye
9 ドルフィンズ
10 ビルズ
11 @シーホークス
12 @ペイトリオッツ
13 ラムズ
14 @ジャイアンツ
15 イーグルス
16 49ers
17 @ラムズ


対戦相手の昨年の勝敗
19位 .509

【スケジュール】
開幕戦で昨年のチャンピオン49ersとの同地区対決となります。厳しい相手ですが、今年は一筋縄ではいかないというところを見せたいですね。

今年はNFC東 AFC東との対戦となります。同地区が結構厳しい相手なのでここで勝ち星を積み重ねたい。

【展望】
攻撃はかなり楽しみなメンバーが揃いました。QBカイラー・マレーにWRデアンドレ・ホプキンスとこのラインがしっかり連携がとれれば驚異的な攻撃となりそうです。ラン攻撃もある程度期待もでき、トップレベルの得点力になる可能性を秘めています

守備は新人 FAでの補強が活発的で、昨年の反省がしっかりできているなぁと思います。まだパスラッシュが1枚足りなかったり、CBの不安もありますが、昨年以下になることは考えにくい。勝ちにつながる守備ができるといいですね。

戦力的には地区2番手といってもいいかもしれません。ワイルドカードも3枠となりましたしプレーオフ争いに加わる可能性は高いと思っております。