スーパーワイルドカード2日目 アーリー・レイトの2試合の展望を行います。

ドルフィンズ(9-8)@ビルズ(13-3)
(1/16 3:00)G+ DAZN
ジャイアンツ(9-7-1)@バイキングス(13-4)
(1/16 6:30)G+ 
DAZN

※GAMEPASSは全試合ライブ配信なので書いていません。

各試合の詳しい怪我人状況は
https://www.nfl.com/injuries
https://www.espn.com/nfl/injuries
などでご確認ください

 ドルフィンズ(9-8)@ビルズ(13-3)

2022week19-03-2
 Q クエッショナブル(出場確率50%)登録
 D ダウトフル(出場確率25%)登録
選手評価は 高SS→C-低 Dは未知数
OLの評価は昨年のPFFグレードです(昨年の先発のみ)
右の順位 NFLTOP100に選出された選手 その順位



 AFC東同地区対決

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 今年の対戦成績は1勝1敗の五分 どちらも3点差の接戦の勝負となり、かなり好ゲームだったことを覚えています。この試合も好勝負を期待したいところですね。

 ただドルフィンズは残念ながらQBツア・タゴバイロアの欠場が決まり先発QBは新人のスカイラー・トンプソンが務めることとなり、この点は非常に残念なことになりました。

 経験豊富なビルズに対し、新人QBで久々のプレーオフを戦うドルフィンズ。ビギナーズラックが出るか、ぶっ潰されるか。

Week3ハイライト
https://www.youtube.com/watch?v=gUvHlA1-JWQ
Week15ハイライト
https://www.youtube.com/watch?v=KiIiJMS4Yo0


【今シーズンのチームスタッツ】
2022Stats-02mia
2022Stats-01buf
  TOP10    WORST10
2022week19-03-3



・ドルフィンズO# vs ビルズD#

 パス 



 上記で語った通りQBツア・タゴバイロアは脳震盪で欠場 QBテディ・ブリッジウォーターも指の脱臼で出られず 新人QBスカイラー・トンプソンに頼ることになります。前節は初勝利を挙げるもTDは奪えず苦しい試合でした。

 WRタイリーク・ヒル ジェイレン・ワドル TEマイク・ゲシキーなど多彩なターゲットがいるので、思い切って失敗を恐れず投げまくってほしいですね。ヒルなんて近い方向にパスが行けばなんとか奪い取ってくれるはずですしね。

 ビルズのパス守備は喪失ヤードは平凡ですが、インターセプト率が高くターンオーバーで失点を防いでいる守備です。Sダマー・ハムリンが離脱となりますが、怪我からCBトレデビオス・ホワイト Sマイカ・ハイドが復帰となり層は厚みをマシ、シーズン中より強化されることは間違いない。新人QB相手に容赦ないパス守備を見せることになりそう。

 ビルズ優勢と見ます。

 ラン 

 RBラヒーム・モスタート ジェフ・ウィルソンの元49ers勢2人がラン攻撃を牽引していますが、チームのラン獲得ヤードはリーグ下位の成績となっています。ビッグプレイが少なく思ったようなラン攻撃にはなっていないという感じだろう。

 RBモスタートは欠場となり、ランはRBウィルソンにかかる負担は大きくなりそうです。前回の対戦でRBモスタートが136ヤードと暴れていただけに残念な欠場です。

 ビルズのラン守備はリーグ5位の成績でDLエド・オリバーが穴を埋め LBマット・ミラノが反応よくタックルに行くというバランスの取れたラン守備を展開します。

 ビルズ有利とします。


 OL vs パスラッシュ 

 ドルフィンズのプロテクションは思ったほどうまく行っていない数値になっている。サックは少ないが、プレイが崩されていることが多いという見解だろう。

 ビルズのパスラッシュはエース的存在はいないもののサック数がリーグ4位の成績で強力です。ただEDGEボン・ミラーが離脱してしまったので、その変わりをいろんな選手でローテーションして埋めているという感じのようです。

 数字を考えるとビルズ有利かなぁ。


・ビルズO# vs ドルフィンズD#

 パス 

 QBジョシュ・アレンは今年もWRステフォン・ディグスとのホットラインで強力なパス攻撃を形成していました。2番手以降もWRテイラー・ガブリエル TEドーソン・ノックスなど安定したターゲットがいます。ただ今年はINTが14個とちょっと多いのが気がかりなところ、そこ意外は不安視するところはなくリーグトップクラスの攻撃となっています。

 ドルフィンズのパス守備は27位と低調な成績になりました。ビルズとの対戦も前回は殴り合いでしたしね。ちょっとパス守備は期待薄と言っていいかもしれない。CBザビアン・ハワードがWRディグスを抑えられるかが鍵だろう。

 ビルズ有利と見ます。


 ラン 

 RBデビン・シグレタリーの中央突破力はリーグトップクラスです。それに加えQBアレンのスクランブルも762ヤード稼いでおり、チームのラン攻撃の成績を上げた要因となっています。怪我が怖いんでもう少し抑えてほしいところはあるのですが、それでも進むんですよねランが。相手としてはパスだけ警戒もできないので厄介なところです。

 ドルフィンズのラン守備は4位とリーグトップクラスの成績となっています。DLクリスチャン・ウィルキンスが98タックルとDLとしては驚異的なタックル数を記録しており、中央突破を許さないラン守備となっているようです。LBも強力で十分対抗できる守備となっています。

 ここはドルフィンズ有利とします。ただQBアレンのランが嫌らしく出ると苦しくなるかもしれません。


 OL vs パスラッシュ 

 被サック数 被プレッシャー率はリーグ上位の成績でビルズのプロテクションはかなり良いと言えるでしょう。QBアレンもフットワークが軽く逃げれるので、捕まえるのはかなり難しいでしょうね。

 ドルフィンズのパスラッシュはリーグ平均レベルかなと。エース的な存在がいないというのが現状かなと。序盤ベテランのEDGEメルヴィン・イングラムが元気だったなぁと思ったんですが、結局6.0サックに終わっています。

 ビルズ有利でしょうかね。



 勝敗予想 
 予想はビルズ勝利とします。

 シーズンでは接戦を演じてきましたが、どちらもQBタゴバイロアvsQBアレンだったんですよね。だからこそタゴバイロアには間に合ってほしかった試合です。流石にQBの差が出る試合になると思います。一方的にならないことだけは願いたいですね。かなり少ないチャンスをものにできれば面白くなるかもしれませんがね。正直期待は薄いだろう。



 ジャイアンツ(9-7-1)@バイキングス(13-4)

2022week19-04-2
 Q クエッショナブル(出場確率50%)登録
 D ダウトフル(出場確率25%)登録
選手評価は 高SS→C-低 Dは未知数
OLの評価は昨年のPFFグレードです(昨年の先発のみ)
右の順位 NFLTOP100に選出された選手 その順位



 強力なランか強力なパスか

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 ジャイアンツ バイキングスはWeek16で対戦があり、27-24でバイキングスが競り勝っています。

 この試合でもジャイアンツはRBセイクオン・バークリーのラン バイキングスはQBカーク・カズンズのパスという構図となり、最後は61ヤードのFGを入れバイキングスが熱戦を制しました。

 かなり直近で試合があったことで、同じような好勝負が期待できる試合となってほしいですね。

Week16ハイライト
https://www.youtube.com/watch?v=g1V9jDs9500

【今シーズンのチームスタッツ】
2022Stats-19nyg
2022Stats-21min
  TOP10    WORST10
2022week19-04-3


・ジャイアンツO# vs バイキングスD#



 パス 

 QBダニエル・ジョーンズはとにかくミスをなくすことを徹底したシーズンだった。その結果リーグ1位のINTの少なさを達成しました。バッドスローの少なさも1位となっています。パス攻撃だけで打開していくのは難しいところはありますが、決してまったくパス攻撃がだめというわけではなく、WRダリウス・スレイトン リッチー・ジェイムス 新人TEダニエル・ベリンジャーなどをターゲットにし進めることは進められる攻撃となっています。

 バイキングスのパス守備は31位とリーグブービーの成績です。ビッグプレイに弱いのが成績にも出ています。ロングボムには気をつけないといけません。ただINT率は悪くなくベテランCBパトリック・ピーターソン Sハリソン・スミスなどが狙ってくるパス守備となります。

 どちらも不安をかかえるユニットという印象で互角にします。どちらかというとジャイアンツ寄りではあります。


 ラン 

 RBセイクオン・バークリーがジャイアンツの攻撃の軸となります。リーグ4位の1312ヤードを記録し、完全復活となりました。キレのある動きが全盛期に完全に戻りましたね。キレキレのカットバックで抜け出す能力はリーグ屈指の選手でしょう。前回の対戦では84ヤード1TDの記録を残しています。

 それに加えQBジョーンズも走力を活かし708ヤードを記録しています。今年のジョーンズはモバイル寄りの攻撃スタイルに変化したのも好調に変化した要因でした。

 バイキングスのラン守備は20位となんとも言えない成績となっています。ただビッグゲインは13位とまずまず抑えられています。DLが不安視されますが、ベテランLBエリック・ケンドリックス ジョーダン・ヒックスのコンビがどれだけロングゲインを防いでくれるかにかかっているだろう。

 ジャイアンツ優勢寄りの有利とします。


 OL vs パスラッシュ 

 被サック数 被プレッシャー数ともにリーグ下位の成績となっています。プロテクションはそこまで期待はできません。あと無茶投げしないように無理せずサックを受け入れているというところもあるでしょう。

 バイキングスは、EDGEザダリウス・スミス ダニエル・ハンターのコンビが共に10サック超えを記録しており、この2人のパスラッシュがどれだけプレッシャーを与えられるかが鍵です。ただDL陣がイマイチなのでチームとしての成績は平凡となっています。

 こちらはバイキングス有利と見ます。



・バイキングスO# vs ジャイアンツD#

 パス 



 WRジャスティン・ジェファーソンは1809ヤードレシーブを記録し今シーズンのリーディングレシーバーとなりました。QBカーク・カズンズとのホットラインはバイキングスの攻撃の軸となっています。この2人の攻撃がバイキングスの主な得点源となり、リーグ8位の得点を誇ります。

 途中加入のTE T.J・ホッケンソンもチームに早速馴染みポテンシャルを生かしたレシーブを披露、ターゲットは豊富でジェファーソン以外でも攻撃を回せるパス攻撃となっています。QBカズンズのパス精度の高さがそれを成している。

 ジャイアンツのパス守備は平均レベルとなっています。残念ながらINT率が低くターンオーバーが少ないのが不安点です。ただREDZONE守備は5位となっており土壇場には強い守備となっています。

 バイキングス優勢気味の有利ですね。
 

 ラン 

 チーム成績はリーグ下位となってしまっていますが、エースのRBダルビン・クックは1173ヤードランを記録しており、孤軍奮闘のランとなっています。クック以外でランが稼げる選手がいないだけで、クックのランは今年も力強いランを見せています。十分機能するラン攻撃と言えるでしょう。

 ジャイアンツのラン守備は27位と低迷 ビッグゲイン数も多く苦しいラン守備となっています。DLデクスター・ローレンスが孤軍奮闘の活躍を見せている印象ですが、それ以外がイマイチと言わざるを得ません。

 こちらもバイキングス有利とします。


 OL vs パスラッシュ 

 被サック数 被プレッシャー率はリーグ下位に沈んでいます。QBカズンズはフットワークは重い方のQBでポケットタイムも比較的長いので、ある程度プレッシャーは受け入れつつ無茶投げは避ける傾向が強いと思われます。ポケットタイムをもう少し少なくすれば改善するんでしょうけど、今これでうまく行っているのでこのままでいいんでしょうね

 ジャイアンツはプレッシャー率5位とリーグ上位の成績です。直接対決でも4サックを奪取しており、相性は良さそうです。DLデクスター・ローレンスの中央からのプレッシャーに加え、新人EDGEカイボン・ティボドーも終盤あたりからプロの水に慣れいいプレッシャーをかけていました。期待度は高い。

 ジャイアンツ有利と見ます。


 勝敗予想 
 予想はジャイアンツ勝利とします。

 主観メーター的にはバイキングスなんですが、RBセイクオン・バークリーの存在だけで互角に競り合える可能性は十分ありと見ます。実際終盤に戦ったときは接戦でしたしね。ただ今年のバイキングスは接戦に強いのでそうなるとバイキングスの独壇場となるかもしれません。それでもバークリーを信じてジャイアンツのアップセットを推すことにします。