2/21時点でのキャップスペースは  $-18,068,877 です。

(2021年のサラリーキャップを$185,000,000と想定して計算しています。まだサラリーキャップが決定してないので若干変わる可能性もあります。)

NFL Team Salary Cap Tracker



 FA選手一覧


2021FA 13kc-01
   制限付きFA(RFA・ERFA)
   2020シーズン終了後解雇された選手


RFA ERFAとは
キャリア3年で契約が切れる選手がRFAとなり、3段階の1年契約で再契約できるものです。

3段階とは
高:4.5Mくらい 1巡
中:3Mくらい 2巡
低:2Mくらい その選手のドラフトされた巡

他チームは右のドラフト巡と交換に引き抜きオファーができますが、同オファーで契約しなおせば引き抜きを阻止することも可能となるFAとなっています。

ERFAはキャリア2年で契約が切れる選手で前年と同額で1年再契約ができます。こちらは引き抜き不可です。

他FAの説明についてはこちらにまとめております。


2021 Free Agents

現状キャップスペースがマイナスなので、FA残留は厳しいでしょう。ただRFAのGアンドリュー・ワイリー CBチャーバリウス・ウォードの残留資金だけはなんとか調達しておきたい。

WRサミー・ワトキンス Cオースティン・ライター G/Tマイク・レマーズ CBバショード・ブリーランド Sダニエル・ソレンセン主力級が抜けるのはかなり痛い損失となります。今年のチーム作りは結構穴ができそうな気がします。資金はないので残留はないでしょう。


 FA選手を抜いた選手一覧


 攻撃選手 

2021FA 13kc-02

 守備選手 

2021FA 13kc-03
    2020シーズン終了後加入選手


 補強ポイント 

攻撃陣はWR C G とFAの抜けた穴が心配されます。昨年オプトアウトして医療従事に徹したGローレント・ジュバネイターディフが戻ってくれば問題はないのですが


スーパーボウルで流れていた映像を見るとかなり体が細くなってしまった印象です。今年戻ってくる選択をしたとしても、体を戻すのに時間はかなりかかりそうです。ドラフト上位でC・Gのの補強は必須となりそうです。

守備はこのままでも戦える戦力は残っている感じではありますが、もう少し全体的に層を厚くしたいのでドラフトでの補強はしっかりしていきたい。特にラン守備の不安があるのでDL LBの補強は必須です。



 カット候補 

2021 Salary Cap

・契約最終年なので契約延長を含めて見直したい
S タイラン・マシュー (19.7-4.9)=14.8M
T エリック・フィッシャー (15.1-3.1)=12.0M
T ミッチェル・シュワルツ (10.0-3.7)=7.3M


・キャップ再構築をお願いしたい
EDGE フランク・クラーク 12.0M
QB パトリック・マホームズ 17.4M
DL クリス・ジョーンズ 13.6M
WR タイリーク・ヒル 6.1M

↓を参考
https://overthecap.com/salary-cap/kansas-city-chiefs/

現状のキャップスペースからして20M以上はなんとか工面しないといけない状況です。

あとは今年で契約が切れる3選手の契約延長を含めた見直しでキャップスペースを確保したい。今年のOL SのFAでの戦力離脱を考えると来年以降もこの3選手は必要かと思われます。

選手が納得してくれるならEDGEクラークなどキャップ再構築でスペースを確保する方法もありでしょう。ただ来年度以降にキャップを回すだけではありますがね。

来年からQBパトリック・マホームズの10年500Mの契約が始まることもあり、チーフスのGMは大変ですね。


 2020チームスタッツ

2020スタッツ13 チーフス

2年連続AFCチャンピオンとなったチーフス。スーパーボウル2連覇は残念ながら阻止されましたが、見事な成績を収めました。

最後はポストシーズンでOLが負傷離脱が痛かったです。今年はFAでOLが弱体化が否めない状況となります。その穴をしっかり埋められるかが今年の課題となりそう。

守備はランがもう少し抑えたいところでした。後は反則が多すぎるので厳しい審判に当たると反則地獄に陥る傾向となってしまいます。その改善も求められます。

これからサラリーキャップ問題が毎年のように苦しむかもしれません。これからうまく戦力を維持できるかGMの手腕が重要となるでしょう。