※9/3 最終ロースター更新



 2020シーズンのチーム成績


2020スタッツ01 ビルズ

昨年は11連覇していたペイトリオッツを止め、25年ぶりの地区優勝 そしてAFCチャンピオンシップまで進み、スーパーボウルまであと一歩のところまで来ました。

QBジョシュ・アレンが覚醒、補強したWRステフォン・ディグスとのホットラインはNFLトップクラスのパフォーマンスでした。今年もこのパス攻撃には大きく期待ができるでしょう。

ただちょっと守備が例年から比べるとイマイチな出来でした。軸となるパスラッシャーが不在で殴り合いとなってしまう試合も多かった印象です。チャンピオンシップでもチーフス相手に圧倒されていましましたので、スーパーボウル進出のために改善が求められる。


 コーチ陣


コーチ名 年齢
HC シーン・マクダーモット 47
OC ブライアン・ダーボル 46
AHC/DC レスリー・フレージャー 62

HC:ヘッドコーチ
OC:オフェンシブコーディネーター
DC:ディフェンシブコーディネーター
AHC:アシスタントヘッドコーチ


2021 01buf 001
HC シーン・マクダーモット

シーン・マクダーモットはHC就任5年目を迎えます。見事な采配でチームをカンファレンス有力チームに育て上げました。あとはスーパーボウルを目指すだけです。

コーディネーター陣も昨年と変わらない陣容です。OCブライアン・ダボールには昨年の攻撃をどれだけ維持できるかが仕事となるでしょう。

DCレスリー・フレイザーはアシスタントHCも兼任 シーン・マクダーモットと二人三脚でチームを指揮してきた人材です。ただ昨年の守備はイマイチなパフォーマンスだったので、元の守備に戻し、攻守のバランスを取り戻せるかが今年の課題となるでしょう。


 ドラフト加入選手


順位 ポジション 選手名
1 30 EDGE グレゴリー・ルーソー
2 61 EDGE カルロス・バシュハム
3 93 T スペンサー・ブラウン
5 161 T トミー・ドイル
6 203 WR マルケス・スティーブンソン
6 212 S ダマー・ハムリン
6 213 CB リチャード・ワイルドグース
7 236 G ジャック・アンダーソン

2021Draft-30

上述の通り軸となるパスラッシャーが不在ということで、1巡目でEDGEグレゴリー・ルーソー 2巡目でEDGEカルロス・バシュハムと2枚のパスラッシャーを指名しました。どちらも先発争いをしてくれることを期待したい。


より詳しくはドラフト記事を御覧ください




 ロースター


 【攻撃編】 

2021 01 buf 2o
   放出・離脱選手  No.:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
 IR  シーズンエンドの怪我人リスト入り
 IR  復帰可能の怪我人リスト入り
 PUP  6試合経過後復帰可能のリスト入り
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です



4年目を迎えるジョシュ・アレン 昨年はパスの精度が大幅に向上し、NFLトップクラスの肩の強さと融合し見事なパフォーマンスを見せました。4度の週間MVP 9月・12月の月間MVPを獲得。シーズンMVP候補にもなる活躍でした。

WRステフォン・ディグスとのホットラインはNFL屈指のレベルです。今年の攻撃もこのホットラインが軸となることでしょう。

あと無視できないのが走力の高さです。2年目まではこの走力でスクランブルで打開することが多く、守備にとっては頭を悩ますことでしょう。


バックアップに昨年までベアーズの先発QBを努めていたミッチ・トルビスキーを獲得しました。常時先発としては厳しいパフォーマンスではありましたが、実績は十分です。ただアレンに何かが無い限り出番はないでしょう。

 QB 
2021 01 buf 002
QB ジョシュ・アレン



 RB 
3年目のデビン・シグレタリー 2年目のザック・モスの2人で出場機会を分け合うこととなるでしょう。

シグレタリーはちょっと一発の驚異は少ない。モスは昨年怪我をするまではなかなかのパフォーマンスでした、モスのほうが一発抜け出す能力があり、成長も期待できると思います。

パス攻撃が軸なのでランはアクセントなところがあり、そこまで大きな脅威となることはないかもしれませんが、油断できないようなパフォーマンスを見せてほしいところです。



 WR 
昨年獲得したWRステフォン・ディグスがエースです。QBアレンとは長年やってたような見事な連携でした。ディグスは昨年のレシーブヤード王を獲得しました。(1535ヤード)ロングからショートなんでもこなし、ランアフターキャッチも驚異。レシーブ能力も高く弱点がないレシーバーです。今年もレシーブ王を取れるようなパフォーマンスに期待したい。

スロットレシーバー コール・ビーズリーは確実性の高いレシーブとランアフターキャッチが得意な選手で攻撃にリズムを与える選手です。しかしワクチン拒否によるプロトコルに不満を示しホールドアウトをしていましたが、キャンプには無事参加しています。引退も示唆していただけに一安心です。


ディグスの反対側は補強したベテランレシーバー エマニュエル・サンダースが有力でしょう。ちょっと衰えも感じるところがあり、FAで移籍したジョン・ブラウンからすると戦力ダウンとなるかもしれません。2年目のガブリエル・デイビスも先発を勝ち取る可能性も十分あるでしょう。

2021 01 buf 003
WR ステフォン・ディグス



 TE 
3年目のドーソン・ノックスが先発 ちょっとレシーブ能力に不安があり、ドロップが多めの選手です。

FAでジェイコブ・ホリスターを獲得しましたので、ノックスのパフォーマンス次第では先発が入れ替わる可能性も十分あるかもしれません。


 ※追記 
ホリスターはロースターカットとなりました。



 OL 
昨年の先発メンバーが全員残留となっています。怪我で離脱していたG/Tコディー・フォードが復活となれば更に強化となることでしょう。ランブロックがイマイチなところがあったのでそれが改善されることに期待したい。

控えもしっかり補強で層を厚くしていますので盤石なユニットかなと思います。

PFFオフェンスラインランキング 13位と上位の方にランクされています。




 スペシャルチーム 
キッカーは2年目のタイラー・バス 新人年はFG成功率82.4%とギリギリ及第点といったところです。50ヤード以上もまずまず決めており、今年は更に安定感が増すことに期待したい。

パンターはFAで補強したマット・ハックが務めます。



 【守備編】 

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   放出・離脱選手  No.:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
 IR  シーズンエンドの怪我人リスト入り
 IR  復帰可能の怪我人リスト入り
 PUP  6試合経過後復帰可能のリスト入り
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です



 DL 
昨年先発だったクイントン。ジェファーソンが移籍 今年の先発はエド・オリバーとスター・ロトゥレレイとなるでしょう。

オリバーは3年目で順調に成長してきています。今年はプロボウルレベルまで成長を期待したい。ベテランのロトゥレレイは昨年はオプトアウトで全休となっていました。パフォーマンスが落ちていないことを願いたい。



 EDGE 
ジェリー・ヒューズ マリオ・アディソンのベテランパスラッシャーコンビは今年も残留しています。ただこの2人が先発のままでは昨年良くなかったパスラッシュの改善は見込めないかなと思います。

1巡目指名のグレゴリー・ルーソー 2巡目指名のカルロス・バシュハム 2年目のA.J・エパネサが先発を奪う展開に期待したい。ベテラン勢がローテーションでフレッシュな状態で出場となるのが理想でしょう。



 LB 
トレメイン・エドマンズ A.J・クライン マット・ミラノと先発が揃っています。昨年守備が大幅に崩れなかったのもこのユニットが安定してたからというのもあったでしょう。今年も中央付近の守備は崩れることはないでしょう。

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LB トレメイン・エドマンズ



サイドはトレデビオス・ホワイト リーバイ・ウォレスが先発となるでしょう。

ホワイトはNFLトップクラスのシャットダウンコーナーです。今年も1対1で相手レシーバーを封じる役目となるでしょう。ウォレスも能力は高くパス守備が大きく崩れることはないでしょう。

NBはタロン・ジョンソンが務めます。LBと出場を分け合う形となりますが、昨年はキャリアハイの94タックルを記録しています。

ちょっと不安なのは控えが実績がない選手となっており、怪我をしたときの代役が未知数です。怪我だけには注意したい。
 CB 

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CB トレデビオス・ホワイト



 S 
今年もSSジョーダン・ポイヤー FSマイカ・ハイドが健在です。

ただどちらも30歳を超えピークは過ぎたかなぁと感じる昨年のパフォーマンスでした。それでもまだ能力は高いですがね。どちらの選手もボールへの臭覚が鋭くポジショニングが良い選手です。今年も怪我なくシーズンを通して活躍を期待したい。

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S ジョーダン・ポイヤー



 スケジュールと展望


 スケジュール 

2021スケジュール01 ビルズ

序盤スティーラーズ ワシントンFT チーフス タイタンズと昨年の地区優勝を果たしたチームとの対戦が多く組まれています。特にチーフスとの対戦は昨年のチャンピオンシップの再戦となり注目の一戦となります。

ライバルとなるであろうドルフィンズとの対戦も前半に2戦組まれており、前半戦は結構厳しいスケジュールとなっているかなと。ここをしっかり勝ち越せなければ2連覇は怪しくなるかもしれません。前半戦からスパートしていきたい。


 展望 

戦力的にはほぼ主力が残った形となりますので、今年も期待度は高いチームとなることでしょう。唯一戻ってくるか不安だったビーズリーもプレイするみたいですしね。キャンプが始まり不安も払拭され、今年も期待度は高いです。

守備は新人EDGEが1年目から活躍できるかどうかが一番の注目かなと思います。パスラッシュは昨年の弱点でしたしね。元々守備が強いチームですので、ここが改善されればNFLトップクラスの守備に戻ることも十分あります。

今年はパス攻撃だけでなく攻守バランスが取れたチームに変わって地区二連覇 そしてスーパーボウル進出を狙いたい