今年もどんな試合でもポジティブな面・ネガティブな面を見つけることを考えながら冷静に見直していきます。


 Week4
 ブラウンズ(2-1)@バイキングス(1-2)

 ベアーズ戦を守備の頑張りにより快勝し勝ち越しで迎えたWeek4は敵地に乗り込みバイキングス戦となります。

2021Browns week4-1
バイキングス WR ジャスティン・ジェファーソン

 バイキングスは開幕2連敗となったのもの前節のシーホークス戦で快勝し連敗を止めてこの試合に望んています。例年OLに悩まされている印象のチームでしたが、昨年のOLはやっと戦力が揃ったことで大分プロテクションが良くなり、QBカーク・カズンズからのパス攻撃には要注意となる試合でした。特に2年目WRジャスティン・ジェファーソンはすでにリーグを代表するWRに成長しており、ここに決定打を打たれないように注意が必要となる試合でした。攻撃陣をどう防ぐかが課題の試合を冷静に見直します。


 主なロースター


2021Browns week4-2
左の数字 背番号    今季加入選手    新人選手    欠場選手 
選手評価は 高SS→C-低 Dは未知数 Rは新人
OLの太字は過去2年でプロボウルに選出経験ありの選手です。
右の順位 NFLTOP100に選出された選手 その順位

 新人CBグレッグ・ニューサムがふくらはぎ負傷で欠場 CBグリーディ・ウィリアムスが久々に先発を務めることとなります。2年間怪我で離脱となった選手でここまではスポット出場でしたが、本格的に復帰となります。

 バイキングスは主力の欠場はありませんでした。


【当時の展望記事】


 スコア



1Q 2Q 3Q 4Q スコア
ブラウンズ 0 11 0 3 14
バイキングス 7 0 0 0 7

 ロースコアを制し3連勝

 先制TDは奪われたもののその後は得点を与えずなんとか勝ちきりました。ロースコアのジリジリした展開でしたが、ランを封殺しパスもたまにいいのは通されましたが散発に抑え攻撃を止めることに成功しました。守備が非常に良かった試合で3連勝となりました。

 ゲームハイライト動画 


本家の長めのハイライトは↓
https://www.youtube.com/watch?v=oAMPN0727Fo

細かいSTATS(PRO FOOTBALL REFERENCE)

 ポジティブPOINT


 ランを封殺し一桁失点で抑える 

 この試合はバイキングスのRBダルビン・クック アレクサンダー・マティソンのランを封じ込め全部で65ヤードに抑え込みました。ランに頼れなかったことで、パスを投げざるを得なくし、バイキングスを苦しめることに成功しました。

 新人LBジェレマイア・オウス-コラモアが7タックル マルコム・スミスが8タックルを記録。ロングゲインを許さないこのLB陣の活躍が見事な試合でした。この二人がこの試合のMVPかもしれません。

 パスはいいパスもありましたが、パスラッシュにより散発にし止めることもでき、完璧な守備だったんじゃないかなと思います。



 ラン攻撃で切り込むことに成功 


 この試合のランはとにかく粘り強くジワジワ行くランで攻め立てました。

RBニック・チャブ 21回100ヤード
RBカリーム・ハント 14回69ヤード


 ロングゲインは少なかったですが、とにかく中央突破で押し込み続けるタフなランでした。パスが正直残念な状況だったので、この二人のおかげで勝ったといえるでしょう。

 この試合の決め手は前半最後のドライブ 残り30秒で3rd20に追い込まれたところで出たRBカリーム・ハントの33ヤードのロングゲインランです。これで3点追加できたのは非常に大きかったですね。先週に引き続きハントはいい活躍でした。



 ネガティブPOINT


 2試合連続開幕ドライブギャンブル失敗 

 先制されたあとのブラウンズの最初のドライブ 順調にREDZONE進出しましたが3rdダウンで止められ、4th4 ここでまた強行策 3試合連続で開幕ドライブギャンブル実行となりました。そして2試合連続ギャンブル失敗。勢いをつけたいのはわかるけど、まだ序盤だし着実に3点でいいと思うんですがねぇ。バイキングスの守備もこの試合ではまだEDGEダニエル・ハンターもおりパスラッシュが怖いチームでしたからね

 このシーズンはほんとギャンブル狂と化していましたね。結果論ではありますが、首脳陣の無茶も結果に響いたシーズンだったかなと感じます。

 ちなみにTDをとった攻撃ドライブも4th2でギャンブルで失敗したのですが、相手の反則のおかげで更新となりました。運が良かったけどここも反則がなかったら試合負けていたかもしれませんね・・・


 QBメイフィールドのパス精度が悪い 

 この試合はWRオデル・ベッカムJr.を筆頭にパスがまったくレシーバーと合わなかったです。オーバースローなパスがほんと多かった。

 この試合のQBベイカー・メイフィールドは15/33 155ヤードとパス成功率50%を切っています。昨シーズンは良い時と悪い時の差がかなり大きかった印象です。悪い時は今回のようにどうしようもなかったです。相手の散発な攻撃に助けられて勝てましたが、負けても全然おかしくない試合だったと思います。

 唯一良かったのはターンオーバーがなかったことくらいかも。あったら負けてたろうなぁ。


 ロースコアゲームを制し3連勝となったブラウンズ。次回はWeek5 @チャージャース戦を冷静に見直します。