FA解禁も大分落ち着き、来週のリーグ会議 来月のドラフトなどがメインになってきます。
移籍 契約以外のニュースをまとめておきます。



 オーバータイムルール改正案


現地時間 来週3月27日から春のリーグ会議が行われます。今回ルール改正案として、オーバータイムルールの見直しについて投票が行われるようです。

ルール改正は2つの案が出ており

・コルツ&イーグルス案
 (先攻チームがTDでも)両チームに攻撃機会を与える

・タイタンズ案
 先攻チームがTD後2ポイントコンバージョンが失敗した場合、後攻チームの攻撃機会が与えられる

現在のルールではオーバータイム先攻チームがTDを取った時点で試合が終了となり、コイントスの結果が左右されます。レギュラーシーズンでは先攻勝率52%とそこまで差はないのですが、ポストシーズンになると先攻が10勝1敗と明らかに差が出たことでルール改正に踏み切ろうと言う状況です。

コルツ&イーグルス案はコイントスに左右されない様に明快なルールかなと思います。タイタンズ案は先攻逃げ切りパターンも用意したルールですね。

27日に行われるオーナー会議で投票が行われ32人の内24票が入ればルール改正となります。


 2022ドラフト順位確定


 2022補償ドラフトが確定 



2022年の補償ドラフトの39指名権が確定しました。昨年FAで放出した高額契約選手32名分+マイノリティのフロントをHC・GMとして引き抜かれたチームに与えられる補償指名権7つ

マイノリティの補償指名権は昨年改定された労使協定に織り込まれた新しいルールで、昨年のドラフトから実施となっています。

 補償指名権とその詳細 

順位 指名権チーム 補償対象
3

97位 ライオンズ NYG WR ケニー・ゴーラデイ
98位 セインツ CIN EDGE トレイ・ヘンドリクソン
99位 ブラウンズ MIN GM クウェシ・アドフォ・メンサー
100位 レイブンズ HOU HC デビット・カリー
101位 セインツ ATL GM テリー・フォンテノット
102位 49ers NYJ
WAS
HC
GM
ロバート・サラー
マーティン・メイヒュー
103位 チーフス CHI GM ライアン・ポールス
4

104位 ラムズ DET GM ブラッド・ホームズ
105位 49ers MIA HC マイク・マクダニエル
138位 スティーラーズ TEN EDGE バド・デュプリー
139位 レイブンズ NE EDGE マット・ジュドン
140位 パッカーズ LAC C コーリー・リンスリー
141位 レイブンズ LV EDGE ヤニック・ガコウェイ
142位 ラムズ CLE S ジョン・ジョンソン
143位 タイタンズ NYJ WR コーリー・デービス
5

176位 カウボーイズ CHI QB アンディ・ダルトン
177位 ライオンズ JAC WR マービン・ジョーンズ
178位 カウボーイズ CIN CB チドビー・アウジー
179位 コルツ TEN DL デニコ・オートリー
6

211位 ラムズ SEA TE ジェラルド・エバレット
212位 ラムズ SF EDGE サムソン・エブカン
213位 ファルコンズ SF C アレックス・マック
214位 チャージャーズ HOU QB タイロッド・テイラー
215位 カーディナルス CAR EDGE ハーソン・レディック
216位 コルツ MIA QB ジャコビー・ブリセット
217位 ライオンズ NYJ LB ジャレッド・デービス
218位 ラムズ CLE CB トロイ・ヒル
219位 タイタンズ CAR DL ダクアン・ジョーンズ
220位 49ers LV DL ソロモン・トーマス
221位 49ers SEA EDGE ケリー・ハイダー
7

254位 チャージャーズ LV LB デンゼル・ペリマン
255位 チャージャーズ NYJ G ダン・フィーニー
256位 カーディナルス JAC TE ダン・アーノルド
257位 カーディナルス CHI DL アンジェロ・ブラックソン
258位 パッカーズ DET RB ジャマール・ウィリアムズ
259位 チーフス CAR LB ダミアン・ウィルソン
260位 チャージャーズ IND T サム・テビ
261位 バッカニアーズ PIT G/T ジョー・ハエグ
262位 49ers JAC QB C.J・バサード

https://overthecap.com/compensatory-picks/

以上が今年の補償指名権となります。FAでの補償選手は放出した選手とFAで獲得した選手は相殺されるため、大型契約で選手を獲得したチームは指名権をもらいにくいシステムとなっています。

今年はラムズ チャージャース 49ersが最多の5指名をもらっています。 


 2022年ドラフト全指名順位確定 





補償ドラフトが決まったことで今年の指名全順位が確定となりました。全262指名となり、最後の指名権は現時点では49ersが持っています。まだドラフト前にトレードなどが行われ順位の移動があるとは思いますし、ドラフト当日は指名権同士のトレードが頻繁に行われます。それもドラフトの面白いところです。

今年のドラフトは日本時間4/29~5/1の3日間行われる予定です。

たいした当てにならないドラフト予想記事は4月から開始予定です。(ドラフト予想というより現時点の選手表の記事ではあるけど・・・)


 2019年5年目オプションについて

フランチャイズ指定の記事でも最後に触れていましたが、こちらにも載せておきます。



順位チームポジション選手名サラリークラス
1ARIQBカイラー・マレー$29,703,000>1 Pro Bowl
2SFEDGE(DE)ニック・ボサ$17,869,000>1 Pro Bowl
3NYJDL(DE)クイネン・ウィリアムス$11,500,000Basic
4OAKEDGE(DE)クレリン・フェレル$11,500,000Basic
5TBLBデビン・ホワイト$11,706,000Playtime
6NYGQBダニエル・ジョーンズ$22,384,000Playtime
7JACEDGE(DE)ジョシュ・アレン$11,500,000Basic
8DETTET.J・ホッケンソン$9,392,0001 Pro Bowl
9BUFDL(DT)エド・オリバー$10,753,000Playtime
10PITLBデビン・ブッシュ$10,892,000Basic
11CINTジョア・ウィリアムス$12,604,000Basic
12GBEDGE(LB)ラシャン・ゲイリー$10,892,000Basic
13MIADLクリスチャン・ウィルキンス$10,753,000Playtime
14ATLGクリス・リンドストーム$13,202,000Playtime
15WASQBドゥエイン・ハスキンス
16CAREDGE(DE)ブライアン・バーンズ$16,012,0001 Pro Bowl
17NYGDL(DT)デクスター・ローレンス$10,753,000Playtime
18MINCギャレット・ブラッドベリー$13,202,000Playtime
19TENDLジェフリー・シモンズ$10,753,000Playtime
20DENTEノア・ファント$6,850,000Playtime
21GBSダーネル・サページJr.$7,901,000Playtime
22PHITアンドレ・ディラード$12,604,000Basic
23HOUTタイタス・ハワード$13,202,000Playtime
24OAKRBジョシュ・ジェイコブス$8,034,0001 Pro Bowl
25BALWRマーキス・ブラウン$13,413,000Playtime
26WASEDGE(LB)モンテス・スウェット$10,892,000Basic
27LVSジョナサン・エイブラム$7,901,000Playtime
28LACDL(DE)ジェリー・テイリー$11,500,000Basic
29SEAEDGE(DE)L.J・コリアー$11,500,000Basic
30NYGCBデアンドレ・ベイカー
31ATLTカレブ・マクゲイリー$13,202,000Playtime
32NEWRニキール・ハリー$12,425,000Basic

※15位QBハスキンス 30位CBベイカーは指名チームから解雇されたためオプションの権利がなくなっています。


最後に今年4年目を迎える2019年ドラフト1巡目選手の5年目オプション行使した場合のサラリー額が決定しました。

サラリーのクラスは4段階に分かれており

・>1 Pro Bowl 2回以上プロボウル選出選手
・1 Pro Bowl 1度プロボウル選出選手
・Playtime スナップ数が2シーズンで75%以上or3シーズンで平均75%以上or3シーズン全てで50%以上の選手
・Basic 上記のPlaytimeの基準に到達していない選手

となっています。

近年ローテーション制となっているRB・DLなどは、スナップ数が他のポジションよりも少なめになりやすく、1度でも離脱した場合はちょっと不利な感じもしますね。

昨年から5年目オプションは全額保証となっており、行使した選手を解雇すると全額デットマネーとなる状態となるので解雇はしにくい状況となっています。

行使または破棄するかの選択は5月2日までとなっています。ドラフト後に公表されることでしょう。


 キャパニック復帰なるか?

FAまとめ記事のシーホークスの欄で少し取り上げましたが、コリン・キャパニックがシーホークスのピート・キャロルHCと連絡をとったとのことで、キャロルは「もう一度チャンスを与えるに値する」と言ったそうです。

キャパニックはシーホークスのエースWRタイラー・ロケットを助っ人に呼びワークアウトを実施しています。現役のトップレシーバーとの練習ということもあり、可能性は十分あるかもしれませんね。しかしバカ肩は健在ですね

昨年TEティム・ティーボウにもチャンスは与えられたので、6年実戦経験がないキャパニックですが、一回くらいはチャンス与えるチームがあってもいいかなと思いますね。


 その他のニュース


・1巡目候補が大怪我

今年の1巡目候補のミシガン大学のEDGEデビッド・オジャボがプロデイで負傷、検査の結果アキレス腱断裂の大怪我となってしまいました。1巡目指名候補だっただけに残念なニュースとなってしまいました。

ただ昨年アキレス腱断裂から6ヶ月で復帰ができたラムズRBキャム・エイカーズのように6ヶ月で復帰を目指せるそうです。最近は前十字靭帯(ACL)よりアキレス腱のほうが復帰が早くなっているようです。10月に復帰できればまあ指名するに値するかもしれません。シーズン序盤の復帰の見込みを考えて指名するチームが現れることを願いたい。


・ATLピッツ ツイートを削除

ファルコンズTEカイル・ピッツが以下のツイートをした後削除したそうです

『アトランタが騒がしくなりそうだ』

このツイートはQBデショーン・ワトソン争奪戦の最中にツイートされたもので10分ほどで削除されたそうです。

意味が肯定にも否定にも取れる発言だったこともあり物議を醸す前に削除したのかなと。SNSは無理してやるものではないなと改めて思いました。



・Tシュワルツ QBワトソンのトレードに異議


現在FA中元チーフスのTミッチェル・シュワルツはQBデショーン・ワトソンのトレードについて異議を訴えるツイートをしています。こちらは完全否定の内容となっています。

7ツイートを擁して否定的な意見を述べています。

1年目の基本給が100万ドルというのは、ぬるくて間違っている気がする。初年度の契約金が大きく、基本給が比較的低いことを理解しています。私の場合はそうだった。でも、これは意図的な感じがする。

史上最大の保証付き契約を結び、そのために多くの契約前例を破った。しかし、彼は22の民事事件を抱え、NFLはまだ彼を出場停止処分にする可能性が高い。強力な裏付けとなる証拠があるんだ。

もしNFLが彼を停職処分にした場合、チームが契約を無効にできることです。NFLでは、ビデオによる証拠がない限り、リーグはあまり強く反応しないようだ。

NFLはこれがすべて真実であると判断し、彼に1年間の出場停止処分を科すかもしれないし、いつまで続くかわからない。

ワトソンが出場停止になった場合、チームはその資金を保護するために契約を構成した。22人以上の女性に性的暴行や嫌がらせをして停職処分を受けるかもしれない男をわざわざ守るのか?いや、それは全く気に入らない。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

重要な部分だけを切り取った感じですが、初年度の契約のベースサラリーが納得が行かない点と猥褻問題で出場停止となった場合チームがワトソンを守るような契約に見えて気に入らない。という感じのようです。

ミッチェルはブラウンズでキャリアをスタートしていることもあり、ブラウンズにワトソンは入ってほしくないところがあるのかもしれませんね。

しかしワトソンの猥褻問題のリーグの処分はどうなるかは気になるところですね。処分なしになっても物議となることは間違いないし、なんとも言えないなぁ。。。ブラウンズ所属なんだよなぁ・・・何試合か処分されたほうがスッキリはするかもしれん。。。


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