【2023シーズン】ジャガーズ　開幕前戦力分析【AFC南】 : 🐕 茶犬 🐕 NFLブログ

・過去の戦績と昨年のチームスタッツ
・コーチ陣
・ドラフト加入選手
・ロースター
　【攻撃編】　【守備編】
・スケジュールと展望

過去の戦績と
昨年のチームスタッツ

年度	勝	負	引	備考
2022	9	8		地区1位 DP敗退
2021	3	14		地区4位
2020	1	15		地区4位
2019	6	10		地区4位
2018	5	11		地区4位

　昨年はHCをダグ・ピーダーソンに変え、大量のFA補強と共に、2年目のQBトレバー・ローレンスをうまく成長させることに成功。4年連続地区最下位のチームを蘇らせ、見事に5年ぶりの地区優勝に導きました。フロントの補強も疑問視されていましたが、大成功のシーズンでしたね。

　今年も更に成長が楽しみなチームでもしかするとAFC3強に追随する4チーム目となる可能性を秘めているチームかもしれません。

2022Stats-09jac

　チームスタッツも攻守バランスがよく取れた感じです。パス守備は悪いですが、ターンオーバーが多いおかげでなんとかしのいだという感じですね。

　改善が必要なのはそこくらいでしょうか。それ以外は何も問題なく、成長して更に良化が期待できます。

コーチ陣

職	コーチ名	年齢
HC	ダグ・ピーダーソン	55
OC	プレス・テイラー	35
DC	マイク・コールドウェル	52

　昨年と陣容は変わらずダグ・ピーダーソンHCが指揮を取ります。元々QBコーチを務めていた攻撃畑のコーチですのでQBトレバー・ローレンスにとってはピッタリの人選でしたね。OCもまだ35歳と若いプレス・テイラーですので、ローレンスを育てる環境には問題ないでしょう。

　DCマイク・コールドウェルは元々LBの選手でLB専門コーチからDCへとなりました。今年はDBの修正が必要なので、その手腕が試されるシーズンかもしれません。

ドラフト加入選手

巡	順位	ﾎﾟｼﾞｼｮﾝ	選手名	大学
1	27	T	アルトン・ハリソン	Oklahoma
2	61	TE	ブレントン・ストレンジ	Penn State
3	88	RB	タンク・ビグスビー	Auburn
4	121	LB	ヴェントレル・ミラー	Florida
4	130	EDGE	タイラー・レイシー	Oklahoma State
5	136	LB	ヤシル・アブドラ	Louisville
5	160	S	アントニオ・ジョンソン	Texas A&M
6	185	WR	パーカー・ワシントン	Penn State
6	202	CB	クリスチャン・ブラスウェル	Rutgers
6	208	S	エリック・ハレット	Pittsburgh
7	226	T	クーパー・ホッジス	Appalachian State
7	227	DL	レイモンド・ヴォハセク	North Carolina
7	240	FB	デレク・パリッシュ	Houston

　1巡目でTアルトン・ハリソンを指名　RTジャワン・テイラーを放出　LTキャム・ロビンソン4試合出場停止したこともありTの即先発として期待がかかります。今年は13人ものドラフト指名をしました。どれだけ開幕ロースターに残るか楽しみなところですね。たくさん残ったら将来は明るいだろう。

　詳しくはドラフト記事を御覧ください

ロースター

【攻撃編】

　　　放出・離脱選手　左の番号：背番号
　　　補強選手　　　　新人選手（120位まで）
SS～D：個別選手評価（OLはなし　太字は過去3年のプロボウル選出選手）
S：プロボウル級　A：エース級
B：レギュラー級　C：バックアップ級
D：未知数　R：新人
年齢は年内に到達する年齢です

QB　トレバー・ローレンス（No.16）

　3年目となるQBトレバー・ローレンス　昨年は4113ヤード　25TD　レーティング95.2と成長を見せたシーズンでした。初のプロボウルにも選出されています。ターゲットとの相性が良くなったこともあり、今年は更に飛躍する可能性はあるでしょう。流石ドラフト1位指名QBというところを見せつけたい。

　ローレンスは怪我にも耐性があるので大丈夫だとは思いますが、とりあえずバックアップQBもC.J.バザードが残っていますので、安心でしょう。

WR　クリスチャン・カーク（No.13）

　エースWRクリスチャン・カークは昨年獲得のために大型契約が疑問視されていましたが、キャリアハイの84レシーブ　1108ヤード　8TDと結果で跳ね返しました。見事でしたね。なんでもこなせるタイプとしてローレンスとのホットラインを形成しました。

　2番手WRジェイ・ジョーンズも昨年獲得　82レシーブ　823ヤードとこちらも期待に応える活躍でした。ロングボム要員かと思っていましたが、ローレンスとの相性がバッチリでここまでレシーブ数が増えるとは思ってなかった選手でした。

　今年は昨年出場停止中だったWRカルバン・リドリーが復帰となります。1年出場停止中の選手を異例のトレードで獲得したのは驚きでしたが、このユニットに入ることで更にパス攻撃は強化されることでしょう。2020年に1374ヤードを記録している選手なので期待は大です。

TE　エバン・エングラム（No.17）

パス攻撃
　TEエバン・エングラムも昨年のFA獲得組で、昨年は766ヤードレシーブを記録し期待に応えた選手です。ターゲットが昨年よりも強化となった今年　NFLトップクラスのパス攻撃となるかもしれません。とても楽しみなユニットです。

RB　トラビス・イーティーエヌ（No.1）
ラン攻撃

　エースRBトラビス・イーティーエヌは新人年は怪我で全休　昨年やっとNFLデビューとなりました。その年で1125ヤード　5TDと素晴らしい成績をのこし、ラン攻撃をしっかりと支える存在となりました。まだ若いですからほんと成長が楽しみですね。カットバックがうまく、中央をスルスルすり抜けるランが特徴です。

　2番手にはブラウンズからディアーネスト・ジョンソンを獲得　層が厚くなかなか出場機会がありませんでしたが、ジャガーズでは出番が貰えそうですね。いい選手ですよ。

プロテクション
　昨年はプロテクションは上位の成績でした。しかし今年はRTジャワン・テイラーがチーフスに移籍　LTキャム・ロビンソンは4試合の出場停止となっており、序盤戦昨年の先発両T不在となるのをどう切り抜けるかが問題となっています。

　1巡目指名のアルトン・ハリソンは開幕先発は決定的となることでしょう。序盤戦のプロテクションがどうなるかちょっと不安ですね。

スペシャルチーム
　ライリー・パターソンはライオンズに移籍となり、今年のキッカーはブロンコスからブランドン・マクマナスを獲得しました。昨年はFG成功率で77.8％で49ヤード以下で3本外してるのは気になるところです。ただ50ヤード超えは8/13と50％超えとなっており、キック力の衰えはなく期待はできることでしょう。

　リターナーは今年もジャマール・アグニューです。キャリア6回のリターンTDを記録するリーグを代表するリターナーで、昨年もプロボウルに選出されています。この武器があるのは大きいですね。アグニューはWRとしてもまずまずの活躍ができるので、使い勝手が良い選手です。

【守備編】

　　　放出・離脱選手　左の番号：背番号
　　　補強選手　　　　新人選手（120位まで）
SS～D：個別選手評価
S：プロボウル級　A：エース級
B：レギュラー級　C：バックアップ級
D：未知数　R：新人
年齢は年内に到達する年齢です

フロント7
　DLのメンバーは昨年とほぼ代わりません。すごい選手がいるわけではないのですが、悪くもなく堅実という言い方がいいんですかね？ロイ・ロバートソン-ハリス　フォロルンソ・ファツカシ　ダヴォン・ハミルトンの3人を中心にローテーションを組む形となることでしょう。

　EDGEはエースにジョシュ・アレンを据えています。サック数は6.0でしたが、プレッシャー39回　11ロスタックルとしっかりプレッシャーを掛けられる選手です。今年もパスラッシュのリーダー的存在として頑張ってくれることでしょう。

　昨年のドラフト1位指名のEDGEトレボン・ウォーカーは3.5サックと1位としては物足りない数字となりました。今年こそは飛躍の年となって欲しい選手です。

LB　フォイエ・オルーカン（No.23）

　LBは184タックルでタックル王となったフォイエ・オルーカンが中心となり、2年目のデビン・ロイドも新人年で100タックルを記録　この100タックルデュオが守備の中核となります。ここが非常に安定した活躍をしており、まとめ役となってくれているのがジャガーズの失点を防いでいる要因でしょう。控えのチャド・ムーマも生きの良い若手です。

ディフェンスバック　ここも大きな補強はありませんでした。昨年と同じメンバーとなります。CBはダリアス・ウィリアズム　タイソン・キャンベルがサイド　スロット対応NBがトレ・ハードソンとなります。パス守備はヤードを出されすぎているところがあるので、そこが修正されるかがちょっと不安なユニットかもしれません。

　SSレイショーン・ジェンキンス　FSアンドレ・シスコと変わらない先発となるでしょう。ジェンキンスはキャリアハイの116タックルを記録しました。ブリッツも良くプレッシャーもよく掛けれています。今年もそれに期待ですね。

スケジュールと展望

　スケジュール　

2023Schedule-09jac

　Week2でチーフス　Week5でビルズ　Week13でベンガルズ　と当たります。現状この3チームがAFC3強と言われています。この3強に入って来れるかはこの直接対決の結果次第となりそうです。注目試合となるでしょうから楽しみですね。

　AFC北　NFC南と当たりますが、+1で４９ｅｒｓと当たるのが厄介なところですね。ここだけはうまく切り抜けなければならない相手です。

　展望　

　AFC南の中ではパス攻撃は抜けている存在と言っていいでしょう。他の3チームは現状転換期を迎えていることもあり、今年はジャガーズが2連覇と予想する人が多いことでしょう。そのプレッシャーに押し勝てるかだけです。戦力的にはきちんと結果を残さなければいけないメンバーが揃っています。

　守備の補強はイマイチだったところと、OLが序盤耐えきれるか。この2点だけが不安ですが、そこさえ乗り切ればかなりプレーオフは固いチームかなと思われます。

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コメント一覧 (3)

- 1. 寒林檎
- 2023年08月09日 03:24
- 地区状況からしてまあ優勝候補筆頭は間違いないでしょう。
  チームとしてももっと上、去年以上を見てるでしょうし。
  ただそれにはちょっと戦力足りてないような……特に守備補強がほぼドラフト下位だけって大丈夫なの？って。
  三強とやり合うのにこのパス守備はやられるイメージしか湧かない。
  DC変更と若手の成長でどれだけ改善するか次第ですか。
- 0
  
  茶王
  
  がしました
- 2. 通りすがりのNFL初心者
- 2023年08月09日 09:11
- 伸びしろのあるチームですね、もっともローレンスとイーティエンヌが5年目OP含めでルーキー契約で雇える来季とその次の２シーズンが本当の勝負時ですかね
- 0
  
  茶王
  
  がしました
- - 3. 茶王
  - 2023年08月10日 10:51
  - >>1
    寒林檎さん
    
    QBの力の差を考えるとジャガーズが筆頭でしょうね。足りない戦力はちょっとありますが、チームをまとめ上げる能力があるHCですし十分対抗する可能性はありと見ます。元ファンチームなので密かに応援しときますｗ
    
    >>2
    通りすがりのNFL初心者さん
    
    今年、来年と勝負できる年は続くのはいいところですね。今年一気に行く可能性も十分あります。今乗りに乗っているチームのひとつかなと思います。
  - 0
    
    茶王
    
    がしました