今年の総括はポジションごとに記事上げていこうと思います。



 チェイス・マクラフリン


【記録】
FG 15/21 成功率71.4%
XP 36/37 成功率97.3%
キックオフ 69回 タッチバック31回

 序盤は50ヤード以上のFGをバンバン入れまくって好調だったマクラフリン 後半戦に入ると急にFG精度が悪くなりました。失敗した6本はすべて40~49ヤードのFGでした。この距離で失敗が多いとなると流石に再契約は厳しかったですね。なんで急にこんな調子が落ちてしまったのでしょうかね・・・定着するチャンスがあっただけにもったいない後半戦でした。

 今年は4巡目指名の新人Kケイド・ヨークが務めることとなるでしょう。ドラフト指名キッカーとしていい結果を出してほしい。


 ジェイミー・ギラン


【記録】
12試合出場
パント回数 42 平均パント 43.9ヤード
最長パント 65ヤード タッチバック 1
インサイド20 15回

 新人年の平均パントヤードが46.2とキック力に定評があった選手でしたが、明らかにキック力が落ちており、あまり結果が出せないシーズンでした。Week13にCOVID-19陽性で欠場となった後に解雇となりました。

 今年はジャイアンツと契約。新人年のキック力が戻れば間違いなく定着できる選手なので『スコティッシュハンマー』(スコットランド出身のギランの愛称)が復活することを願っております。


 ダスティン・コルキット


【記録】
5試合出場
パント回数 25 平均パント 41.5ヤード
最長パント 56ヤード タッチバック 2
インサイド20 6回

 Week13からPギランに変わって契約し、そのままロースターに最後まで残ったベテランP ベテランなだけあってなんか安定感はありましたね。記録自体はやはりキック力はなく乏しい感じではありましたが、コントロールパントに関しては流石でしたね。

 今年40歳を迎えますが、残念ながら現時点での所属チームはありません。

 今年のブラウンズはFAでコーリー・ボヨスケスを獲得 キック力はリーグトップクラスのパンターです。陣地回復能力が高いので期待したい。



 キックリターン


・アンソニー・シュウォールツ
15回 322ヤード 最長35ヤード

・デメトリック・フェルトン
9回 172ヤード 最長28ヤード

・ディアーネスト・ジョーンズ
6回 139ヤード 最長29ヤード

・ジョジョ・ナトソン
5回 107ヤード 最長28ヤード

その他
5回 88ヤード 最長25ヤード

 昨年のキックリターンは新人WRシュウォールツと新人RBフェルトンが主に務めました。正直なところ特に特出するものはなかったかなと思います。もう少し驚異のあるリターンが欲しかったですね。

 今年はリターンTD6回 プロボウル選出のリターンスペシャリストであるジェイキム・グラントを補強しました。ビッグリターンを期待したい。


 パントリターン


・デメトリック・フェルトン
32回 227ヤード 最長24ヤード

・ドノバン・ピープルズ-ジョーンズ
12回 95ヤード 最長20ヤード

・ジョジョ・ナトソン
3回 15ヤード 最長8ヤード

 こちらもRBフェルトンとWRピープルズ-ジョーンズが務め、可もなく不可もなくといった成績だったかなと。

 キックのほうで記載した通り、今年はリターンスペシャリストであるジェイキム・グラントを補強しました。パントリターンで4回TDの記録をもっており、昨年も1TDを記録しています。今年のリターンは期待したい。



 STその他


【スペシャルチームタックル数】
9回
・CB M.J・スチュワート
・LB シオネ・タキタキ
・LB マック・ウィルソン

8回
・CB A.J・グリーン
・LB イライジャ・リー


【LS】
・チャーリー・ヒューイット
17試合出場

 ガンナー(リターナーにいち早くタックルしにいく選手)は主にCBスチュワート CBグリーンだったと思います。今年のSTの守備は悪くはなかったですし、十分だったとは思います。特出してすごいって選手もいたわけでもないですが、リターン出されまくることもなかったですし、今年もこの調子でお願いしたい。

 ロングスナッパー(LS)は8年目になるチャーリー・ヒューイットが今年も務めます。スナップミスもほとんど見たことがないですし、安定したスナッパーです。昨年はPギランが開幕戦でファンブルをしましたが、あれはギランの取りそこねなのでヒューイットは何も悪くありません。



 2022年のST状況

2021Browns week19-16
 キッカー パンターを今年は一新しました。キッカーには4巡目指名の新人ケイド・ヨークを起用。ミニキャンプで50ヤード台をバンバンまっすぐなキックで入れていました。本番でも同じ精度であればかなり期待できるかもしれません。

 パンターにはコーリー・ボヨルケスを補強しました。キック力に定評があり、昨年は最長82ヤードのパントを記録しています。陣地回復力は間違いないので期待をしたい。

 リターンスペシャリストとしてジャキーム・グラントも補強しました。ブラウンズも昔はジョシュ・クリブス トラビス・ベンジャミンなどリターンのスペシャリストがいましたが、その2人以降はいいリターナーは育ちませんでした。グラントはキックで2TD パントで4TDを記録している実績があり、昨年プロボウルにも選出された選手です。今年のリターンは期待できるかもしれない。