※9/4 最終ロースター更新



 2020シーズンのチーム成績


2020スタッツ27 パンサーズ

昨年のシーズン開始前は正直戦力不足が否めなく、リーグ最下位になっても致し方がないなぁと思うほどでした。5勝にとどまりましたが、負けた試合も善戦した試合が多く、失礼かもしれませんが、思いの外いいチームに仕上がってたなぁと思いました

攻撃はQBテディ・ブリッジウォーターが見事にチームの攻撃を牽引し粘り強い攻撃を見せました。RBクリスチャン・マキャフリーが序盤でシーズンエンドとなり、かなり厳しい戦力の中これだけ成績を上げれていれば十分やれたと言えるでしょう。

守備は主力大放出でどうなることかと思いましたが、ドラフト指名選手がしっかり即戦力としてチームをひっぱってくれました。立て直し1年目としてはこれからが期待できるシーズンだったかなと思います。


 コーチ陣


コーチ名 年齢
HC マット・ルール 46
OC ジョー・ブレイディ 32
DC フィル・ショー 66

HC:ヘッドコーチ
OC:オフェンシブコーディネーター
DC:ディフェンシブコーディネーター
AHC:アシスタントヘッドコーチ

2021 27 car 001
HC マット・ルール

マット・ルールHCは就任2年目となります。ベイラー大のHCから就任したこともあり、昨年は新人選手を見事に戦力として使いこなしました。今年もまだ立て直し段階ではありますが、更に成績が伸びることに期待したい。

OCジョー・ブレイディは今年で32歳と非常に若いOCです。今年はQBサム・ダーノルドを獲得したこともありダーノルドとうまく連携をとって攻撃の進化できるか期待したい。

DCフィル・ショーは66歳の大ベテランです。昨年は守備の立て直しに着手し希望の持てる状態にしました。数年後トップレベルの守備に戻ることを期待したい。



 ドラフト加入選手


順位 ポジション 選手名
1 8 CB ジェシー・ホーン
2 59 WR テレンス・マーシャル
3 70 T ブレイディ・クリスチャンセン
3 83 TE トミー・トレンブル
4 126 RB チュバ・ハバート
5 158 DL デイビヨン・ニクソン
5 166 CB キース・テイラー
6 193 G デオンテ・ブラウン
6 204 WR シー・スミス
6 222 LS トーマス・フレッチャー
7 232 DL フィル・ホフキンス

2021Draft-08

1巡目はCBジェシー・ホーンを指名 CBは昨年の弱点だったこともあり、今後の主軸として期待したい。

2巡目はWRテレンス・マーシャルを指名 レシーバー陣の最後のピースとなってほしい選手です。

より詳しくはドラフト記事を御覧ください




 ロースター


 【攻撃編】 

2021 27 car 2o
   放出・離脱選手  No.:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です



昨年先発だったテディ・ブリッジウォーターはブロンコスにトレードで移籍となりました。安定したQBだったのでもう一年チームで先発で見たかったなというのが正直な感想です。

今年の先発はトレードで獲得したサム・ダーノルドが務めることとなります。4年目を迎えるQBですが、現時点ではかなり苦戦しているQBです。ブリッジウォーターではなくダーノルドを選んだということは再生に自身があるからということでしょう。ダーノルドにとってもここからキャリアを挽回できる千載一遇のチャンスと言えるでしょう。今年は結果が求められます。

2番手はP.J・ウォーカーとなるでしょう。昨年1試合先発し勝利しました。XFLから這い上がってきたQBです。

 QB 
2021 27 car 002
QB サム・ダーノルド



 RB 
エースRBクリスチャン・マキャフリー身軽なフットワークとレシーブ能力の高いNFLを代表するRBです。タフな選手だということもあり、一昨年まではほぼ全スナップ出場という現代のRBとしてはかなりの酷使をされていました。昨年はその影響もあったかもしれませんが、序盤で負傷しシーズンエンドとなってしまいました。

昨年はマキャフリーが居なくなった後を穴埋めしたマイク・デイビスが移籍となり、また2番手RBがどうなるのか不透明な状態となっています。復帰のシーズンなので酷使だけはなんとか避けてほしいところです。

2021 27 car 003
RB クリスチャン・マキャフリー



 WR 
昨年851ヤードを獲得したカーティス・サミュエルはワシントンFTに移籍となりました。

ロビー・アンダーソン D.J・ムーアが先発となります。昨年どちらも1000ヤードレシーブ超えを記録した強烈なレシーバーコンビです。

どちらもディープスレッドレシーバーですが、アンダーソンはキャリアハイの95レシーブ回数を記録。ショート・ミドルレンジでフリーになれるポゼッションレシーバーとしても適応できることを証明したシーズンでした。今年も1000ヤードレシーブを目指してパス攻撃を牽引してほしい。

サミュエルの抜けた3番手レシーバーは新人のテレンス・マーシャルに期待したい。

2021 27 car 004
左 WR D.J・ムーア(今年から背番号2に変更)
右 WR ロビー・アンダーソン



 TE 
先発は補強したダン・アーノルドが有力でしょう。昨年はカーディナルスで438ヤードレシーブを記録しプチブレーク この力が本物かどうか今年立証したい。

昨年の先発イアン・トーマス 新人のトミー・トンブレルは控えスタートとなることでしょう。



昨年の先発だったGクリス・リード Tラッセル・オクングを放出しましたが、穴埋め補強も最低限はしたのでなんとかなるかなと楽観視しています。Tタイラー・モートンをフランチャイズ指定後に4年契約できましたしね。



新人のTブレイディ・クリスチャンセン 2年目のTグレッグ・リトルが先発争いに絡んでくれればそれなりにはいけるんじゃないかなと思います。QBダーノルドがあまり機動的ではないので崩壊すると厳しいことにもなるので蓋を開けてみてからとなるかなぁ。
 OL 

PFFオフェンスラインランキングは30位となりました。昨年の先発2人いなくなりましたが、穴埋め補強はできていますし、ちょっと評価が低すぎるかなと思います。



 スペシャルチーム 
キッカーはジョーイ・スライが務めます。昨年の成功率は80.6%とちょっとこの率では厳しい。持ち味であった50ヤード以上のキックの成功数も昨年は1回成功のみと残念な結果となっています。もういつ交代となってもおかしくないという気持ちで望んでもらいたい。

 ※追記 
スライはロースターカットとなりました。キッカーはライアン・サントソが起用されます。NFLではキックオフでしか起用されたことのない選手で、2年間CFLにも所属してました。雑草魂がありそうなキッカーですね。



 【守備編】 

2021 27 car 2d
   放出・離脱選手  No.:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
 IR  シーズンエンドの怪我人リスト入り
 IR  復帰可能の怪我人リスト入り
 PUP  6試合経過後復帰可能のリスト入り
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です



 DL 
チームを支えてきていたカワン・ショートを解雇することとなりました。昨年は怪我で序盤にシーズンエンド チームも新体制で望むということで残念ながら決別となってしまいました。まだ未所属となっています。

今年はFAでダクアン・ジョーンズを補強 2年目のデリック・ブラウンと先発を務めることとなるでしょう。

どちらもパワーのある押し込みでプレッシャーをかけることに長けており、昨年イマイチだったプレッシャーには期待したい。

ローテーションメンバーがちょっと薄いところがあるので、そこで戦力ダウンとならないようにしたい。




 EDGE 
昨年まではブライアン・バーンズ一人に頼っていたパスラッシュでした。今年はFAでハーソン・レディックを補強しました。

レディックは昨年キャリアハイの12.5サックを上げブレークをしました。その力をパンサーズでも維持できれば守備が大幅に強化となるので期待したい。

バーンズも昨年は9.0サックと一人気を吐きました。今年はこのコンビのパスラッシュは多いに機体したい。今年の守備の鍵を握るユニットです。

2021 27 car 005
EDGE ハーソン・レディック



 LB 
シャック・トンプソンのみが先発確定ジャーメイン・カーターが先発有力ですが競争となってもおかしくありません。

トンプソンは2年連続100タックルを記録するタックルマシーンです。タックル力が強く迫力のある選手です。

トンプソン以外にもう一枚確定できる選手がいないところが不安要素かなと思います。



 CB 
昨年先発だったラッセル・ダグラスはレイダースに移籍となりました。

補強したA.J・ボウイエー 昨年の先発のドンティ・ジャクソン 新人のジェシー・ホーンが先発有力となるでしょう。

特に新人のホーンは今年のCB最上位指名選手なので即戦力として期待がかかります。2年目のトロイ・プライドもおり、若手コンビが先発を勝ち取ったりしたら面白いかもしれません。これからを考えると面白いユニットとなりそうです。

 ※追記 
プライドは膝の負傷でシーズンエンドとなりました。



昨年のFSを務めたトレ・ボストンは解雇となりました。サラリーは高かったですが、全試合先発出場でしたので、ちょっともったいない解雇だったんでは。まだ未所属です。

 S 
SSジェイミー・シン FSは現状ではジャストン・バリスが務めることとなりそうです。

シンは昨年のルーキーシーズン チームトップの117タックルを記録。大きなからだから繰り出す強烈なタックルでファンブルを誘発させることに長けています。今年はLBが不安があるので、昨年以上のサポートを期待したい。

バリスもSSタイプなのでFSタイプの選手入れておいた方が良さそうですが。どうなることでしょう。

2021 27 car 006
S ジェレミー・シン



 スケジュールと展望



 スケジュール 

2021スケジュール27 パンサーズ

最終盤に同地区対決が固まっています。特に今年の優勝候補バッカニアーズ戦が16・18週と固まっています。もう大勢が決まっているということもあるかもしれませんが、若いチームで一発入れたいですね。

Bye Weekが13週目と深いのでスタミナ配分は気をつけてほしい。


 展望 

今年はまずQBサム・ダーノルドがチームにフィットするかが気になるところだろう。RB・WRはNFLトップレベルの選手が揃っていることもあり、ダーノルド次第なんですよね。OLの出来も気になるところです。ダーノルドは正直機動力はありません。しっかりプロテクションができるかも攻撃の鍵となることでしょう。

守備は昨年ターンオーバーを奪う回数が多かったことで接戦に持ち込む試合が多かったです。昨年よりパスラッシュは確実に強化されました。CB陣もハマれば面白い選手が揃っています。昨年よりもパワーアップした守備になるかもしれません。不安なユニットもありますが楽しみも多いかなと思います。

とにかくダーノルド次第です。攻撃がうまくいけばダークホースになれるチームです。