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 過去の戦績と
 昨年のチームスタッツ

 過去5年間の成績 

年度  勝   負  備考
2021 4 13 地区4位
2020 6 10 地区2位
2019 4 12 地区3位
2018 5 11 地区4位
2017 3 13 地区4位

 5年連続負け越しとなり、なかなか浮上のキッカケをつかめない状態となっています。QBイーライ・マニング終盤~引退以降は苦しい結果が続いてしまっています。

 E・マニングの後継者として指名したQBダニエル・ジョーンズも苦戦しており、5年目オプションが破棄となり今年が契約最終年となりました。チームは新QBは取らず、最後のチャンスをもらったので、先発としての生き残るためには今年結果を残さなければなりません。ジョーンズにとっては選手生命をかけたシーズンと言っていいでしょう。


 2021チームスタッツ 

2021チームスタッツ-020nyg
 攻撃は見てわかる通り大苦戦のシーズンでした。QBダニエル・ジョーンズのパス攻撃の苦戦は伝えたとおりですが、RBサクソン・バークリーも大苦戦のシーズンでした。バークリーは怪我から復活にかけたシーズンでしたが、復活とは言えない結果となりました。この2人が躍動しなければ結果は残せないので、今年こそはしっかり結果を残したい。ターンオーバー最下位は絶対に改善が必要です。

 守備も低水準なスタッツとなってしまっています。RedZoneでのTD率は低いのはいいのですが、失点率からみても何度も進まれていることで、結局その利点が生かされていない状態のようです。やはりパスラッシュの改善が一番に挙げられることでしょう。ジャイアンツがスーパーボウル進出したときはリーグを代表する生え抜きのEDGEが必ずいました。生え抜きのEDGEを早急に育てることこそがジャイアンツ浮上に必要な戦力だと思います。

 コーチ陣


コーチ名 年齢
HC ブライアン・ダーボル 47
OC マイク・カフカ 35
DC ドン・マンディール 59

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HC ブライアン・ダボール



 ジョー・ジャッジは2年間HCを務めましたが結果を出せず解雇となりました。ベルチック系譜からなかなか結果を出すHCが出ませんね。

 3rdダウンロングの場面でQBスニークを選択した件はいったいなんだったんでしょうね・・・あれは昨年の一番バストなプレイだったと思います。このプレイコールが解雇の決め手だったような気もします。



 今年はビルズのOCだったブライアン・ダボールをHCとして招聘しました。ビルズでは4年間OCをしQBジョシュ・アレンをリーグトップクラスまで育て挙げました。

 OCはマイク・カフカが務めます。昨年までチーフスのQBコーチをしており、QBパトリック・マホームズのコーチをしていました。ダボールはジョシュ・アレン カフカはパトリック・マホームズのコーチということで、QBダニエル・ジョーンズに対してどう指導していくかは気になるところですね。なんか覚醒する可能性もありそうですね。

 DCはドン・マンディールが務めます。昨年まで10年間レイブンズのコーチをし4年間DCを務めていました。契約満了理よりジャイアンツと契約に至ったようです。レイブンズの守備を維持してきた人材ですので、守備の立て直しを期待したい。

 ドラフト加入選手


順位 ポジション 選手名 大学名
1 5 EDGE カイボン・ティボドー Oregon
1 7 T エバン・ニール Alabama
2 43 WR ワンデール・ロビンソン Kentucky
3 67 G ジェサイア・アズードゥ North Carolina
3 81 CB コーダル・フロット LSU
4 112 TE ダニエル・ベリンジャー San Diego State
4 114 S デイン・ベルトン Iowa
5 146 LB マイカ・マクファーデン Indiana
5 147 DL D.J・デビッドソン Arizona State
5 173 G マーカス・マッキーサン North Carolina
6 182 LB ダリアン・ビーバーズ Cincinnati

2022 Draft05
1巡目 EDGE カイボン・ティボドー

 1巡目指名でEDGEカイボン・ティボドーを獲得 生え抜きのEDGEを育てることこそがジャイアンツ復興のために必要なことです。ティボドーがリーグを代表するパスラッシャーに成長してくれることを期待したい。

 同じく1巡目指名でTエバン・ニールを獲得 パスプロテクションを完全に固めることで攻撃改善となることを期待した指名と言えます。

 詳しくはドラフト記事を御覧ください



 ロースター


 【攻撃編】 

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   放出・離脱選手  左の番号:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です



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QB ダニエル・ジョーンズ


 4年目を迎えるダニエル・ジョーンズが先発です。5年目オプションが破棄となり今年で契約が切れることになり、先発QBとして生き残るための分岐点を迎えています。新人から3年間先発を務めましたが今のところ結果は残せず、目立ったのは自身の足の速さのみ、プレイスタイル的にモバイル型ではないので、少しプレイスタイルを替えてみるのも手かもしれない。とにかく手段を選ばず結果のみを追求するシーズンとなるでしょう。

 バックアップにはタイロッド・テイラーを補強しました。ブリッジQBとして定評がある選手で、数々の新人QBの橋渡し役となってきたQBです。ジョーンズから別のQBへの橋渡しをすることになるのかもしれませんね。



 RB 
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RB セイクオン・バークリー



 セイクオン・バークリーは一昨年は怪我で離脱 昨年は13試合出場しましたが593ヤードと低調な記録となってしまいました。現時点では2018年の新人攻撃MVPを獲得した年がキャリアハイとなっています。怪我をしてからパフォーマンスが落ちたと言わざるを得ない状況となっています。今年で契約が終わることもあり、正念場のシーズンとなりまそうです。総合力の高いRBで、トップクラスの力を発揮して復活をしてほしい選手です。

 2番手にマット・ブレイダを補強しました。こちらも近年結果を残せていない選手でバークリーと共に復活にかけるシーズンとなります。

 昨年2番手だったデボンテ・ブッカーとは契約をしませんでした。現在未所属となっています。



 WR 
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WR ケニー・ゴーラデイ



 先発はケニー・ゴーラデイ カダリウス・トニーが有力となっています。

 ゴーラデイは昨年エースポジションとして補強しましたが、QBジョーンズとの意気が合わず苦しいシーズンでした。長身で高さを生かしたアクロバティックキャッチに長けた選手で、ディープスレットで一発があります。ただ昨年はTD0に終わりました。今年はTDが量産できることを祈りたい。

 トニーはミドルターゲットタイプでジョーンズのフェイバリットターゲットとなって欲しい選手です。2年目の飛躍に期待したい。

 その他スターリング・シェパード ダリアス・スレイトンなど力のあるレシーバーはいるのですが、なかなか活かせない状態が続いています。2巡目指名にワンデール・ロビンソンも獲得しており、レシーバーはかなり充実はしています。QBジョーンズが覚醒すればパス攻撃はかなりよくなるはずの戦力です。



 TE 
 エバン・エングラムとは再契約しませんでした。フランチャイズ指定候補と思われた生え抜きのレシービングTEだったので、残せなかったのは残念でしたね。今年はジャガーズに移籍となりました。

 4巡目指名のダニエル・ベリンジャーが先発となりそうです。新人のベリンジャーがエングラムの後釜となって穴を埋められるといいのですが、戦力的にはダウンしたことは否めないだろう。



 OL 


 弱点の一つであるOLのプロテクション問題 今年はLTアンドリュー・トーマス以外の入れ替えに着手しました。1巡目指名のエバン・ニールは先発RTとしてスタートするようです。プロテクションがこれで固まることを期待したい。

 IOLも3巡目指名のGジェサイア・アズードゥ含め大幅に入れ替えとなります。プロテクションももちろんですが、RBバークリーの復活のためのランブロックの強化にも期待したい。

 ただCニック・ゲーツ Tマット・ピートがPUPリストスタートとなり開幕から怪我人が多いのが気になります。



 スペシャルチーム 
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K グラハム・ガノ

 Kグラハム・ガノは昨年のFG成功率87.9%といい成績を収めています。プロボウルにも1回選出経験があり、昨年は50ヤード超えのFGを7本決めました。キック力 キック精度ともにトップクラスのキッカーです。

 Pジェイミー・ギランは昨シーズン途中までブラウンズに所属していました。新人年は『スコティッシュハンマー』の愛称で高いキック力で活躍しましたが、そのキック力に陰りが見え途中解雇となりました。ジャイアンツでキック力を取り戻し復活を願っております。



 【守備編】 

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   放出・離脱選手  左の番号:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です



 DL 
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DL レオナード・ウィリアムズ



 先発はレオナード・ウィリアムス デクスター・ローレンスとなります。この2人は昨年と変わらないでしょう。

 ウィリアムスは6.5サック 81タックルとパスラッシュとランストッパーとして活躍しました。ただチームの守備に響かなかったところは残念なところです。ローレンスNTとして大きな壁となりDLにはかかせない選手となってくれています。5年目オプション行使となり今年も壁役として期待したい。



 EDGE 
 先発は1巡目指名のカイボン・ティボドー アジーズ・オジュワリの若手コンビとなるでしょう。

 ジャイアンツが強い時というのは生え抜きのパスラッシャーが活躍した時という印象が強いのでこの2人の活躍には大きな期待がかかることでしょう。オジュワリは2年目で昨シーズンはチーム最多の8.0サックを記録しており、更に成長が期待されます。今後のジャイアンツの軸となるポジションとなるはずなので、大暴れしてほしいですね。



 LB 
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LB ブレイク・マルチネス

 昨年ラン守備が上手くいかなかった原因はブレイク・マルチネスが序盤でシーズンエンドとなってしまったことでしょう。4年間140タックル以上を記録したタックルマシーンの離脱は本当に痛かったです。今年は復帰となりアンダーニースを固める活躍を期待したい。

 コンビを組むのは昨年チーム最多の130タックルを記録したタエ・クラウダーとなります。2人のタックルマシーン起用でラン守備改善となることを期待したい。



 CB 


 ジェームス・ブラッドベリーを放出となってしまいました。今季プレイした場合21.86Mのキャップが消費されるためにトレード先を探していましたが見つからず解雇 その後イーグルスと契約となり、同地区のライバルとして君臨することになります。プレイ自体はリーグトップレベルでジャイアンツのパス守備の軸としてプレイしており、キャップの計算が問題だったのかなと言わざるを得ない放出に思えます。

 今年はアドリー・ジャクソン以外は不透明な状態3年目ダーネイ・ホームズ 2年目のアーロン・ロビンソン 3巡目指名のコーダル・フロットなど若手の活躍を期待せざるを得ない状況です。ブラッドベリーの穴を埋めるのはかなり厳しいでしょうね。



 S 
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S ゼイビア・マッキニー

 FSゼイビア・マッキニー SSジュリアン・ラブが先発有力となります。ほぼ昨年と同じメンバーと言っていいでしょう。

 マッキニーはチーム最多の5INTを記録し最後の砦として見事なターンオーバーを量産しました。今年もボールホークSとして活躍を期待したい。

 ラブはSS・NBとしてラン・パスカバーのサポートを担当していました。ローガン・ライアンの移籍によりSSに固定されることでしょう。

 LBはなんとかなるかもしれませんが、CBのパスカバーが不安要素が高く、今年はCBのサポートを重点的にがんばってもらいたい



 スケジュールと展望


 スケジュール 

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 開幕戦は昨年のAFCの第1シードだったタイタンズとなります。新生ジャイアンツの一歩として好勝負ができればもしかするとはあるかもしれませんね。

 終盤戦開始のWeek12~15まで同地区対決4連戦があります、ここで勝ち越して地区をかき回してほしいところですね。


 展望 

 昨年よりも良い点 
  • OLの入れ替えによりプロテクション・ランブロック向上が期待
  • 生え抜き若手EDGEの活躍が楽しみ
  • LB陣の復活でラン守備が改善しそう
 昨年よりも不安な点 
  • QBジョーンズとWRの連携
  • TEエバレット移籍で戦力不足感
  • CBブラッドベリー解雇によりパス守備は戦力ダウン
 攻撃はOLを重点的に入れ替えを行いました。これでQBジョーンズのパフォーマンスが上向かないのであれば、今年でお別れとなることでしょう。これまでWRとの連携がイマイチでした。そして今年もそのメンバーはほぼ変わっていません。果たして連携が取れるのかも不安要素ですね。TEエングラムも移籍となってしまいましたしね。

 守備はEDGEティボドー オジュワリのコンビは楽しみです。LBマルチネスの復活もありますしフロント7はかなり期待できそうです。ただCBブラッドベリーの放出によりCBの戦力はかなり乏しくなった印象です。若手がその大きな穴を埋められるといいんですがね。

 やはり昨年31位の得点力だったわりに攻撃の変化が乏しい点については、厳し目な印象になってしまいます。OLが良くなってQBジョーンズも良くなるのかは疑問符が残ります。ただRBバークリーの復活は期待したいところです。守備はCB以外は良さそうなので守備で勝てればというところですかね。いきなり飛躍は難しいかなと思います。


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