9/4 最終ロースター更新



 2020シーズンのチーム成績


2020スタッツ22 ベアーズ

昨年は正直攻撃はなんとも言えない状態でした。4年目のQBミッチ・トルビスキーのパフォーマンスも期待は上回らず、補強したニック・フォールズもイマイチ。かなり停滞した攻撃だったと思います。

その分守備がかなり頑張りを見せ守りきって勝ちを拾う試合が多かったです。リーグトップクラスの守備が健在だったことで五分の星ではありましたが、なんとかプレーオフの切符を掴み取ることができました

今年は攻撃の改善が求められるシーズンとなるでしょう。


 コーチ陣


コーチ名 年齢
HC マット・ナギー 43
OC ビル・レイザー 49
DC シーン・デサイー 38

HC:ヘッドコーチ
OC:オフェンシブコーディネーター
DC:ディフェンシブコーディネーター
AHC:アシスタントヘッドコーチ

2021 22 chi 001
HC マット・ナギー

就任4年目を迎えるマット・ナギーHC 昨年は結果が出なければ解任となるだろうと思われていましたが、ギリギリ結果を残し残留となりました。攻撃畑のコーチですが、ここまで攻撃がなかなか上回らないこともあり、今年こそ改善してほしいところです。

OCビル・レイザーは昨年呼び寄せたコーディネーターです。昨年は期待には答えられなかったので今年はナギーHCとともに結果が必要となることでしょう

昨年までDCを務めていたチャック・パガーノはコーチ業引退を表明しました。新DCにはシーン・デサイーがセーフティコーチから昇格となります。パガーノから引き継いた守備を維持できるかは重責となるでしょう。



 ドラフト加入選手


順位 ポジション 選手名
1 11 QB ジャスティン・フィールズ
2 39 T テベン・ジェンキンス
5 151 T ラリー・ブローム
6 217 RB カリル・ハーバート
6 221 WR デズ・ニューサム
6 228 CB トーマス・グラハムJr.
7 250 DL キアレス・トンガ

2021Draft-11

1巡目はトレードアップしてQBジャスティン・フィールズを指名しました。長年生まれなかったフランチャイズQBにピリオドを打ってほしいところです。かなり期待された指名です。

2巡目はTテベン・ジェンキンスを指名 攻撃陣の立て直しのため上位は攻撃陣の指名で固めました。改善が見られることに期待したい。

より詳しくはドラフト記事を御覧ください




 ロースター


 【攻撃編】 

2021 22 chi 2o
   放出・離脱選手  No.:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
 IR  シーズンエンドの怪我人リスト入り
 IR  復帰可能の怪我人リスト入り
 PUP  6試合経過後復帰可能のリスト入り
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です



ミッチ・トルビスキーはFAとなりビルズと契約となりました。ドラフト2位指名で獲得したQBだっただけにフランチャイズQBとなれなかったのは非常に残念な結果となりました。

先発はアンディ・ダルトンが有力となるようです。



昨年はカウボーイズで控えスタートでしたがプレスコットの怪我で出番をもらい、まずまずのプレイメイクをしてきました。ベンガルズで長年先発を務め5回のプレーオフ経験を持つベテランQBですので、しっかり連携が取れればそれなりな成績は収められることでしょう。

1巡目指名のジャスティン・フィールズは開幕はベンチスタートとなるでしょう。プレシーズンで素晴らしいパフォーマンスを見せましたが、基本はベンチで勉強の1年となることでしょう。ただ状況次第では早めに出番がくるかもしれませんがね。

ニック・フォールズはキャップの事情がありカット出来ない状態ですので3番手で残るでしょう。

 QB 
2021 22 chi 002
QB ジャスティン・フィールズ



 RB 
エースは3年目のデビット・モンゴメリーとなります。昨年は1070ヤードランを記録しラン攻撃を牽引しました。カットバックがうまくするっと抜け出すことができ、レシーブもうまい選手です。今年も1000ヤードを目指してほしい。

モンゴメリー一択だったランでしたが、今年はダミアン・ウィリアムズを補強し2番手でもランを稼げることを期待したい。

タリク・コーエンはちょっと成績が落ちてきておりますが、リターナーとしての能力は高いのでそちらで期待したい。

2021 22 chi 003
RB デビット・モンゴメリー



 WR 
アレン・ロビンソンはフランチャイズ指定を受け残留となりました。正直レシーバーはロビンソンに頼りっぱなしで、居なくなったらかなりの戦力ダウンだったので今年はまだなんとかなるなと一安心です。リーグトップレベルのディープスレッドレシーバーですが、昨年はキャリアハイの102レシーブを記録し、ショート・ミドルでも信頼度の高いレシーバーです。

今年は大きな補強もなく、2番手以降が正直誰になるかわからない。2年目のダーネル・ムーニーには期待したいが、戦力的には大きな期待はかけられず、今年もロビンソン頼りとなってしまいそうです。

2021 22 chi 004
WR アレン・ロビンソン



 TE 
先発はジミー・グレアムが務めると思われます。さすがに35歳となりピークは過ぎましたが、まだまだレシーブの信頼度は高い選手です。

2年目のコール・コメットは2m近い長身選手で、大成してほしい期待の選手です。



 OL 
昨年の先発LTチャールズ・レノとは契約せず、新人のテベン・ジェンキンスが穴を埋めることとなります。

昨年のプロテクションは崩壊したとまではいきませんが、良かったとも言いにくいところでした。ランブロックは良かったので、今年はジェンキンスのパフォーマンスに掛けるという状況になっています。

キャンプ途中にベテランTジェイソン・ピータースを補強しましたが、昨年のパフォーマンスを見ると先発として戦力となってくれるかは微妙かなと思います。

PFFオフェンスラインランキングは27位となっています。タックルの戦力不足感が否めないので仕方がないかもしれません。



 スペシャルチーム 
キッカーはカイロ・サントスが務めます。昨年のFG成功率は93.8% キャリアハイの成績で見事なキックを見せました。今年もこの安定感を維持してもらいたい。



 【守備編】 

2021 22 chi 2d
   放出・離脱選手  No.:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
 IR  シーズンエンドの怪我人リスト入り
 IR  復帰可能の怪我人リスト入り
 PUP  6試合経過後復帰可能のリスト入り
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です



 DL 
アキーム・ヒックス ビラル・ニコルズの昨年の先発メンバーに加え、昨年オプトアウトで欠場となったエディー・ゴールドマンも帰ってきます。この3人でローテーションすることとなります。

ヒックスは相手のプロテクションを突き抜け突破してきます。ダブルカバー必須の選手です。4年目のニコルズは昨年5.0サックを記録しています。

これにゴールドマンも加わりますので、リーグトップレベルのユニットになることは間違いないでしょう。期待度はかなり高いです。

2021 22 chi 005
DL アキーム・ヒックス



 EDGE 
カリル・マック ロバート・クインのベテランコンビが今年も健在です。

マックは30歳となりましたが、まだまだトップレベルの力を維持しており、パワー・瞬発力ともに高いパスラッシュは強力です。クインは昨年2.0サックとちょっと不調でした。ピークは過ぎたかもしれませんが、まだ力が残っていると信じたいところです。

十分強いユニットですが、欲を言えば元気な若手が一人欲しいところです。

2021 22 chi 006
EDGE カリル・マック



ロークワン・スミス ダニー・トレバサンが先発です。こちらも昨年と変わらない陣容となります。

スミスはリーグ屈指のタックルマシーンです。中央のランはもちろん、外側のランもしっかり対応できる走力もあり、なんでプロボウルに選ばれてないのか不思議な選手です。トレバサンは安定したタックル力でベアーズの要としてプレイしています。

今年もラン パス共に要として心強いユニットとなることでしょう。フロント7は今年もリーグトップレベルですね。
 LB 

2021 22 chi 007
LB ロークワン・スミス



 CB 
昨年までエースCBとしてチームを支えていたカイル・フラーがブロンコスに移籍となってしまいました。その穴は今年は埋められるほど補強が出来ているとは言えない状態となっています。

2年目のジェロン・ジョンソン 補強したデズモンド・トゥルファントが先発有力となるかなと。

ジョンソンは新人年15パスディフェンスを記録しており成長を期待したい選手です。トゥルファントは31歳となりピークも過ぎた選手という印象です。もうひと花咲かせられるか勝負の年となるでしょう。

ちょっと戦力的には不安ありかなとパス守備崩壊とならないことを祈りたい。フロント7が強いのでなんとか乗り切れる可能性もありますがね。


 ※追記 
トゥルーファントはロースターカットとなりました。かなり層の薄いユニットとなりました。かなり不安ありな戦力となってしまっています。



 S 
FSエディー・ジャクソン SSテイショーン・ギプソンが先発となり、昨年と同様の陣容となります。

ジャクソンは守備範囲の広いトップレベルのFS ギプソンはボールの臭覚が鋭くポジショニングがよい選手です。今年も安定した活躍が見込めるユニットとなるでしょう。

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FS エディー・ジャクソン(今季から背番号4に変更)



 スケジュールと展望


 スケジュール 

2021スケジュール22 ベアーズ

昨年成績の良かったAFC北との対戦があるため、スケジュールの当たりは厳し目となっています。ただいい勝負はできると思うので、なんとか乗り切りたい。

同地区対決は後半戦の多めになっているので、前半戦はなんとか貯金を作って折り返して優位な立場で後半戦を迎えたいところです。


 展望 

昨年はなんとか五分の星でプレーオフ進出しましたが、やはり攻撃が改善されない限りは更に上は望めません。QBアンディ・ダルトンでどれだけ前半戦うまく立ち回れるかが今年のベアーズの行く末が決まることになりそうです。もし借金が出来た場合は新人QBジャスティン・フィールズ投入もありそうです。

守備は昨年の戦力をある程度キープ出来ている印象です。CBの戦力不足はちょっと不安ありですが、なんとか他でカバーできるかなと思います。

とにかく攻撃次第です。ただ守備でも勝てるチームではありますので、攻撃がやらかさないことが大事でしょうね。ダルトンがどうなるか想像がつかず、正直ちょっと予想しにくいチームです。