ディビジョナルプレーオフ4試合をさらっとまとめます。


 AFCの試合結果と試合のまとめ

 手負いのマホームズ ジャガーズ相手に逃げ切り勝ち 

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 チーフスがジャガーズ相手にリードを守りきり逃げ切り勝ちとなりました。

 序盤はお互い順調なシリーズを重ねていましたが、1Q終わり頃にチーフスQBパトリック・マホームズにアクシデント 足首を痛め2Qは2番手QBチャド・ヘニーに交代、そのヘニーは98ヤードのTDドライブを完遂させ、リードを広げる活躍を見せました。

 後半マホームズはフィールドに戻ってきましたが、足首の痛みは続いたままでリスクの少ない攻撃ながら、なんとかリードを保ちました。OLのプロテクションがジャガーズの守備に勝った試合ともいえますね。

 この試合はTEトラビス・ケルシーが14レシーブ 98ヤード 2TDとマホームズ ヘニーをしっかりサポートする活躍でした。この試合のMVPと言えるでしょう。

 ジャガーズも食い下がりましたが、4Q終盤にファンブルロスト インターセプトの2連続ターンオーバーで力尽きました。いい追い上げでしたが最後に経験の差が出た感じでしたね。

 これでチーフスは5年連続チャンピオンシップ進出となります。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=5S1t4dkGDbU



 ベンガルズがスノーゲームでビルズに完勝 

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 雪の降る悪天候のゲーム ベンガルズがビルズに完勝となりました。

 ベンガルズが序盤2ドライブで順調にTDを奪い14点差にし、そのリードを守りきった試合となりました。

 ベンガルズはRBジョー・ミクソンの105ヤードを筆頭にチームランが172ヤードを記録し、ランで圧倒。そしてパスもQBジョー・バロウが242ヤード 2TDと悪天候ながらバランスの良い攻撃で順調に点数を重ねることができました。

 ビルズとしては守備がイマイチでベンガルズの押し込みに苦労する試合となってしまいました。OLの弱さに付け込む試合ができなく、ランを正直軽視した守備だったかなぁと感じます。攻撃もエースWRステフォン・ディグスが35ヤードと寂しい結果となりフラストレーションを貯めてチームの雰囲気も良くなかったですね。3rdダウンコンバージョンでも4/12と成功率が低くベンガルズ守備が上回った試合となった印象です。

 これでチャンピオンシップは2年連続同カードとなりました。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=BDPOZjNE8iI


 カンファレンスチャンピオンシップの対戦表 -AFC- 

 日本時間で書きます

1/30(月)ベンガルズ@チーフス 8:30~

 2年連続同カードとなりました。昨年はベンガルズがスーパーボウルに進出しましたが、チーフスが昨年の雪辱を期すか、2年連続スーパーボウルとなるか注目です。

 NFCの試合結果と試合のまとめ

 イーグルスが攻守で圧倒しジャイアンツを撃破 

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 イーグルスが1試合通してジャイアンツを圧倒し完勝となりました。

 前半からイーグルスがランでジャイアンツ守備を圧倒し28-0の4ポゼッション差をつけて引き離し、後半も追い上げを退け、結果的にチームで268ヤードのランを稼ぎ圧勝となりました。

 RBケネス・ゲインウェルが112ヤード 1TD RBマイルズサンダースが90ヤード この2人で200ヤード超えで攻撃を牽引しました。ジャイアンツとしてはずっと止められず苦しい展開としてしまいました。

 イーグルスは守備でもジャイアンツを圧倒。QBダニエル・ジョーンズに5サックを浴びせ攻撃を崩しまくりました。攻撃の軸のRBセイクオン・バークリーも不発となり攻守にわたりイーグルスの試合となりましたね。何度も言う通り圧倒的な強さを発揮しチャンピオンシップに望みます。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=idKC616WnmE



 49ersがロースコアゲームでカウボーイズを撃破 

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 49ersがロースコアゲームでカウボーイズに勝利となりました。

 49ersは自慢のOLがカウボーイズ守備のプレッシャーに押し込まれまくり、結構攻撃は厳しかったものの、ミスは少なく3rdダウン7回成功しなんとか進みFG4本 1TD1回を取り切りました。新人QBブロック・パーディは結構焦らされましたが、ターンオーバーなしで終われリードを奪う展開になんとかなったのが良かったですね。やはりTEジョージ・キトルが一番たよれる存在でしたね。

 カウボーイズはOLが非常に持っており攻撃は通っていましたが、2本のインターセプトに前半でRBトニー・ポラードが足首を負傷し途中離脱となってから、ランが通りにくくなってしまったのが厳しかったですね。Kブレッド・マーハーがこの試合もXPをブロックで失敗しており、1点損したのも少し試合展開に影響してしまったかもしれません。決め手となる攻撃が出来なかったのが敗因だったでしょう。

【Highlight動画】
https://www.youtube.com/watch?v=CwaKooHmJOM


 カンファレンスチャンピオンシップの対戦表 -NFC- 

 日本時間で書きます

1/30(月)49ers@イーグルス 5:00~

 NFCは第1シードと第2シードの対決となりました。12連勝中の49ersが勢いのまま行くのか、第1シードのイーグルスがそのまま突き抜けるのか注目です。

 その他気になったこと


 外れた 

 ジャイアンツQBダニエル・ジョーンズがタックルを受けた際にどうやらコンタクトレンズが外れたようです。コンタクトスポーツでも現代ではコンタクトレンズ使用者が増えている感じですね。感覚が古いかもしれませんが、コンタクトスポーツでコンタクトレンズはちょっと怖いなと感じます。

 しかしフィールドに落ちなくてよかったですね。


 怒り狂うマホームズ 

 チーフスQBパトリック・マホームズが足首の負傷後プレイに戻ろうと訴えるも、アンディ・リードHCには願い通じずロッカールームに一度戻ることになりました。その時に怒り狂いジャケットを投げ捨てました。マホームズがこういう態度を取るのはなかなか珍しい光景でしたね。

 結果的に後半足首の状態は悪そうなままフィールドに戻ってきました。パフォーマンスとしてはいつものものは出せませんでしたが、それでも勝ちきったのは流石でしたね。



 ハムリン来場 



 ビルズSダマー・ハムリンが試合を観戦しに来場する様子です。心肺停止から驚異的な回復でもう日常生活は全く問題なさそうですね。本当に良かったです。ただ試合は惨敗となり残念でしたがね。


 秘策ロンリーセンターフォーメーション 

 カウボーイズは7点追いかけるラストプレイでセンター一人だけというロンリーセンターフォーメーションを披露。おそらくラグビープレイでレシーバーを多く起用するために行った秘策でした。(アンキャッチブルプレイヤーもラテラルパスは受け取れる)

 しかしその秘策も残念ながら、49ersのSジミー・ウォードのナイスタックルにより何も出来ずに終わったのは残念でした。もう少しどんな感じになるか見てみたかったですね。


 KCリードHC 歴代2位タイ 



 チーフス アンディー・リードHCはジャガーズ戦勝利で史上3人目となるプレーオフ20勝目を挙げました。トム・ランドリーと並び2位タイとなっています。次勝てば単独2位となるようです。

 ちなみに1位は31勝のペイトリオッツ ビル・ベルチックHCとなっています。プレーオフでの勝利は多くても年3勝ですからリードHCでも4年以上費やさないと記録を抜けない状態というのが恐ろしいところです。