あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

ブラウンズ戦はマンデーナイトゲームなので、ブラウンズのプレーオフに関係するベンガルズの試合も展望します。

チーフス(11-4)@ベンガルズ(9-6)(1/3 3:00)DAZN
バイキングス(7-8)@パッカーズ(12-3)(1/3 10:15)G+ GO DAZN

 Week16終了時点のシード順 

AFC NFC
シード チーム シード チーム
1 チーフス 11 4 1 パッカーズ 12 3
2 タイタンズ 10 5 2 ラムズ 11 4
3 ベンガルズ 9 6 3 バッカニアーズ 11 4
4 ビルズ 9 6 4 カウボーイズ 11 4
5 コルツ 9 6 5 カーディナルス 10 5
6 ペイトリオッツ 9 6 6 49ers 8 7
7 ドルフィンズ 8 7 7 イーグルス 8 7
↑プレーオフ圏内 ↑プレーオフ圏内
8 レイブンズ 8 7 8 バイキングス 7 8
9 チャージャース 8 7 9 ファルコンズ 7 8
10 レイダース 8 7 10 セインツ 7 8
11 スティーラーズ 7 7 1 11 ワシントンFT 6 9
12 ブラウンズ 7 8 ↑プレーオフの可能性あり
13 ブロンコス 7 8 E ベアーズ 5 10
↑プレーオフの可能性あり E パンサーズ 5 10
E ジェッツ 4 11 E シーホークス 5 10
E テキサンズ 4 11 E ジャイアンツ 4 11
E ジャガーズ 2 13 E ライオンズ 2 12 1

AFCは1チーム NFCは5チームのプレーオフ進出が確定しています。

Week17でのプレーオフ条件(引き分け条件抜き)はこちらとなっています。
20211231-1



各試合の詳しい怪我人状況は
https://www.nfl.com/injuries/
https://www.espn.com/nfl/injuries
などでご確認ください

展望で参考にしているサイトはこちら
【攻撃】
https://www.pro-football-reference.com/years/2021/advanced.htm
【守備】
https://www.pro-football-reference.com/years/2021/opp.htm



 チーフス(11-4)@ベンガルズ(9-6)

2021week17-001
 C COVID-19リザーブリスト(試合当日戻ってくる可能性あり)
 Q 
クエッショナブル(出場確率50%)登録
 D ダウトフル(出場確率25%)登録
選手評価は 高SS→C-低 Dは未知数
OLは個別では難しいので評価入れていません。
OLの太字は過去2年でプロボウルに選出経験ありの選手です。
右の順位 NFLTOP100に選出された選手 その順位



 ベンガルズは勝てば6年ぶりのプレーオフ進出

2021week17-000

AFC北
シード チーム
3 ベンガルズ 9 6
8 レイブンズ 8 7
11 スティーラーズ 7 7 1
12 ブラウンズ 7 8

混沌とするAFC北で一歩リードしたベンガルズが現在マジック1となっており、あと1勝でプレーオフ進出となります。しかし今週の相手はAFCプレーオフ一番乗りとなったチーフスとの対戦となり厳しい一戦を迎えます。

チーフスは序盤戦地区最下位も経験するなどスタートダッシュに失敗しましたが、中盤戦から安定感を取り戻し現在8連勝中です。まだ第1シードは決まっておらず、ファーストラウンドバイを取り切るためには連勝は止めたくないはずです。ちなみにチーフスが勝ち タイタンズが敗戦となった場合のみ第1シードが決定となるようです。なので主力を休ませるようなことはないでしょう。

ブラウンズ目線で考えるとチーフスが勝てば自力の可能性が復活する可能性があるので、チーフスを全面的に応援させていただきます。


 ブラウンズのプレーオフ進出への道 

20211231-2

【今シーズンのチームスタッツ】
2021week17-002
  TOP10    WORST10
2021week17-003



・チーフス(11-4)

画像

【攻撃】
序盤戦苦戦したチーフスですが、中盤からちょっとづつ調子を挙げていき、あれよあれよの8連勝で地区優勝を決めました。これで地区6連覇 結局強さを見せつけたシーズンとなりました。3rdダウン成功率51.7%でリーグ1位となっており、追い込まれても強さがあるというのが強さの要因なのでしょうね

QBマホームズは12月の月間MVPを獲得しています。序盤戦はミススローが目立ちインターセプトが大量発生ました。無茶なプレイもここまでかと思いました。無茶はある程度はまだやりますが、安定感は取り戻しました。WRヒル TEケルシーとの連携はやはり止める術がない。ここにドレだけ通すかが攻撃の鍵を握ることでしょう。WRプリングルが前節2TDを挙げており、ヒル・ケルシー以外にも注意は必要です。

RBエドワース-イレアーがチームに帯同せず欠場となりました。RBマッキノンが怪我人リストから復帰となりましたが、ランに関してはあまり期待しないほうが良さそうです。

OLは可もなく不可もなくというところです。昨年から比べるとやはりQBマホームズにはプレッシャーがかかることが増えており、被サック数もキャリア最多の27個となっています。フットワークで交わしてはいるものの今年は結構捕まることが多いです。ベンガルズのパスラッシュは強力なのでちょっと不安ありです。

【守備】
8連勝を達成出来たのは守備のおかででもあります。8試合の平均失点が12.9とかなり失点を抑えられました。8試合で21個ターンオーバーを奪えているのがかなり大きいですね。10試合連続でターンオーバー奪取中ですので、この試合も継続できるかが守備の見どころとなるでしょう。

パスラッシュはEDGEイングラム加入後からかなり強くなったような気がします。イングラム自身はあまり活躍出来ている印象は薄いのですが、DLジョーンズ EDGEクラークが調子を挙げてきました。この2人がQBバロウを捉えられるかがこの試合の守備の鍵をにぎるでしょう。

ラン守備は喪失ヤードはかなり悪いです。いい試合と悪い試合の差が激しい。今回はRBミクソンが相手とありかなり不安ありです。ミクソンに一発を喰らわないようにLB陣の頑張りに期待したい。

パス守備も喪失ヤード自体はそれなりに出されていますが、ターンオーバーが多いことで失点を防いでいます。前節もCBウォードがインターセプトを記録しています。Sマシューがここまで3インターセプト 3ファンブルリカーバーとボールへの臭覚の鋭さを見せています。ベンガルズはパス攻撃がリーグトップクラスのチームです。ある程度やられる覚悟の上で数少ないチャンスを掴みたいですね。



・ベンガルズ(9-6)

画像 画像

【攻撃】
QBバロウは前節週間MVPを受賞しました。歴代4位となる525パスヤードを記録しレイブンズに圧勝。パス攻撃はかなり強力であることを見せつけた試合でした。ディープスレッドのWRチェイス ヒギンズのダブルエースに加え、レシーブ力の高いWRボイド 高さを活かすTEユゾマと豊富なターゲットを活かしたパス攻撃です。

ただ2個以上ターンオーバーをしてしまうと全敗というデータもあり、ターンオーバーが多いチーフス守備にミスが出ることになったら危うくなるので、注意は必要でしょう。

RBミクソンは前節135スクリメージヤード 1TDを記録しており、ランでもレシーブでも活躍しました。パワーでジワジワ進むこともできるし、外を回って一発も狙えるランがあります。リードを奪ってランで試合をコントロールしたい。

OLは昨年から比べたらマシにはなりましたが、そこまで良いとは言えません。QBバロウもここまで47サックを受けています。勝負どころでサックを受けないようにして、なんとか保ってほしいところですね。

あと12月の月間MVPに新人Kマクファーソンが選出されました。50ヤード以上のFGを9本決めており、リーグトップの記録となっています。キッカーの安定も今季の勝ちにつながっていると言っていいでしょう。いいキッカーです。

【守備】
パスラッシュはEDGEヘンドリクソンが14.0サック ハバートが7.5サック DLオグンジョビが7.0サックと強力な布陣となっています。今年補強したヘンドリクソン オグンジョビの活躍で守備もある程度安定したのが大きかったです。今回はQBマホームズを捉えられるかが見どころとなるでしょう。同地区じゃなければ、元ブラウンズのオグンジョビの復活は嬉しいところなんですがね。。。

ラン喪失ヤードが4位と好成績 あまりラン守備が良いという印象はないのですが、100ヤード未満に押さえている試合が8試合もあり、印象以上に良いという結果となっています。パスラッシャー陣のロスタックルも多いのでそれが要因となっているのでしょう。

パス守備はがんばっている方ではありますが、そこまで良いというわけではない。パスが強力なチームには苦戦しているところもあります。CBアウジーがここまで14パスディフェンスと頑張っていますが、WRヒル相手となると苦戦は必須 TEケルシーも抑えられるかは不安ありです。Sベイツ ベルがどれだけ一発を回避するサポートができるか。ちょっとCB陣のタックルの甘さがあるのが弱点かなと思います。よくセカンドエフォートを出されている印象があります。




 勝敗予想 
予想はチーフス勝利とします。

チーフスの失点はかなり抑えられているのですが、攻撃と守備を考えるとこの試合はある程度殴り合いは必須かなと思います。ベンガルズが殴り合いが強いのが気になるところです。おそらくターンオーバーが勝負の鍵を握ることでしょう。ブラウンズ目線で行くとここでチーフスに勝ってもらわないと望みがおそらくなくなるのでチーフスを全力で応援し予想もチーフスに挙げました。完全に私欲の予想です。




 バイキングス(7-8)@パッカーズ(12-3)

2021week17-011
 C COVID-19リザーブリスト(試合当日戻ってくる可能性あり)
 Q 
クエッショナブル(出場確率50%)登録
 D ダウトフル(出場確率25%)登録
選手評価は 高SS→C-低 Dは未知数
OLは個別では難しいので評価入れていません。
OLの太字は過去2年でプロボウルに選出経験ありの選手です。
右の順位 NFLTOP100に選出された選手 その順位



 可能性があるバイキングス 第1シード狙いのパッカーズ

2021week17-010



NFC北はすでにパッカーズの地区優勝が決まっています。バイキングスは現在暫定第8シードでワイルドカード争いが残っている状況です。ただゲーム差が1ついており、この試合負けると可能性が絶たれる可能性も秘めているので勝利が必然となる試合です。

パッカーズは現在暫定第1シードで、カウボーイズの敗戦とこの試合の勝利で第1シードが決定となる試合です。負けたらまた混沌となるので、決まらなくても勝ちたい1戦です。

バイキングスが可能性を残すかパッカーズが引導を渡して第1シードに近づくか、気になるサンデーナイトゲームです。

【今シーズンのチームスタッツ】
2021week17-012
  TOP10    WORST10
2021week17-013



・バイキングス(7-8)





【攻撃】
前節ラムズに惜敗し、かなり追い込まれてしまいました。今年はワンポゼッション差のゲームが14試合あり6勝8敗と勝ちきれない試合が多かったです。もう少し接戦をものにできれば成績が伸びるとは思うのですがね。負け試合でも最終的にワンポゼにするのはすごいですけどね。

この試合QBカズンズがCOVID-19リザーブリスト入りとなりました。ワクチン未摂取のため5日間隔離となり欠場が決定となってしまいました。この試合はQBマニオンが今季初出場となります。キャリアで2回先発の経験がありますが、TD 勝利がない選手です。この緊急事態でチームを救えるか祈るしかないだろう。

WRシーレンが怪我人リスト入りとなりました。ただターゲットはWRジェファーソン筆頭にまだいるので投げる人次第でしょうね。

RBクックは前節COVID-19で欠場したのが痛かったです。今週は戻ってきており、この試合クック無双となれば勝利につながるかもしれません。クックのパフォーマンスには大きく期待したい。

OLのプロテクションは昨年から比べると少しは改善されたかもしれませんが、良くはなっていません。正直QBカズンズにも原因はあるとは思います。今回QBマニオンはフットワークがある印象はないのですが、OLと息が合えばいいですね。未知数です。

【守備】
3rdダウン被成功率が35.5%でリーグ4位の成績です。その件でバイキングスファンからのリプいただいたのでそのまま引用させていだきます。

うちの守備の3rdダウン問題、スタッツの通り数は結構止めてはいるんだけど、行かれた時は結構ガッサリヤード行かれてるっていうCBの弱さがしっかり出てる感じなんよね。

3rdダウンで止めているけど失点が多いのはこういう理由のようです。せっかく止めているのにもったいないですね。今年はCBの補強を行いましたがあまり機能していないのがちょっと残念なところですね。

パスラッシュはEDGEハンター・グリフィンが離脱となりEDGEの層が苦しい。パスラッシュは残念だがあまり期待は出来ない状況です。EDGEウォナムが2週前のベアーズ戦で3サックを記録しました。ただパッカーズQBロジャース相手にできるかは微妙ですかね。

ラン喪失ヤードが28位と成績が悪いLBケンドリックス Sハリソンなどが結構頑張っている印象があるのですが、そこ以外がうまく行っていないのかなとLBバーがあまり印象に残っていないのでがんばってほしいが。

パス守備も残念ながら改善しませんでした。CBピーターソンの補強で改善されると思ったのですが、イマイチなパフォーマンスとなってしまいました。前回のパッカーズ戦で385ヤード 4TDとボロボロにやられていることもあり、雪辱を期してほしいが好材料は見つからない。



・パッカーズ(12-3)

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【攻撃】
12月の月間MVPにQBアーロン・ロジャースが選出されました。月間無敗で4連勝中 地区優勝でプレーオフ進出も決定し安定した成績で納得の受賞となりました。ただ前節のブラウンズ戦で左足つま先の怪我が悪化した模様でした。今週の練習は参加していますが、プレーオフに向けあまり無理はしないようにしたいところです。

前節のブラウンズ戦をじっくり見ましたけど、WRアダムス便りだけど止められない理由がものすごくよくわかりました。そのタイミングで投げて そのタイミングで取れるの?っていうパスばかりでした。あれは投げる前にギャンブル予測できてないと無理です。投げた時点で反応しても止められません。ただあれができるのはアダムスとロジャースの間だけなので、そこはロングゲインされないように止めていくしかないでしょう。ミススロー以外でそこで勝負はできないので他のターゲットで勝負するしかないでしょう。

ランは今シーズンはそこそこという感じですが、RBジョーンズの決め手 ディロンのパワーランを使い分けてしっかり仕事が出来ています。大きな爆発はないものの安定したランを見せています。

OLは離脱者が多かったわりにはよくプロテクションを保ちました。まだTバクティリアは復帰できませんが、復帰できたらもっとプロテクションがよくなることでしょう。バイキングスもパスラッシュは苦戦しているので、互角以上かなと思います。

【守備】
パスラッシュは後半戦に入ってかなり調子が上がってきている印象です。前節ブラウンズはDLクラークの中央からのプレッシャーにかなり苦戦しました。EDGEゲイリー P・スミスのパスラッシュも強力です。この3選手は要注意ですね。

ラン守備は正直良くはありません。前節も219ヤード走られました。なのでRBクック無双も十分ありえます。ただQBがカズンズではないということでラン守備に集中すればそこまで一発を食らうことはないかなと。QBをどれだけ苦しめるか次第でしょう。

CBダグラスが前節2インターセプトを記録 途中加入でしたがダグラスの加入によりパス守備が大幅に改善されました。新人CBストークスもいいカバーを見せており、新加入の2人がパス守備を牽引しています。WRジェファーソン相手にどれだけ止められるかですが、相手QBマニオンのパス次第ではあるでしょう。ターンオーバーを奪取してモメンタムを引き寄せたい。




 勝敗予想 
予想はパッカーズ勝利とします。

バイキングスはこの大事な試合でQBカズンズ不在は痛すぎます。ただマニオンのほうが良かったということも無いとは言えないので未知数な力が発揮されることを祈るしかない。パッカーズとしてもこの手負いのバイキングスに負けはプレーオフに響くかもしれないのできっちり勝ちきりたい。QBロジャースのつま先の怪我がちょっと心配ではありますが、悪化しないことを祈りましょう。



 全試合勝敗予想(154-85 的中率.644)


Week17
イーグルス ワシントンFT
パンサーズ セインツ
バッカニアーズ ジェッツ
ドルフィンズ タイタンズ
ジャガーズ ペイトリオッツ
レイダーズ コルツ
チーフス ベンガルズ
ジャイアンツ ベアーズ
ファルコンズ ビルズ
ラムズ レイブンズ
カーディナルス カウボーイズ
テキサンズ 49ers
ブロンコス チャージャーズ
ライオンズ シーホークス
バイキングス パッカーズ
ブラウンズ スティーラーズ



20211231-1

Week16の時点でAFCは1チーム NFCは5チームのプレーオフが確定しています。

Week17の結果次第で新たにAFCは5チーム NFCは2チームのプレーオフ進出の可能性があります。NFCは全枠決定の可能性も秘めています。

上の図は引き分け条件を抜いたものです。

AFCは今週自力が3チームあるのでそこが決まるかどうかが注目ですね。



 先週の予想結果 

Week16 結果
49ers タイタンズ ×
ブラウンズ パッカーズ ×
コルツ カーディナルス
ジャイアンツ イーグルス
ラムズ バイキングス
ビルズ ペイトリオッツ
バッカニアーズ パンサーズ
ジャガーズ ジェッツ
ライオンズ ファルコンズ
チャージャーズ テキサンズ ×
レイブンズ ベンガルズ
ベアーズ シーホークス ×
スティーラーズ チーフス
ブロンコス レイダーズ ×
ワシントンFT カウボーイズ
ドルフィンズ セインツ

前節は11勝5敗でした。6割5分まで後少し