今年も新人契約(4年間)が終わった2019年のドラフトで2チームごとまとめていきます。


 チーム評価ルール 
今回はPRO FOOTBALL REFERENCEのApproximate Valueという選手の評価を数値したものを使い点数をつけています。

【評価点】+【加点】-【指名点】= 【ドラフト評価点】

【評価点】
Apporoximate Valueの評価点

【加点】

 オールプロ選出回数×3 + プロボウル選出回数


【指名点】は指名順位で点数を決めました。以下のとおりです。
1~5位 13 33~50位 8 131~160位 3
6~10位 12 51~70位 7 161~200位 2
11~15位 11 71~90位 6 201~253位 1
16~20位 10 91~110位 5

21~32位 9 111~130位 4


あくまでもドラフトの評価なので、ドラフト外選手は評価点に入れていません

あとこの指標の弱点はTEの得点が低いです。ご了承ください。

   :2023年シーズン時点で他チームに所属
   :2022年シーズン時点でチームと契約出来ていない選手


 ラスベガス・レイダース

2019ドラフト再評価15-lv


【評価点】133+【加点】8-【指名点】55= 86点【2位】

2019ドラフト再評価15-lv01
 1巡目 24位 RB ジョシュ・ジェイコブス

 2019年当時はまだラスベガスに移籍となっておらず、オークランド・レイダースとしてのドラフトでした。

 この年のドラフトはチームの攻守の顔というべき選手を指名でき、大成功なドラフトと言っていいでしょう。

 1巡目EDGEクレリン・フェレルは、残念ながら期待に答えられず、現状はバストという扱いと言っていいでしょう。5年目オプションは破棄となり、今年はパッカーズと契約しています。チームが変わって再醒することができるか。

 1巡目RBジョシュ・ジェイコブスは、1年目から1000ヤードランを超え大活躍でしたが、3年目にちょっと成績が落ちたために5年目オプションを破棄 しかし昨年1653ヤードランを記録しリーディングラッシャーを獲得 プロボウル・オールプロ(加点5)にも選出 今年はフランチャイズ指定を受け残留となっています。2019年ドラフトで4740ヤードランはRBナンバー1です。

 1巡目Sジョナサン・エイブラムは、初年度の怪我もあり期待には応えられず、昨年シーズン途中に解雇 チームを転々とし今年はセインツと契約しています。

 2巡目CBトレイボン・マレンは、先発CBとしてプレイしていましたが、昨年トレードでカーディナルスに移籍 チームにフィットせず途中解雇となりました。今年はレイブンズと契約しています。

 4巡目EDGEマックス・クロスビーは、新人年から10.0サックを記録するなどチームの守備の顔として活躍 一昨年・昨年はプロボウルに選出(加点2)リーグを代表するパワーパスラッシャーとして君臨しています。昨年4年98.98Mで契約延長をしています。

 5巡目WRハンター・レンフロウは、スロットレシーバーもサイドもできるレシーバーとして、パス攻撃に欠かせない選手です。昨年は調子を落としたので今年はリベンジの年となります。昨年2年32Mで契約延長をしています。

 ドラフト外のCBアンドレ・ジェームスは、3年目から先発Cとして活躍 一昨年に3年12.5Mで契約延長をしています。

 ドラフト外のCBキーション・ニクソンは、レイダースでは結果を残せず昨年解雇 パッカーズと契約後リターナーとして覚醒しプロボウルに選出されました。

 ドラフト外のP A.J・コールは、新人年から活躍する飛距離抜群のパンターでプロボウル2回 オールプロ1回選出 一昨年に4年12.4Mで契約延長しています。

 上位指名ではハズレも引きましたが、下位指名・ドラフト外でも当たりを引けたこともあり最高のドラフトだったのではないでしょうか。


 デンバー・ブロンコス

2019ドラフト再評価16-den

【評価点】78-【指名点】37= 41点【13位】

2019ドラフト再評価16-den01
 1巡目 20位 TE ノア・ファント

 得点はまずまず良かったのですが、誰一人チームに残っていないというのは寂しいですね。

 1巡目TEノア・ファントは、1年目からレシービングTEとしてチームの主力として活躍。昨年QBラッセル・ウィルソン獲得のためトレードでシーホークスに移籍となりました。今年は5年目オプションでシーホークスに残っています。

 2巡目Gドルトン・リズナーは欠場はわずか4試合とチームの先発LGとして活躍。ただ現在は未契約となっています。

 2巡目QBドリュー・ロックは新人年の終盤に先発に昇格し4勝1敗の好成績を残し、2年目は開幕から先発となりましたが、壁に阻まれた形となり昨年トレードでシーホークスに移籍となりバックアップQBとして今年も契約しました。

 3巡目DLドレモント・ジョーンズは1年目から先発ローテーションDLとして4年で22.0サックを記録したプレッシャーの強いDLとして活躍。今年はFAでシーホークスと3年51.53Mで契約となりました。

 ドラフト外のEDGEマリク・リードは2年目に8.0サックを上げる活躍をしました。ただその後は伸び悩み、昨年スティーラーズにトレードとなりました。今年はドルフィンズと契約しています。

 この世代はQBラッセル・ウィルソンのトレードに関わるドラフトとなりました。


参考データ
PROFOOTBALL REFERENCE