【AFC編はこちらとなっています】



 昨年度の新HCの成績まとめ 


チーム HC
 2020 
成績
 2021 
成績
A
F
C
チャージャース ブランドン・ステイリー 7-9 9-8
ジェッツ ロバート・サラー 2-14 4-13
テキサンズ デビット・カリー 4-12 4-13
ジャガーズ アーバン・マイヤー 1-15 2-11

チーム HC
 2020 
成績
 2021 
成績
N
F
C
イーグルス ニック・シリアニ 5-11 9-8
ファルコンズ アーサー・スミス 5-11 7-10
ライオンズ ダン・キャンベル 5-11 3-13-1

 昨年新HCでプレーオフ進出したのはイーグルスの新HCニック・シリアニのみでした。チャージャースの新HCブランドン・ステイリーは最終戦勝てばプレーオフの一戦に惜しくも負け、勝ち越しはしたもののプレーオフ進出を逃しました。

 テキサンズのデビット・カリーは1年で解雇 ジャガーズのアーバン・マイヤーはシーズン途中で解雇とりました。

 2022シーズン新HC一覧 


チーム  2021 
成績
新HC 前職 年齢
A
F
C
ジャガーズ
3-13
ダグ・ペダーソン イーグルス 元HC 54
テキサンズ
4-13
ラビー・スミス テキサンズ DC 64
ブロンコス 7-10 ナサニエル・ハケット パッカーズ OC 43
ドルフィンズ 9-8 マイク・マクダニエル 49ers OC 39
レイダース 10-7 ジョシュ・マクダニエルス ペイトリオッツ OC 46

チーム
 2021 
成績
新HC 前職 年齢
N
F
C
ジャイアンツ 4-13 ブライアン・ダボール ビルズ OC 47
ベアーズ 6-11 マット・エバーフラス コルツ DC 52
バイキングス 8-9 ケヴィン・オコネル ラムズ OC 37
セインツ 9-8 デニス・アレン セインツ DC 50
バッカニアーズ 13-4 トッド・ボウルズ バッカニアーズ DC 59

※年齢は年内到達年齢

 ということで、AFC5名 NFC5名 全10名の新HCが誕生となりました。この記事ではAFCの5名の新HCについて、Wikipediaを参照しながら昨年の成績順で紹介していきます。


 ジャイアンツ
 ブライアン・ダボール

2022hc-006

 前任のジョー・ジャッジは2年で6勝・4勝と残念ながら結果を出せず解雇となりました。今年はペイトリオッツに戻り攻撃アシスタントに就任しています。



 今年はビルズの攻撃コーディネーターのブライアン・ダボールをHCとして招聘 ビルズの強力な攻撃を作り上げた実績を元に、ジャイアンツの攻撃を立て直しを期待したい。



 ダボールは1997年にカレッジでアシスタントでキャリアをスタート 2000年からペイトリオッツでコーチとして就任し、ビル・ベルチックの元で経験を積みました。ペイトリオッツでは合計5度のスーパーボウル制覇しリングを獲得しています。

 2018年からシーン・マクダーモットHCの元でビルズの攻撃コーディネーターに就任しQBジョシュ・アレンを育てチームをトップレベルに押し上げることに貢献しました。

 ジャイアンツでは4年目を迎えるQBダニエル・ジョーンズをどう扱うかがきになるところです。ジョーンズは5年目オプションが破棄となったため今年が崖っぷちな状態です。ただQB補強は行わなかったこともあり、ダボールの手腕で1年でどう変われるかがチームの鍵を握ることでしょう。





 ベアーズ
 マット・エバーフロス

2022hc-007

 前任のマット・ナギーは2018年にコーチオブイヤー 4年間で2度プレーオフ進出をしました。ただ攻撃畑のHCですが攻撃が改善されず、守備でなんとか勝ってきたチーム構成で、昨年度負け越しとなったことで、攻撃の立て直しのために解雇となりました。



 今年はコルツの守備コーディネーターだったマット・エバーフラスをHCとして招聘 守備畑のHCを起用したのはちょっと意外でしたが、守備マインドのチームであることは昔から変わらないので原点回帰という起用なのかなと思います。



 エバーフラスは1992年にカレッジで学生アシスタントコーチとしてキャリアスタート 2009年からブラウンズのLBコーチとしてNFL進出 2018年からコルツの守備コーディネーターに就任後コルツの守備の立て直しが評価されHCに起用されました。

 ちなみに2016・2017年の2年間カウボーイズでLBコーチ兼パスコーディネーターを務めていたらしく、攻撃のコーチも経験しているようです。

 ベアーズは守備は安定していいのですが、攻撃がなかなかうまく行っていません。2年目QBジャスティン・フィールズの開幕先発が予想されます。新人年はまだプレイの粗さが目立つシーズンでした。エバーフラスのパスコーディネーターの経験を生かしてフィールズを変化させることができるか注目です。




 バイキングス
 ケヴィン・オコネル

2022hc-008

 前任のマイク・ジマーは8年間で72勝56敗 プレーオフ3回進出 守備を安定させ勝ち星が挙げられるチームにしました。ただここ2年は負け越しが続いてしまい昨年度をもって解雇となりました。



 今年はラムズの攻撃コーディネーターを務めていたケヴィン・オコネルをHCとして招聘。 ラムズの若き名将ショーン・マクベイの元からこれまで ベンガルズ ザック・テイラー パッカーズ マット・ラフルーア チャージャース ブランドン・ステイリー 3人のHCを排出しており、オコネルで4人目となります。今のところ3人とも順調と言えます。HCとして有能な人材が育っている環境というのも起用決定の要因となったことでしょう。



 オコネルは2008年にペイトリオッツからドラフト3巡目で指名されたQBです。ただ1年で解雇されたりしほとんど試合には出場できず、2012年に現役を引退。2015年からブラウンズでコーチとしてのキャリアがスタートしました。2020年からはラムズで攻撃コーディネーターとして就任。昨年のラムズのスーパーボウル制覇に貢献しました。

 コーチ歴としてはまだ浅いのですが、リングを取った手腕が買われての起用だと思います。QBカーク・カズンズがなかなか爆発しきれない状態が続いており、攻撃の活性化ができるかが課題となることでしょう。




 セインツ
 デニス・アレン

2022hc-009

 長期政権だったショーン・ペイトンが勇退 セインツで合計15年指揮をとり152勝89敗 スーパーボウル1回制覇 プレーオフ9回進出とセインツをリーグトップクラスのチームに押し上げた名将と言っていいでしょう。



 長期政権を受け継ぐ形で守備コーディネーターだったデニス・アレンをHCに昇格させました。アレンは2015年から守備コーディネーターに就任して以降ペイトンの右腕としてチームを支えてきたこともあり適任と言えるでしょう。



 アレンはセーフティのポジションで1996年ドラ外でビルズに入団しましたが、ロースターカットとなりプロでフィールドに立つことはなかったそうです。解雇後大学に戻りアシスタントしてキャリアをスタートしています。2006年にショーン・ペイトンがセインツHC就任の際に守備コーチとして呼ばれ、2009年のスーパーボウル制覇にも貢献しました。

 2012年からはレイダースにHCとして招聘。残念ながら2年で8勝で終わり、3年目開幕4連敗後に途中解雇となってしまいました。その後また上記の通り2015年にセインツに戻ってきて現在に至ります。

 2回目のHC就任となりますが、これまでずっと携わってきた熟知をしているセインツで、ペイトンのやり方も知り尽くしているので、今回はそこまで負けが混むような失敗はしないと思います。ペイトン色を残しつつ自分の手腕でどう変化をつけるか注目です。




 バッカニアーズ
 トッド・ボウルズ

2022hc-010

 前任のブルース・エイリアンスはHC業を勇退しチームフロントとして支えることとなりました。2020年シーズンにスーパーボウル制覇 昨年度も13勝を挙げQBトム・ブレイディと共にチームを浮上させました。2017年にカーディナルスのHCも病気による勇退で1年休養 今年70歳になることもありHCの激務は難しいという判断も致し方がなしですね。



 後任には守備コーディネーターのトッド・ボウルズがHCに昇格となりました。ボウルズはエイリアンスと共に2019年からバッカニアーズに来て守備を安定化させたことで再評価されました。

 ボウルズは1986年にDBとしてレッドスキンズ(現コマンダース)にドラ外で入団 キャリア8年で82試合先発 15INTを記録し先発Sとして活躍しました。現役引退後1997年からカレッジでコーチのキャリアをスタート。セカンダリーコーチとして実績を上げ、2015年にはジェッツがHC招聘 初年度は10勝を挙げいいスタートを切りました。ただその後3年間は負け越しが続き2018年シーズンをもって解雇となり、上記の通り2019年からバッカニアーズのコーチとなりました。

 ジェッツHC時代はあまりいい印象ではありませんでしたが、専門コーチとしてはかなり優秀なことはバッカニアーズでも実証済です。エイリアンスもなるべくいい形でボウルズに引き継ぎたいということもあり、ブレイディが引退撤回となったことで急に引き継ぐという話となりました。攻撃はブレイディに任し、気楽にやれば結果は出ることでしょう。能力は間違いないんですから。