※9/4 最終ロースター更新



 2020シーズンのチーム成績


2020スタッツ13 チーフス

昨年は安定した攻守のバランスで最終戦を前にして第1シードを獲得しました。プレーオフではQBパトリック・マホームズの脳震盪のアクシデントがありましたがなんとか乗り切り、2年連続のスーパーボウル進出となりました。残念ながらスーパー2連覇はバッカニアーズに阻止され惜しいシーズンとなりました。

攻撃は若きスーパースターQBパトリック・マホームズのプレイが素晴らしく、想像を超えるプレイを毎年見せてくれます。昨年も文句のつけようのない攻撃でした。

守備は開幕前はCBの戦力に不安がありましたが、若手が頑張ったおかげで予想以上の守備となったと思います。

今年もスーパーボウルに一番近いチームかな。


 コーチ陣


コーチ名 年齢
HC アンディー・リード 63
OC エリック・ビエネミー 52
DC スティーブ・スパグヌオーロ 62

HC:ヘッドコーチ
OC:オフェンシブコーディネーター
DC:ディフェンシブコーディネーター
AHC:アシスタントヘッドコーチ

2021 13 kc 001
HC アンディー・リード

アンディー・リードHCは今年でHC業23年目を迎えます。チーフスに来て8年連続勝ち越しプレーオフも7回進出と安定した成績を収め、一昨年には悲願のスーパーボウル制覇も達成しました。後に殿堂入りすることは間違いないHCです。

OCエリック・ビエネミー DCスティーブ・スパグヌオーロは昨年と変わらない陣容です。攻守ともに安定しているので、今年も素晴らしい手腕を発揮してほしい。



 ドラフト加入選手


順位 ポジション 選手名
2 58 LB ニック・ボルトン
2 63 C クリード・ハンフリー
4 144 EDGE ジョシュア・カインドー
5 162 TE ノア・グレイ
5 181 WR コーネル・パウエル
6 226 G トレイ・スミス

2021Draft-58

今年はTオーランド・ブラウン獲得のため2巡目からの指名となりました。

2巡目にLBニック・ボルトンを指名。ちょっとラン守備の不安を感じることもあり、良い指名だったのではないでしょうか。

同じく2巡目でCクリード・ハンフリーを指名 OLの不安を最後に露呈したこともあり、OL補強はなんぼあってもいい状態です。


より詳しくはドラフト記事を御覧ください


 ロースター


 【攻撃編】 

2021 13 kc 2o
   放出・離脱選手  No.:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
 IR  シーズンエンドの怪我人リスト入り
 IR  復帰可能の怪我人リスト入り
 PUP  6試合経過後復帰可能のリスト入り
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です



5年目を迎えるパトリック・マホームズ すでにシーズンMVP スーパーボウルMVPを獲得した新世代スーパースターQBです。肩の強さ、フットワークの軽さがあり、とんでもない体制からでも強引にパスを通す信じられないプレイをします。今年のMADDEN NFLのカバーにも選ばれたNFLを代表するQBです。

バックアップはベテランのチャド・ヘニーが務めます。昨年は最終戦の主力温存の試合で先発し敗戦 脳震盪の緊急登板でギリギリ逃げ切りなど、ヒヤヒヤするプレイでした。なるべく緊急登板とならないことを祈りたい。

 QB 
2021 13 kc 002
QB パトリック・マホームズ



 RB 
2年目のクライド・エドワーズ-イレアーが先発となります。昨年は803ヤードを記録しチーフスのラン攻撃を牽引しました。170cmと小さな体で細かく動き捕まえにくいRBです。

2番手はまだ決まっていない状況で、ロースター残留もかけた競争となることでしょう。

長年チームのランを支えたFBアンソニー・シャーマンが引退を表明し、その穴埋めでマイケル・バートンを補強しています。



タイリーク・ヒル メコール・ハードマン デマーカス・ロビンソンの3人の先発は昨年と同様の陣容となります。

ヒルはリーグ屈指のスピードを誇るレシーバーで、抜け出す能力、ランアフターキャッチはナンバー1と言っても過言では有りません。エースレシーバーとして今年も驚異的なパス攻撃を披露することは間違いないだろう。

ハードマンもスピードタイプでリターナーとしても活躍。ロビンソンはそこまで目立つ活躍をする選手ではありませんが、たまにいいところでレシーブする印象です。
 WR 

サミー・ワトキンスが抜けましたが、この3枚のレシーバーが健在なので問題はないでしょう。ただ層は薄いので怪我には注意です。

2021 13 kc 003
WR タイリーク・ヒル



 TE 
トラビス・ケルシーは昨年1416ヤードレシーブを記録し、歴代TEシーズンレシーブヤード記録を更新しました。1対1で抑えられる守備選手はおそらくおらず、どう封じるかはパス投げる方をなんとかするしかない選手です。正直物理的にケルシーが取れるパスが来たら抑えるのは無理と思いましょう。現時点のリーグナンバー1TEだと思います。

2番手はブレイク・ベル 一昨年所属しており出戻ってきました。

2021 13 kc 004
TE トラビス・ケルシー



昨シーズン スーパーボウルで破れた原因となったOL 主力が怪我で離脱となったため控えクラスが出場したとは言え、QBマホームズの受けたプレッシャーは厳しいものでした。

その反省からか主力だった両Tエリック・フィッシャー ミッチェル・シュワルツ Cオースティン・ライターを放出

トレードでレイブンズからTオーランド・ブラウン FAでGジョー・スーニー ドラフトでCクリード・ハンフリーを獲得 昨年医療従事に専念したためオプトアウトしたGローレント・デュバネイターディフも戻ってきます。昨年とまったく違うユニットができあがりました。戦力としては申し分ないのであとは連携がとれるかだけです。
 OL 

PFFオフェンスラインランキングは7位となりました。戦力的にはそれだけのメンバーは揃いましたがほぼ総入れ替えなのでうまくいくかはやってみないとわからない。



 スペシャルチーム 
キッカーは5年目のハリソン・バトカー 昨年は92.6%とかなり高いFG成功率を挙げました。ただXP成功率が88.9%と何故か低いです。今年はここの改善が求められます。



 【守備編】 

2021 13 kc 2d
   放出・離脱選手  No.:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
 IR  シーズンエンドの怪我人リスト入り
 IR  復帰可能の怪我人リスト入り
 PUP  6試合経過後復帰可能のリスト入り
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です



 DL 
先発はクリス・ジョーンズ とシーホークスからFAで獲得したジャラン・リードとなります。

ジョーンズは昨年7.5サック リードは6.5サックとDLでは強烈なパスラッシュを見せています。リーグ屈指のコンビとなりそうですね。かなり期待できそうです。

2021 13 kc 005
DL クリス・ジョーンズ



 EDGE 
目立った補強はなくフランク・クラークの頑張りが必須となります。ただクラークは今年3月に銃刀法違反で逮捕され、そのペナルティがあるかどうかも心配となります。出場停止となった場合更に厳しい状況となることは間違いない。

2年目のマイク・ダナが先発として成長してもらわないと困る状況となっています。かなり不安なユニットと言っていいでしょう。



 LB 
昨年の先発ダミアン・ウィルソンを放出 今年はアンソニー・ヒッチンズのみが先発が決まっている状態です。新人のニック・ボルトンが先発を勝ち取ってくれると面白い。

昨年ラン守備はあまりうまく行きませんでした。DLの問題もありましたが、今年はDLは補強できたので、今年だめならLBの責任となりそうですのでがんばりたい。



 CB 
チャーバリウス・ウォード ラジャニアス・スニードが先発となります。昨年は開幕前は不安でしたが、蓋を開けてみたら若手の活躍でパス守備は予想以上のパフォーマンスでした。今年もこの若手コンビの活躍に期待したい。



 S 
SSタイラン・マシュー FSダニエル・ソレンセン ジュアン・ソーンヒルとデプス上はなっていますが、マシューとソレンセンはどちらもできプレイによって役割を変化できる感じです。

マシューはボールへの反応・臭覚はリーグトップレベルで、セーフティブリッツも脅威です。もちろんパスカバーも昨年6インターセプトを記録するボールホークでもあり、なんでもできるSです。昨年はオールプロにも選出されたNFLを代表するSです。

ソレンセンはタックル力があり ソーンヒルはパスカバー力に長けている印象です。強烈なユニットです。NBが足りないのでだれかNBの役割をすることになるかなと思われます。

2021 13 kc 006
S タイラン・マシュー



 スケジュールと展望


 スケジュール 

2021スケジュール13 チーフス

開幕戦でブラウンズと対戦となります。開幕戦16年勝ちがないブラウンズ相手です。記録止めさせてくれないかな・・・その後もレイブンズ チャージャースと強敵と当たることになります。順調なスタートを切りたいところですがどうなるでしょう。

同地区対決が終盤に固まっています。それまでにセーフティーリードを保っておきたいですね。


 展望 

今年も攻撃陣は強力なメンバーを維持できています。ただOLがほぼ総入れ替えとなったこともあり、プロテクション・連携などに問題が起きないことを祈りたい。問題がなければ今年も圧倒的な得点力を生み出す攻撃となることでしょう。

守備はEDGEがかなり不安ですね。クラークの処遇次第ではちょっとまずい状態になるかもしれません。開幕前に補強も考えられます。DL LBなどを補強したこともあり、カバーできればいいなぁというのは楽観視かな?

攻守ともに不安なところはあるものの、今年も地区優勝・AFCカンファレンス最右翼のチームといっていいでしょう。それだけマホームズの攻撃がやばい。