ワイルドカードプレーオフ
 @スティーラーズ(12-4)

18年ぶりのプレーオフ進出となったブラウンズ ワイルドカードプレーオフは敵地に乗り込み同地区スティーラーズとの対戦となります。シーズン最終戦から連戦となります。

ブラウンズは最終戦に続きCOVID-19蔓延に悩まされていました。この試合は指揮官であるケヴィン・ステファンスキーHCを筆頭にWRカダレル・ハッジ Gジョエル・ビトーニオが陽性 先週もCOVID-19リスト入りしていたLB B.J・グッドソン CBデンゼル・ウォードもリストから抜けられず欠場と厳しい状態となっています。



ブラウンズ一筋7年のGビトーニオがプレーオフに出られないのは非常に残念なこととなってしまいました。指揮官も不在の中厳しい戦いとなります。

ちなみに代替HCはスペシャルチームコーディネーターのマイク・プリーファーが務めることとなります。


対するスティーラーズは前節温存していた主力が復帰しほぼ万全な状態でこの試合を迎えることとなります。リーグ1位のサック数を誇るパスラッシュは強力で、ここをどう封じるかが問題となります。そして攻撃はQBベン・ロスリスバーガーのパス攻撃が炸裂するか

開幕11連勝時からはちょっと勢いが落ちていますが、それでも実力的には上であり試合前は厳しいだろうなぁと感じるところでした。

2020cle-18-03

スティーラーズ QB ベン・ロスリスバーガー


 主なロースター


2020cle-18-01
左の数字 背番号    今季加入選手    新人選手    欠場選手 
選手評価は 高SS→C-低 Dは未知数 Rは新人
OLの太字は過去2年でプロボウルに選出経験ありの選手です。
右の順位 NFLTOP100に選出された選手 その順位

ブラウンズは上述のCOVID-19リザーブリスト入り5選手に加え、EDGEオリビエ・ヴァーノンが怪我人リスト入りとなってしまいました。ほんとに守備は辛い状況となってしまっています。

スティーラーズの方はCBジョー・ヘイデンがリザーブリスト入りで欠場となりましたが、ヘイデン以外はフレッシュな状態で試合に望んでいます。


【当時の展望記事】




 スコア


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https://nfljapan.com/score/60326

 相手の自滅からモメンタムを引き寄せ完勝  

画像

試合開始直後から何が起こってるんだ??という嬉しいながら困惑もある試合でした。前半でまさかの35-7 4ポゼ差という大量リードを奪うことに成功しました。

そのリードを守りきってスティーラーズに連勝という、今まで受けた屈辱を返すことに成功しました。

ブラウンズのプレーオフ勝利は26年ぶりだったそうです。18年出てなければそりゃそうなるよね。。。しかし当時は参加することに意義がある状態で勝てると思ってなかったのでまあびっくりですよ。


 ゲームハイライト動画 

https://www.youtube.com/watch?v=vnrytrYaK64

細かいSTATS(PDF)


【当時の振り返り記事】




 ポジティブPOINT


 まさかの5ターンオーバー奪取 



開幕の守備ドライブからまさかの展開、スティーラーズのスナップミスでリカバーTDを奪い先制

その後もミス連発のスティーラーズオフェンスから計5つのターンオーバーを奪取。スティーラーズ側の調子が明らかにおかしかったこともありますが、それを見事にものにした守備陣が素晴らしかったとも言えます。

ターンオーバー奪取順は

S カール・ジョセフ(1Q リカバーTD)
CB M.J・スチュワート(1Q INT)
S シェルドリック・レッドワイン(1Q INT)
EDGE ポーター・ガスティン(2Q INT)
LB シオネ・タキタキ(4Q INT)


伏兵的選手達が見事活躍となりました。CBスチュワートは2試合連続INTと運が向いている状態でしたね。

パスラッシュでうまくプレッシャーをかけられたこともミス誘発につながったことは間違いないです。スティーラーズ相手にこんなことが起こるのはもう無いかもなぁwwwしっかり目に焼き付けておきましょう。


 前半で5TD奪取 




上記のターンオーバーラッシュのおかげですが、攻撃陣もしっかりTDを取りきったことで前半で35点取りセーフティーリードを奪うことに成功しました。 

RB ニック・チャブ 1TD
RB カリーム・ハント 2TDラン
WR ジャービス・ランドリー 1TD
TE オースティン・フーパー 1TD


ブラウンズの攻撃の主力がすべて詰まった素晴らしい攻撃でした。ほんと昨シーズンの集大成と言っていい攻撃だったと思います。


 代役Gダン 見事なプロテクション 



Gジョエル・ビトーニオの欠場により中央のプレッシャーをどうにかしないといけないところでした。PSから昇格しこの試合の先発Gを務めたマイケル・ダンが見事な活躍で、スティーラーズ守備のプレッシャーをしっかり押さえつけることに成功しました。

正直名前も初めて聞く選手でしたので、不安満載でしたが一発で名前を覚えるレベルの素晴らしい活躍でした。後半に負傷し離脱したのは残念でしたが、今年は控えとしてロースターに残って欲しい選手の一人となりました。彼がいることでOLの厚みが増すこととなるでしょう。

ちなみに負傷後に出たGブレイク・ハンスは試合前に急遽契約した選手でしたが、彼もしっかり仕事をこなしており、ラッキーボーイ的な存在となってくれました。ほんとこの2人がこの試合のMVPだったかもしれません。



 ネガティブPOINT


 治らない守備の緩め方 


前半で大量得点とってたからいいですが、いつもどおり緩め方が下手すぎます。全然追いつかない点差ではありましたけど、後半27失点ですからねぇ。でも今回はまあそんな言うほどでもないですがね、あまり反省するところがないので書いたところもあります。

ただ昨年はくらわなかったですが、どこかで大逆転食らってもおかしくないレベルですので、今年は改善されることを願いたい。



 冷静じゃない当時の感想ツイート

試合当時の感想ツイートを載せるおまけのコーナーです


お祭り騒ぎの試合でしたが、後半の失点っぷりに来週大虐殺されるんじゃないかなと不安というか、もう大満足すぎてなんでも来いという感じです。

ということで26年ぶりプレーオフ勝利となったブラウンズ
次回はディビジョナルプレーオフ チーフス戦を冷静に見直します。