今回総評というよりそのままクォーターごとに試合を追っていきます。冷静に良かった悪かったじゃないもう。


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https://nfljapan.com/score/60326

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『最初から何が起こったのか信じられない展開で逃げ切ってしまった』

ほんと初っ端から何が起こったんだかわけわからんことになって、4連続TDとかまったく予想していない大量リードで始まり、そのリードをなんとか残し逃げ切りました。もう奇跡というしかない展開でした。まだ信じられん。ほんとこの試合おまけだと思ってましたし。

ブラウンズはプレーオフの勝利は1994年以来26年ぶりだったそうです。まずプレーオフでたのも18年ぶりでしたしね。


【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=vnrytrYaK64







 何が起こったのか意味不明 1Q



スティーラーズ先行でこの試合最初のプレイでまさかのスナップミス 転がったボールをエンドゾーンでSカール・ジョセフがリカバーTDで7点先制!初っ端から7点もらったけど、もらったこっちが混乱してる状況でしたよ。最初何おきたんだかわけわからんかったですしね。


で、次のドライブ ハーフウェイまで順調に進まれてやっぱぬるいなうちの守備と思いながら見てたら、ロスリスバーガーがプレッシャーから逃げながら投げたボールがオーバースローでCB M.J・スチュワートがインターセプト え?何起こってるのこれ?


その後のブラウンズ最初の攻撃ドライブでWRジャービス・ランドリーの得意のランアフターキャッチで40ヤードTDパスがきまり開始5分で14点!なんやこのラッキーな展開。


次のスティーラーズの攻撃ドライブを3凡で抑え、2回目のドライブRBニック・チャブのランとレシーブで2回ファーストダウンを更新後 RBカリーム・ハントの11ヤードTDランで21点目

この試合プロボウル選出LGジョエル・ビトーニオがCOVID-19リザーブリスト入りで欠場 代役として入ったLGマイケル・ダンはPSから急遽ロースター入りとなりNFL初出場となった選手だったためOLは不安視されていましたが、この試合では見事に代役をこなしビトーニオ不在の穴を埋める活躍でした。

このハントのランもしっかりOLが押し込んで道を作ったおかげでした。ハントはここ数試合はあまりランが出せませんでしたが、この試合は見事復活しました。OLのランブロックも見事だったおかげだと思います。


そして次のスティーラーズのドライブ QBロスリスバーガーがまたもオーバースロー それをSシェルドリック・レッドワインがインターセプト


そしてRBカリーム・ハントが2連続TDランで28-0 なんやこの展開!!!(おいでやす小田©)

1Qで起こったことが訳わからなすぎです。ほんとこれなんなんですかね?現実?だってピッツバーグホームで17連敗だか実況で言っていたんすよ?いやー、嬉しいけどなんか不思議な状況でした。


 まだ混乱中 2Q

その後はちょっと少し落ち着き、返しのドライブはまずまず進まれましたが、なんとかパントに追い込み こちらも3凡 ちょっと休憩という感じとなりました。


次のスティーラーズのドライブは敵陣まで来てちょっとそろそろ反撃かなと思われたところで、DLヴィンセント・テイラーがパスをディフレクト その弾いたボールをEDGEポーター・ガスティンがインターセプト! まさかの3ターンオーバー奪取。まず3インターセプトなんていつ以来なのかわからないし、もうわけわからん!完全にお祭り騒ぎ状態です。

ただその後のブラウンズのパントに終わりました。


 流石にロスリスバーガーも目が冷めてきました。もちろんうちのDB陣のぬるさはよくわかっていらっしいます。

CBデンゼル・ウォード CBケヴィン・ジョンソンがCOVID-19リザーブリスト入りし欠場していることもありCBは厳しい状況です。その代役であるCBロバート・ジャクソンをここから徹底的に狙ってきました。正直ここのマッチアップはこれが精一杯なところなので仕方がないです。

このドライブはこのままTDまで行かれ28-7となりました。


前半最後のブラウンズのドライブ 時間もツーミニッツが明け1分44秒 相手のタイムアウトが3つということもあり、とりあえず時間を潰して攻撃を終わらせるのが一番と思っていましたが、強気のパスを続けレッドゾーン侵入 最後はTEオースティン・フーパーへの7ヤードTDパスで35-7とリードを28点差にもどしました。

この日のQBベイカー・メイフィールドのパスは精度がよく素晴らしいパス攻撃を展開しました。特にTEオースティン・フーパーは7レシーブを記録し攻撃リズムを保ってくれました。

ただタイムアウト二つと34秒残ってしまい。返しのドライブでFGを決められ前半は35-10 25点差をつけて後半となります。ほんと予想だにしない展開すぎた・・・



 やっぱブラウンズだよなぁ 3Q


ブラウンズのリターンで始まる。そういえば最初のドライブスティーラーズの先行だったんだったとふと振り返る時間だった。2度ファーストダウンを更新したがパントで終わる。


ここから風向きがちょっと変わってくる。スティーラーズは25点ビハインドのためパス中心の攻撃 ブラウンズはパスはもう自滅を祈るしか無い状況。QBロスリスバーガーがやっと目を冷ましバンバンパスを投げまくり通る通る、2連続TDで35-23と2ポゼ差まで迫られました。もう怪しさ満点となってまいりました。

こちらは連続3凡でしたのでほんと逆転もあるやろなぁともしもの時のダメージを抑えるために、まあブラウンズだもんなここから負けもある。という納得をさせる時間となっていました。


 やっぱりチャブやったんや 4Q



2連続3凡だしもうこれが駄目だったら本当に負けだろうと覚悟していたドライブ まずは3凡をWRジャービス・ランドリーのレシーブで阻止し、地獄から脱出。

そしてRBニック・チャブへのチェックダウンパス ランアフターキャッチで40ヤードを走りきりTD!!42-25 やっぱこのチームはチャブなんですわ。

この日のチャブはラン76ヤード レシーブ69ヤード 1TDで145スクリメージヤードを稼ぐ活躍でした。もちろん上記で語ったようにこの試合のOLのブロックが素晴らしかったこともあります。ほんとチャブは嫌な流れを断ち切ってくれることが多いです。素晴らしいプレイヤーだわほんと。

このTDで勝負は決しました。


その後2TDは取られましたが、こちらも時間を潰しつつ2FGをとり、ダメ押しのLBシオネ・タキタキのインターセプト! この試合ターンオーバーは5つ奪い、最終結果は48-37で逃げ切り勝利となりました。





 まとめ




まずはこの試合はケヴィン・ステファンスキーHCがCOVID-19陽性で欠場 攻撃のプレイコールも兼任していたので、この時点で厳しい試合だなと思っていました。

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この試合はスペシャルチームコーディネーターのマイク・プリーファーが代理HC 攻撃のプレイコールはオフェンスコーディネーターのアレックス・バンペルトが務めました。

相手の自滅のおかげもありましたが、それに釣られることがなくミスなく試合を進め見事に勝利を収めることができました。見事に指揮官不在の穴を埋めてくれました。

スティーラーズのパスラッシュの厳しさをテンポアップすることでプレッシャーが来る前にパスを完了させる戦術がハマったのが大きかったと思います。この戦術にはQBベイカー・メイフィールドのパス精度が重要でしたので、それをうまくこなしたメイフィールドも素晴らしい活躍だったと言えるでしょう。

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この試合は
 WR カダレル・ハッジ
 G ジョエル・ビトーニオ
 CB ケヴィン・ジョンソン
 CB デンゼル・ウォード
COVID-19リザーブリスト入りで欠場
 G ニック・ハリス
 EDGE オリビエ・ヴァーノン
が怪我人リスト入り

と選手事情が厳しい状態でした。特にOLの戦力が苦しい試合でした。ただGビトーニオの代役となったNFL初出場となったGマイケル・ダンは素晴らしい活躍でした。見事にビトーニオの穴を塞ぎラン攻撃に貢献しました。試合終盤で怪我で退きましたが、この活躍であれば今後も楽しみな人材です。ほんとお見事でした。後半になりプロボウルTジャック・コンクリンも足の負傷で退きOL事情がかなり厳しい状況となっています。

ジョエル・ビトーニオにプレーオフ出場の機会を与えられることになって本当に勝ってよかった!来週は復帰できると思うのでCOVID-19リザーブリスト勢は全員戻って戦えることを願っております。


SnapCrab_2021No-00012

次週は1/18(月)5:05~ チーフスとの対戦となるようです。まさか来週試合行うと思ってなかったです。まあ当たって砕けろですね。先週も言いましたが、すでに満足しまくっています。試合をみんな楽しんでくれ!