※9/7更新



 2019のチーム成績


2019スタッツ09 テキサンズ

昨年の結果を眺めてたら常に2勝1敗を続けていたみたいですね。確かに勢いがある感じでもないけど勝ってるなぁという印象はそういうことだったんだなと。安定して貯金を増やして地区優勝をしたというシーズンでした。

攻撃は3年目のQBデショーン・ワトソンのパフォーマンスが非常に良かったですね。肩の強さもあり精度も抜群 フットワークもよしとどれも一流でした。WRデアンドレ・ホプキンスとのホットラインはテキサンズの攻撃を象徴するものでした。ただ今年トレードでホプキンスを放出しましたのでそれがどう影響するかが不安なところですね。ランもよく出ており、パス・ランバランスの取れた攻撃でした。

守備はDL/EDGE J.J・ワットの途中離脱 CBの先発がイマイチ定まらない問題もあり結構苦しんだ印象です。やっぱこのチームはワットが居る居ないでは全然違うなと感じますね。プレーオフで戻ってきたときにほんと感じましたね。CBに関してはオフの戦力に入れ替え時点で不安はあったので的中した形となってしまいましたね。

守備のバランスがちょっと崩れかけているところもあるので今年はそこを修正したい。



 コーチ陣


コーチ名 年齢
HC ビル・オブライエン 50
OC ティム・ケリー 33
DC アンソニー・ウィーバー 39

Bill O'Brien says DeAndre Hopkins trade 'in best interest' of Texans
HC ビル・オブライエン

就任7年目となるビル・オブライエンHC HC職に関しては4度のプレーオフ進出と順調な成績を収めています。ただ昨年のドラフトから人事権に関わることが多くなり、今年から正式にGMも兼任することになりました。昨年からめちゃくちゃなトレードが増えておりほんとGMも任せて大丈夫なのか?という問題があります。HCに専念してもらったほうが個人的にはいいと思うのですがね。。。

OCティム・ケリーはオブライエンと一緒にテキサンズに来て、昨年からOCに就任しました。オブライエンの従順な家臣というところでしょう。

DCアンソニー・ウィーバーはDLコーチから今年昇格となりました。テキサンズの守備は年によって好調不調が別れている印象があるので、なるべく好調を維持できるようにしたい。



 ドラフト加入選手


順位 ポジション 選手名
2 40 DL ロス・ブラックロック
3 90 EDGE ジョナサン・グナード
4 126 T チャーリー・ヘック
4 141 CB ジョン・リード
5 171 WR アイゼイア・コールター
   120位までの選手

Tレアミー・タンシルの補強のため1巡はありませんでした。正直指名数をもっと増やしたいのですが素人からみてももう少しなんとかやりくりできないのかと思うところはあります。

上位指名2つは守備1列目の強化に使いました。確かに主力が30代ですし若返りは必要ですね。


より詳しくはドラフト記事を御覧ください




 ロースター


 【攻撃編】 
202009hou-03
   放出・離脱選手
左の番号:背番号
   補強選手
   新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級
A:エース級
B:レギュラー級
C:バックアップ級
D:未知数
【備考欄】
 順位 :NFL TOP100
OPT:オプトアウト(離脱)
SUS:サスペンション(出場停止)
PUP:リザーブPUPリスト
NFI:ノンフットボールインジュリーリスト



 QB 
4年目を迎えるデショーン・ワトソンが先発です。肩の力、パス精度、ステップワークどれも一級品でトップレベルのQBです。ちょっとした弱点としては投げ捨てをしないことですね。それでサックを食らうことも結構あるので、無理しないようにしてほしいですね。今年はレシーバー陣が変わったことで連携がちょっと心配ですがなんとかしてくれるでしょう。

バックアップはA.J・マッキャロンが務めます。

Coronavirus: Deshaun Watson not excited about Texas reopening
デショーン・ワトソン



 RB 
昨年の先発カルロス・ハイド ラマー・ミラーを放出しました。ミラーは怪我の影響でなかなか所属が決まりませんでしたが、キャンプ前にペイトリオッツと契約となりました。テキサンズのエースRBだったので復活してほしい反面敵だからなぁというところでしょうね。

トレードでデヴィット・ジョンソンを獲得しました。かつてはスクリメージヤード(ランレシーブ合計)2000yを達成した選手ですが、怪我を負ってから成績が伸びず苦しいシーズンが続いています。新天地での復活にかけます。

デューク・ジョンソンはラン能力はまあまあですが、レシーブ能力に長けている選手です。スロットでも起用できる便利屋です。

David Johnson Fantasy Impact 2020
デヴィッド・ジョンソン



 WR 
デアンドレ・ホプキンスをトレードで放出したことには驚かされました。まだ28歳と油の乗っていて、今年のNFL TOP100で8位 WRでは2番目に評価された選手ですからね。その対価がRBデヴィット・ジョンソンと2巡目と来年の4巡目。正直安すぎです。正直1巡目2つ要求してもいいくらいの選手だと思います。ほんとGM兼任しているオブライエンHC何してるのよと思う案件でした。

トレードでブランディン・クックス FAでランドール・コブを獲得しました。クックスは昨年は脳震盪の影響で欠場することがあり、出場機会がかなり減りました。この脳震盪の状況が不安ではありますが、ある程度問題なくなれば能力は素晴らしいので期待したい。

コブは昨年カウボーイズで復活傾向にありました。新天地で全盛期の力を取り戻したい。

3番手はウィル・フラー ケニー・スタイルズが争う形となりそうです。フラーは毎年怪我さえしなければなんですがね。スタイルズは一発があるタイプです。うまく起用していきたい2人ですね。


ブランディン・クックス



 TE 
長身のダレン・フェルズ 異色のジョーダン・エイキンス 2人を使い分けていくことになるでしょう。フェルズはエンドゾーンで、距離を稼ぎたいときはエイキンスでという感じになるかなと思われます。

ちなみにエイキンスの異色の意味は一度MLBでマイナーリーグで4年プレイした後大学に戻ってフットボールを再開3年目ですが28歳を迎える選手です、



 OL 
昨年大枚を叩いて獲得したTレアミー・タンシルがプロボウルに選ばれたのでまあ高すぎましたけど(ドラフト1巡目×2)仕事をしてくれてよかったなと。

昨年の先発メンバーは全員残っており今年もおそらくユニットの変更はないかなと思われます。2年目のGマックス・シャーピング タイタス・ハワードの成長にも期待したい。

Texans agree to 3-year, $66M extension with LT Laremy Tunsil
T レアミー・タンシル



 スペシャルチーム 
キッカーは4年目のカイミ・フェアバンが務めます。昨年は成功率80.0%と自身としては低い成功率となってしまいました。ロングのFGの精度をもう少し上げていきたい。

リターナーはWRデアンドレ・カーターが務めます。



 【守備編】 
202009hou-04
   放出・離脱選手
左の番号:背番号
   補強選手
   新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級
A:エース級
B:レギュラー級
C:バックアップ級
D:未知数
【備考欄】
 順位 :NFL TOP100
OPT:オプトアウト(離脱)
SUS:サスペンション(出場停止)
PUP:リザーブPUPリスト
NFI:ノンフットボールインジュリーリスト



 DL 
D.J・リーダーが移籍となりました。先発NTがいなくなった穴をどう埋めるかが今年の課題となるでしょう。

現時点では先発はJ.J・ワットのみ決まっている状態です。一応テキサンズは3-4体型なのですが、ワットの存在がEDGEも兼ね備えているので4-3みたいなもんなんですよね。なのであと2枚先発がいないといけない状況かなと思われます。

2巡目ロス・ブラックロックに先発を勝ち取って欲しいところですね。ちょっとメンバー的には不安ありかもしれません。

J.J. Watt takes high road talking about contract situation with ...
J.J・ワット



 EDGE 
昨年とメンバーは変わらず ホイットニー・マーシラス ブレナン・スカーレットが先発となりそうです。マーシラスはまずまずですが、スカーレットはあまり印象がないというのが本音です。3巡目ジョナサン・グナードのパフォーマンス次第では先発交代もあるかもしれません。

Whitney Mercilus Stats, News & Video - OLB | NFL.com
ホイットニー・マーシラス



 LB 
昨年同様ベナードリック・マッキニー ザック・カニンガムのコンビが先発です。

中央付近はこの2人でラン・パスともにしっかりカバーできています。今年もタックルを量産してくれることでしょう。

Zach Cunningham photos through the years
ザック・カニンガム



 CB 
ベテランのジョナサン・ジョセフとは契約しませんでした。9年間テキサンズのCBの軸として支えてきました。36歳となり衰えは流石にみえてきました。ただうまく世代交代できなかったのが残念なところでしたね。

大きな補強はなく、今年もブラッドリー・ロビー ガレオン・コンリー ヴァーノン・ハーグリーブスで回していくこととなりそうです。ちょっと頼りないところがありますが、まだ若いメンバーなのでなんとか伸びてほしいですね。



 S 
テイショーン・ギプソンが移籍となり、残ったのはジャスティン・リードのみとなりました。

補強はしたものの正直戦力としては物足りない印象です。うまく連携がとれる選手が先発を勝ち取ることになりそうです。CB同様不安はありかなぁ。



 スケジュールと展望


テキサンズ
Week 対戦相手
1 @チーフス
2 レイブンズ
3 @スティーラーズ
4 バイキングス
5 ジャガーズ
6 @タイタンズ
7 パッカーズ
8 Bye
9 @ジャガーズ
10 @ブラウンズ
11 ペイトリオッツ
12 @ライオンズ
13 コルツ
14 @ベアーズ
15 @コルツ
16 ベンガルズ
17 タイタンズ


対戦相手の昨年の勝敗
24位 .518

【スケジュール】
開幕からチーフス レイブンズの強敵2連戦となります。いい勝負はできるとは思いますが2連敗も覚悟しておいたほうがいいかもしれません。その後もスティーラーズ バイキングスと厳しい相手が続きます。序盤戦は結構大変なスケジュールとなりました。後半戦は楽な印象もありバイウィークまで五分以上でいければいいかなということろですね。

今年はAFC北 NFC北との対戦となります。厄介な相手が多い印象なので勝ち星をうまくひろっていきたい。

【展望】
やはりWRデアンドレ・ホプキンスがいなくなった影響がどうなるのかが不安なところです。QBデショーン・ワトソンは今まで信頼していたレシーバーがいなくなり、今年は正念場をむかえるかもしれません。はやく新ホットラインを形成してほしい。ランはRBデヴィット・ジョンソンの復活に期待がかかります。全盛期の力を取り戻せればワトソンにとっても楽にパス攻撃ができるようになるでしょう。今年の攻撃はちょっと不透明さを感じるので、開幕戦でその不安を解消してほしい。

守備もあまり補強できていない状況です。戦力的には昨年よりも落ちる可能性もあります。特にDB陣はなかなか安定しないところがあり、パス守備がどのくらい踏ん張れるかが今年の鍵となりそうです。下手したら殴り合いをするしかなくなるかもしれません。

正直昨年から比べると不安点は多いと思います。ただGMとしてはイマイチですがHCとしては有能のオブライエンの指揮は期待できるのでなんとかしてれることを祈りたい。