Week16 @ジェッツ(1-13)

10勝目を挙げたブラウンズ プレーオフ進出決定まであと1勝となりました。

AFC
シード順 チーム 勝敗
1 チーフス 13-1
2 ビルズ 11-3
3 スティーラーズ 11-3
↑プレーオフ確定
4 タイタンズ 10-4
5 ブラウンズ 10-4
6 コルツ 10-4
7 ドルフィンズ 9-5
↑プレーオフ圏内
8 レイブンズ 9-5
9 レイダース 7-7

昨年からワイルドカードが1チーム増えました。しかしAFCは思いの外星勘定が上がっており、10勝でもあぶないという状況となってしまいました。普通に考えたら10勝すりゃプレーオフ決定だったと思ったのになぁという感想でしたね。

今回の対戦相手はジェッツです。ジェッツはここまで1勝13敗と残念な成績となってしまっています。先発QBサム・ダーノルドはベイカー・メイフィールドとドラフト同期の3年目 3位指名という高順位ながらその力をなかなか発揮出来ないシーズンとなってしまいました。

ドラフト時にブラウンズには指名されたくないという内容の発言もしており、正直あまりいい印象はありません。そのドラフト後ジェッツとは毎年対戦があり2連勝中です。この試合も勝ちきってプレーオフを確定したい一戦でした。

しかしこの試合はブラウンズは試合前日にCOVID-19の陽性者がまた出て、大量の濃厚接触者が出てしまい大量の欠場者がでてしまいました。欠場者の詳細は下のロースターの項目で書きます。とにかく試合前から緊急事態発生となった試合となってしまいました。

2020cle-16-03

ジェッツ QB サム・ダーノルド


 主なロースター


2020cle-16-01
左の数字 背番号    今季加入選手    新人選手    欠場選手 
選手評価は 高SS→C-低 Dは未知数 Rは新人
OLの太字は過去2年でプロボウルに選出経験ありの選手です。
右の順位 NFLTOP100に選出された選手 その順位


試合前日に大量の濃厚接触者発生により、WR4人+LB2人が欠場となりました。

WR
 ジャービス・ランドリー
 ラシャード・ヒギンズ
 カダレル・ハッジ
 ドノバン・ピープルズ-ジョーンズ
LB
 B.J・グッドソン
 ジェイコブ・フィリップス


レシーバーは全滅(残ったのはWRマービン・ホールのみでベンチをほぼ温めていた選手)でパス攻撃はぶっつけ本番となります。


WRジャービス・ランドリーは新人から7年間怪我なく全試合出場を続けていましたが、濃厚接触者というなんともし難い理由で連続試合出場記録が途絶えてしまいました


これに関してはさぁ、記録につけないということにしてくれないかねぇ。不憫な形で記録が途絶えるのは残念です。

濃厚接触者に加えGワイアット・テラー Tジェドリック・ウェルズも欠場。攻撃陣は崩壊寸前状態となります。頼みの綱はRBとTEとなると予想された試合でした。

ジェッツはこの試合での欠場はTEライアン・グリフィンのみでしたが、怪我人リスト入りの多さで修正しきれてない苦しい状態でした。


ちなみに濃厚接触の原因は練習後の疲労回復用のプールでの接触だったようです。このご時世なのでしっかり注意してほしかったなぁ。


【当時の展望】





 スコア


SnapCrab_2021No-00081

https://nfljapan.com/score/50562

 敗戦 やはりパス攻撃が出来ないと厳しかった

画像

ある程度覚悟は出来ていたとは言え、RB TEが入ればなんとか攻撃できるんじゃないかと思っていたところもありました。ただそれを活かすことができず、残念ながら想定した最悪の結果となってしまいました。

最後になんとか追い上げましたが一歩届かず。COVID-19が悪いのは確かではありますが、もう少しエンジンが早くかかれば十分勝てた可能性もあっただけに悔しい敗戦。プレーオフ進出は最終戦の結果次第となりました。


 ゲームハイライト動画 

https://www.youtube.com/watch?v=fPrAu9neHio

細かいSTATS(PDF)



 ポジティブPOINT


 WRブラッドリーが孤軍奮闘 



WRがほぼ全滅となり、PS(練習生)から急遽上げ試合に投入することになった試合でした。

この試合のWR登録は3選手のみ
 マービン・ホール
 デマーカス・ブラッドリー
 デリック・ウィリーズ


ウィリーズは一昨年数試合出場経験があるので、一番チームに慣れている選手でしたが出場は3スナップのみ、ホールは今年シーズン途中に拾った選手ですが、ほぼ出場はSTのみ。ブラッドリーは申し訳有りませんが初めて聞く選手でした。

そんな中WRブラッドリーのみが孤軍奮闘してくれました。

個人スタッツ
WR デマーカス・ブラッドリー
 5/11 60ヤード


なかなか合わせるのが難しい中がんばってくれました。正直TE勢に頑張ってもらうしかという状況だと予想してたんですが、思いの外TEと合わなくて勝負できなかったというのも苦しかったです。

ブラッドリーは昨年のドラ外で、今年もチームに残っていますが、ロースターに残るのは難しい位置だと思われます。PSでチャンスが来るのを待つかどこか拾うところがあれば頑張っていただきたい。


 フィールドゴールブロック 



一つじゃなんだし、絞り出してもう一つ

3Qに追加点を阻止しました。ブロックしたのはCBタヴィエール・トーマス。3年目の選手で昨年はスペシャルチームの他にNBとして出場機会が増えた選手です。パスカバーについてはあまり印象がないですが、タックルやブリッツに関してはなかなか悪くなかったなという印象の選手でした。

今年はFAとなりテキサンズと契約しました。もう少しパスカバー面が強化されれば面白い選手だと思います。現状でもスペシャルチームの戦力として使えるのでロースターには残れるかなと思います。



 ネガティブPOINT


 OLが苦しく、メイフィールド被サック4 ランも不発 


この試合はGワイアット・テラー Tトリスタン・ワーフスが欠場 代役にGニック・ハリス Tケンドール・ラムが出場

残念ながらこの代役の2人がイマイチなパフォーマンスでプロテクションが崩壊QBベイカー・メイフィールドは4サック 7QBヒットを食らい、タダでさえ厳しいパス攻撃がさらに厳しくなってしまいました。

2つのファンブルロストもOLのプロテクション崩壊によるものでした。正直ジェッツのパスラッシュの警戒度が低かったのかなぁと。ここまでやられるとは私も思っておりませんでした。


問題は頼るべきだったラン攻撃も封じられてしまったことです。正直ランの回数を制限したのかどうかわかりませんが、いつもよりもランで攻める回数が減っており(チーム合計ラン18回 パスは53回)そこの作戦がどうだったのかなぁと疑問の残る試合でもありました。ランがでなくても続けてれば打開してくれそうなRBコンビなので、ちょっと残念な采配だったと思います。


 アサイメントミス多発 


でたわよ。

昨年のブラウンズ名物アサイメントミスで超ワイドオープン祭り開催。


正直相手QBサム・ダーノルドのパフォーマンスはよくなかったです。かなり苦しい攻撃でしたが、そんな調子が悪くてもあれだけオープンなレシーバーならプロなんだから通せますよ。

ほんと昨年はこういうカバーの受け渡しミスで誰もつかないという残念なミスが多かったです。Sアンドリュー・センデホーに無理やりFSをやらせているDCジョー・ウッズの采配にもほんと疑問ばかりが募っています

昨年の戦力では修正無理だったのかもしれませんが、色々やって駄目だったらこちらも納得が行くのですが、頑なに変えないのがどうしてなんだろうと素人ながら思ってしまいます。今年もDCはウッズですが、今年は昨年のようにはなりませんよね???



 冷静じゃない当時の感想ツイート

試合当時の感想ツイートを載せるおまけのコーナーです

最後のプレイ ファンブルしていたようで、2ミニッツ後のファンブルに関して 攻撃側がリカバーした場合ファンブルした地点でダウン判定になります。(わざとファンブルして他の選手に拾わせて進むという裏技があったためできたルール)


ということで10勝5敗と成績はかなりいいもののプレーオフピクチャーではギリギリの7位
自力プレーオフの目は残っているけど負けると危うい位置にいる状況です。
次回はWeek17 スティーラーズ戦2回戦目を冷静に見直します。