※9/7更新

※ブラウンズファンの為、同地区のライバル目線でのコメントも多々あることをご了承ください。



 2019のチーム成績


2019スタッツ08 ベンガルズ

昨年は開幕から惜しい試合もありましたがなかなか勝てずまさかの開幕11連敗を喫しました。接戦はそれなりにありましたが勝負弱さが出たことで勝ちには恵まれませんでした。結局2勝で終わってしまった悔しいシーズンとなってしまいました。

攻撃はWR A.J・グリーンの全休が大きく響いてしまいました。QBアンディ・ダルトンも例年から比べると苦しかったですね。シーズン途中に控えに降格もされ厳しいシーズンでした。ランはスタッツでは厳しく見えますが、エースのRBジョー・ミクソンは非常に頑張っていた印象が強いです。ちょっとワンマンだったのがこうなってしまっただけかなと思います。

守備は個人スタッツだけみると働いている感じなんですが、なんか連携がうまく取れてないなぁとは感じます。いいプレイの後にパスを通され無駄になるという連鎖が多かった気がします。パス守備が一向に改善されなかったのがその負の連鎖を止められなかった原因でしょう。

攻守ともにうまくいかなかったシーズンでしたね。



 コーチ陣


コーチ名 年齢
HC ザック・テイラー 37
OC ブライアン・キャラハン 36
DC ルー・アナルモ 53

0-8 Bengals are a disaster. Is Zac Taylor best they could do ...
HC ザック・テイラー

ザック・テイラーはHC就任2年目となります。昨年は攻守共にうまく行かず32チーム中最下位となってしまいました。今年はドラフト1巡目1位でQBジョー・バロウを獲得 テイラーの専門はQBということもあり、バロウを育てることが使命となることでしょう。

OCのブライアン・キャラハンも専門はQBのようです。テイラーと育成方針が一貫されていることを願いたいですね。

DCルー・アルナモも就任2年目です。昨年は正直戦力的に辛かったとは思います。今年はしっかり補強したので結果を出したい。



 ドラフト加入選手


順位 ポジション 選手名
1 1 QB ジョー・バロウ
2 33 WR ティー・ヒギンズ
3 65 LB ローガン・ウィルソン
4 107 LB アキーム・デービス=ゲイザー
5 147 EDGE カリッド・カリーム
6 180 T ハキーム・アデニジ
7 215 LB マークス・ベイリー
   120位までの選手

Joe Burrow Has NFL in Love, but Will Anyone Pay Enough to Pry Him ...
QB ジョー・バロウ

最下位だったことでドラフト1巡目1位となり昨年のハイズマントロフィー(大学MVP)のQBジョー・バロウを指名しました。昨年の大学での成績は15試合で5671y 60TD パス成功率76.3%と圧倒的な記録を叩き出しています。やばい数字ですねほんと。彼にベンガルズの運命を託すことになるでしょう。

2巡目にそのターゲットとなるWRディー・ヒギンズを指名。この2人の成功となれば今後のベンガルズの未来は明るいものとなるでしょう。


より詳しくはドラフト記事を御覧ください




 ロースター


 【攻撃編】 
202008cin-03
   放出・離脱選手
左の番号:背番号
   補強選手
   新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級
A:エース級
B:レギュラー級
C:バックアップ級
D:未知数
【備考欄】
 順位 :NFL TOP100
OPT:オプトアウト(離脱)
SUS:サスペンション(出場停止)
PUP:リザーブPUPリスト
NFI:ノンフットボールインジュリーリスト



 QB 
アンディ・ダルトンは解雇となりカウボーイズと契約することとなりました。新人から先発を務め9年間で5度のプレーオフを経験しました。今年はバックアップとなりますが、この実績をしっかり活用して新天地で頑張ってほしい。

ドラフトの項目でも語った通り1巡目のジョー・バロウが開幕から先発を務めることとなりそうです。ただ今年はプレシーズンがなくぶっつけ本番となるため、どこまでキャンプで連携が取れるかが不安なところですね。一度くらいどこかと練習試合でもできたりしないもんなんですかね。即戦力新人にとってちょっと辛いスタートですね。

バックアップには2年目のライアン・フィンリー 補強したブランドン・アレンの競争となりそうです。



 RB 
1番手はジョー・ミクソンです。昨年は1137yランを記録。1人頑張っていた印象でした。スピードとパワーで押し切るタイプのRBです。

ジオバンニ・バーナードは2番手というよりレシーバーでの起用が多くなりました。今年はレシーバーも揃いそうなので、2番手RBとしての仕事も増えるかもしれませんね。

Bengals' Mixon enjoying resurgence as Patriots await - Sportsnet.ca
ジョー・ミクソン



 WR 
昨年はエースA.J・グリーンが全休となり、その代わりをタイラー・ボイドが務めました。見事に1046yレシーブを記録しキャリアハイの成績を残しましたが、TDは増えずパス攻撃としては最後の詰めが甘い感じになってしまいました。

今年はグリーンの復活 成長したボイドのコンビとなり楽しみなレシーバー陣となりそうです。

3番手以降は若手の中からだれが競争に勝つか、2巡目のティー・ヒギンズがごぼう抜きするか層は厚いので楽しみですね。

Tyler Boyd knows Bengal won't let A.J. Green leave Cincinnati ...
手前 A.J・グリーン
奥 タイラー・ボイド



 TE 
昨年怪我からようやくちょっと復活したタイラー・アイファートですが再契約はせず移籍となってしまいました。せっかく復活まで数年辛抱したのにちょっと残念でしたね。

残ったC.J・ユゾマ ドリュー・サンプルで回していくしかないが、物足りない状況です。



 OL 
昨年全休となってしまった2年目のTジョア・ウィリアムスの復活が一番の気になるところでしょう。1巡で取った選手ですしここの離脱で昨年は計算が狂ったのは間違いありません。

3年目Cビリー・プライス 2年目Gマイケル・ジョーダンなど若い選手が中心となってきているのでうまく世代交代してOLのレベルをあげていきたいですね。



 スペシャルチーム 
キッカーはラントリー・ブロックが務めます。昨年は成功率87.0%と安定してます。安心できる中堅キッカーです。

リターナーはWRアレックス・エリクソン CBブランドン・ウィルソンが務めます。ウィルソンは昨年キックオフリターンTD1つを記録してます。



 【守備編】 
202008cin-04
   放出・離脱選手
左の番号:背番号
   補強選手
   新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級
A:エース級
B:レギュラー級
C:バックアップ級
D:未知数
【備考欄】
 順位 :NFL TOP100
OPT:オプトアウト(離脱)
SUS:サスペンション(出場停止)
PUP:リザーブPUPリスト
NFI:ノンフットボールインジュリーリスト



 DL 
D.J・リーダーをFAで補強しました。NT(ノーズタックル)として中央の重圧をかけることに長けている選手で、ジーノ・アトキンスとのコンビは相手の攻撃にとって威圧感がより一層増すことになるでしょう。ほんとここが怖い・・・いい補強しないでよほんと・・・

ローテーションメンバーのはずだったジョシュ・トッポウがオプトアウト(シーズン離脱)を表明しましたが、マイク・ダニエルスを補強し万全のユニットに変貌したと言っていいでしょう。個々の力は間違いないからほんといややなぁ・・・

Cincinnati Bengals: Geno Atkins to miss the Pro Bowl
ジーノ・アトキンス



 EDGE 
昨年とメンバーは変わらず、先発はカルロス・ダンロップ サム・ハバートが務めることになります。昨年ダンロップは9.0サック ハバートは8.5サックと個人成績は良かったものの、チーム成績にはつながらないシーズンが続いています。いいコンビだとは思うんですが不憫な状況です。今年はDLも強化されましたし凶悪な1列目で守備を牽引していってほしい。

控えのカール・ローソンは今年もローテーションで出場することになるでしょう。出場限定ながら5.0サック記録しており、先発となっても十分活躍はできそうな能力はもっている選手です。

Why Cincinnati Bengals Extended DE Carlos Dunlap | Bleacher Report ...
カルロス・ダンロップ



 LB 
昨年はラン守備最下位でした。ただ大きな補強はなく、全員で先発の競争となりそうな感じです。3巡目ローガン・ウィルソン 4巡目アキーム・デービス=ゲイザーにも十分先発のチャンスはありそうです。ただラン守備の大幅な改善は厳しいかなと思われます。



 CB 
なかなかうまく行かないCB陣をかなり入れ替えました。トレイ・ウェインズ マケンジー・アレクサンダーを補強しました。どちらもバイキングスからの移籍で連携には問題はありません。残留したウィリアム・ジャクソンとともにパス守備改善に期待がかかる。

大物補強というわけではありませんが、昨年から比べれば十分戦力アップしたと言っていいでしょう。



 S 
ボン・ベルを補強し最終ラインは強化されました。昨年の先発ジェシー・ベイツ ショーン・ウィリアムスと共にどう起用するかは難しいところはありますが、うまく使い分けていってほしいですね。今年の守備の注目ポイントとなるでしょう。

Cincinnati Bengals sign Vonn Bell: Grade, reaction and more
ボン・ベル



 スケジュールと展望


ベンガルズ
Week 対戦相手
1 チャージャース
2 @ブラウンズ
3 @イーグルス
4 ジャガーズ
5 @レイブンズ
6 @コルツ
7 ブラウンズ
8 タイタンズ
9 Bye
10 @スティーラーズ
11 @レッドスキンズ
12 ジャイアンツ
13 @ドルフィンズ
14 カウボーイズ
15 スティーラーズ
16 @テキサンズ
17 レイブンズ


対戦相手の昨年の勝敗
6位 .477

【スケジュール】
新生ベンガルズの初陣はチャージャース戦となります。チャージャースも1巡でQBジャスティン・ハーバートを指名しており、ハーバート次第ではありますが開幕戦から新人QB対決の可能性もあります。そうなった場合はかなり注目の一戦となりそうですね。

今年はAFC南 NFC東との対戦となります。同地区との対戦はバラけています。とりあえず今年はそういうの気にせずに勢いでバンバンいってほしい。

【展望】
開幕から新人QBジョー・バロウが先発となる予定なので、まずはプレイを見守るという感じになるかなと、ただ攻撃陣はRB・WRは十分揃っていることもあり、バロウのパフォーマンス次第で1年目からトップクラスの攻撃になってもおかしくない。未知数ですが、可能性は無限大ですね。

守備はまだ不安は残っているものの1列目のDL・EDGEはかなり期待できそうです。相手にプレッシャーをかけまくって他の不安を取り除ければ、結構改善しそうです。CB・Sの補強もあり北地区のライバルとしては、厄介な相手になりそうで嫌です。うちのOL大丈夫だといいけど・・・

攻守ともに向上しそうで台風の目となりえる戦力になったと思います。