※9/7更新 追記あり



 2019のチーム成績


2019スタッツ11 コルツ

昨年は開幕直前にまさかのQBアンドリュー・ラックの引退表明があり、開幕からバタバタした状態の中先発となったQBジャコビー・ブリセットが序盤はまずまずのパフォーマンスを見せ攻撃を牽引していました。ただ中盤からチームは失速、その失速の流れを戻すことは出来ず負け越しとなってしまいました。

攻撃は序盤QBブリセットは良かったんですがね。あのままの調子で行けてたらプレーオフも見えてただけに残念でした。昨年はRBマーロン・マックを中心にラン攻撃は非常に良かったですね。ただ怪我がちの選手なのでそこには注意したい。

守備は開幕前からDB陣の不安はあり、それがそのまま出てしまったシーズンでした。正直パス守備でいいところがあまりなかった印象でした。ある程度ターンオーバーは奪えてたみたいですが、なかなか試合には反映されないものだったようですね。

今年はベテランQBフィリップ・リバース獲得でチームは生まれ変われるのか?



 コーチ陣


コーチ名 年齢
HC フランク・ライク 58
OC ニック・シリアニ 39
DC マット・エバーフロス 50

Frank Reich: Our goal isn't to just "hold the ball and keep it ...
HC フランク・ライク

フランク・ライクは就任3年目となります。就任当初はペイトリオッツのOCマイク・マクダニエルスがHC就任内定を蹴るというドタバタ劇でライクに話が舞い込んできて、就任1年目でプレーオフ進出と混乱の中よくやっているなという印象です。今年はQBフィリップ・リバースを獲得。過去にチャージャースでOCを務めていたこともあり、リバースを指導した経験もあり相性は抜群といえるでしょう。今年は浮上の可能性を秘めています。

OCは就任2年目のニック・シリアニ こちらもチャージャースでのQBコーチをしておりリバースとの相性は問題ないでしょう。今年の攻撃の立て直しに大きく期待したい。

DCも就任2年目のマット・エバーフロス 専門はLBでレオナード・フォーネットをうまく育てている印象です。彼中心に守備を固めていきたい。



 ドラフト加入選手


順位 ポジション 選手名
2 34 WR マイケル・ピットマン
2 41 RB ジョナサン・テイラー
3 85 S ジュリアン・ブラックモン
4 122 QB ジェイコブ・イーソン
5 149 G ダニー・ピンター
6 193 DL ロブ・ウィンドソー
6 211 CB アイゼイア・ロジャース
6 212 WR デズモン・パットモン
6 213 LB ジョーダン・グロスゴー
   120位までの選手

DLディフォレスト・バックナーの補強により1巡目はありませんでした。ただ指名は2巡目の2つに加え9指名できたので十分ですね。

2巡目WRマイケル・ピットマン RBジョナサン・テイラーと攻撃のスキルポジションを指名しました。特にレシーバーは足りない印象だったのでピットマンには先発となってほしいですね。


より詳しくはドラフト記事を御覧ください




 ロースター


 【攻撃編】 
202011ind-03
   放出・離脱選手
左の番号:背番号
   補強選手
   新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級
A:エース級
B:レギュラー級
C:バックアップ級
D:未知数
【備考欄】
 順位 :NFL TOP100
OPT:オプトアウト(離脱)
SUS:サスペンション(出場停止)
PUP:リザーブPUPリスト
NFI:ノンフットボールインジュリーリスト



 QB 
ベテランのフィリップ・リバースを補強しました。38歳となり新天地で新たな挑戦となります。気になるのは昨年の低調なパフォーマンス。リバースは隔年で良かったり悪かったりを繰り返すこともあり、その例に則って今年は好転することを願いたい。HC OCとも旧知の仲なので環境としてやりやすいとは思います。

昨年の先発を務めたジャコビー・ブリセットはバックアップに戻るようです。思いの外頑張ったとは思いますが、1年続けるのは難しかったですね。しっかりリバースをサポートしたい。

You are gonna see a better version" – Analyst Believes Philip ...
フィリップ・リバース



 RB 
1番手は3年目のマーロン・マックが務めます。昨年は1000yランを記録して順調に育っています。ただ怪我が多く毎年数試合欠場しており、慎重に使っていくしかない。今から耐久力を上げるのは難しいので、倒され方をうまくなってほしいところですね。

ナイハイム・ハインズはレシービングタイプの選手です。ランアフターキャッチが期待できる選手なのでリバースの助けとなることに期待したい。

2巡目のジョナサン・テイラーは2番手としてマックと出番を分け合えるとたすかりますね。

Marlon Mack falls flat in our 2020 fantasy football projections ...
マーロン・マック



 WR 
エースレシーバー T.Y・ヒルトンは昨年怪我で6試合の欠場となりキャリア一番の不出来なシーズンとなってしまいました。ミドル~ロングターゲットまでこなし1対1での強さもあるレシーバーです。リバースとのホットライン形成が期待されます。

コンビを組むのは2年目のザック・パスカルとなりそうです。昨年はまずまずの成績でした。今年は更なる飛躍に期待したい。2巡目のマイケル・ピットマンは193cmの長身レシーバーです。このフィジカルを活かせれば武器になりそうですね。

T.Y. Hilton Ruled Out Could Improve Marlon Mack Fantasy Outlook in ...
T.Y・ヒルトン



 TE 
エリック・イーブロンは移籍となりました。レシービングTEとしてまずまずの成績でした。

先発はジャック・ドイルが務めます。昨年は怪我から復帰でまずまずの成績を収めました。リバースと言えばTEゲイツの存在も大きかったQBなので、そのゲイツ役になれるかドイルが攻撃の鍵を握るかもしれません。



 OL 
昨年のメンバー全員残留となり、今年も非常に頼もしいユニットを維持できました。今NFLで一番固いOLと言っても過言ではないかもしれません。特に3年目のGクイントン・ネルソンはナンバー1Gの呼び声高い選手です。ランブロックに長けますし、リードブロックまでこなせれる走力も持ち合わせてる最強のGです。

ポケットパサーであるQBリバースをしっかり守って攻撃を改善させてほしい。

Quenton Nelson not afraid to yell at his boss - ProFootballTalk
G クイントン・ネルソン



 スペシャルチーム 
アダム・ヴィナティエリとは残念ながら契約をしませんでした。47歳とNFL最長齢で挑んだ昨シーズン FG成功率は68.0%と流石に衰えが隠せませんでした。まだ引退表明はしていませんが、流石に昨年のパフォーマンスでは苦しいでしょう。

ということで今年は2年目のチェイス・マクラフリンを獲得しました。昨年は怪我人が出ると代わりとして呼ばれ新人なのにすでに4チームを渡り歩いた選手です。今年は定着できるように安定したキックを蹴りたい。

リターナーはRBナイハイム・ハインズが務めます。

 ※追記 
キッカー チェイス・マクラフリンを解雇
し、新人のロドリゴ・ブランケンシップで開幕を迎える決断となりました。ブランケンシップは見た目に特徴があります。なんとメガネをかけてプレイをする選手です。私はメガネをかけてプレイするアメフト選手は初めてみます。活躍したら人気大爆発となりそうな選手ですね。注目です!

画像
ロドリゴ・ブランケンシップ




 【守備編】 
202011ind-04
   放出・離脱選手
左の番号:背番号
   補強選手
   新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級
A:エース級
B:レギュラー級
C:バックアップ級
D:未知数
【備考欄】
 順位 :NFL TOP100
OPT:オプトアウト(離脱)
SUS:サスペンション(出場停止)
PUP:リザーブPUPリスト
NFI:ノンフットボールインジュリーリスト



 DL 
今年の注目の補強 トレードでディフォレスト・バックナーを獲得しました。2m超えの長身の高い壁でありQBへのプレッシャーも強烈で、トップレベルのDLです。デニコ・オートリーと並ぶこととなり、中央のプレッシャーはNFLトップクラスとなることでしょう。

ローテーションメンバーも豊富で不安一切なしです。期待度抜群のユニットです。

DeForest Buckner named to PFWA All-Rookie Team - CBSSports.com
ディフォレスト・バックナー



 EDGE 
昨年補強した、ジャスティン・ヒューストンが11.0サックを記録ししっかり仕事をしてくれました。ただ反対側がちょっと弱いところもあり、補強してほしかったなぁと感じますね。ヒューストンも30歳ですし若手がほしかったですね。

Colts DE Justin Houston explains coming back to KC and winning ...
ジャスティン・ヒューストン



 LB 
昨年と同様ダリウス・レオナード アンソニー・ウォーカーのコンビが先発となります。レオナードは3年目ですがすでにリーグを代表するLBと言っていいでしょう。とにかくボールへの反応が素早く、到達も早いしタックルも正確。コルツの守備の核はここです。

Colts Darius Leonard addresses racism in Facebook video | wthr.com
ダリウス・レオナード



 CB 
ゼイビア・ローズを補強しました。3度のプロボウル選出経験を持つシャットダウンコーナーバックです。ただ昨年は1対1で負けるシーンが多く不調のシーズンだったことともあり解雇されてコルツが拾う形となりました。復活すればトップレベルのCBですので期待がかかります。

残りの先発は4年目ケニー・ムーア 2年目ロック・ヤ=シン 補強したT.J・キャリーが争うこととなるでしょう。だれが開幕ローズとコンビを組むか現在は互角な感じですね。



 S 
昨年の先発クイントン・シェーザースとは契約せず、今年はマリク・フーカー カーリ・ウィリスのコンビが先発となります。若手コンビで最終ラインが安定するのを願いたい。フーカーはもう少し伸びてほしいんですけどね、同期のジャマール・アダムスとちょっと水を空けられています。今年は並ぶくらいの活躍をしたいですね。

3巡目のジュリアン・ブラックモンはおそらく控えスタートとなるでしょう。

Report: Colts declining Malik Hooker's 5th-year option | theScore.com
マリク・フーカー



 スケジュールと展望


コルツ
Week 対戦相手
1 @ジャガーズ
2 バイキングス
3 ジェッツ
4 @ベアーズ
5 @ブラウンズ
6 ベンガルズ
7 Bye
8 @ライオンズ
9 レイブンズ
10 @タイタンズ
11 パッカーズ
12 タイタンズ
13 @テキサンズ
14 @レイダース
15 テキサンズ
16 @スティーラーズ
17 ジャガーズ


対戦相手の昨年の勝敗
16位 .502

【スケジュール】
同地区対決は後半戦に固まっており、同地区以外の強敵との対戦も後半に固まっている印象です。前半戦になるべく貯金を作りたいところですね。

今年はAFC北 NFC北との対戦となります。結構癖のあるチームが多いのでなんとかうまくさばいて行きたい。

【展望】
今年はやはりQBフィリップ・リバースの再スタートがうまくいくのかが注目でしょう。正直なところチャージャース時代よりもレシーバーの質は落ちているとは思います。その分OLが固いのでうまくコントロールして投げれば復活できると思います。ラン攻撃も今年はRBの層も厚く面白い攻撃ができるかもしれませんんしね。

守備は1列目が非常に楽しみですね。それ含めフロント7に不安はないと思います。DB陣が若手中心なので成長を期待したいですね。ただ昨年のままではちょっとまずいですので、DB陣次第でしょうね。パスラッシュが昨年よりも強くなったのでその分楽になるとは思いますので頑張ってほしい。

正直予想は難しいところがありますね。リバースがコルツにフィットするかがプレシーズンがないため見れないのがなぁ予想の振れ幅は大きいと思います。どっちに転んでもおかしくないかなと。