9/4最終更新 RB・WR・ST 追記あり


 過去の戦績と
 昨年のチームスタッツ

 過去5年間の成績 

年度  勝   負  備考
2021 3 14 地区4位
2020 1 15 地区4位
2019 6 10 地区4位
2018 5 11 地区4位
2017 10 6 地区1位
CC敗退

 ドアマット期間がかなり長く続いているチームですが、2017年は守備でリーグに旋風を起こしAFCチャンピオンシップまで進む活躍をみせました。ただその守備もすぐ解体されてしまい、チームの勢いは1年で失速と残念な結果となってしまいました。

 また1からチーム作りを行っているところで、昨年は1位指名でQBトレバー・ローレンスを獲得しました。まだ途上のチームですが、今年はその成長が垣間見えるところまでは行きたい。 


 2021チームスタッツ 

2021チームスタッツ-012jac
 得点はリーグ最下位となってしまい、2年連続でリーグ最下位となってしまいました。新人QBトレバー・ローレンスが開幕から先発を務めましたが、プロの壁に阻まれた新人年となってしましました。まだ戦力が足りないという印象は拭えなかったです。ただ最終週にプレーオフを狙うコルツ相手に完勝したこともあり、最後の最後で成長が見えたこともあり今年は期待したい。

 守備は攻撃があっさりめで終わるため苦しかったのはありますが、こちらも戦力不足は否めないシーズンでした。ターンオーバー数最下位で守備から盛り上げることができなかったのも苦しかったですね。

 コーチ陣


コーチ名 年齢
HC ダグ・ペダーソン 54
OC プレス・テイラー 34
DC マイク・コールドウェル 51

2022-12jac-01
HC ダグ・ペダーソン



 昨年はカレッジの雄として期待されたアーバン・マイヤーをHCとして起用したのですが、チームに帯同せず若い女性とナイトクラブでイチャイチャしてたり、コーチ陣・選手と内紛を起こしたりと散々な状態となり1年目の途中で解雇となりました。



 今年は元イーグルスHCのダグ・ペダーソンをHCとして招聘 イーグルス5年間で42勝37敗 2017年にはスーパーボウル制覇をした実績十分のHCです。攻撃畑なので攻撃の改善も期待です。

 OCのプレス・テイラーは、ペダーソンがイーグルスHC時代にQBコーチなどを務めており、ペダーソンと連携が取れる人材です。

 DCのマイク・コールドウェルは、ペダーソンがHCになる前のイーグルスでのコーチ仲間であり昨年まではバッカニアーズでLBコーチをしていました。コーディネーターにはペダーソンと意気の合う人材を揃えた形となりました。

 ドラフト加入選手


順位 ポジション 選手名 大学名
1 1 EDGE トレボン・ウォーカー Georgia
1 27 LB デビン・ロイド Utah
3 65 C ルーク・フォートナー Kentucky
3 70 LB チャド・ムーマ Wyoming
5 154 RB スヌープ・コナー Ole Miss
6 197 CB グレゴリー・ジュニア Ouachita Baptist
6 222 CB モンタリック・ブラウン Arkansas

2022 Draft01
1巡目 EDGE トレボン・ウォーカー

 1巡目でEDGEトレボン・ウォーカーを指名 2年連続1位指名となった今年はエースパスラッシャー候補を獲得しました。ただカレッジでは3年間で9.5サックと記録は残せていない選手で、1位指名は疑問視する声も挙がっていました。プロの舞台でその不安を払拭する活躍してほしい。

 同じく1巡目でLBデビン・ロイドを指名 層が薄くなったLBの軸となってほしい選手です。

 詳しくはドラフト記事を御覧ください



 ロースター


 【攻撃編】 

2022-12jac-03
   放出・離脱選手  右の順位:NFL TOP100
   補強選手     新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です



2022-12jac-02
QB トレバー・ローレンス
 QB 

 昨年のドラフト1位指名トレバー・ローレンスは1年目から活躍を期待されましたが、プロの守備に苦戦するシーズンとなってしまいました。17INTはリーグ最多タイ パス精度はイマイチな結果となりました。ただシーズン最終戦 プレーオフを狙うコルツ相手にみごと勝利をもぎ取る活躍を見せ今年につながる試合だったかなと思います。最終戦のパフォーマンスを安定的に出せるようになれば、必ず今年は飛躍することでしょう。

 バックアップにはC.J・バザード ジェイク・ルートンが務めます。2人体制で行くことになれば2番手は競争となるでしょう。



 RB 
2022-12jac-03
RB ジェームス・ロビンソン



 エースRBジェームス・ロビンソンは昨年終盤にアキレス腱断裂の大怪我を負いました。昨年ラムズのキャム・エイカーズがアキレス腱断裂から6ヶ月で復帰したこともあり、もしかすると開幕戦に間に合うかもしれません。最近の健の修復技術はすごいですね。



 昨年の1巡目指名でキャンプで怪我をしてシーズン全休となってしまった、トラビス・イーティーエヌは復活のシーズンとなります。トレバー・ローレンスとはカレッジのチームメイトでレシーブ能力もあるのでセーフティバルブからのランアフターキャッチには期待したい。

 ロビンソンとイーティーエヌのコンビでランがリーグトップレベルに進化する可能性を秘めているユニットです。

 ※追記 



 ジェームス・ロビンソンは開幕戦に間に合いそうですね。ただ序盤戦はイーティーエヌを主軸に戦って徐々に上げてきてほしいかなと思います。



 WR 
2022-12jac-04
WR クリスチャン・カーク



 クリスチャン・カークをFAで獲得 4年72Mと正直オーバーサラリー気味の契約となりました。昨年までカーディナルスでプレイ 982レシーブヤードを記録しました。まだ1000レシーブヤードを超えたことはない選手で、どちらかというとスロットで使いたいタイプの選手です。エースとしては物足りないかもしれません。

 昨年の先発マービン・ジョーンズ ラビスカ・シェノールトJr. 補強したジェイ・ジョーンズが残りの枠を争う形となるでしょう。実績のM・ジョーンズ 若手のシェノールト 一発のあるJ・ジョーンズ この3人を使い分けて行ったほうが良さそうですね。

 個人的にはジェイ・ジョーンズがエースになる可能性が一番ありそうかなと思います。昨年レイダースで終盤戦素晴らしい活躍でしたしね。

 ※追記 



 ラビスカ・シェノールトがトレードでパンサーズに移籍となりました。伸び代があるレシーバーだと思っていたので放出はちょっともったいない感じはしますね。控えもロースターカットで実績のある選手が消え急に層が薄くなった印象です。離脱者が出ないことを祈りたい。



 TE 
2022-12jac-05
TE エバン・エングラム



 エバン・エングラムを補強しました。昨年までジャイアンツでエースレシーバー的な活躍を見せていた選手です。190cmとTEとしては低身長で、普通にオープンサイドやスロットにも配置されレシーバーとして起用されることもありました。今年はレシーバーは揃っているチームに入ったこともあり、本来のTEとしての活躍が期待されます。

 2番手は昨年の先発だったダン・アーノルドが務めることになるでしょう。昨年は408レシーブヤードを記録しています。ただTDは少ないためクラッチ力は頼れないかもしれません。ダブルTE起用も十分考えられる人材です。




 
 Tキャム・ロビンソンをフランチャイズ指定をし、その後3年54Mで再契約を結びました。2年連続フランチャイズ指定するほどの活躍をしたようには、素人目には見えませんでしたが、LTの先発候補の代わりが見つからない可能性を考えた結果なのかもしれません。サラリーに見合う結果が求められます



 Gブランドン・シャーフを獲得しました。3年連続5回目のプロボウル選出 オールプロ1回選出のリーグを代表するGです。確実にランブロックは強化され、中央のプロテクションもシャーフがいるだけで相当違うことでしょう。ジャガーズとは3年49.5Mで契約 正直お買い得な金額だと思います。

 ワシントン時代は出場した時と欠場したときの勝率が雲泥の差となっていて、欠場したときはほとんど負けていたという数字も残っています。それだけ勝利に貢献できる選手です。

 OL 


 Cブランドン・リンダーが引退を表明しました。長年Cの先発を務め2016年のチャンピオンシップ進出時の主力選手でした。昨年も9試合先発出場をしていました。今年はタイラー・シャットリー 3巡目指名のルーク・フォートナーが先発争いをすることになるでしょう。



 スペシャルチーム 
2022-12jac-06
ST/WR ジャマール・アグニュー

 Kマシュー・ライトを放出し、ライアン・サントソと契約をしました。

 ライトはクラッチキッカーとして勝負強さを発揮しておりFG成功率も87.5%と優秀でした。なんで解雇したんでしょうね?契約したサントソは4年間で7試合出場 まだ実績が少ないキッカーです。
 ST/WRジャマール・アグニューはオールプロ選出経験のあるリターンのスペシャリストです。5年のキャリアでリターンTDを6つ(キック2 パント4)を記録しています。

 昨年はFGミスからのリターンTDは昨年の名場面として目に焼き付いたプレイでした。今年もリターンは期待できるでしょう。

 ※追記 

 Kライアン・サントソを解雇し、ライリー・パターソンと契約をしました。パターソンは昨年ライオンズで代役Kとして成功率92.9%と結果を残したキッカーです。オフにキッカーの入れ替えが激しかったのですが、シーズンが始まったら固定となればいいですね。



 【守備編】 

2022-12jac-04
   放出・離脱選手  右の順位:NFL TOP100
   補強選手     新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です



 DL 
 フォルロンソ・ファツカシと3年30Mで契約をしました。昨年までジェッツに所属したキャリア4年 昨年は46タックルを記録している選手です。正直なところ、そんな年10Mもらえるほどの実績には見えません。NTということで、記録がは出にくく数字では測れないところはあるんですが、申し訳ないがプレイの印象が全く無い選手です。サラリーに見合う活躍をしてくれるといいですね。

 2番手以降は昨年先発だったマルコム・ブラウン タヴォン・ハミルトンとなるでしょう。ローテーションを組んで昨年よりも成績が上がることを期待したい



 EDGE 
2022-12jac-07
EDGE ジョシュ・アレン

 1巡目指名でトレボン・ウォーカーを獲得しました。カレッジ時代は3年間で9.5サックしか記録していなかったみたいですが、ポテンシャルで選んだ選手です。プロでサックを量産することを期待したい。

 コンビを組むのはジョシュ・アレンとなるでしょう。昨年はビルズ戦で同姓同名のQBジョシュ・アレンと対決し見事な活躍でビルズ撃破に貢献し、話題となりました。昨年はチーム最多の7.5サックを記録。ウォーカーとの新コンビで守備のジャガーズの復活を目指したい。

 昨年6.0サックを記録したダウイン・スモートは控えに回るんじゃないかなと思われます。ちょっともったいない感じもあるので誰かDTできるといいんですがね。



 LB 
2022-12jac-08
LB フォイエ・オルーカン

 フォイエ・オルーカンと3年45Mの大型契約を結びました。オルーカンは昨年ファルコンズ所属で、192タックルを記録し昨年のタックルリーダーとなりました。縦横無尽に動かなければここまでのタックルを記録することはできません。ただ1列目から漏れやすいからというのも否めませんが。ラン守備はオルーカンがいるだけで大分改善されるとは思われます。

 1巡目指名のデビン・ロイド 3巡目指名のチャド・ムーアの3人でLB陣を形成していくと思われます。新ユニットの活躍が守備復活の鍵を握るかもしれません。



 CB 


 ダリウス・ウィリアムスと3年30Mで契約をしました。昨年までラムズに所属し先発CBとしてスーパーボウル制覇に貢献しました。エースCBとして期待した補強だと思いますが、ラムズ時代はCBジェイレン・ラムジーが居たというのもあって、ウィリアムスに絶対的な信頼がおけるのかというのは不安なところはあります。

 CBの補強はウィリアムスのみでした。おそらくコンビを組むのはシャキール・グリフィンとなるでしょう。昨年はターンオーバーが取れず守備が苦しんだこともあるので、ターンオーバーがこれで増えるといいのですがね。



 S 
 昨年とメンバーが変わらないユニットで、同じ先発ならばSSレイショーン・ジェンキンス FSアンドリュー・ウィンガードとなることでしょう。

 CBと同じことを語りますが、ターンーバーを増やしたいんです。昨年はこの2人で1INTのみ ファンブルフォースもなし。それでは厳しい。ちょっと思い切った守備が必要かもしれませんね。



 スケジュールと展望


 スケジュール 

2022スケジュール12jac

 昨年は同地区対決はコルツから1勝のみとなりました。今年はそれではいけません。まずはQBローレンスの同期のテキサンズQBミルズをしっかり倒したいですね。Week5のテキサンズで勝利をもぎ取りたい。

 Week16のジェッツ戦も同期のQBウィルソンとの対決 昨年はこちらもウィルソンに軍配が上がりました。絶対にリベンジをしたい。そしてどちらのチームも浮上のキッカケを作ってから対戦して欲しいですね。


 展望 

 昨年よりも良い点 
  • RBイーティエヌのデビュー Gシャーフ補強でラン攻撃は楽しみ
  • WR TEは大分戦力は整った
  • EDGEの新コンビは楽しみ
  • LB陣はリーグトップクラスになる可能性も
 昨年よりも不安な点 
  • QBローレンスは成長しているのか?
  • OLのプロテクションは昨年と変わらない可能性も
  • DLの補強はそれでよかったのか?
  • CB・Sの補強をもっとするべきだったかと
 まずは攻撃はQBローレンスが2年目で成長しているのかでしょう。昨年の最終戦のパフォーマンスを安定して出せるようになっていれば面白いチームになりそうです。

 ラン攻撃はRBイーティーエヌの復活デビュー Gシャーフの加入 エースRBロビンソンとラン攻撃はかなり期待できそうな戦力が整いました。攻撃の軸となるかもしれません。

 WR TEのターゲットも大分整いました。十分戦える戦力でしょう。ただOLのプロテクションは何も変わっておらずそこで攻撃が崩されないことを祈りたい。

 守備はEDGE LBを重点的に補強しました。何事も強力なEDGEさえいれば、ランもパスも改善されたりしますしね。DL CB Sは戦力的に不安はありますが、EDGEが成功すればその不安も吹き飛ぶことでしょう。

 今オフの補強でまずまず戦えそうな戦力は整いました。他の派手な補強からすると見劣りはする補強かもしれませんけどね。プレーオフは正直厳しいとは思いますが、台風の目的にかき回してほしい。


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