2020年度シーズン最後の試合第55回スーパーボウルの展望をします。
今回はマッチアップ別の展望にしてみました。

チーフス@バッカニアーズ
  チーフス攻撃vsバッカニアーズ守備
  チーフス守備vsバッカニアーズ攻撃
  スペシャルチーム・他
  勝敗予想
試合開始:2月8日(月) 8:30~
放送・配信:G+ BS1 DAZN GAMEPASS

個別スタッツはこちらにまとめています。


いつもと違う並びなので、いつもどおりの並びが見やすい方は↓から御覧ください。
選手表
チームスタッツ

今回はDAZNでも実況解説付きとなったようです。
G+もスーパーボウルは無料放送!!
実況解説陣は以下の通りです。

G+
 実況:ラルフ鈴木 解説:森清之 ゲスト解説:オードリー
 副音声:近藤祐司 有馬隼人
BS1
 実況:笠井大輔 解説:高野元秀 河口正史
DAZN(日本語実況解説はライブ配信のみ 見逃しは英語実況のみ)
 実況・解説 不明 多分、井上友綱さんとかだと思われる。


怪我人状況は
https://www.nfl.com/injuries/
https://www.espn.com/nfl/injuries

などでご確認ください

展望で参考にしているサイトはこちら
【攻撃】
https://www.pro-football-reference.com/years/2020/advanced.htm
【守備】
https://www.pro-football-reference.com/years/2020/opp.htm



 チーフス@バッカニアーズ


 【G.O.A.T.】vs 未来の【G.O.A.T.】

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今年度のスーパーボウルは
2連覇を狙う昨年度のスーパーボウルMVP
 チーフス QB パトリック・マホームズ
新天地に移籍しSB10回目の出場となった
 バッカニアーズ QB トム・ブレイディ

若きスーパースターvsリビングレジェンドの各世代を代表する対決となりました。

SnapCrab_2021No-00026
https://nfljapan.com/score/50507

両チームは今シーズンWeek12で対戦があり、チーフスが27-24で勝利しています。

序盤からチーフスの攻撃が好調で1Qに17点差となりそのリードを守りきって勝利となりました。WRタイリーク・ヒルが269ヤードレシーブを記録したことで話題にもなった試合でした。バッカニアーズは追い上げたものの、エンジンのかかるのが遅く時間が足りませんでした。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=j9hlfqaw4i8

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チーフスQBマホームズはキャリア4年目
 2年目はシーズンMVP
 3年目はスーパーボウルMVP
 4年目はスーパーボウル連覇まで後1勝
のところまで駆け上がりました。

開幕前に10年500M(約540億円)という4大スポーツ最高年俸で契約延長をしたことでNFLを代表する選手となりました。

前回連覇したのが2004・2005年のペイトリオッツで 今回対戦相手のQBトム・ブレイディが達成して以来の偉業となります。

リビングレジェンドを倒し連覇となれば完全にマホームズ時代到来と言っていいでしょう。時代の覇者になれるか大事な試合となります。


ちなみにパトリック・マホームズの父親は元横浜ベイスターズのピッチャー パット・マホームズです。生まれて1歳の時に日本に来たことがあったそうです。

画像

バッカニアーズQBブレイディは20年所属していたペイトリオッツを離れ移籍1年目でバッカニアーズを18年ぶりにスーパーボウルまで導きました。そして、今回55回目のスーパーボウルで初めてのホームスタジアムでプレイすることとなりました。

呪いと言われていたジンクスがとうとう破ったのは【G.O.A.T.(Greatest of All Time)】(伝説の選手)と呼ばれるに相応しいブレイディとなりました。

ブレイディ自身はスーパーボウル出場10回目となります。勝てば7回目のスーパーボウル制覇となります。10回目の出場はNFL初の偉業となりました。

アメフトは選手寿命がそこまで長く無いのですがまず43歳までやれるのが奇跡的であり、それでいてスーパーボウル進出まで行くというのは異常なことです。


伝説の選手 vs 未来の伝説の選手 注目のシーズン最後の試合です!

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注目度の高いハーフタイムショーはグラミー賞歌手『ザ・ウィークエンド』
国家斉唱は『エリック・チャージ』『ジャズミン・サリヴァン』が務めます。

今回はコロナ禍ということもあり、人数をかけたものは難しいかもしれませんが逆にそれを利用した豪華なショーとなるかもしれません。ハーフタイムショーに自腹で7億円投資するとかいう話もあります。こちらも注目です。



今回のスーパーボウルでは初めて女性審判員サラ・トーマスがサイドラインジャッジを務める事となりました。シーズンでも見事なレフリングをしており、金髪をなびかせた審判ももう見慣れてきました。

女性コーチも増えてきており、NFLではジェンダーレス化が進んでいます。この試合でも正確で厳格なレフリングが期待されます。





・チーフス攻撃vsバッカニアーズ守備

2020week21-012-1
   TOP10    WORST10

 選手表 
2020week21-011-1
左の数字 背番号    欠場選手
 Q クエッショナブル(出場確率50%)登録
 D ダウトフル(出場確率25%)登録
選手評価は 高SS→C-低 Dは未知数
OLは個別では難しいので評価入れていません。
OLの太字は過去3年でプロボウルに選出経験ありの選手です。
右の順位 NFLTOP100に選出された選手 その順位


QBパトリック・マホームズのシーズン ターゲット別レーティング


チーフスの攻撃はスタッツ通りパス攻撃が中心となります。QBパトリック・マホームズがエースターゲットであるWRタイリーク・ヒル TEトラビス・ケルシーにどれだけパスを供給できるかにかかっています。

ヒルはNFLトップレベルのスピードの持ち主で抜け出す能力がとても高いです。ケルシーは現役NO.1のレシービングTEで、今シーズンレシーブヤード2位の1416ヤードを記録しました。この2人の活躍がチーフスの勝利の鍵を握っています。QBマホームズとのトリプレッツの活躍に期待したい。

この2人以外にもリターナーも兼任しているWRメコール・ハードマンの一発もあり、負傷を抱えていますがWRサミー・ワトキンスも戻ってきました。エースターゲット以外も油断ならない陣容となっています。




ただ問題はLTエリック・フィッシャーがチャンピオンシップでアキレス腱断裂の大怪我で離脱。OLがかなり不安を抱えています。

それに加えチャンピオンシップではQBマホームズが足のつま先の怪我で足を引きずりながらプレイしておりました。2週間空いたので回復していると願いたいところですが、回復してなかった場合かなりピンチになるかもしれません。


バッカニアーズのパスラッシュはリーグトップレベルです。EDGEジェイソン・ピエールポール シャキール・バレット DLダムコング・スー ウィリアム・ゴルストンの1列目はどの選手もプロボウルレベルです。それに加え巨漢DLヴィータ・ベアも怪我から復帰となり、ローテーションも強力となりました。

QBマホームズはプレッシャーをかけられても、自らのフットワークで逃げながらターゲットを探して投げれるのですが、OLの状態+自らの足の怪我の状態でかなり苦戦する可能性があると思います。

バッカニアーズのパス守備に関してはまずまずではあります。若手のユニットですがSのカバーも良く連携がうまくとれています。ただS陣は負傷があり回復はしているようですが不安はありです。あと1対1となると前回の試合のようにちょっと走力の差が浮き出てしまうところがありました。やはりパスラッシュでQBマホームズに時間を与えないことが大事でしょう。


ランに関してはバッカニアーズ守備が圧倒すると思われます。チーフスは新人RBクライド・エドワース=イレアーが怪我から復帰してきましたが、純粋なランは分が悪いでしょう。ただレシーブ能力は高いのでセーフティバルブからのランアフターキャッチには期待したい。

バッカニアーズ守備としては、LBデビン・ホワイト ラボンテ・デイビットがランと共にパスもアンダーニース(スクリメージラインから5~10ヤード付近)までしっかり止められるかも注目です。ただホワイトのパス守備の成績はそこまで良くないのが心配なところです。


QBマホームズのパス攻撃で圧倒するか
バッカニアーズのパスラッシュがマホームズを止めるのか


ここが勝負の分かれ目になると思います。

2020week21-014-1





・チーフス守備vsバッカニアーズ攻撃

2020week21-012-2
   TOP10    WORST10

 選手表 
2020week21-011-2
左の数字 背番号    欠場選手
 Q クエッショナブル(出場確率50%)登録
選手評価は 高SS→C-低 Dは未知数
OLは個別では難しいので評価入れていません。
OLの太字は過去3年でプロボウルに選出経験ありの選手です。
右の順位 NFLTOP100に選出された選手 その順位


QBトム・ブレイディのシーズン ターゲット別レーティング

今年のバッカニアーズのパス攻撃はとにかくロングパスを狙っていくことに徹していました。それができたのもOLのパスプロテクションとQBトム・ブレイディのパス精度があったからこそでした。この試合もOLが時間を作り、ブレイディがプレッシャーから守られるかがまず一番の大事なところです。


チーフスのパスラッシュはDLクリス・ジョーンズ EDGEフランク・クラークの2枚のマンパワーでプレッシャーをかけていいきます。この2枚を抑えることがまず最初の課題となるでしょう。

もう一つ注意したいのはSダニエル・ソレンセンのブリッツです。リーグ4位タイ 62回のセーフティブリッツをしています。スナップ前のソレンセンの動きには注意を払っておきたい。


バッカニアーズのターゲットは豊富です。エースWRマイク・エバンスを筆頭にクリス・ゴッドウィン アントニオ・ブラウン スコット・ミラー TEロブ・グロンコウスキー キャメロン・ブレイトと先発も控えも充実しています。

特にエバンスは196cmの高身長で常にミスマッチを生み出す高さを生かしたレシーバーです。もちろん競り合いにも強いです。ここにパスをどれだけ供給できるかがバッカニアーズの攻撃の注目ポイントとなるでしょう。上記のターゲット陣も一発の驚異もあるのでエバンス以外も気を抜けません


チーフス守備はチャンピオンシップのビルズ戦はパスラッシュの人数を極力減らし、パスカバーの人数を厚くする作戦が見事にハマり勝利しました。今回のバッカニアーズはちょっとその作戦は使いづらいかもしれません。ビルズ戦はランをほぼ無視しても問題がなかったことがこの作戦がハマった理由だったかなとおもいますが、バッカニアーズのランは無視できない。

ブレイディにプレッシャーをかけてパスの精度を落とし、ターンオーバーを奪えるのが理想的な展開となるでしょう。Sタイラン・マシューのボールの臭覚に大きく期待をしたい。


ランに関してはスタッツの数字を見るとバッカニアーズのランはあまり期待が出来なそうにみえますが、プレーオフに入りRBレオナード・フォーネットの活躍が光っています。好調のフォーネットに加えエースRBロナルド・ジョーンズの2枚は結構驚異ですし無視ができない存在です。

チーフスとしてはパス守備に人数を増やしたいところですが、このラン攻撃も無視できないので悩みどころです。序盤にこのランが出だすとバッカニアーズペースとなりそうです。

一つ安心なところはセーフティバブルへのパスがあまりない事です。RBのドロップが多いのであまり信用度がないというのが原因のようです。

チーフス守備の心配な点はレッドゾーン被TD率がリーグで一番高いことです。エンドゾーンまで20ヤード圏内に入ったあとの粘りが無いのが欠点です。この試合は踏ん張ってほしいところです・


QBブレイディがどれだけロングパスを通せるか
ランも無視できない、パスとのバランスがどうなるか
チーフス守備はターンオーバーを奪えるか


ここが注目ポイントかなと思います。


2020week21-014-2





・スペシャルチーム・他

2020week21-012-3
   TOP10    WORST10

 選手表 
2020week21-011-3
左の数字 背番号
選手評価は 高SS→C-低 Dは未知数

キッカーは両者FG成功率90%以上で安定しています。ただチーフスのバトカーはプレーオフではちょっと安定性を欠いています。大一番で失敗がないか心配です。

エクストラポイントでバトカーが6回 サカップが5回失敗しています。この失敗で1点が勝負の鍵になることもあるので、そこも集中を切らさないようにしたい。

チーフスのリターナー メコール・ハードマン バイロン・スプリグスは両者リターンTD1つを記録しています。リターナーとして優秀なので、この試合もリターナーで距離を稼げると有利になるでしょう。ただチャンピオンシップでハードマンがマフったのでそこだけは注意したい。

バッカニアーズはリターンでは驚異はないでしょう。期待はあまりできません。





 勝敗予想 
予想はバッカニアーズ勝利とします。

やはりチーフスのOLが心配な点があります。ただマホームズのモビリティで打開する可能性も十分あります。逃げながらパスが通されるかどうかが注目でしょう。

バッカニアーズもブレイディのパスが時折乱れることもあり、そこの隙をつかれないといいのですがね。戦力分析的にはバッカニアーズのほうが上かなと思います。