4年ぶりのデータ考察記事です。
※注意 数値には多少の誤差があります。大幅な誤差はないとは思いますが、ご了承ください。
の記事で トビツキーさんから
というコメントを頂いて気になったので調べてみました。
2015年からの4thダウンギャンブル回数と成功率

2015年からのデータですが、2015年から比べると今シーズンは4thダウンギャンブル試行回数が1.7倍ほど増えています。特に昨シーズンから急に増えだした様です。ただ4thダウンの成功率自体は50%前後とそこまで大幅に成功率が上がったとかいうわけでも無いようです。
4th&1~3 プレイセレクション&成功率

※その他のファーストダウン更新は反則によるものと推測します。断言できず申し訳ない。
1~3ヤードでのギャンブル回数はほぼ半分と結構驚きの試行回数となりました。今シーズンは2回に1回ギャンブルを選択するという結果となりました。ただ成功率に関しては例年と比べて特に上がってはいません。
思いの外パス選択も多く、ちょっとランの方が多いという数値となりました。ただギャンブル成功率としてはやはりランでゴリ推したの方が高いです。
ランでのギャンブル成功率は今シーズンは70%超えと高めの成功率となりました。70%超えていれば期待値としてはギャンブルしてもいいということなのかも知れませんね。2018年シーズンの成功率の高さもあり4thダウンの強行の思考が高くなったのかなとも推測できます。この辺りでチームのデータ班が強行のほうが得点の期待値が高くなるなどのデータが出てきたのかもしれませんね。
4th&4以上のデータは以下の通りです。



参考
https://www.pro-football-reference.com/years/2021/splits.htm
https://stathead.com/football/play_finder.cgi
さすがに4ヤード以上残っているとランの選択はほとんどなくパス頼りとなり成功率は50%を切り 11ヤード以上となると20%前半くらいになります。ただ4~5回に1回成功していると考えれば結構高い成功率かなとも思います。
4ヤード以上のギャンブル回数も増えては居ますが、7年でほぼ倍増と劇的な増え方をしているのはやはり4th&1-3のショートシチュエーションですね。
チーム別4th&1-3 ギャンブルデータ
うまくまとめ切れなかったので物量作戦でいきます。チームごとの2015~2021年までのギャンブル状況を1チームつづ表にしました。
参考
https://stathead.com/football/play_finder.cgi
AFC東
ビルズ

ペイトリオッツ

ドルフィンズ

ジェッツ

AFC北
ベンガルズ

スティーラーズ

ブラウンズ

レイブンズ

AFC南
タイタンズ

コルツ

テキサンズ

ジャガーズ

AFC西
チーフス

レイダース

チャージャース

ブロンコス

NFC東
カウボーイズ

イーグルス

コマンダース(ワシントンFT)

ジャイアンツ

NFC北
パッカーズ

バイキングス

ベアーズ

ライオンズ

NFC南
バッカニアーズ

セインツ

ファルコンズ

パンサーズ

NFC西
ラムズ

カーディナルス

49ers

シーホークス

HCが長期政権のチームはギャンブルの方針はそこまで変わらない印象です。それ以外のチームでは試行回数 率が上昇傾向にあるチームが多かったです。ランの成功率が高いチームが成功率が高くなっていますね。
勝っているチームはギャンブル成功率も高い印象です。というか4thダウンに追い込まれる回数が少ないから強いというのもあるでしょうね。
以上ショートシチュエーションでの各チームのギャンブル傾向の考察でした。
一応守備側からみた各チームの4th&1-3のギャンブルデータもあるけど、需要があればまたまとめます。投票作ろうと思ったけど面倒なので、WEB拍手150回くらいで考えます。(1週間くらい拍手の連投禁止の設定にします)

※注意 数値には多少の誤差があります。大幅な誤差はないとは思いますが、ご了承ください。
の記事で トビツキーさんから
今シーズンはいつもより4thギャンブルが多い印象を受けたシーズンでした。
その中でもチーフスは仕掛けた回数はそれほど多くなくてもきっちりと成功させてきていてさすがですね。
ブラウンズの29回も多く感じますが、ライオンズの41回は多すぎる感じしますね汗
その中でもチーフスは仕掛けた回数はそれほど多くなくてもきっちりと成功させてきていてさすがですね。
ブラウンズの29回も多く感じますが、ライオンズの41回は多すぎる感じしますね汗
というコメントを頂いて気になったので調べてみました。
2015年からの4thダウンギャンブル回数と成功率

2015年からのデータですが、2015年から比べると今シーズンは4thダウンギャンブル試行回数が1.7倍ほど増えています。特に昨シーズンから急に増えだした様です。ただ4thダウンの成功率自体は50%前後とそこまで大幅に成功率が上がったとかいうわけでも無いようです。
4th&1~3 プレイセレクション&成功率

※その他のファーストダウン更新は反則によるものと推測します。断言できず申し訳ない。
1~3ヤードでのギャンブル回数はほぼ半分と結構驚きの試行回数となりました。今シーズンは2回に1回ギャンブルを選択するという結果となりました。ただ成功率に関しては例年と比べて特に上がってはいません。
思いの外パス選択も多く、ちょっとランの方が多いという数値となりました。ただギャンブル成功率としてはやはりランでゴリ推したの方が高いです。
ランでのギャンブル成功率は今シーズンは70%超えと高めの成功率となりました。70%超えていれば期待値としてはギャンブルしてもいいということなのかも知れませんね。2018年シーズンの成功率の高さもあり4thダウンの強行の思考が高くなったのかなとも推測できます。この辺りでチームのデータ班が強行のほうが得点の期待値が高くなるなどのデータが出てきたのかもしれませんね。
4th&4以上のデータは以下の通りです。



参考
https://www.pro-football-reference.com/years/2021/splits.htm
https://stathead.com/football/play_finder.cgi
さすがに4ヤード以上残っているとランの選択はほとんどなくパス頼りとなり成功率は50%を切り 11ヤード以上となると20%前半くらいになります。ただ4~5回に1回成功していると考えれば結構高い成功率かなとも思います。
4ヤード以上のギャンブル回数も増えては居ますが、7年でほぼ倍増と劇的な増え方をしているのはやはり4th&1-3のショートシチュエーションですね。
チーム別4th&1-3 ギャンブルデータ
うまくまとめ切れなかったので物量作戦でいきます。チームごとの2015~2021年までのギャンブル状況を1チームつづ表にしました。
参考
https://stathead.com/football/play_finder.cgi
AFC東
ビルズ

ペイトリオッツ

ドルフィンズ

ジェッツ

ビルズはQBジョシュ・アレンになってからギャンブル率が高くなっており、成功率も良い
ペイトリオッツはビル・ベルチック政権が続いており、ギャンブル率はそこまで変化はない
ドルフィンズはその年によって戦術が変わっているように感じる 今シーズンは成功率が悪かった
ジェッツはギャンブル率が高めだが成功率は低い結果となっています。
ペイトリオッツはビル・ベルチック政権が続いており、ギャンブル率はそこまで変化はない
ドルフィンズはその年によって戦術が変わっているように感じる 今シーズンは成功率が悪かった
ジェッツはギャンブル率が高めだが成功率は低い結果となっています。
AFC北
ベンガルズ

スティーラーズ

ブラウンズ

レイブンズ

ベンガルズはザック・テイラーHC就任の2019年からギャンブルが増加しています。成功率も悪くない。
スティーラーズはマイク・トムリンHC政権が続いているためあまり変化はない。一時期XPで2ポイント狙いが多かったがギャンブルは変化がなかった。
ブラウンズは総じてHCの入れ替わりがあってもギャンブル率は高い、ただ成功率は悪い。
レイブンズはQBラマー・ジャクソンが先発になってから、ギャンブルが増えだした。成功率もよくQBによって戦略の変更があったと言えるだろう。
スティーラーズはマイク・トムリンHC政権が続いているためあまり変化はない。一時期XPで2ポイント狙いが多かったがギャンブルは変化がなかった。
ブラウンズは総じてHCの入れ替わりがあってもギャンブル率は高い、ただ成功率は悪い。
レイブンズはQBラマー・ジャクソンが先発になってから、ギャンブルが増えだした。成功率もよくQBによって戦略の変更があったと言えるだろう。
AFC南
タイタンズ

コルツ

テキサンズ

ジャガーズ

タイタンズはここ2年でギャンブルが増えたようです。今シーズンは成功率がかなり高い。RBデリック・ヘンリー他ゴリ押しできるRBが多いからだろう。
コルツは2019年から方針が変わったようです。ランでの成功率が高く直近2年間ではRBジョナサン・テイラーの存在が大きいのだろう。
テキサンズは2019年は激増したが、近年は落ち着いて無茶はしなくなった。2019年の成功率が芳しくなかったからだろうか。
ジャガーズは増加傾向ではあるが、成功率は低い。
コルツは2019年から方針が変わったようです。ランでの成功率が高く直近2年間ではRBジョナサン・テイラーの存在が大きいのだろう。
テキサンズは2019年は激増したが、近年は落ち着いて無茶はしなくなった。2019年の成功率が芳しくなかったからだろうか。
ジャガーズは増加傾向ではあるが、成功率は低い。
AFC西
チーフス

レイダース

チャージャース

ブロンコス

チーフスは増加傾向にある。他チームよりも4thショートの数が少なく、あまり追い込まれていない上にギャンブル成功率もよい。そりゃ強いよねというデータです。
レイダースは2020年が急激な増加があり、成功率も良かったのですが、今シーズンはHC途中交代もあり安定感を求めた結果となったかもしれません。
チャージャースは増加傾向だが成功率はどんどん下がっている。ちょっとギャンブル狂の印象が強いチームです。
ブロンコスはなんとも捉えづらいデータです。急に多くなったり減ったりと。2019年からヴァンス・ジョセフHC就任でHC最終年となる年に強硬策に出やすいのかな?
レイダースは2020年が急激な増加があり、成功率も良かったのですが、今シーズンはHC途中交代もあり安定感を求めた結果となったかもしれません。
チャージャースは増加傾向だが成功率はどんどん下がっている。ちょっとギャンブル狂の印象が強いチームです。
ブロンコスはなんとも捉えづらいデータです。急に多くなったり減ったりと。2019年からヴァンス・ジョセフHC就任でHC最終年となる年に強硬策に出やすいのかな?
NFC東
カウボーイズ

イーグルス

コマンダース(ワシントンFT)

ジャイアンツ

カウボーイズは増加傾向で、成功率は安定して高いようです。
イーグルスは常にギャンブル思考とういうデータとなっています。成功率が低い年はあまりチーム成績はよくないが、成功率が高い時はしっかり勝っているようです。
ワシントンFTは普通に増加傾向です。成功率は今シーズンはあまりよくなかったですね。
ジャイアンツもまずまず増加の傾向です。成功率は可もなく不可もなくという感じです。
イーグルスは常にギャンブル思考とういうデータとなっています。成功率が低い年はあまりチーム成績はよくないが、成功率が高い時はしっかり勝っているようです。
ワシントンFTは普通に増加傾向です。成功率は今シーズンはあまりよくなかったですね。
ジャイアンツもまずまず増加の傾向です。成功率は可もなく不可もなくという感じです。
NFC北
パッカーズ

バイキングス

ベアーズ

ライオンズ

パッカーズはここ2年で率が急激に増加。あまり4thダウンに追い込まていない模様。成功率も高くこちらもチーム成績にしっかり反映されている。
バイキングスは2018年をピークにちょっと減ってきている。成功率はなかなか良い。RBダルビン・クックがいるが、パス選択が以外にも多い。
ベアーズは増加傾向です。成功率も高いがあまりチーム成績に反映されなかったのが残念なところ。
ライオンズは今シーズン一番ギャンブルが多かったチームです。成功率もそこまで悪くありませんでした。数が増えているだけ失敗回数も増えているので、チーム成績にも響いたかもしれません。失敗=ターンオーバーですからね。
バイキングスは2018年をピークにちょっと減ってきている。成功率はなかなか良い。RBダルビン・クックがいるが、パス選択が以外にも多い。
ベアーズは増加傾向です。成功率も高いがあまりチーム成績に反映されなかったのが残念なところ。
ライオンズは今シーズン一番ギャンブルが多かったチームです。成功率もそこまで悪くありませんでした。数が増えているだけ失敗回数も増えているので、チーム成績にも響いたかもしれません。失敗=ターンオーバーですからね。
NFC南
バッカニアーズ

セインツ

ファルコンズ

パンサーズ

バッカニアーズはそこまでギャンブルはしないようです。今シーズンは成功率も低かった。RBの信頼度があまり高くないのが影響していそう。
セインツは今シーズンまでショーン・ペイトンHC政権だったこともあり、そこまで増減はない。ギャンブルは昔からそれなりにやっていた感じです。成功率は近年は下降気味です。来シーズンはどうなるか。
ファルコンズは率は下がっているが試行回数は増加しています。要するに4thダウンに追い込まれる回数が増えたということではある。成功率はそこまで高くはない。RBのゴリ押しがあまり得意ではないようです。
パンサーズも試行回数は多い 成功率はまずまずです。ランの成功率は高い。
セインツは今シーズンまでショーン・ペイトンHC政権だったこともあり、そこまで増減はない。ギャンブルは昔からそれなりにやっていた感じです。成功率は近年は下降気味です。来シーズンはどうなるか。
ファルコンズは率は下がっているが試行回数は増加しています。要するに4thダウンに追い込まれる回数が増えたということではある。成功率はそこまで高くはない。RBのゴリ押しがあまり得意ではないようです。
パンサーズも試行回数は多い 成功率はまずまずです。ランの成功率は高い。
NFC西
ラムズ

カーディナルス

49ers

シーホークス

ラムズは増加傾向、直近2年は成功率もまずまずです。ランの成功率が高いです。
カーディナルスもかなり増加しています。成功率も良い。QBカイラー・マレーのランもあるのでランの成功率がかなり高い。
49ersは試行回数はそれなりにはあるが、毎年同じくらいのギャンブル率です。成功率は正直よくはない様です。
シーホークスはピート・キャロルHC政権が続いており、あまりギャンブル率は変わらない。あまりギャンブルが好きではないようです。成功率も安定はしていない。
カーディナルスもかなり増加しています。成功率も良い。QBカイラー・マレーのランもあるのでランの成功率がかなり高い。
49ersは試行回数はそれなりにはあるが、毎年同じくらいのギャンブル率です。成功率は正直よくはない様です。
シーホークスはピート・キャロルHC政権が続いており、あまりギャンブル率は変わらない。あまりギャンブルが好きではないようです。成功率も安定はしていない。
HCが長期政権のチームはギャンブルの方針はそこまで変わらない印象です。それ以外のチームでは試行回数 率が上昇傾向にあるチームが多かったです。ランの成功率が高いチームが成功率が高くなっていますね。
勝っているチームはギャンブル成功率も高い印象です。というか4thダウンに追い込まれる回数が少ないから強いというのもあるでしょうね。
以上ショートシチュエーションでの各チームのギャンブル傾向の考察でした。
一応守備側からみた各チームの4th&1-3のギャンブルデータもあるけど、需要があればまたまとめます。投票作ろうと思ったけど面倒なので、WEB拍手150回くらいで考えます。(1週間くらい拍手の連投禁止の設定にします)
コメント
コメント一覧 (10)
茶王
が
しました
茶王
が
しました
楽しく読ませてもらいました!まとめお疲れさまでした。
記事にもありましたがイーグルスはギャンブルのイメージありますね。スーパーボウルの年もギャンブルが決まってだイメージです。
あとはチーフスは流石ですね〜
茶王
が
しました
成功率思っていたのより高くて驚きました。
今度、同じような4thギャンブルで「絶対パントだろ!!」みたいなことを言うやつがいたら(私ですが)、この記事を見ろと言ってやります。
茶王
が
しました