先発QB交代したチームはAFC6チーム NFC6チーム 計12チームとなりました。

【AFC】
チーム 2020スターターQB 2021スターターQB
ペイトリオッツ キャム・ニュートン マック・ジョーンズ
ジェッツ サム・ダーノルド ザック・ウィルソン
コルツ フィリップ・リバース カーソン・ウェンツ
テキサンズ デショーン・ワトソン タイロッド・テイラー
ジャガーズ ガードナー・ミンシュー トレバー・ローレンス
ブロンコス ドリュー・ロック テディー・ブリッジウォーター

【NFC】
チーム 2020スターターQB 2021スターターQB
ワシントンFT アレックス・スミス ライアン・フィッツパトリック
ベアーズ ミッチ・トルビスキー アンディ・ダルトン
ライオンズ マシュー・スタッフォード ジャレッド・ゴフ
セインツ ドリュー・ブリーズ ジェイミス・ウィンストン
パンサーズ テディー・ブリッジウォーター サム・ダーノルド
ラムズ ジャレッド・ゴフ マシュー・スタッフォード

選手名クリックでそれぞれの項目に飛べます。

キッカーの変更

は記事の最後に付け加えています。こちらもQBと一緒で1人にプレッシャーがのりかかるポジションなので注目しましょう。

49ersは開幕先発は明言されていませんが、おそらくQBジミー・ガロポロが変わらず先発となると予想されます。ドラフト1巡目3位指名のトレイ・ランスもスポット起用があるかもしれません。


 ペイトリオッツ

キャム・ニュートン ⇒ マック・ジョーンズ
2021スターター 01NE
【昨年のチームパススタッツ】
平均ヤード/G 180.6 順位 30位

ドラフト1巡目15位指名のマック・ジョーンズが開幕先発となります。キャム・ニュートンのロースターカットは驚きでしたが、プレシーズンのジョーンズのパフォーマンスは素晴らしかったので本番でも期待大です。

ジョーンズはポケットパサーで、ドロップバックを深くとり視野を広くとりリズム良くパスを投げるスタイルです。昨年のニュートンはパス精度に苦労したこともあり、ジョーンズに変わりパス攻撃の変化に期待したい。




 ジェッツ

サム・ダーノルド ⇒ ザック・ウィルソン
2021スターター 02_NYJ
【昨年のチームパススタッツ】
平均ヤード/G 174.8 順位 31位

1巡目2位指名のザック・ウィルソンが開幕先発となります。昨年の先発サム・ダーノルドはパンサーズに移籍となりました。

ウィルソンはフットワークを生かした現代型QBで、動きながらでも精度の高いパスを投げることができます。プレシーズンでも3rdダウンでパスで更新する勝負強さを見せており、新人の中では一番いいパフォーマンスを見せていました。なかなか改善されないジェッツのパス攻撃に終止符を打てる存在となれるのか注目です。



 コルツ

フィリップ・リバース ⇒ カーソン・ウェンツ
2021スターター 03IND
【昨年のチームパススタッツ】
平均ヤード/G 253.3 順位 11位

イーグルスからトレードで獲得したカーソン・ウェンツが先発となる予定でしたが、足の怪我でキャンプをほぼスルーしたことで不安な立ち上がりとなりました。ただなんとか開幕戦は出場できそうです。ぶっつけ本番となりますが無理しないように。

前任のリバースは引退となり、終盤いい連携が取れてきていたので残念でした。

ウェンツは昨年イーグルスで先発をしていましたが、先発OLが負傷離脱でプレッシャーを浴びまくり打開出来ず終盤先発交代となり厳しいシーズンでした。コルツはOLには自信があるチームなので、再出発としては願ってもないチームかなと思います。再起のシーズンとなります。



 テキサンズ

デショーン・ワトソン ⇒ タイロッド・テイラー
2021スターター 04hou
【昨年のチームパススタッツ】
平均ヤード/G 283.6 順位 4位

FAで補強したタイロッド・テイラーが開幕先発に指名されました。

ワトソンはオフにトレード要求・猥褻問題で訴えられたりとその問題が解決しないままここまで来てしまいました。ロースターに残ってはいますが、本人が出場する気が現状ではない様子です。

テイラーは昨年チャージャースで開幕先発を務めていましたが、Week2でチームドクターが打った鎮痛剤で気胸となり先発交代という不運に見舞われました。その後はバックアップとして戻り出場機会を失いました。プレイスタイルはフットワークを活かすタイプです。テイラーとしてはチャンスなのでなんとか結果を残したい。



 ジャガーズ

ガードナー・ミンシュー ⇒ トレバー・ローレンス
2021スターター 05jac
【昨年のチームパススタッツ】
平均ヤード/G 231.2 順位 21位

ドラフト1巡目1位指名のトレバー・ローレンスが開幕先発となります。昨年の先発ガードナー・ミンシューはイーグルスにトレードで移籍とバックアップとなりました。

プレシーズンではOLのプロテクションがうまく行かずプレッシャーに苦労している感じでしたが、しっかりプロテクションが保った場合のパスは見事なものが多かったです。

昨年1勝にとどまったジャガーズの救世主となれるか注目です。



 ブロンコス

ドリュー・ロック ⇒ テディー・ブリッジウォーター
2021スターター 06den
【昨年のチームパススタッツ】
平均ヤード/G 215.7 順位 26位

キャンプ・プレシーズンでの先発争いで昨年の先発だったドリュー・ロックに競り勝ったテディ・ブリッジウォーターが開幕先発となります。ブリッジウォーターはパンサーズから今年トレードで移籍してきました。

プレイスタイルは堅実で無理をしないパスの組み立てで、爆発力は無いもののリズムに乗れれば安定した攻撃となることでしょう。ただ悪い時はジリ貧になるのでそこは気をつけたい。

プレシーズンではブリッジウォーターの調子も良かったですが、ロックも結構良かったので難しい選択だったと思います。まだロックもチャンスはあると思います。お互いの競争意識を保ったままチームにいい影響を与えることができるといいですね。




 ワシントンFT

アレックス・スミス ⇒ ライアン・フィッツパトリック
2021スターター 07was
【昨年のチームパススタッツ】
平均ヤード/G 216.6 順位 25位

キャンプ・プレシーズンでテイラー・ハイニキとの先発争いで勝ったライアン・フィッツパトリックが開幕先発となります。

昨年はアレックス・スミスの復活でプレーオフまで進む活躍でしたが、スミスが引退となり、先発交代となりました。

フィッツパトリックは今年11月に39歳を迎え、9チームを渡り歩いたジャーニーマンです。ハーバード大卒の頭脳明晰ながらプレイスタイルは野性味あふれギャンブル性が強く、ぶん投げまくるパス攻撃です。昨年とは違うスタイルとのパス攻撃となりますが、ディープスレッドで強いレシーバーも多いので連携が取れたら楽しい攻撃になることでしょう。



 ベアーズ

ミッチ・トルビスキー ⇒ アンディ・ダルトン
2021スターター 08chi
【昨年のチームパススタッツ】
平均ヤード/G 228.4 順位 22位

FAで補強したアンディ・ダルトンが開幕先発となりました。

プレシーズンでは1巡目11位指名のジャスティン・フィールズが好調で、そのまま先発となる可能性もありましたが、開幕は実績をとった形となりました。

昨年まで先発だったミッチー・トルビスキーはFAとなりビルズと契約しバックアップとなりました。

ベアーズはプレーオフまで行ったものの攻撃が心もとない状態でした。ダルトンとなって大きく改善するというのは難しいかもしれませんが、ベンガルズで5年連続プレーオフ進出した実績があり、その頃のパフォーマンスを取り戻せればある程度は改善されるかもしれません。昨年よりは希望が持てる攻撃に変化していることを願いたい。




 ライオンズ

マシュー・スタッフォード ⇒ ジャレッド・ゴフ
2021スターター 09det
【昨年のチームパススタッツ】
平均ヤード/G 256.5 順位 10位

ライオンズとラムズの先発QB交換トレードは、今オフの一番のサプライズだったかもしれません。ということで今年の開幕先発はジャレッド・ゴフとなります。

ライオンズは正直なところ再建期に突入しており、昨年までの先発レシーバーを全放出となっており、パスターゲットは事情はラムズと比べると苦しい状況かもしれません。OLのプロテクションも不安を抱えた感じです。

プレッシャーにあまり強くないゴフにとっては苦戦する可能性があるかもしれませんが、ここでしっかり結果を出し評価を覆したいところですね。



 セインツ

ドリュー・ブリーズ ⇒ ジェイミス・ウィンストン
2021スターター 10no
【昨年のチームパススタッツ】
平均ヤード/G 234.9 順位 19位

ドリュー・ブリーズが引退となり、後継者としてテイサム・ヒルとの先発争いに勝ったジェイミス・ウィンストンが開幕先発を務めることとなりました。

プレシーズンでのアピールは素晴らしかった点とヒルをQBにしてしまうとレシーバー不足となってしまう点もウィンストンに有利に働いたかもしれません。

ドラフト1巡目1位指名でバッカニアーズに所属していましたが30TD 30INTを達成するなど好不調の波が激しく新人契約で終了。セインツでバックアップを1年務め先発の座に返り咲きました。

能力は間違いないのでムラっけをなくせばまだまだ通用する選手です。あとプレッシャーを交わす能力はリーグトップクラスです。カムバックに期待したい。




 パンサーズ

テディー・ブリッジウォーター ⇒ サム・ダーノルド
2021スターター 11car
【昨年のチームパススタッツ】
平均ヤード/G 243.0 順位 18位

ジェッツからトレードで獲得したサム・ダーノルドが開幕先発を務めます。昨年の先発のテディ・ブリッジウォーターはブロンコスにトレードとなり、ブロンコスで先発の座を射止めました。

昨年のブリッジウォーターは爆発力はないものの、安定したパス攻撃で戦力不足だったパンサーズで健闘しました。

ダーノルドは4年目のシーズンですが、過去3年ジェッツで結果を残せない状態でした。正直ラストチャンスです。単発ではいいパスは出るもののそれを維持出来ず相手の守備に飲まれてしまうのが個人的な印象です。

パンサーズに移籍して心機一転となるか、首脳陣もトレードで獲得したということは再醒に自信を持っているものと思われます。同期のアレン ジャクソン メイフィールドに追いつくことができるか期待したい。




 ラムズ

ジャレッド・ゴフ ⇒ マシュー・スタッフォード
2021スターター 12lar
【昨年のチームパススタッツ】
平均ヤード/G 250.9 順位 13位

今オフ一番のサプライズ ラムズとライオンズの先発QB交換トレードにより今年の先発はマシュー・スタッフォードが務めることとなりました。

ラムズはプレーオフに進出したものの攻撃には不満をもっており、ジャレッド・ゴフを見切った形となりました。来年・再来年の1巡指名をつけてまでスタッフォードを取ったことで、相当自信を持っているものと思います。

スタッフォードは追い込まれても打開できる勝負強さがあり、逆転する能力は高いQBです。ライオンズ時代はプレーオフ3回出場するもトップクラスには及ばないという状況でした。ちょうど油の乗った状態でラムズに加入し、トップクラスと対峙できるか注目です。



 キッカーの変更

実績なしのキッカーに変更
チーム 2021スターターK 昨年の
成功率
順位
ペイトリオッツ クイン・ノルディン 92.9 8
ジェッツ マット・アメンドーラ 75.0 26
ベンガルズ エバン・マクファーソン 79.4 22
チャージャース トリスタン・ビスカイノ 72.7 29
パンサーズ ライアン・サントソ 80.6 19

実績ありのキッカーに変更
チーム 2021スターターK 昨年の
成功率
順位
ブラウンズ チェイス・マクラフリン 79.2 24
タイタンズ マイケル・バッジリー 79.4 22
バイキングス グレッグ・ジョセフ 68.2 32
ライオンズ オースティン・サイバート 75.0 26
カーディナルス マット・プレイター 76.7 25

※成功率は昨年のチームのスタッツです。変更したキッカーの成功率ではありません。

新人キッカーが3人開幕ロースターに残りました。ベンガルズのマクファーソンはドラフト5巡目149位指名 ペイトリオッツのノルディン ジェッツのアメンドーラはドラフト外からロースター争いで枠を勝ち取りました。プロでどれだけできるか注目です。

全体で10チームがキッカー変更となりました。ペイトリオッツ以外はいずれも昨年のFG成功率が悪かったチームで変更もやむなしかなと。

我がブラウンズもチェイス・マクラフリンに変更となりました。ただ昨年キッカーのコーディ・パーキーがキャンプで股関節の負傷のためやむなく変更となった感が強く、変更の予定は当初はなかったんですよね。プレシーズンでのマクラフリンのキックはイマイチな感があり、開幕から不安はあります。なんとか不安を払拭する活躍を見せてほしいが・・・