最終週のアーリーゲーム ブラウンズ戦と自力プレーオフ進出があるコルツ戦を展望します。
選手評価を暫定ではありますが今シーズンを加味した評価に変えています。



各試合の詳しい怪我人状況は
https://www.nfl.com/injuries/
https://www.espn.com/nfl/injuries
などでご確認ください

展望で参考にしているサイトはこちら
【攻撃】
https://www.pro-football-reference.com/years/2021/advanced.htm
【守備】
https://www.pro-football-reference.com/years/2021/opp.htm



 ベンガルズ(10-6)@ブラウンズ(7-9)

2021week18-021
 C COVID-19リザーブリスト(試合当日戻ってくる可能性あり)
 Q 
クエッショナブル(出場確率50%)登録
 D ダウトフル(出場確率25%)登録
選手評価は 高SS→C-低 Dは未知数
OLは個別では難しいので評価入れていません。
OLの太字は過去2年でプロボウルに選出経験ありの選手です。
右の順位 NFLTOP100に選出された選手 その順位



 一応ベンガルズには第1シードの可能性があるが


AFC北
シード チーム
3 ベンガルズ 10 6
9 スティーラーズ 8 7 1
11 レイブンズ 8 8
E ブラウンズ 7 9

20220105-3


ネタバレ防止のためチーフス戦の結果は伏せておきますが、第1シード争いが一応可能性を残しているベンガルズ ただこの試合はQBジョー・バロウを休ませると早々にアナウンスされております。

ブラウンズもQBベイカー・メイフィールドを怪我人リスト入りさせ左肩の手術を行うことをアナウンス。両チームとも先発QBが出場しない所謂消化試合と明言された試合となりました。

両チームで気になる点と言えば、2019年からブラウンズが4連勝中であるというくらいですね。ベンガルズとしては気になるところでしょうけど、それよりもプレーオフに目が向いていることでしょう。

ということで展望というより、今シーズンの両チームの簡単な振り返りという感じの記事となります。

【今シーズンのチームスタッツ】
2021week18-022
  TOP10    WORST10
2021week18-023



・ベンガルズ(10-6)

【攻撃】
今年は攻撃が見事でしたねぇ。2年目QBバロウに地区優勝を取られ先を越された感が強いです。RBミクソン WRチェイス ヒギンズ ボイド TEユゾマ この主力が欠けることがなかったのが飛躍した要因だったでしょう。中でも新人チェイスはプレシーズン時はドロップ連発で不安視されていたのが嘘のような活躍でしたね。新人攻撃MVP候補筆頭といっていいでしょう。

OLもまだ不安はあるものの昨シーズンから比べるとバロウのプレッシャーが大分減ったので良かったですね。

攻撃に関しては何も言うことはないですね。お見事です。


ちなみにこの試合の先発QBはおそらくアレンとなるでしょう。

【守備】
守備は1列目の補強があたったのが大きかったですねEDGEヘンドリクソンが14.0サックと期待に応える活躍でした。DLオグンジョビも7.0サックを記録しており復活のシーズンとなりました。元ブラウンズなので嬉しい反面同地区のライバルなので複雑な心境です。

EDGEハバート DLリーダー ヒルと1列目が完成されています。ここが一番大きかったですね。

ほぼFAで取ってきた新ユニットとなったCB陣はCBアウジー アップル ヒルトンで一年持ちこたえた印象です。このメンバーで1年保ったのも大きかったかもしれません。

全体を通して怪我人が少なかったですね。やはり離脱者が少なければ計算しやすいですしね。このままプレーオフでも離脱者なくがんばってほしいですね。やっぱり暗黒を知っているだけあって、レイブンズ スティーラーズではおそらくない応援したい気持ちがある。



・ブラウンズ(7-9)



【攻撃】
今年はとにかく攻撃が不安定でした。Week2にQBメイフィールドが左肩を負傷、手術が必要な重症ではあったもののその怪我を圧してプレイを続けました。ただパス攻撃が今年はとにかく不安定でした。チームのレシーブヤードトップがWRランドリーの495ヤードとレシーバーとの息もあってない部分もよく見た感じでした。

ランが軸なチームとは言えパスがこれだけあかんかったら難しいです。RBチャブは1201ヤード 8TDと仕事をしっかりこなしてくれただけに残念なシーズンでした。RBハントは負傷欠場が多く厳しいシーズンでしたが、その穴を埋めたRBジョンソンは頼もしかったです。ただオフはFAなので引き止めは難しいでしょうね。

ブレーキとなったのはWRヒギンズのパフォーマンスがよくなさすぎたというのもあるでしょう。昨年まではメイフィールドと一番相性が良かったレシーバーとして、いいところでレシーブしてくれていましたが、今年はまったくの空気。2番手として考えていたレシーバーがこうでは・・・

そしてWRオデル・ベッカムJr.との連携もうまく行かず、父親など外野が騒ぎだしたのは残念な出来事でした。残念ながら本人との話し合いにより円満とは言えないものの放出という形となりました。トレード期間後の出来事だったためこうするしかなかったのが痛かった。現在はラムズで活躍しており、ベッカムにとっては良かったですね。できればブラウンズでうまく活躍してくれたらなぁと。本人も頑張っているけど絶望的に相性が悪かったんだろうなぁ。スーパースターだっただけに期待度が高かったのでほんと残念だったなぁ。

OLもRTコンクリンが序盤から欠場続きで結局シーズンエンド その穴埋めするはずのTハバートも開幕戦でいなくなり、Tハンス ハドソンで埋めなければならなくなったのが痛かった。開幕前はリーグナンバー1OLとか言われていましたが、残念ながらその座からは早々に降りたシーズンとなりました。

【守備】
1列目はDLジャクソン EDGEクラウニーを補強 ジャクソンはもうちょっと押し込んでくれるかなと思ったんですがね。思ったほどの活躍ではなかったですね。ただ怪我なく1年先発を務めてくれたのは良かったかなと。クラウニーは後半戦になってから存在感が出てきました。やぱりランストップ能力は高かったですね。本人も残留希望していますが、どうなるでしょうね。もう一年だけ見てみたいかも。

元々問題児として獲得を疑問視されていたDLマクドウェルは復活のシーズンとなりました。押し込む能力はすごかったです。ただボールもってるやつが横通り過ぎることが多かった印象もありましたが。そこまで期待していなかったのでいい収穫でした。

LBウォーカー 新人LBオウス-コラモアのコンビは前半戦はいい活躍をしていました。後半ちょっと失速したかなぁ特にコラモアがちょっと目立たなくなったのが残念でした。ウォーカーが残るかわかりませんが来シーズンも見てみたいコンビかな

DB陣は序盤かなり噛み合わなく、ワイドオープン祭りが開催され、ウッズDC何やってんのよという感じでした。ただ後半戦になると噛み合い出し見事なパス守備を見せるようになりました。これが前半戦からやれればもう少し勝ち星を増やせただろうなぁと。ちょっともったいなかったです。

FAで補強したCBヒル Sジョンソン 新人CBニューサム 昨年怪我でいなかったCBウィリアムス Sデルピット それぞれしっかり活躍できたシーズンだったと思います。来シーズンの活躍も期待したい。あとはCBウォードの契約がどうなるか。来シーズンが5年目オプション契約となります。残ってほしいけど、果たしてどうなるやら。




 勝敗予想 
予想はベンガルズ勝利とします。

キーナムが頑張ってくれそうではありますが、ここはベンガルズに勝ってもらって勢いに乗ってもらいましょう。負けた方がドラフト順位的にもいいですしね。完全に消化試合ですし怪我なく終わってくれればいいなぁという感じです。




 コルツ(9-7)@ジャガーズ(2-14)

2021week18-031
 C COVID-19リザーブリスト(試合当日戻ってくる可能性あり)
 Q 
クエッショナブル(出場確率50%)登録
 D ダウトフル(出場確率25%)登録
選手評価は 高SS→C-低 Dは未知数
OLは個別では難しいので評価入れていません。
OLの太字は過去2年でプロボウルに選出経験ありの選手です。
右の順位 NFLTOP100に選出された選手 その順位



 コルツは勝てばプレーオフ進出 負ければ混沌


AFC南
シード チーム
1 タイタンズ 11 5
6 コルツ 9 7
E テキサンズ 4 12
E ジャガーズ 2 14

20220105-5

コルツは現状自力プレーオフが残っている状況です。ただジャガーズに敗北するとスティーラーズ レイブンズにもチャンスを与えることとなり、ペイトリオッツ@ドルフィンズの結果にも左右されるややこしいことになります。勝ってプレーオフ進出を決めスッキリしたい一戦となります。

ジャガーズは現在リーグ最下位で、今年の暫定ドラフト1位となっています。2年連続1位指名はブラウンズも経験していますが、あまりいいものではありません。勝ってもライオンズ次第とはなりますけどね。2勝の内ビルズに勝利してることもあり油断はならないチームではあります。

【今シーズンのチームスタッツ】
2021week18-032
  TOP10    WORST10
2021week18-033



・コルツ(9-7)

【攻撃】
前節はレイダース相手に惜敗となり連勝が3でストップとなりました。内容としては負けたとは言えいい試合でしたので、引きずるような負けではなかったとは思いたい。

QBウエンツは勝ってるからいいものの、危ういパスをよく見る。インターセプトはここまで6個と少ない方なんですが、もっとされててもおかしくない感じがあります。それがここで爆発しないことを願いたい。

ターゲットはWRピットマンが前節で1018ヤードとなりキャリア初の1000ヤードを達成しました。エースターゲットとして見事な活躍でした。この試合でもピットマンにどれだけパスを供給できるかが見どころとなることでしょう。

RBテイラーは前節108ヤードランを記録したのですが、100ヤード以上走れば勝つという神話が崩れてしまいました。残念ではありましたがパフォーマンスは高度安定しており、リーディングラッシャーは確定していますし、シーズンMVP候補にも上がっています。この試合でも100ヤード以上を記録して存在感を示したい。

OLはリーグトップレベルと言っていいでしょう。パスプロテクション ランブロック共に良いです。ジャガーズはアップセットしたビルズ戦は驚異のパスラッシュで勝利したこともあり、この試合はOLのプロティションが重要となるでしょう。大丈夫なはずです。

【守備】
コルツはDLバックナー LBレオナード CBムーアの3選手がプロボウルに選出されました。各ユニットの軸がリーグトップレベルの活躍を見せていることもあり今シーズンの守備は安定した力を見せることができました。

ただパスラッシュはEDGEがちょっと物足りないこともあり、バックナー マハメッドが中央からプレッシャーが重要となります。EDGEは来シーズンの補強ポイントとなりそうですね。

LBレオナードはラン守備 パスカバー共にリーグを代表する選手です。今年はリーグトップの8個のファンブルフォースを記録。ボールを書き出すプレイにも注目したい。それだけに相手はボールセキュリティは万全の体勢でレオナードにいどまなければならない。

CBムーアは13パスディフェンス 4インターセプトを記録 パスカバー力はリーグトップレベルに成長したシーズンとなりました。エース格とマッチアップしても互角の勝負をしており、タックルの制度も高くビッグゲインをさせません。Sがしょっと層が薄めで昨年ブラウンズのDBでやらかしまくったSセンデホーを起用しているのですが、思ったよりもチームに溶け込めており、ひ酷いミスはあまり見かけていません。相性なんですかねぇ



・ジャガーズ(2-14)

【攻撃】
ドラフト1位指名のQBローレンスは1年目は大苦戦となりました。時折いいパスは見せることはありますが、ミススローも多く厳しいシーズンでした。レシーバーが弾くことも多かったのも残念なところでしたね。

2014年の3位指名で2018年まで先発QBを務めていたブレイク・ボートルズとの1年目の成績がかなり酷似しています。ボートルズもインターセプトが多いQBでしたね。守備のおかげで地区優勝経験もあるQBですが、攻撃自体はそこまで改善させることができなかったQBでした。現在はセインツでバックアップをしています。ローレンスは来シーズン同じ曲線に乗らないようにがんばっていただきたい

ターゲットはエースWRチャークがシーズン開始早々に離脱してしまったのが厳しかったですね。期待の2年目WRシェノールトも伸び切れず。ターゲット自体は戦力的にはそこまで悪くないメンバーだと思うんですがね。

2年目RBロビンソンはまずまずの成績はのこせました。ただ一人でチームを改善させるのは流石に厳しかったですね。

ローレンスにとってはOLのプロテクションもイマイチだったのが苦しかった原因の一つでした。ローレンスが走って打開することも多くなり、その点は来シーズンもう少しポケット内で勝負させてあげられるようなユニットを構成したいところです。

【守備】
正直コルツに勝つとしたら守備の頑張り次第だろう。Week9にビルズを6点に抑えた驚異のパスラッシュが蘇ればアップセットの可能性は十分あります。EDGEアレンのパフォーマンスに期待したい。ただコルツのOLはリーグトップクラスの固さがあり突破するのは難しいかな。

今回はRBテイラーを止めることが先決となりそうです。LB陣がビッグゲインを防げるかが鍵をにぎるでしょう。LBジャック ウィルソンが一歩も触れられない状態だけは避けたい

QBウエンツのパスがそこまで安定感がないのでターンオーバーを奪える展開となればいいんですが、ジャガーズはチームで6個しかインターセプトを奪えていません。ボールホークタイプのDBを来シーズンの補強したいところですね。




 勝敗予想 
予想はコルツ勝利とします。

今シーズンは何があるかわからない試合が多かったこともあり、少しだけ不安もありますが、戦力差は断然の差があります。順当に行けばコルツ勝利は揺るがないでしょう。パスラッシュが怖いところはありますが、コルツのOLならしっかりプロテクションしてくれることでしょう。



 全試合勝敗予想(166-89 的中率.651)


Week18
チーフス ブロンコス
カウボーイズ イーグルス
ベンガルズ ブラウンズ
スティーラーズ レイブンズ
ベアーズ バイキングス
パッカーズ ライオンズ
ワシントンFT ジャイアンツ
タイタンズ テキサンズ
コルツ ジャガーズ
ペイトリオッツ ドルフィンズ
ジェッツ ビルズ
パンサーズ バッカニアーズ
セインツ ファルコンズ
49ers ラムズ
シーホークス カーディナルス
チャージャーズ レイダーズ

かなり無難な方に寄せた予想です。正直消化試合も多いのでチームの方針によっては控えを多めに出すとか若手を試すなどもあり、そうなると予想はつかないです。と予め言い訳を言っておきますwこういうすぐ予防線張る性格治んないかな・・・


 先週の予想結果 

Week17 結果
イーグルス ワシントンFT
パンサーズ セインツ
バッカニアーズ ジェッツ
ドルフィンズ タイタンズ
ジャガーズ ペイトリオッツ
レイダーズ コルツ ×
チーフス ベンガルズ ×
ジャイアンツ ベアーズ
ファルコンズ ビルズ
ラムズ レイブンズ
カーディナルス カウボーイズ ×
テキサンズ 49ers
ブロンコス チャージャーズ
ライオンズ シーホークス
バイキングス パッカーズ
ブラウンズ スティーラーズ ×

前節は12勝4敗と大きく勝ち越しました。6割5分到達!