時点でのキャップスペースは $-5,990,465 です。

(2022年のサラリーキャップを$208,200,000と想定して計算しています。まだサラリーキャップが決定してないので若干変わる可能性もあります。)

NFL Team Salary Cap Tracker



フリーエージェント(FA)について
フリーエージェント(FA)には種類があり、主にUFA RFA ERFAがあります。3月に契約が切れる普通のFAはUFAとなります。解雇された場合もUFAとなります。

キャリア3年で契約が切れる選手がRFAとなり、3段階の1年契約で再契約できるものです。

3段階とは
高:5.5Mくらい 1巡
中:4Mくらい 2巡
低:2.5Mくらい その選手のドラフトされた巡

他チームは右のドラフト巡と交換に引き抜きオファーができますが、同オファーで契約しなおせば引き抜きを阻止することも可能となるFAとなっています。

ERFAはキャリア2年で契約が切れる選手で前年と同額で1年再契約ができます。こちらは引き抜き不可です。

他FAの説明についてはこちらにまとめております。


 FA選手一覧

2022FA 30kc-001
   制限付きFA(RFA・ERFA)
   2021シーズン終了後解雇された選手
   フランチャイズ指定をした選手
OLの数値はPFFレーティング 先発選手のみ
https://www.pff.com/news/nfl-final-2021-offensive-line-rankings

2022 Free Agents





好守の主力のFA選手が多く、誰を残すか選別が必要となるでしょう。フランチャイズ指定はTブラウンにつけることとなりました。

Tブラウンは昨年レイブンズからトレードで獲得した先発LTでリーグトップレベルといっていい選手です。とりあえずタグをつけたことで安泰となりました。

Sマシューは3年連続プロボウル選出の守備のリーダーです。30歳となるので年数的にはサラリーは抑えたいがチームに戻ってきてもらわないといけない選手です。フランチャイズ指定はブラウンとなったため、残留かFA市場に出るのか気になるところです。再契約とならなかった場合この穴を埋めるのは難しいかもしれない。

3番手のWRプリングル 全試合先発のDLリード エースCBウォード ニッケルもこなせるSソレンセンなどは残したいところですが、キャップスペースとの相談となりそうです。

RFAのRBゴアは残して2~3番手RBとして期待したい。

LBヒッチンズは解雇となりました。これまでほぼ全試合先発出場だった選手でしたが若手LBの成長もありキャップスペース確保のための放出となったようです。


 FA選手を抜いた選手一覧


 攻撃選手 

2022FA 30kc-002

 守備選手 

2022FA 30kc-003
    2021シーズン終了後加入選手


 2021チームスタッツ 

2021チームスタッツ-013kc


 補強ポイント 

3年連続スーパーボウル進出はベンガルズに阻まれましたが、4年連続チャンピオンシップ進出は立派な成績でした。

攻撃陣は主力は残っていますが、FA残留がなければスキルポジションは全体的に層が薄い状態となっています。RB WR TEのバックアップをある程度数を揃えておきたい。

守備はどのポジションも1枚足りないという状態です。FA選手の再契約+ドラフトで補強という形となるでしょう。

QBマホームズの10年500Mの契約が今年から始まることもあり、当分は現有戦力を保ちつつドラフトで底上げをする形となるでしょう。FAでの大きな補強はなく攻撃のバックアップの補強を進め ドラフトで守備の穴が空いた場所を上位で指名するんじゃないかなと。


 カット候補 

2022 Salary Cap

【キャップ-デッドマネー=キャップスペース】

EDGE フランク・クラーク 26.3-13.6=12.7M

《キャップ再構築》
QB パトリック・マホームズ 22.7M
DL クリス・ジョーンズ 10.6M
EDGE フランク・クラーク 9.1M
G ジョン・スーニー 10.0M
TE トラビス・ケルシー 4.2M

EDGEクラークはポジション別ではリーグ6位のキャップを記録していますが、過去3年10サック以下の記録となっており、3年連続プロボウルには選ばれてはいますがオーバーサラリーです。契約は後2年 来年もキャップが27.8Mとなっており正直契約を見直しをしてほしいところですね。

あとのキャップスペースは再構築を頼むしか無い。必要な分お願いする形となるでしょう。