2020シーズンのチーム成績


2020スタッツ31 カーディナルス

昨年は試合としてはとてもいい試合が多く印象に残るシーズンでしたが、中盤~終盤にかけてちょっと勝ち星を増やせず、ギリギリでプレーオフ進出を逃す結果となってしまいました。

攻撃はWRデアンドレ・ホプキンスの加入でパス攻撃が強力になったとは思います。ただちょっとホプキンス頼りになりすぎた面もあり、そこの改善は今年の課題となるかもしれません。

守備はスタッツ通りじわじわ進まれる展開になりつつも最後ななんとか踏ん張るという印象が強かったです。悪くはないんですが欲を言えばもう少しスパッと攻撃を断ち切ることを目標としたいですね。

今年はプレーオフ進出が目標となることでしょう。


 コーチ陣


コーチ名 年齢
HC クリフ・キングスベリー 42
DC ヴァンス・ジョセフ 49

HC:ヘッドコーチ
OC:オフェンシブコーディネーター
DC:ディフェンシブコーディネーター
AHC:アシスタントヘッドコーチ

2021 31 ari 001
HC クリフ・キングスベリー

就任3年目となるクリフ・キングスベリーHC 初年度にカイラー・マレーの指名を強行させ攻撃を改善させることに成功させました。今年は勝ち越しとプレーオフ進出が目標となります。

OCは今年も置きませんでした。昨年までパスコーディネーターを務めていたトム・クレメンツが勇退となり、キングスベリーHCが攻撃の最大の責任者という形となると思われます。

DCはヴァンス・ジョセフが務めます。もう一歩な守備をトップクラスに成長させてほしい。



 ドラフト加入選手


順位 ポジション 選手名
1 16 LB ザバン・コリンズ
2 49 WR ランドール・ムーア
4 136 CB マルコ・ウィルソン
6 210 EDGE ビクター・ディムケイジー
6 223 CB タイ・ゴーウェン
7 243 S ジェームス・ウィギンズ
7 247 C マイカル・ミネット

2021Draft-16

1巡目にLBザバン・コリンズを指名 LBを更に厚くする指名となりました。

2巡目はWRランドール・ムーアを指名 こちらもWRを厚くしました。

薄いポジションよりも更に強化を選んだドラフトだったと思います。

より詳しくはドラフト記事を御覧ください




 ロースター


 【攻撃編】 

2021 31 ari o
   放出・離脱選手  No.:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
 IR  シーズンエンドの怪我人リスト入り
 IR  復帰可能の怪我人リスト入り
 PUP  6試合経過後復帰可能のリスト入り
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です



3年目のカイラー・マレーが先発です。モビリティがあり昨年は819ヤードランを記録。それでいて4000ヤード近くパスを投げる、ラン・パスどちらもできる万能型QBです。完成形はシーホークスのラッセル・ウィルソンなのかなと思います。今年は勝つQBに成長してほしい。

バックアップにはコルト・マッコイを獲得しました。

 QB 
2021 31 ari 002
QB カイラー・マレー



 RB 
昨年エースだったケニアン・ドレイクがレイダースに移籍となりました。

ジェイムス・コナー チェイス・エドモンズの2人が出場を分け合う形となりそうです。

コナーは昨年までスティーラーズで先発をしていましたが、イマイチなパフォーマンスでFAとなりました。エドモンズは2番手としてならという感じ。

昨年ドレイクが良かっただけに戦力ダウンしたことは否めません。



昨年トレード補強したデアンドレ・ホプキンスは1407ヤードレシーブを記録。一気にチームのエースとして存在感をしめしました。現時点でWRの最高年俸をもらっている選手なだけありました。どんなパスでも拾ってくれるレシーブ能力と、高さ・スピードはリーグトップといっていいでしょう。今年もQBマレーとのホットライン形成は期待に応える活躍を見せてくれることでしょう。

問題はホプキンス以外のレシーバーの成績が昨年は落ちた印象でした。クリスチャン・カークにはもう少しレシーブ数を増やしてほしいところですね。

今年はA.J・グリーンを補強しました。ベンガルズのエースWRとして7度のプロボウル選出されたトッププレイヤーです。ただ一昨年に怪我をして昨年はイマイチなパフォーマンスでした。年齢も33歳とピークは過ぎた感は否めませんが、チームを変え心機一転となり復活に期待したい。

新人のランドール・ムーアも獲得しており、レシーバーの層は厚いです。

今までエースWRとしてチームの攻撃を支えてきたラリー・フィッツジェラルドですが、まだ去就は決めていない状況となっています。



引退は明言していませんが、現状ではプレイしない方向に向いているようです。シーズンがはじまってから心変わりがあるといいなぁ。
 WR 

2021 31 ari 003
WR デアンドレ・ホプキンス



 TE 
昨年の先発だったダン・アーノルドはパンサーズに移籍となりました。

正直今年は戦力的にはかなり落ちるメンバー構成となってしまいました。レシーブはWRにまかせてブロックに専念という形がいいかもしれませんね。



 OL 
今年はCロドニー・ハドソンを獲得しました。ハドソンはこれまで3度のプロボウル オールプロにも一昨年選出されたリーグを代表するCです。昨年のプロテクションもまずまずの印象で更に戦力アップとなり今年のユニットも期待がもてることでしょう。

PFFオフェンスラインランキングは11位となりました。Cハドソンの加入で期待度は上がっています。



 スペシャルチーム 
キッカーは補強したマット・プレイターが務めます。プレイターは昨年ライオンズでプレイし成功率は75.0%とちょっと低い記録となってしまいました。

ただ50ヤード以上での失敗が半分で、6/10と成功率も良いので、そこまで悲観するものではないかなと思います。この年齢でもキック力があることがまだまだ示せているのでまだ衰えてないと思いたい。

パンターはアンディー・リーが務めます。39歳となり多少キック力は下がった感はありますが、まだまだ能力は高い選手です。



 【守備編】 

2021 31 ari d
   放出・離脱選手  No.:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
 IR  シーズンエンドの怪我人リスト入り
 IR  復帰可能の怪我人リスト入り
 PUP  6試合経過後復帰可能のリスト入り
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です



 DL 
昨年は先発固定化がなかなかできなかったユニットでした。

今年はトレードでJ.J・ワットを獲得しました。シーズン守備MVPを3度獲得した経験を持つリーグを代表する選手です。3-4のDEとしてパスラッシュが強い選手で中央からずれた位置からのポジションで生きるタイプの選手です。まだまだ能力が高い選手なので、守備のリーダー的存在となってくれることに期待したい。

ジョーダン・フィリップス ザック・アレンの3人でローテーションを組んで NTにコーリー・ピータースが入る形になると思われます。層は厚いのでうまく起用していきたい。

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DL/EDGE J.J・ワット



昨年12.5サックを上げ大ブレークしたハーソン・レディックはパンサーズに移籍となりました。3年目まで正直期待を裏切るパフォーマンスでオプション破棄をしたらブレークとチームとしては運がなかった感じでしたね。

チャンドラー・ジョーンズ マークス・ゴールデンが先発となることでしょう。

ジョーンズは昨年序盤で負傷で離脱となり復活をかけるシーズンとなります。キャリア通算97.0サックとなっており、100サッククラブ目前となっています。その点も注目となるでしょう。

ゴールデンは昨年シーズン途中にトレードでチームに戻ってきました。隔年で良かったり悪かったりするタイプの選手なので、今年は良い番となることを期待したい。

控えには昨年7.0サックを記録したデニース・ガーディックがおり、うまくローテーションして使っていきたい。
 EDGE 

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EDGE チャンドラー・ジョーンズ



 LB 
今年の先発はアイゼア・シモンズ 新人のザバン・コリンズを起用することとなりました。昨年と今年のドラフト1巡目のコンビで真新しいユニットで迎えることとなります。

昨年まで先発を務めていたジョーダン・ヒックスはチームからトレードの許可がおりているそうです。ただトレードは未だ決まらずスポット起用という形となりそうです。



ただ本人は競争の場も与えられなかった不満もあるそうです。2年連続100タックルを記録した要の選手だっただけに、ちょっと可哀想なところがありますね。安定より未来を取ったカーディナルス。シーズン後にこの選択の解答がでることとなるでしょう。



 CB 
パトリック・ピーターソンがバイキングスに移籍となりました。プロボウル8回選出 10年間チームのDBの軸となった選手で、これまでも何度もチームを離れる噂を耳にすることがあり、それでもチームに残ってたプレイしてました。契約満了となるまでチームに尽くした選手だったのでファンとしても新天地で頑張ってほしいという気持ちがあるかもしれませんね。


ピーターソンの穴埋めとしてマルコム・バトラーを補強しましたが、開幕直前にプライベートの問題で引退を示唆し、プレイしないこととなってしまいました。



詳しい理由は語られていませんが、エースCBとしての計算がかなり狂ったことは間違いない。いつでも戻れる状態ではあるので気が変わってほしいところですね。

バイロン・マーフィー ロバート・アルフォードが先発有力かなと思います。かなり戦力的には不安な状態となりました。未知数の若手の中からブレークしてくれる選手が出てくればいいのですが・・・

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CB マルコム・バトラー



FSブッダ・ベイカー SSジェイレン・トンプソン が先発となるでしょう。昨年と陣容は変わらずです。

ベイカーはサック年118タックルを記録 パスカバー ランサポートなんでもこなし、ボールへの反応はリーグトップレベルです。とにかくボールのあるところにいるという印象です。その活躍もあり昨年は初のオールプロに選出されました。今年もどこにでも表れるベイカーの守備に注目です。

トンプソンは昨年序盤で怪我で離脱となってしまい悔しいシーズンでした。今年は怪我なく活躍を期待したい。
 S 

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FS ブッダ・ベイカー



 スケジュールと展望


 スケジュール 

2021スケジュール31 カーディナルス

Week7にテキサンズ戦があります。WRホプキンス DLワットにとっては古巣との対決となります。恩返しとなるか注目です。

Bye Weekが12週目と深めの設定です。スタミナ配分には気をつけたい。


 展望 

QBカイラー・マレーが3年目を迎えるシーズン 今年は結果が求められます。

攻撃はパス攻撃がでもう少しリズムよく攻めるというのを目標にしてほしい。WRホプキンス以外にも投げ分けられるような攻撃ができれば、もう少し安定した試合ができると思います。今年はランがどうなるかちょっと不安ありなのでパスで組み立てられるようにがんばってほしい。

守備はフロント7の戦力充実は楽しみな点です。昨年よりも戦力アップしました。ただ残念ながらCBが戦力不足でパス守備はかなり不安な状態です。どれだけフロント7で相手の攻撃を崩すことができるかが鍵となるでしょう。

ちょっと守備は不安な面ができましたが、攻撃は十分揃ってます。勝ち越し、そしてプレーオフ圏内のチームだと思います。