今年もどんな試合でもポジティブな面・ネガティブな面を見つけることを考えながら冷静に見直していきます。


 Week6
 カーディナルス(5-0)@ブラウンズ(3-2)

 チャージャースの殴り合いに負け3勝2敗になったブラウンズ。Week6はカーディナルスとの対戦となります。

2021Browns week6-1
カーディナルス QB カイラー・マレー

 カーディナルスはこの時点で負けなしの開幕5連勝と絶好調です。5試合中4試合が30点以上を記録しており攻撃が爆発しています。3年目のQBカイラー・マレーはパスもランもできるハイブリットなQBで、序盤戦はパスが好調でした。WRデアンドレ・ホプキンス WRクリスチャン・カークの2枚看板レシーバーに精度の良いパスが通りまくっていました。

 ベイカー・メイフィールドとカイラー・マレーはオクラホマ大学の先輩後輩でどちらもハイズマントロフィー(大学MVP)を取ったQB対決です。2019年に1度対決がありその時はマレーが勝利しています。

 ランも補強したRBジェイムス・コナーが力強さが増し中央突破で好調さを見せていました。守備もDL J.J・ワットを加えたことにより安定感が増した印象でした。



 ブラウンズはこの試合RBニック・チャブがふくらはぎの負傷により欠場。攻撃の軸を失った状態での対決となります。絶好調のカーディナルスにどう挑むのか冷静に見直します。


 主なロースター


2021Browns week6-2
左の数字 背番号    今季加入選手    新人選手    欠場選手 
選手評価は 高SS→C-低 Dは未知数 Rは新人
OLの太字は過去2年でプロボウルに選出経験ありの選手です。
右の順位 NFLTOP100に選出された選手 その順位

 上記の通りRBニック・チャブが欠場 そしてジャック・コンクリン ジェドリック・ウィルズの両Tが欠場 WRジャービス・ランドリーは怪我人リストから復帰とはなったものの、この試合には戻れずという状況です。

 Tの先発にはRTブレイク・ハンス LTジェームス・ハドソンとなりました。ハドソンはキャリア初先発となる試合でどうなるか不安な一戦となりました。

 一方カーディナルスもEDGEチャンドラー・ジョーンズ Cロドニー・ハリソンなど主軸の欠場があり付け入る隙はちょっとだけあるかもという状況でした。


【当時の展望記事】



 スコア



1Q 2Q 3Q 4Q スコア
カーディナルス 7 16 7 7 37
ブラウンズ 0 14 0 0 14

 まんべんなく得点を入れたカーディナルスの完勝

 試合開始から最後まで、カーディナルスのターンが続いたような試合展開でした。ブラウンズは後半はほんと何もなかったような感じでしたね。チームの勢いの差というよりもブラウンズが終始苦しんだ試合でした。正直いいところが少なすぎた試合でしたが、まとめていきます。


 ゲームハイライト動画 


本家の長めのハイライトは↓
https://www.youtube.com/watch?v=EMD8z0K5ioE

細かいSTATS(PRO FOOTBALL REFERENCE)



 ポジティブPOINT


 願いは届いた 

前半最後のプレイ 自陣43ヤードからのヘイルメリーパス(神様お願いパス)これがWRドノバン・ピープルズ-ジョーンズの懐にすっぽり入り見事にTDを奪い、押されまくった試合ながら9点差で折り返すことができました。

ただ残念ながらこの勢いを後半には持ち込むことが出来ず、後半は無得点となりこのTDを活かせなかったのは残念でした。願いは届いても・・・


 5レシーブ 79ヤードのWRベッカム 




 この試合のWRオデル・ベッカムJr.は5レシーブ 79ヤードとまずまずの成績を残しました。ミドルレンジでのレシーブがこの日は安定していました。このくらいのパフォーマンスが安定して出せていればもう少しブラウンズで活躍できてただろうなぁ。

 正直この試合のQBベイカー・メイフィールドのパスはベッカムとヘイルメリー以外はあまり良い出来ではありませんでした。なのでこの試合だけを考えればもう少しベッカムに投げてもよかったかもしれませんね。


 ネガティブPOINT

 相変わらずのギャンブル狂 



 今回もギャンブル狂に目覚め3回4thダウンギャンブル失敗をしています。2・3回目はやらざるを得ない場面だったので仕方がありませんが、1QでFG蹴られる時は蹴っておいてほしいなぁと毎度思っています。これだけギャンブル失敗をしているんだから、もう少しリスク回避してもいいとは思うんですがね。攻撃の状態も考えてやってほしいなぁと。


 厳しかったOL 

 LTジェドリック・ウィルズが欠場ということでLTの先発にはブレイク・ハンスが入っていましたが、パスプロテクションはかなり厳しい試合でした。QBベイカー・メイフィールドはこの試合5サック 2ファンブルロストと苦しい結果となってしまいました。

 マッチアップして負けてるんだったらわかるけど、上記のように相手のエースパスラッシャー格のEDGEマークス・ゴールデンに対して何もしないってどういうこと?って感じでしたね。


 止められないWRホプキンス 

 カーディナルスWRデアンドレ・ホプキンスを止めるのは容易じゃないという一戦でした。主にマッチアップをしたCBデンゼル・ウォードは2つ反則を取られていました。ちょっと厳しい判定だったものの、ある程度コンタクトをしないと抑えられない相手であるので仕方がないところでした。

 合計2つTDを取られましたが、1本目のランアフターキャッチの身のこなし。この個人技は相手を褒めるしか無いかもしれない。2本目はカバーどうしたの?っていつものやつでした。ホプキンス相手にワイドオープンはあかんわね。


 また悪化した左肩 

 QBベイカー・メイフィールドは3Q中盤にカーディナルスDL/EDGE J.J・ワットにサックを受けファンブルをしたと共に左肩を地面に打ち付け怪我が悪化し、メディカルルームへ。そのまま離脱かと思われましたが、次のドライブには戻ってきました。

 正直この試合のメイフィールドのパフォーマンスを考えると逆転は厳しいので休んでほしかったところでした。ただ投げれる以上はプレイを続けるという気持ちはすごいと思います。ただHCがは出場を止めるべきだったと思いますが。

 この負傷の悪化で次週は欠場となり先発はQBケイス・キーナムが務めることとなりました。


 無敗のカーディナルスを止めることが出来ず2連敗となり3勝3敗の五分となりました。次回はWeek7 ブロンコス戦を冷静に見直します。