今年もどんな試合でもポジティブな面・ネガティブな面を見つけることを考えながら冷静に見直していきます。


 Week11
 ライオンズ(0-8-1)@ブラウンズ(5-5)

 貯金を作っては五分に戻る生活が続くブラウンズ。Week11はライオンズとの対戦となります。

2021Browns week11-1
ライオンズ RB デアンドレ・スイフト

 ライオンズはここまで勝ちなし、ただ前節にスティーラーズと引き分けをしており、全敗は一応免れました。勝ちなしとは言えギリギリの接戦の末敗れる試合が多く、レイブンズもKジャスティン・タッカーのNFL記録の66yFG成功の奇跡がなかったら負けていました。ということで侮れないチームです。

 しかしこの試合先発QBジャレッド・ゴフが負傷で欠場となりました。バックアップのティム・ボイルがキャリア先発となります。手負いのチームに負けるわけにはいかない状態となりました。攻撃で注意するのは前節130ヤードランを記録したRBデアンドレ・スイフトと予想した試合でした。

 言い訳が効かない状態の試合でブラウンズがどうなるかを冷静に見直します。

 主なロースター


2021Browns week11-2
左の数字 背番号    今季加入選手    新人選手    欠場選手 
選手評価は 高SS→C-低 Dは未知数 Rは新人
OLの太字は過去2年でプロボウルに選出経験ありの選手です。
右の順位 NFLTOP100に選出された選手 その順位

 CBトロイ・ヒルが欠場。スロット対応CBとしてうまくチームに合ってきただけに残念な欠場でした。WRドノバン・ピープルズ-ジョーンズ アンソニー・シュウォーツも欠場となり、レシーバー不足も懸念された試合となりました。

 ライオンズはパスラッシャーが揃わず守備が苦戦する試合が多かった印象です。


【当時の展望記事】




 スコア



1Q 2Q 3Q 4Q スコア
ライオンズ 0 0 7 3 10
ブラウンズ 0 13 0 0 13

 危うすぎる勝利 普通なら負けてた

 キャリア初先発QBティム・ボイルだったからなんとか勝てたけど、QBジャレッド・ゴフが普通に先発していたら負けは確実だったことでしょう。正直終盤の致命的なやらかしなどもあり、それで良く逃げ切れたものです。

 内容としてはどちらも負けでいいかもしれない試合でしたね。後半の攻撃は文字通り0点でしたね。勝って良かったけど、反省しかない試合でした。


 ゲームハイライト動画 


本家の長めのハイライトは↓
https://www.youtube.com/watch?v=r8BFLUeX8ac

細かいSTATS(PRO FOOTBALL REFERENCE)


 ポジティブPOINT


 WRランドリー 得意のスペシャルプレイ炸裂 

 先制点はワイルドキャットフォーメーション QBの位置に居たWRジャービス・ランドリーが、QBドローでそのままTDを奪いました。

 ランドリーの隠し武器であるスペシャルプレイ炸裂となりました。昨年はそこまでスペシャルプレイを出す機会がなかったので、久々に見たなぁという感じでしたね。

 オフにまさかの解雇 2018年からエースWRとしてチームへの貢献度はかなり高い選手だったので非常に残念でした。ドラフト後にセインツと契約となりました。ルイジアナ州の出身で地元凱旋となったので頑張って欲しいですね。


 逃げ切れたのはRB陣のおかげ 



 この試合勝てたのは最後のドライブでのRBがうまくクロージングしてくれたおかげですね。

 この日のRBニック・チャブは22回130ヤード 2レシーブ14ヤード 1TDを記録。パスが不調な中やはりチャブは頼りになると再認識させられた試合でした。

 2番手のRBディアーネスト・ジョンソンも粘り強いランで貢献し、最後時間を使い切り試合を終わらせることができました。ランプレイしかないとわかってても更新できるのは非常に心強いものですね。


 CBウォード見事なINT 

 2ポゼ差の3Q 一気にディープを狙ったパスをCBデンゼル・ウォードが競り合いに勝ちINTを記録しました。

 前節のペイトリオッツ戦はやられたのはしょうがないところですが、中盤戦当たりからパス守備はミスがなくなり、連携も上手く取れてきています

 補強したCBトロイ・ヒル Sジョシュ・ジョンソンがやらかしで目立つこともなくなり、新人CBグレッグ・ニューサムも素晴らしいマンカバーを発揮してきました。もちろんエースCBウォードがいるのが大きいです。

 序盤戦はジョー・ウッズDCに苦言を言っていたと思いますが、この頃から手のひら返ししてた記憶がありますwほんと現金なやつだな私と反省します。



 ネガティブPOINT


 QBメイフィールドのパス✕ 

 QBベイカー・メイフィールドのパスはこの日も精度を欠き、パターンとなっているオーバースローでのINTを2本献上しました。2つ目は自陣でのINTだったので、逆転の流れになりましたが、守備がなんとかFGで凌いだおかげで、なんとか逃げ切ることができました。

 正直このパフォーマンスが続く状態なら、QB交代するべきだったんじゃないかなと。メイフィールドを擁護しすぎているかもしれませんが、ケビン・ステファンスキーHCが決断してあげるべきだったと思います。メイフィールドは投げれれば出場する気でいますしね。もちろんメイフィールドが自ら引いて休む選択をしてくれるのが一番だったでしょうけどね。


 Kマクラフリン 2本失敗 


 Kチェイス・マクラフリンがFG・XP1本づつ失敗。XPはブロックなので仕方がないところはありましたが、FGは46ヤードなので決めてほしかった。決めていればもっと楽な試合展開担っていたはずです。

 マクラフリンは序盤戦パーフェクトなキックから1本外したことで調子がおかしくなっていた時期でした。そのまま復調できず、けっか的に今年は契約しない方針となりました。最初すごく良かっただけに残念でしたね。


 勝ち星をたまたま拾えた試合でまた貯金1となったブラウンズ 次回はWeek12 レイブンズ戦を冷静に見直します。