※9/4 最終ロースター更新



 2020シーズンのチーム成績


2020スタッツ29 シーホークス

昨年は開幕5連勝と絶好のスタートを切りました。中盤ちょっと停滞したところはありましたが、安定して勝ち星を積み重ね地区優勝となりました。

攻撃はどうしてもQBラッセル・ウィルソン頼りとなってしまいますが、その期待に応え続けているのはほんとすごいです。今年もウィルソンプレイメイクに注目です。

守備は毎年戦力が削られてちょっと落ち気味な印象でしたが、昨年はSジャマール・アダムスの獲得し、なんとか踏ん張りきれました。

安定感のあるチームなので今年も有力なチームと言えるでしょう。


 コーチ陣


コーチ名 年齢
HC ピート・キャロル 70
OC シェーン・ウォルドロン 42
DC ケン・ノートンJr. 55

HC:ヘッドコーチ
OC:オフェンシブコーディネーター
DC:ディフェンシブコーディネーター
AHC:アシスタントヘッドコーチ

2021 29 sea 001
HC ピート・キャロル

就任11年目を迎えるピート・キャロル 地区優勝5回 プレーオフに9回 スーパーボウル制覇もし名将と言っていいでしょう。正直戦力はピークに比べると落ちているにも関わらず安定した成績を収めています。さすがの手腕と言えるでしょう。

昨年OCを務めていたブライアン・ショッテンハイマーは解雇となりました。成績は良かったのですが、チームの方針と食い違いがあったようでそれが解雇の原因となったようです。

新OCはシェーン・ウォルドロンが務めます。昨年ラムズのパスコーディネーターをしていたコーチです。

DCはケン・ノートンJr.が務めます。守備はなんとか崩壊を免れているのはノートンのおかげかもしれませんね。



 ドラフト加入選手


順位 ポジション 選手名
2 56 WR ドウェイン・アスクリッジ
4 137 CB トレ・ブラウン
6 208 T ストーン・フォーサイ

2021Draft-56

今年は指名権が少なく3指名のみとなっていましました。

最上位の2巡目にWRドウェイン・アスクリッジを指名 WRは層が薄いので即戦力として期待したい。

より詳しくはドラフト記事を御覧ください




 ロースター


 【攻撃編】 

2021 29 sea o
   放出・離脱選手  No.:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
 IR  シーズンエンドの怪我人リスト入り
 IR  復帰可能の怪我人リスト入り
 PUP  6試合経過後復帰可能のリスト入り
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です



 QB 
ラッセル・ウィルソンは身軽なフットワークでプレッシャーを耐えきり見事な精度のパスを投げきり、勝負強さがあるリーグを代表するQBです。正直ウィルソンはタイプに分けられない唯一無二なQBと言っていいでしょう。

モビリティを活かすタイプですが、怪我にもめっぽう強く9年間全試合先発出場をしています。そしてまだ負け越しを経験したことがありません。ウィルソンにまかせておけばなんとかなる攻撃と言っていいでしょう。今年も勝ち星をどんどん積み重ねていくことでしょう。

バックアップはジーノ・スミスが務めます。

 QB 
2021 29 seal 002
QB ラッセル・ウィルソン



 RB 
エースRBクリス・カーソンスピード・瞬発力・パワー・レシーブどれも一流の万能型RBです。昨年は怪我で成績が落ちましたが、怪我さえなければ活躍がみこめる選手です。一時期ボールセキュリティに難はありましたが、昨年は改善されていました。

2番手以降は誰が務めるかロースター残留を含めた争いとなるでしょう。カーソンとコンビを組んでしっかりラン攻撃を牽引できる選手が出てくることを望みたい。

FBにはニック・ベロアが居ます。昨年初のプロボウルに選出されたリーグを代表するリードブロッカーです。カーソンもリードブロッカーを使うタイプなので、ベロアのブロックも注目しましょう。

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RB クリス・カーソン



 WR 
タイラー・ロケット D.K・メトカーフの2枚看板が先発です。昨年は2人とも1000ヤードレシーブ超えを記録しています。

ロケットはショート~ロングなんでもこなせるゲームメイクに必須の万能型 メトカーフはディープスレッドタイプでデカイ体格でミスマッチをおこし、競り合いにめっぽう強いレシーバーです。

メトカーフは今オフ100mでオリンピック代表予選に出場したことも話題となりました。予選敗退とはなりましたが、10.37という素晴らしい記録を叩き出しました。



この2人に加え新人のドウェイン・アスクリッジの3選手で今年のパス攻撃を形成していくこととなるでしょう。

層は薄いので離脱しないように気をつけたい。

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左 WR タイラー・ロケット
右 WR D.K・メトカーフ



 TE 
昨年補強したグレッグ・オルセンが引退となりました。

今年はジェラルド・エバレットを補強しました。昨年までライバルチームのラムズに所属していた選手です。レシービング能力も高いので、昨年よりも戦力はアップできるかもしれません。

2番手のウィル・ディズリーは昨年は怪我はなかったのですが、思ったほどの期待に応えられなかったのは残念なところでした。2年前に期待の選手としてあげた選手なので今年こそ期待したい。



 OL 
例年悩まされているOLのプロテクションでしたが、昨年は大分マシになったような印象があります。ただQBウィルソンはオフに不満を表していましたけどね。

今年はGゲイブ・ジャクソンを補強しました。できればTの補強もしたかったところですかね。昨年レベルのプロテクションができればウィルソンならなんとかしてくれそうですけどね。

PFFオフェンスラインランキングは19位となっています。プロテクション自体はここ数年の中では悪くなかったと思いますので、もう少し上になる可能性もあるかなと思います。



 スペシャルチーム 
キッカーはジェイソン・マイヤーズが務めます。昨年の成功率は100%でした。パーフェクトは素晴らしい記録でした。今年も安定したキックが期待されます。ただXPでは失敗してますけどね。

パンターはマイケル・ディクソンが務めます。昨年のインサイド20に入れた回数が一番多く、アベレージヤードも高かったトップクラスのパンターです。



 【守備編】 

2021 29 sea d
   放出・離脱選手  No.:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
 IR  シーズンエンドの怪我人リスト入り
 IR  復帰可能の怪我人リスト入り
 PUP  6試合経過後復帰可能のリスト入り
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です



 DL 
ジャラン・リードがチーフスに移籍となってしまいました。昨年全試合先発出場で6.5サックを上げた主力の離脱で、ちょっと不安は募ります。

プーナ・フォード ラシーム・グリーン 補強したアル・ウッズ でローテーションしていくこととなるでしょうけど、戦力ダウンは否めないかなと。



 EDGE 
先発はカルロス・ダンラップ 補強したケリー・ハイダーのベテラン勢が先発有力かなと思われます。

ダンラップは昨年シーズン途中にトレードで獲得、8試合で5.0サックを記録するなどチームの弱点だったパスラッシュにメスを入れてくれました。ハイダー昨年は49ersで8.5サックを記録した選手です。

正直なところ、ここ数年ドラフトで補強はしたものの、残念ながら期待に応えられる選手が出てこず補強した選手に頼らざるを得ない状態でした。そろそろそこから抜け出してブレークする選手が現れてほしいところです。



 LB 
今年はボビー・ワグナーのみ先発が決まっている状況です。昨年まで先発を務めていたK.J・ライトがまだ未契約のままです。戻ってくるのが一番ですが、どこに所属になるんでしょうかね。

ワグナーはキャリア9年目となります。9年連続で100タックル以上を記録 5年連続オールプロ選出のリーグを代表するタックルマシーンです。守備範囲 ボールへの反応は抜群でシーホークスの守備の要の選手です。

ワグナーとコンビを組むのが誰になるか コディー・バートン ジョーダン・ブルックスの若手の争いとなりそうです。ライトの後釜となると流石に戦力的には落ちるかもしれませんが、ワグナーがいるしなんとかなるでしょ。

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LB ボビー・ワグナー



 CB 
シャキール・グリフィンがジャガーズ移籍となりました。エース対応をしていたCBだったので、今年誰がその変わりをやるかが問題となるかもしれません。

トレ・フラワーズ 補強したアケロ・ウィザースプーンが先発有力かなと見ます。パス守備が改善されるほどの補強ではなかったかなぁと思います。今年も厳しいかもしれません。

 ※追記 
ウィザースプーンがトレードでスティーラーズに移籍することになりました。そんなトレードするほど余裕ないような気がしましたが、シーホークスですしなんとかなるんでしょうね。ドラフト権はもらえるのでそれは良かったのかもしれませんが。





 S 
SSジャマール・アダムズ FSクアンダー・ディグスが先発となります。昨年と変わらない陣容となりました。

アダムズは昨年9.5サックを記録 これはDBのサック数のシーズン記録更新となったようです。厳しかったパスラッシュをアダムズのブリッツでカバーしました。今年もブリッツとタックラーとして活躍を期待したい。

ディグスは5インターセプトを記録して初のプロボウル選出となりました。苦しかったパス守備をターンオーバーで打開できたのは大きかったので今年もボールホークとして期待したい。

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SS ジャマール・アダムス



 スケジュールと展望


 スケジュール 

2021スケジュール29 シーホークス

バランスの取れたスケジュールかなと思われます。正直なところあまり特徴がみあたらず、コメントする場所がないなぁとw

同地区が戦力的に拮抗している印象なので、同地区以外でしっかり貯金を作っておきたい。


 展望 

やはりQBラッセル・ウィルソンのパフォーマンスにかかっているチームであることは今年も変わらないでしょう。WRタイラー・ロケット D.K・メトカーフへどれだけパスを供給して得点を量産するか今年もそれが攻撃の見どころとなるでしょう。戦力的には昨年と特に変わらないので十分期待ができることでしょう。

守備は戦力的には昨年よりちょっと落ちるかもしれません。フロント7はもう少し若手が台頭してくれるといいのですがね。今年もLBボビー・ワグナー Sジャマール・アダムズに頼るしかないかもしれません。

勝ち越しは問題ないとは思います。優勝候補とは思いますが、今年も同地区の実力は拮抗しており激しい争いとなるかもしれません。