発表から数時間経つので速報でもないんですが
パッカーズのWRダバンテ・アダムスがトレードでレイダースに移籍となりました。レイダースでは5年141.25M(年平均28.25M)の超大型契約となりました。WR最高サラリーとなっています。トレードの対価は

・レイダース
 2022 1巡目 22位
 2022 2巡目 53位

・パッカーズ
 WR ダバンテ・アダムス




パッカーズは今オフFAのアダムスにフランチャイズ指定で放出を阻止しましたが、アダムスはフランチャイズタグの1年契約ではプレイしないとチームに通達

契約交渉はおそらく長引き、ホールドアウトもあった上でトレードに出すしかなくなるという可能性もあるかもなぁと思っていたのですが、FA解禁1日後の早期トレード決着は驚きました

レイダースは昨年エースWRヘンリー・ラッグスが人身事故を起こし逮捕され解雇となり、パス攻撃の軸となるレシーバー不在だったところでアダムスを獲得できました。QBデレク・カーとのホットライン形成は非常に楽しみですね。


 ダバンテ・アダムスの個人成績 

 年数   試合  ターゲット レシーブ
 レシーブ 
ヤード
 TD 
2014 16 66 38 446 3
2015 13 94 50 483 1
2016 16 121 75 997 12
2017 14 117 74 885 10
2018 15 169 111 1386 13
2019 12 127 83 997 5
2020 14 149 115 1374 18
2021 16 169 123 1553 11
116 1012 669 8121 73

2017年から5年連続プロボウル選出 2020年 2021年はオールプロにも選出されたリーグを代表するレシーバーです。2020年は18TDレシーブという驚異の記録を残しています。ランアフターキャッチで距離も稼げて、クラッチレシーバーとしても優秀。ショートからディープまでなんでもこなせるレシーバーです。

QBカーとWRアダムスはカルフォルニア州立大学フレズノ校でチームメイトで、どちらも2014年のドラフト2巡指名されました。カレッジでのホットラインが8年の時を経てレイダースで復活となります。すんなりトレードが決まったのもこういう経緯があったからかもしれませんね。

昨年ベンガルズのQBジョー・バロウ WRジャマー・チェイスがカレッジホットラインでスーパーボウルまで上り詰めたこともあり、こちらのカレッジホットラインも注目ですね。
カレッジでの最終年このホットラインで1719ヤード24TDを記録したそうです。13試合で24TDレシーブって異次元の記録ですね・・・


トレードに出すことになってしまったパッカーズは現状はWRランドール・コブ アレン・ラザード アマリ・ロジャースと現状3番手レベルの選手しかいない状態となりました。ドラフトで取るのかFAで拾うのはこれから注目となることでしょう。QBアーロン・ロジャース問題が解決しましたが、一難去ってまた一難ですね。


しかし今年のAFC西はリーグを代表する選手が集まりすぎです。

・チャージャース
 EDGE カリル・マック
 (プロボウル6回 オールプロ3回 2016年守備MVP)
 CB J.C・ジャクソン
 (プロボウル1回 キャリア4年で25INT)

・ブロンコス
 QB ラッセル・ウィルソン
 (プロボウル9回 2013スーパーボウル制覇)

・レイダース
 WR ダバンテ・アダムス
 (プロボウル5回 オールプロ2回)
 EDGE チャンドラー・ジョーンズ
 (プロボウル4回 オールプロ2回 キャリア通算107.5サック)


AFC西地区はチーフスが地区6連覇中ということもあり、チーフス包囲網が出来上がりました。本当にどのチームが優勝でもおかしくありませんし、ワイルドカード3枠を全部取ってもおかしくないかもしれません。

今年の西地区は地区内だけではなく、AFCカンファレンス全体に大きく影響を与える可能性がありそうです。

今日のFAまとめはお休みし明日2日分まとめます。
スプレッドシート版は更新したのでこちらを御覧ください。


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