ほんとNFLって面白いなぁという試合が多くて楽しいですね。


 試合結果と気になった試合のまとめ


Week3
スティーラーズ  17-29  ブラウンズ
テキサンズ 20-23 ベアーズ
レイダース 22-24 タイタンズ
チーフス 17-20 コルツ
ビルズ 19-21 ドルフィンズ
ライオンズ 24-28 バイキングス
レイブンズ 26-37 ペイトリオッツ
ベンガルズ 27-12 ジェッツ
イーグルス 24-8 コマンダース
セインツ 14-22 パンサーズ
ジャガーズ 38-10 チャージャース
ラムズ 20-12 カーディナルス
ファルコンズ 27-23 シーホークス
パッカーズ 14-12 バッカニアーズ
49ers 10-11 ブロンコス
カウボーイズ 23-16 ジャイアンツ

 今週もアップセットが多く波乱が続きますね。ここまで団子状態で面白い試合が多いのもなかなか珍しいかもしれません。好ゲーム連発の中5試合をピックアップしてざっくりまとめます。


 ドルフィンズが3連勝 連勝のビルズを撃破 

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 ドルフィンズがビルズを接戦で下し開幕3連勝となりました。

 ビルズはWRアイザイア・マッケンジーへのパスが好調 ドルフィンズはRBチェイス・エドモンズのランが良く、前半は14−14の互角の攻防となりました。ドルフィンズ前半最後のドライブでQBツア・タゴバイロアが脳震盪の疑いで一度ベンチに戻りましたが、後半無事に戻ってきたのは一安心でしたね。ビルズは前半最後FGレンジでスパイクフェイクでパスを投げるもタイムアップとなってしまい雑な攻撃がもったいないなかったです

 とおりすがりさんからのコメントを引用
 ビルズの前半最後のプレーはフェイクプレーではないですね。先発してた控えセンターとのエクスチェンジが上手くいかず、スパイク出来なかったんです。

 後半は守備合戦となり、お互い譲らない展開でビルズがFGでリードし4Qへ。ドルフィンズが3rd22に追い込まれた後にQBタゴバイロアからWRジェイレン・ワドルへの45ヤードロングボムが決まり一気に打開、RBエドモンズがこの日2つ目のTDランで逆転。これが決め手となりました。

 ビルズはその後反撃をするもドルフィンズ守備にはばまれ、QBジョシュ・アレンも倒れている相手のヘルメットを取りアンスポーツマンライクコンダクトを取られるなど、うまくいかない攻撃に苛立ちがありました。相手のセーフティで2点取り返し、最後のドライブはプレッシャーを受け、パスを通すも外まで出られずタイムアップ。ドルフィンズが3連勝となりました。

 前後半タイムアップで終わったビルズの攻撃ですが、最後のはドルフィンズ守備が勝った結果ですが、前半のスパイク失敗でタイムアウトは痛かったですね。ビルズはこの試合守備陣の主力の欠場が目立ち万全な状態だったとは言えませんでしたが、ドルフィンズの勢いに飲まれたという印象の試合となりました。ドルフィンズの勢いはどこまで続くのか注目ですね。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=gUvHlA1-JWQ



 コルツ初勝利 チーフスは自滅で連勝ストップ 

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 コルツがチーフスを破るアップセットで今季初勝利となりました。

 この試合のコルツ守備は4メンラッシュ7バックを採用 昨年チャンピオンシップでベンガルズにやられた作戦を取り、チーフスQBパトリック・マホームズは苦戦しました。やはりこの作戦は弱点なんでしょうかね。

 ただチーフスはXP FG失敗 FGフェイク失敗 コルツの3rdダウン失敗をアンスポーツマンライクコンダクトで更新させるなど、ミスを多発 最後のドライブはコルツCBステフォン・ギルモアにチップされINTと守備MVP獲得した実力を見せつけられ敗戦となりました。攻撃はもう一つなところはありますが、コルツ守備がチーフスを完璧に押さえつけた見事な勝利だったと思います。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=9ITQ5lDgJHc



 怪我の影響?チャージャースがジャガーズに完敗 

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 チャージャースは何も出来ず、4TDを奪ったジャガーズが快勝で2勝目となりました。

 ジャガーズ2年目QBトレバー・ローレンスは262ヤード3TD WRジェイ・ジョーンズ クリスチャン・カーク TEエバン・エングラムの新戦力のターゲットとしっかり連携が取れており、かなり攻撃が進化した印象です。ランも昨年怪我で離脱したRBジェームス・ロビンソンが100ヤード 1TDと復活しており、ラン・パスバランスの良い攻撃を展開しています。ここまで被サック2とOLのプロテクションも良いことも攻撃爆発の要因となっているようです。ジャガーズは要注意チームとなりそうですね。

 対するチャージャースはQBジャスティン・ハーバートが肋軟骨骨折の状態のまま出場となりましたが、パスの出しどころが見つからない場面が多く苦戦 それだけジャガーズのカバレッジが良かったとも言えるでしょう。結局いいところはなく完敗となりました。ハーバートは元気がなく怪我の影響もあったかもしれませんね。心配です。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=pI8k6iIY8No


 ロジャースがブレイディにロースコアで勝利 

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 パッカーズがロースコアゲームを制しバッカニアーズを撃破しました。

 レシーバー不足が露呈されていたパッカーズでしたが、この日は4巡目指名の新人WRロメオ・ドブスとの相性が良く、73ヤード1TDを記録 やっとフェイバリットターゲットが見つかったなという印象を受けました。WRランドール・コブへのロングボムも通り、やっとQBアーロン・ロジャースのパス攻撃が目覚めてきた試合でした。後半はこのリードを守る展開となり、最後は2ポイントを阻止し、なんとか逃げ切り勝ちとなりました。守備もがんばった試合でしたね。

 バッカニアーズはWRクリス・ゴッドウィンが負傷で欠場 WRマイク・エバンスが前節の乱闘で出場停止となり、フェイバリットターゲットがいない状態でした。前半から攻撃がなかなか続かずQBトム・ブレイディも苛立ちを隠せない状態。後半追い上げを見せ、8点差でTD 同点を狙う2ポイントコンバージョンでしたがディレイオブゲームの反則もあり失敗。ちょっとらしくない拙攻な試合で連勝がストップとなってしまいました。WRの大切さがお互い分かる試合でしたね。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=V6ioz5DRzNg



 イーグルス安定の好守で開幕3連勝 

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 イーグルスは今週も好守の安定感を見せ、コマンダースに勝利し開幕3連勝となりました。

 3年目QBジェレン・ハーツはこの日も340ヤード3TDとパス攻撃で打開。新戦力WR A.J・ブラウンに加え、この日はWRデボンタ・スミスが169ヤードレシーブを記録し攻撃が大爆発。前半で24点を取り、そのリードを守りきりました。

 コマンダースはイーグルスの攻撃を止めきれませんでしたね。攻撃もQBカーソン・ウエンツが9サックを食らい3Qまで0点といいところがなく、イーグルスの守備の勢いが増すばかりでした。

 このイーグルスの勢いがどこまで続くのかは注目ですね。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=db_AUNocPkI




 week3 終了時点順位表 

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 勝ちっ放しはドルフィンズ イーグルスのみ 勝ちなしはテキサンズ(引分あり) レイダースのみとなり3試合ではありますが、どこも混戦という印象の序盤戦となっています。


 その他の試合一言コメント 

テキサンズ@ベアーズ 20-23
 281ヤードランでベアーズが接戦を制す

レイダース@タイタンズ 22-24
 序盤のリードを守りきりタイタンズ今季初勝利 レイダースは3連敗

ライオンズ@バイキングス 24-28
 ライオンズがバイキングスの猛攻に耐えきれず バイキングスの逆転勝ち

セインツ@パンサーズ 14-22
 好守でパンサーズ今季初勝利 セインツは3Qまで無得点

ラムズ@カーディナルス 20-12
 守備がカーディナルスのTDを防ぎ ラムズが同地区対決を制す

ファルコンズ@シーホークス 27-23
 ファルコンズがシーホークスを振り切り今季初勝利

49ers@ブロンコス 10-11
 お互いの守備が活躍 ブロンコスがロースコアゲームを制す

カウボーイズ@ジャイアンツ 23−16
 QBラッシュ2連勝 ジャイアンツはRBバークリー爆発も連勝ストップ

 今週のブラウンズ

 悪夢を振り払ってスティーラーズを撃破 ブラウンズが2勝目 

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 サーズデイナイトで行われた同地区対決はブラウンズがなんとか逃げ切り勝利となりました。

 ブラウンズはこの試合もRBニック・チャブ カリーム・ハント WRアマリ・クーパーの活躍によりラン・パスバランスの良い攻撃を展開 QBジャコビー・ブリセットもチームにフィットしてきており、特にQBスニークでの打開が印象的でした。

 守備はEDGEジャディビオン・クラウニーの欠場 EDGEマイルズ・ギャレットも怪我がありいつもよりも元気はありませんでした。LBアンソニー・ウォーカーが途中離脱で結果シーズンエンドなど残念な出来事もありました。結果的にスティーラーズの拙攻に助けられた感じの試合でした。

 最後はジェッツ戦と同じような展開でオンサイドキックがサイドラインに出たから良かったものの2週連続で確保できないとかどうなのよと。スペシャルチームは今シーズンも不安だなぁ。

 とりあえず貯金が出来たというのは大きいです。攻撃が調子いいので、守備ももう少し調子をあげてもらいたいところですね。
 しかし、スティーラーズ2巡目新人WRジョージ・ピッケンズのこのワンハンドレシーブは見事すぎましたね。これでモメンタム持っていかれて負けるイメージしか湧きませんでしたが、なんとか勝ててよかった。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=ntW7FJuXtJA





【結果速報の記事】


 今週のAFC北まとめ

 好守共に爆発したレイブンズ ペイトリオッツに勝利 

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 レイブンズが4つのターンオーバーを奪いペイトリオッツに勝利し2勝目を挙げました。

 前半はレイブンズはQBラマー・ジャクソン TEマーク・アンドリュース ペイトリオッツはQBマック・ジョーンズ WRダバンテ・パーカーの両ホットラインが大活躍をし殴り合いの様相を見せる試合でした。結果的にQBジャクソンは4TDパス 1TDランの5TDを記録し攻撃が爆発となりました。

 後半になりレイブンズがそのホットラインを狙いすました守備で2つのINTを奪取し一気にモメンタムを引き寄せ。結果的に4つのターンオーバー 新人Sカイル・ハミルトンのファンブルフォースでのターンオーバーで勝利を確定させた試合となりました。最後は守備で魅せる試合で好守ともに活躍した試合でした。AFC北では現在一番安定感があるチームでしょう

 ペイトリオッツは途中まではいい感じの殴り合いが出来ていました。ただ最後にQBジョーンズがタックルを受けた後足に乗っかられ、片足で肩につかまり退場。足首の重度の捻挫ということで、何週か欠場が濃厚となったそうです。ペイトリオッツとしては厳しい序盤戦となりそうです。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=opOYWJRYiXo



 3ターンオーバー奪取でベンガルズ今季初勝利 

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 ベンガルズがジェッツから3つのターンオーバーを奪い今季初勝利となりました。

 先制点をとり序盤からベンガルズペースで進んだ試合で後半もターンオーバーを奪い一気に点差を広げて勝利となりました。攻撃はWRタイラー・ボイド ティー・ヒギンズが活躍する展開で2年目のジャマー・チェイスはこの試合は囮となって、記録は伸びませんでした。

 QBジョー・バロウはこの試合はサック2つで終わりましたが、9QBヒットと相変わらずプレッシャーは受けながらの試合でした。もう少しOLの連携が取れるまでは時間がかかりそうですね。

 ジェッツはQBジョー・フラッコの神通力が切れてきたのか、今ひとつの出来でした。次週からはQBザック・ウィルソンが復帰予定となっています。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=UQPTo2i2PU0


 勝敗表 

シード AFC 北地区

ブラウンズ 2 1 0

レイブンズ 2 1 0

スティーラーズ 1 2 0

ベンガルズ 12 0

 直接対決のスティーラーズ@ブラウンズ以外の2チームは勝利となり、抜け出すチームはまだなしの団子状態です。ただ一番状態が良さそうなのはレイブンズかなと

 次週Week4の対戦は
・ドルフィンズ@ベンガルズ(TNF)
・ブラウンズ@ファルコンズ
・ジェッツ@スティーラーズ
・ビルズ@レイブンズ


 ドルフィンズとビルズは好調ですので、対戦するベンガルズ レイブンズがどうなるかは注目です。レイブンズは調子のいい状態のドルフィンズ ビルズとの対戦でスケジュール的に辛いところですね。

 その他気になったこと


 BUFドーシーOC 荒れ狂う 

 ビルズは逆転を狙う最後のドライブ タイムアウトなし プレッシャーを受けパスが通るも外まで遠くインバウンズでダウン 急いで時間を止めるスパイクをしようとするもタイムアップで試合終了

 この最後のプレイ後コーチングブース内でビルズ ケン・ドーシーOCが荒れ狂って、つけてたヘッドホンや机の上にあるものを次々投げて叩きつける映像が捉えられていました。最後はスタッフがマズイと思いカメラを手で隠していましたね。開幕連勝同士の同地区対決での惜敗。悔しさがにじみ出るのもわかりますね。ただいい映像が取れました。


 KCマホームズ ビエネミーOCと口論 

 チーフスQBパトリック・マホームズとエリック・ビエネミーOCが前半終了後のハーフタイムに入った後口論 うまく行ってない攻撃でおそらく意見の食い違いがあったのでしょう。その2人に仲裁にアンディ・リードHCが入り収まりましたが、試合はコルツに自滅負けという最悪な結果となってしまいました。

 4メンラッシュ 7バックス対策でまた負けたこともあり、どちらもフラストレーションが溜まった感じだったんでしょうね。この対策はチーフスにとっては急務となることでしょう。今後の対戦チームは狙うでしょうね。しかしなんでこれが苦手なのかがよくわかりませんけどね。


 LARドナルド キャリア100サック達成 



 ラムズDLアーロン・ドナルドがカーディナルス戦でキャリア100サックを達成しました。DTでは史上2人目となります。もう一人は元バイキングスのジョン・ランドルで137.5サックとなっています。あと3~4年現役を続ければ抜けるかもしれませんね。

 3度のシーズン守備MVPを獲得 選ばれなかった年も投票で必ず上位にいる毎年安定してリーグNo.1DTとして君臨し続ける選手です。怪我がほとんど無いのもすごいところです。DTとしてはかなりの低身長(185cm)なのですがそれでもパワーでもリーグトップレベルで、中央からOLを割り込みQBサックをするのはほんとすごい選手です。

 チームも勝利し2勝目。今年はスーパーボウルニ連覇を目指します。


 今週のセーフティ(自殺点) 

 ドルフィンズはエンドゾーンでのパントが味方の尻に当たりボールが外に出てセーフティとなってしまいました。ファンブルリカバーTDなどになっていたら一気に逆転となっていたので、結果的にセーフティとなって良かったのかなと思います。なんだったら今週もインテンショナルセーフティで時間稼ぎしても良かったかもしれませんね。
 このパントを尻に当ててしまったセーフティになにかを思い出してしまったのは、元ジェッツQBマーク・サンチェス
 知らない方もいるかもしれませんので、サンチェスが思い出してしまったプレイはこれです。サンチェスにとっては悪夢だと思っていたのですが、もう自虐としてネタにできるようですので、とりあえず紹介しておきました。
 49ersQBジミー・ガロポロは自らラインを超えてしまいセーフティを献上となってしまいました。
 この自らラインを踏んでセーフティを前にしてしまっていた元ライオンズQBダン・オーロフスキーが『仲間が出来た 幸せだ!!』とツイート。

 なんでこうも珍しいプレイの前例者が出てくるのかwwwオーロフスキーとしても仲間が出来てよかったですねwww


 週間MVP

 AFC 

2022week03-00-3

【攻撃】 ジャガーズ QBトレバー・ローレンズ
 3TD レーティング115.5 チャージャース撃破のアップセットを起こす

【守備】 ベンガルズ EDGEトレイ・ヘンドリクソン
 2.5サック 2ファンブルフォースを記録し今季初勝利

【ST】 ブロンコス Pコーリス・ウェイトマン
 10回のパントで守りきり勝利に貢献



 NFC 

2022week03-00-4

【攻撃】 ファルコンズ RB/WRコーダレル・パターソン
 141ランヤード1TDでファルコンズ初勝利に貢献

【守備】 イーグルス EDGEブランドン・グラハム
 2.5サック 2ロスタックル 1ファンブルフォース イーグルス3連勝

【ST】 パッカーズ Pパット・オドネル
 最長63ヤードパントで相手を奥まで押し込みロースコアゲームを制す