レギュラーシーズンが終了となりました。来週からプレーオフ はやいもんですね。


週間MVP更新しました。

 試合結果と気になった試合のまとめ


チーフス 31-13 レイダース
タイタンズ 16-20 ジャガーズ
バッカニアーズ 17-30 ファルコンズ
ペイトリオッツ 23-35 ビルズ
バイキングス 29-13 ベアーズ
レイブンズ 16-27 ベンガルズ
テキサンズ 32-31 コルツ
ジェッツ 6-11 ドルフィンズ
パンサーズ 10-7 セインツ
ブラウンズ 14-28 スティーラーズ
チャージャース 28-31 ブロンコス
ジャイアンツ 16-22 イーグルス
カーディナルス 13-38 49ers
ラムズ 16-19
(OT)
シーホークス
カウボーイズ 6-26 コマンダース
ライオンズ 20-16 パッカーズ

 シーズン最終戦の全同地区対決が終了となりました。第1シードが決定となっていないこともあり、先発QBをそのまま出すチームが多かったように感じます。


 ジャガーズが5年ぶりの地区優勝 

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 ジャガーズがタイタンズを接戦で破り5年ぶりの地区優勝となりました。

 試合はタイタンズが4Q終盤までリードを保ち逃げ切りムードが漂っていましたが、ファンブルロストからEDGEジョシュ・アレンのリカバーTDで一気にジャガーズが逆転。その点差を守りきったジャガーズが勝利となりました。

 2年目QBトレバー・ローレンスは飛躍の年となりましたね。後半戦7勝2敗の怒涛の追い上げで見事優勝となりました。2度目のHCとなるダグ・ペダーソンも4年連続最下位に陥っていたチームを再生させることに成功。QBコーチの経験を活かしローレンスを一人前に育てたのは本当に見事でした。

 タイタンズはQBジョシュア・ドブスの見事なパスワーク 守備もここぞのところで止めたりいい内容ではありましたが、判定に泣かされた試合となり結果的に7連敗でシーズン終了となりました。怪我人が多かったシーズン。来シーズンは復帰した選手で立て直したい。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=EgNunih29ag



 ドルフィンズが第7シードにすべりこみ 6年ぶりのプレーオフ進出 

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 ドルフィンズがロースコアゲームを制し第7シードでプレーオフに滑り込み、2016年以来6年ぶりのプレーオフ進出となりました。

 QBツア・タゴバイロアが脳震盪の影響で今週も欠場 2番手QBテディ・ブリッジウォーターも指の脱臼があり、新人QBスカイラー・トンプソンが2度目の先発となり攻撃はかなり苦しい展開となりました。

 ジェッツもバックアップQBジョー・フラッコが出場となり、どちらも守備に阻まれなかなかTDを奪えない展開となりました。同点のまま最後残り18秒でKジェイソン・サンダースの50ヤードFGが決まり勝ち越し、最後はセーフティのおまけ付きでなんとか勝ちを拾い切りました。

 同時間帯にペイトリオッツがビルズに敗れたため最後の最後でうっちゃりプレーオフ進出となりました。ただ来週QBツア・タゴバイロアが間に合うのかが気になるところですね。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=6rpz_InKGAs



 シーホークスが延長戦を制し逆転プレーオフ進出 

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 シーホークスが延長戦でラムズを下し第7シードでプレーオフに滑り込みました。

 内容としては一進一退のロースコアの攻防が続く試合でした。シーホークスが最後46ヤードのFGを外し延長戦に。延長戦でSクアンダー・ディグスのINTから32ヤードのFGを決めシーホークスが勝利。両チームの守備が頑張った試合で、特にラムズのCBジェイレン・ラムジーが素晴らしいパフォーマンスを見せ一番目だったかなと思います。

 今年のシーホークスはQBラッセル・ウィルソン LBボビー・ワグナーの攻守の要を放出したことで今年は厳しいという目で見られていましたが、ベテランQBジーノ・スミスが10月の月間MVPに輝くなど現有戦力の底上げと新人CBタリク・ウォーレンを中心としたパス守備が向上 パスラッシュもよく攻守バランスの良いチームでこのシーズンを勝ち抜きました。プレーオフでも楽しみですね。

 昨年のチャンピオンチームのラムズは序盤からバランスを崩し中盤から主力の怪我での離脱で5勝と厳しいシーズンとなりました。来年どう立て直すのか。QBベイカー・メイフィールドはどうなるのかがオフの注目となりそうです。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=5tXQ1vgz52g


 AFC第1シードはチーフスに 

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 チーフスがレイダースに完勝し第1シードを獲得となりました。ただしビルズも勝利したため、チャンピオンシップがビルズとの対戦となった場合は中立地で試合を行うことも決定となりました。ビルズ以外の場合はすべてホームでの試合となります。

 試合はチーフスが序盤からレイダースを圧倒し完勝でした。今年のチーフスは不思議な負けもありましたが、WRタイリーク・ヒルを放出した不安は払拭し、終始攻撃が安定していてQBパトリック・マホームズはシーズンMVP最右翼という感じのさすがのシーズンでした。今年もまずは5年連続チャンピオンシップ進出からスーパーボウルを目指します。

 レイダースはWRダバンテ・アダムスを補強しましたがチームの勝利に繋がらず、終盤QBデレク・カーを控えに下げることになりました。来年QBがどうなるか気になるチームで、カーの去就にもオフは注目となります。 

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=RUBrP6SO8Kw


 NFC第1シードはイーグルスが逃げ切り 

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 イーグルスはジャイアンツに勝利し第1シードを確保しました。

 この試合2試合欠場していたQBジェイレン・ハーツが復帰となり、いつもの攻撃を取り戻した試合でした。ジャイアンツはプレーオフを決め順位も確定していたこともあり、主力を温存した試合だったこともあり、内容としては厳しい試合でした。

 今年のイーグルスはWR A.J・ブラウンの補強によりQBジェイレン・ハーツが急成長を見せ、リーグ屈指の攻撃ユニットとなり、序盤から連勝を重ね14勝を挙げる見事なシーズンでした。今年のNFCチャンプ最右翼のチームと言っていいでしょう。

 ジャイアンツは不振だったQBダニエル・ジョーンズ RBセイクオン・バークリーを再醒させ安定した得点力出した。新HCブライアン・ダボールは最優秀コーチ賞最右翼となることでしょう。プレーオフでもかき回す存在として楽しみですね。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=Li2mX1D-UF8


 シーズン最終戦はライオンズが勝利し、パッカーズのプレーオフを阻止 

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 ライオンズがプレーオフの目がなくなりましたが意地を見せパッカーズを撃破し、エリミネートした試合でした。

 前半はお互いTDを許さずジリジリしたロースコアゲームから後半はTD奪うシーソーゲームに展開。残り5分ほどでライオンズRBジャマール・ウィリアムスがこの日2本目のTDを奪って逆転。パッカーズは退場者などを出し逆転のムードを消し、最後はINTを奪われプレーオフの目を自滅で消した印象を残す試合となりました。

 ライオンズは守備で パッカーズは攻撃で序盤戦苦戦したシーズンでしたが、どちらも持ち直し、プレーオフギリギリのところまで持ち直したのは素晴らしかったです。来年は序盤から修正された状態のチームで望み、激戦の地区となるかもしれませんね。 

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=gglsiPZeCnQ


 Week18 終了時点順位表 


AFC東  勝   負   引  NFC東  勝   負   引 
ビルズ 13 3 0 イーグルス 14 3 0
ドルフィンズ 9 8 0 カウボーイズ 12 5 0
ペイトリオッツ 8 9 0 ジャイアンツ 9 7 1
ジェッツ 7 10 0 コマンダース 8 8 1
AFC北 NFC北
ベンガルズ 12 4 0 バイキングス 13 4 0
レイブンズ 10 7 0 ライオンズ 9 8 0
スティーラーズ 9 8 0 パッカーズ 8 9 0
ブラウンズ 7 10 0 ベアーズ 3 14 0
AFC南 NFC南
ジャガーズ 9 8 0 バッカニアーズ 8 9 0
タイタンズ 7 10 0 セインツ 7 10 0
コルツ 4 12 1 パンサーズ 7 10 0
テキサンズ 3 13 1 ファルコンズ 7 10 0
AFC西 NFC西
チーフス 14 3 0 49ers 13 4 0
チャージャーズ 10 7 0 シーホークス 9 8 0
レイダース 6 11 0 ラムズ 5 12 0
ブロンコス 5 12 0 カーディナルス 4 13 0

 最終順位によりドラフト1巡目指名は最後の最後でベアーズに変わりました。

 最終シード順 

AFC NFC
 1  チーフス  1  イーグルス
2 ビルズ 2 49ers
3 ベンガルズ 3 バイキングス
4 ジャガーズ 4 バッカニアーズ
5 チャージャーズ 5 カウボーイズ
6 レイブンズ 6 ジャイアンツ
7 ドルフィンズ 7 シーホークス

 ファーストラウンドByeはチーフスとイーグルスに決定となりました。ただビルズはチーフスとのチャンピオンシップとなった場合は中立地で戦うこととなります。

 ワイルドカードの日程は
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 日本時間で15日(日)に2試合 16日(月)に3試合 17日(火)に1試合となります。6試合中3試合が同地区対決となっています。


 今週のブラウンズ


 スティーラーズ勝利もプレーオフに届かず 

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 スティーラーズが勝利するも惜しくもプレーオフには届きませんでした。

 ブラウンズの前半戦はまずまずだったのですが、最後余計なINTで逆転を食らって終わりました。ここで完全にモメンタムがスティーラーズに行った感じでしたね。後半はまったく得点を取れる気配がなく、ガベージタイムでTD1本を取るのみとなりました。完敗の試合でしたね。

 RBニック・チャブは結局今年もリーディングラッシャーは取れず1448ヤード リーグ3位の成績で終わりました。安定してTOP5に入るだけでもすごいんですけどね。一回くらいは取らせてあげたい。

 スティーラーズは新人QBケニー・ピケットがしっかり成長を見せましたね。フランチャイズQBとして来年もプレイすることでしょう。ちょっと離脱があったのでそこをなくしたいでしょうね。EDGE T.J・ワットの途中離脱が一番痛かったシーズンだったかなと思います。

 ということでブラウンズのシーズンが終了しました。来シーズンが本番と思いたいですね。とりあえずウッズDCとはお別れしましょう。まずはそこからです。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=oWQG41grn0k



 今週のAFC北まとめ


 ベンガルズ完勝 レイブンズは急造QBで苦しんだ 

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 ベンガルズが完勝で地区優勝に華を添えました。

 レイブンズのQBラマー・ジャクソンの状態Week14から膝の怪我で休んでいるが、結局シーズン中は戻れず。この試合はPSから新人QBアンソニー・ブラウンを昇格させ挑みましたが、やはり苦しい試合展開となってしまいました。果たして来週のプレーオフに間に合うのか気になるところです。

 ベンガルズはWRジャマー・チェイスが1TDを挙げ 2年連続1000ヤードレシーブを達成。QBジョー・バロウとのホットラインで今年も攻撃を牽引しました。シーズン序盤はパスラッシュに苦戦しましたが、中盤当たりから補強したOLの連携が取れだし、プロテクションも良くなりました。守備もなかなかで、攻守万全の状態で2年連続スーパーボウル進出を目指せる体制が整っています。2強のチーフス・ビルズに食いつけるか注目です。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=wbkm1mWmA0Y


 勝敗表 

シード AFC 北地区
3 ベンガルズ 12 4 0
6 レイブンズ 10 7 0
e スティーラーズ 9 8 0
e ブラウンズ 710 0

 最終的にベンガルズ レイブンズの2チームがプレーオフ進出となりました。ブラウンズのみが負け越しと地区としてはレベルの高い成績となりました。なんだかんだ7勝もしてたんだなぁ、実感的には4~5勝くらいなシーズンだったけど。

 その他気になったこと


 ARIワット引退 花を添えたPIT次男ワット 

 カーディナルスDL/EDGE J.J・ワットが今シーズンを持って引退を表明。最後の試合49ersを相手に残念ながら勝利で飾れませんでした。

 ワットは2011年1巡目でテキサンズに入団 3度のシーズン守備MVP プロボウル・オールプロ共に5回選出のリーグを代表する守備選手として12年間NFLでプレイしました。キャリア後半は怪我に泣かされることが多く欠場が多くなってしまいましたが、出場すれば実績の通りの強烈なプレッシャーをかける選手でした。
 ワットは3兄弟の長男で、次男デレク・ワット 三男T.J・ワットはスティーラーズに所属。その次男デレクが長男の引退に花を添えるようにTDを奪いました。次男は2人とはポジションが違うFBという地味なポジションですが、チームも粋な計らいをしたプレイコールだったように感じます。

 間違いなくNFLを代表する選手でした。おつかれさまでした。



 WAになっておどろう 

 REDZONEオフェンスのチーフスで、ハドルを組みながら輪になってくるくる回り始め、そのままセットするという撹乱作戦をとってきました。セットの状態もピストルフォーメーションで、RBとQBの位置が反対になるというスペシャルプレイを披露。

 客を楽しませるという面でもプロだなと感じるプレイでしたね。前にも一直線にならんだあとセットした時もあってその時もFBにDTの選手入れるスペシャルプレイだったりしたので、今度から相手は空気を読まずタイムアウトするのも手なんじゃないかな?w


 気持ちはわかるけれど危険 

 タイタンズWRトレイロン・バークスはダウンする前に回転しながらラテラルパスを放りました。通りましたが、残念ながらイリーガルフォワードパスとなりロスオブダウンの反則をとられました。

 3rdダウンなんで気持ちはわかりますが、もしこのパスがジャガーズが取った場合どうなるんでしょうね。ラテラルパスではなかったけど成立しちゃうんだろうか?ラテラルパスを投げられたとしてもかなりターンオーバーの危険性が高い投げ方だったので、気持ちはわかるが無茶はいかん。


 トレーナーを押したらいけません 

 パッカーズ新人LBクウェイ・ウォーカーが怪我人対応でフィールドに入ってきたライオンズトレーナーの背中を押す行為がありました。軽く押しのけを食らったことに軽く腹を立ててやってしまったようですが、もちろんいけない行為で一発退場を食らうことになりました。

 負けていたこともあって沸騰寸前だったのかもしれませんが、相手は選手ではないので冷静にならなければなりません。この辺もあってモメンタムを引き離して敗戦となってしまったように感じます。反省ですね。



 獅子の里の忍 

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 ライオンズの選手紹介 RBジャマール・アダムスがおそらくNARUTOの忍の額当てをつけて映っていました。じっくり見ると、額当てにはライオンズのロゴが。おそらく特注で作ったものかもしれません。結構NFL選手は日本アニメ好き多いですよね。相当アメリカで浸透してるんだなと感じます。



 週間MVP

週間MVPは水曜発表 あとで追記します。

 AFC 

2023-0111-2


【攻撃】 ブロンコス WR ジェリー・ジュディ
 193スクリメージヤードを記録しチャージャースとの熱戦を制す

【守備】 ジャガーズ EDGE ジョシュ・アレン
 リカバーTDを含む強烈なプレッシャーでプレーオフをもぎ取る

【ST】 ビルズ RB ナイハイム・ハインズ
 2本のキックオフリターンTDでペイトリオッツのプレーオフを阻止



 NFC 

2023-0111-3


【攻撃】 ライオンズ RB ジャマール・ウィリアムス
 2TDでパッカーズのプレーオフを阻止 バリー・サンダースのチーム記録を抜くシーズン15TD

【守備】 シーホークス S クアンダー・ディグス
 決め手となるINTを決めチームをプレーオフに導く

【ST】 イーグルス K ジェイク・エリオット
 5本のFG成功でチームの第1シードを決定づける