今年もどんな試合でもポジティブな面・ネガティブな面を見つけることを考えながら冷静に見直していきます。


 Week8
 スティーラーズ(3-3)@ブラウンズ(4-3)

 QBベイカー・メイフィールド RBニック・チャブ カリーム・ハントの欠場でピンチをなんとかしのぎ連敗を脱出し貯金1に戻したブラウンズ Week7はシーズン最初の同地区対決スティーラーズとの1回戦目となります。

2021Browns week8-1
スティーラーズ QB ベン・ロスリスバーガー

 スティーラーズはここまで五分の成績。前節はバイウィークでリフレッシュされた状態で望みます。序盤戦は攻撃がなかなかうまく行かず、ここまで得点がリーグ26位という成績となっています。QBベン・ロスリスバーガーの衰えが顕著で、今までは粘りに粘っての一発の怖さがありましたが、ショートパスを繰り返す攻撃が目立つようになりました。

 攻撃は苦しいのですが守備はEDGE T.J・ワットのパスラッシュの恐怖はあります。ただ昨年のスティーラーズはランに苦戦しており、付け入る隙はあると戦前は思っていた試合でした。

 ブラウンズはこの試合はQBベイカー・メイフィールド RBニック・チャブが復帰しています。同地区対決を冷静に見直していきます。


 主なロースター


2021Browns week8-2
左の数字 背番号    今季加入選手    新人選手    欠場選手 
選手評価は 高SS→C-低 Dは未知数 Rは新人
OLの太字は過去2年でプロボウルに選出経験ありの選手です。
右の順位 NFLTOP100に選出された選手 その順位

 上記の通りQBメイフィールド RBチャブが戻ってきましたが、CBデンゼル・ウォードが欠場となりました。パス守備がちょっとだけ不安を抱えた試合となりました。

 スティーラーズはWRジュジュ・スミス-シュースターが怪我人リスト入り DLも離脱が多く薄い状況となっており、これがラン守備が上手く言ってない原因だと言えるでしょう。この弱点をうまく突っつくことができるかが勝負の分かれ目となると当時予想していました。


【当時の展望記事】


 スコア



1Q 2Q 3Q 4Q スコア
スティーラーズ 0 3 6 6 15
ブラウンズ 3 0 7 0 10

 お互い攻撃が苦戦、最後はスティーラーズの意地に負けた

 お互い攻撃がかなり苦しんだ試合でした。なかなか得点が取れないロースコアゲームとなり、後半に意地を見せたスティーラーズが逆転勝利となりました。最後に逆転のドライブはもう少しというところでしたが、その前にもう少し差をつけなければならなかった試合だったかなと。

 一昨年に苦手意識は克服したと思ったのですが、また鉄にやられたなぁ・・・


 ゲームハイライト動画 


本家の長めのハイライトは↓
https://www.youtube.com/watch?v=8GvoSZ2GpGE

細かいSTATS(PRO FOOTBALL REFERENCE)


 ポジティブPOINT


 RBジョンソン2試合連続TDラン 

 RBカリーム・ハントの欠場で2番手RBとして出場したディアーネスト・ジョンソン。この試合でもTDランを決め、2試合連続TDとなりました。4回22ヤード1TDと出番は少なかったのですが、その少ないチャンスをしっかりものにしたのは素晴らしいです。

 この試合RBニック・チャブは16回61ヤードとチャブとしてはちょっと不振な出来だったのでもう少しジョンソンを使ってみてもよかったかもしれませんね。とにかくジョンソンは調子良かった。


 吠えるQBメイフィールド 


 5点差を追いかけるブラウンズ 3rd4をQBベイカー・メイフィールドがスクランブルで更新、その際にサイドライン近くでタックルを受け叩きつけられ怪我の悪化が心配されましたが、すぐさま起き上がりスタンドに吠えるアピールをし無事であることを証明。

 こういう気の強さがメイフィールドの持ち味だなぁと感じますね。こういうのは大好きです。

 残念ながら試合はこのスコアのまま敗れましたが、こういう気持ちは大事です。スタジアムの歓声も味方につけられますしね。


 ネガティブPOINT


 相手の自滅を活かすことができず 

 前半2ミニッツ スティーラーズが逆転のFGとなる場面でまさかのFGフェイク そして失敗Kクリス・ボスウェルもこの失敗の時に受けたタックルで離脱。スティーラーズはキッカー不在で戦うことになりました。

 後半2つTDを奪われましたが、XPはどちらも失敗となり、その点はブラウンズに有利に働いたのですが、それを活かせなかったのが本当に残念です。

 しかしなんでFGフェイク狙ったんだろうか・・・このプレイのSTの動きは素晴らしかったですね。ポジティブポイントの方に入れても良かったかも。


 INT取れてたらなぁ・TD阻止できてたらなぁ 



 3Q開始のスティーラーズのドライブ QBベン・ロスリスバーガーがミススローでINTチャンスでしたが、LBマルコム・スミス Sグラント・デルピットが交錯ぎみとなりINTできず。これは取ってほしかったですね。もったいないミスでした。

 決勝点となったスティーラーズTEパット・フライアムースのTD マークしていたSロニー・ハリソンでしたが、いいカバーはできていました。このキャッチはフライアムースを褒めるべきでしょう。落としてくれていればなぁ・・・・



 WRランドリー不調・WRベッカム、ワンハンド取れず 



 正直QBベイカー・メイフィールドのパスの精度はよくありませんでしたが、4QのWRジャービス・ランドリーはちょっと残念なパフォーマンスでした。

 ファンブルロストは相手の守備の集まりを褒めるしかないかなと思いますが、そのプレイの後2つのドロップがいただけませんでした。最後のは相手のSミンカ・フィッツパトリックの守備が上だったかもとは思いますが、いつものランドリーなら取ってくれているはずのレシーブでしたので、これが取れていればなぁと感じるプレイとなってしまいました。



 WRオデル・ベッカムJr.もこの逆転を狙うドライブでレシーブしそこねました。得意のワンハンドキャッチが取れていれば。。。はっきり言って無茶な注文なのはわかっています。ただ取ってたら逆転してただろうなぁと。

 このプレイがブラウンズでのベッカムの最後のプレイとなりました。反則を受けドライブは続きましたが、逆転とはならず試合終了となりました。


 同地区対決はまずは負けとなり五分の星に戻ってしまったブラウンズ 次回はWeek9 @ベンガルズ戦を冷静に見直します。同地区対決連戦となります。