Week11 イーグルス(3-5-1)

後半戦勝ちからのスタートで6勝3敗となったブラウンズ ホームにイーグルスを迎え対戦となります。

昨年のイーグルスはOLが怪我人だらけでプロテクションがままならず、QBカーソン・ウェンツが苦しい状況となっています。この試合前の時点ではリーグ最下位の35被サックと厳しい記録となっています。ウェンツもそれほどフットワークがよくなく、ボールも持ちすぎているところもあり、ウェンツ自身のパフォーマンスもイマイチなシーズンでした。

攻撃は不安ありですが、守備はパスラッシュが強力ですし、パス守備もCBダリウス・スレイ獲得で改善傾向にみえます。決して油断のできない相手です。

2020cle-11-03
イーグルス QB カーソン・ウェンツ



 主なロースター


2020cle-11-01
左の数字 背番号    今季加入選手    新人選手    欠場選手 
選手評価は 高SS→C-低 Dは未知数 Rは新人
OLの太字は過去2年でプロボウルに選出経験ありの選手です。
右の順位 NFLTOP100に選出された選手 その順位

ブラウンズはこの試合もEDGEマイルズ・ギャレットがCOVID-19陽性により欠場となりました。今回は新規感染者がいなかったのが救いでした。

イーグルスは攻撃の主力選手とOLが離脱でなかなかうまくいかない試合が続いています。新規離脱者はいないですが苦しい状況は変わらずでした。

【当時の展望記事】



 スコア


SnapCrab_2021No-00074

https://nfljapan.com/score/50484

 守備の強力パスラッシュで完勝

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EDGEギャレットの欠場で不安だったパスラッシュでしたが、その不安を払拭するパスラッシュでイーグルスの攻撃を押さえつけ前半を完封 結果的には1ポゼ差ではありましたが、点差以上の完勝と言える試合となりました。これで8勝目を挙げ2014年以来の負け越し回避となりました。


 ゲームハイライト動画 

https://www.youtube.com/watch?v=MdPu85u0oZc

細かいSTATS(PDF)



 ポジティブPOINT


 強力パスラッシュで5サック奪取 



EDGEマイルズ・ギャレットの欠場で不安たっぷりでしたが、その不安をEDGEオリビエ・ヴァーノンが払拭してくれました。

守備の主な個人スタッツ
EDGE オリビエ・ヴァーノン
 5タックル 3.0サック 4QBヒット 3ロスタックル  1セーフティ
EDGE エイドリアン・クレイボーン
 3タックル 1.5サック 2QBヒット 1ファンブルフォース
DL ラリー・オグンジョビ
 3タックル 0.5サック 1QBヒット
DL シェルドン・リチャードソン
 4タックル 2QBヒット
LB シオネ・タキタキ
 2タックル 1INT(PICK6) 

チーム合計で5サック 11QBヒット 5ロスタックルを挙げイーグルスの攻撃をしっかり押さえつけることに成功しました。2人のベテランEDGEの活躍が勝因となった試合と言っていいでしょう。PICK6もパスラッシュがあったからこそですしね。

セーフティはPジェイミー・ギランのコントロールパントのおかげでもあり、Kコーディ・パーキーもパーフェクトでスペシャルチームの働きも良かった試合でした。

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EDGEヴァーノンは週間MVPを獲得しました。ほんと素晴らしい活躍でした。納得のMVPです。

ただ今年は残念ながら再契約とはならず、現在チーム所属はなし。サラリーがバカ高い割にということで不満がありましたが、低いサラリーでローテーションメンバーであれば心強い選手だと思います。昨年なんだかんだで8.0サック記録してますしね。所属が決まることを願っております。



 やはり決めるところは決めるブラウンズのラン 



この試合は攻撃はちょっと苦しんだ感じはありました。前半戦得点は守備のPICK6で攻撃での得点は有りませんでした。

ただ後半RBニック・チャブ カリーム・ハントで1TDもぎりとったのはさすがでした。ハントのTDはほんと空中遊泳みたいですごかったです。毎試合感じていますが

このコンビやっぱ最高ですわ!




 ネガティブPOINT


 後半開始にターンオーバーを食らい同点に 


3Q最初のドライブ イーグルスDLフレッチャー・コックスの強烈な押し込みでファンブルロストでターンオーバー、その後TDを取られ同点を許しました。

相手をしていたのがGワイアット・テラーですが、昨シーズンは好調でラン攻撃に多大なる貢献をした選手でしたが、超一流のコックスのパワーには流石に負けてしまった場面となってしまいました。その後はなんとかターンオーバーは防ぎましたので相手を称えるしかないかなと思います。

QBの個人スタッツ
QB ベイカー・メイフィールド
 12/22 204ヤード レーティング86.2


雨が降る悪天候の中ロングボムは決めたところはありましたが、ちょっとパスミスも目立ちました。ただ致命的なミスは1本で収まったからそこまで反省しなくてもいいかなと。バイウィークを挟み3試合連続悪天候の試合でちょっと可哀想ではあります。



 ギャンブル失敗多いよねほんと 



この試合もエンドゾーンまでの1ヤードでギャンブルで押し込みを計りましたが失敗となり先制点を奪えませんでした。(TDと判定されていますがレビューの結果覆りターンオーバーとなっています。)昨シーズンはこの1ヤードのギャンブルの成功率がかなり悪かったと思います。

シーズンを通しての4thダウンギャンブル成功率は8/24 33.3%でリーグ30位 下から3番目でした。ブラウンズは昨年はリードする場面が多かったこともあり、無理してギャンブルをしなければならない場面は少なめだった。それを考えると最下位レベルの成功率の低さだったと思われます。

昨年は1ヤードの押し込みで弾き返される失敗が多かったです。これだけランが強力なチームなのに力で押し込みが出来ないのは残念です。結果論ですが正直もう少し策は練るべきでした。この点は今年改善されるか、強気に行くのをやめるか2択となるでしょう。同じ結果だけはやめようね。



 冷静じゃない当時の感想ツイート

試合当時の感想ツイートを載せるおまけのコーナーです


試合前はEDGEマイルズ・ギャレットのCOVID-19陽性となりこの試合だけでなく次週の欠場も予見していました。試合は勤労感謝の日とあってしっかりリアルタイム観戦してたようです。同日レイブンズが敗れたため地区2位浮上となりました。ただこの時スティーラーズがまだ無敗でしたので優勝は厳しい展開でしたね。


ということで7勝3敗とあれよあれよと貯金4となったブラウンズ
次回はWeek12 @ジャガーズ戦を冷静に見直します。