過去の戦績と
 昨年のチームスタッツ

 年度   勝   負   引   備考 
2022 4 12 1 地区3位
2021 9 8 地区2位
2020 11 5 地区2位
WC敗退
2019 7 9 地区3位
2018 10 6 地区2位
DP敗退

 2018年にQBアンドリュー・ラックが引退 その後は毎年QBを交代と厳しい条件ながらプレーオフに進出したりはしていましたが、とうとうそれも昨年で力付きたという感じになったシーズンでした。

 QBはそろそろ固定をしなければなりません。今年は1巡目でQBアンソニー・リチャードソンを指名したこともあり、フランチャイズQBに育て上げるために費やすシーズンとなるかなぁと思われます。

2022Stats-11ind
 昨年はベテランQBマット・ライアンを補強しましたが、まったくチームにフィットせず攻撃が厳しいシーズンとなってしまいました。ランもRBジョナサン・テイラーの離脱で苦しかったですね。とにかく攻撃の立て直しが一番と言えるシーズンでしょう。

 守備の失点は攻撃のせいなところも多かったので、そこまで攻められないかなと思います。ただREDZONEでの弱さは改善が必要です。ちょっとパス守備も改善できたらなぁという感じでしょう。

 コーチ陣

コーチ名 年齢
 HC  シェーン・スタイケン 38
OC ジム・ボブ・クーター 39
DC ガス・ブラッドリー 57

 昨年はシーズン途中でフランク・ライクHC(現パンサーズHC)を途中解任し、まさかのコーチ経験なしのコルツOBジェフ・サタデーを代理HCとして据え戦いましたが、厳しかったですね。ほんとサタデーをHCにしたのは驚きでしたが、やはり経験って必要ねって思いました。

 今年は新HCとして昨年のイーグルスのOCシェーン・スタイケンを招聘 QBジェイレン・ハーツを育てたこともあり、モビリティのあるQBを育てるのにはピッタリなHCかなと思われます。

 OCはジャガーズのパスゲームコーディネーターだったジム・ボブ・クーターを招聘しました。2021年にイーグルスのコンサルタントをしており、おそらくスタイケンが呼び寄せたものと思われます。二人三脚で攻撃の立て直す予定でしょう。

 DCは昨年と変わらずガス・ブラッドリーを起用。HCが変わったら大抵全部変えるんですが、守備はうまく行っていたこともあり変えませんでした。HCも就任経験がある実績も十分のDCですしね。若いコーチ陣のまとめ役として必要な人材と言えるでしょう。

 ドラフト加入選手

順位 ポジション 選手名 大学
1 4 QB アンソニー・リチャードソン Florida
2 44 CB ジュリアス・ブレンチ Kansas State
3 79 WR ジョシュ・ダウンズ North Carolina
4 106 T ブレイク・フリーランド BYU
4 110 EDGE アデトミア・アデバウォア Northwestern
5 138 CB ダライアス・ラッシュ South Carolina
5 158 S ダニエル・スコット California
5 162 TE ウィル・マロリー Miami (FL)
5 176 RB エヴァン・ハル Northwestern
6 211 EDGE タイタス・レオ Wagner
7 221 CB ジェイロン・ジョーンズ Texas A&M
7 236 T ジェイク・ウィット Northern Michigan

 1巡目4位でQBアンソニー・リチャードソンを指名しました。モバイル寄りのQBでまさにイーグルスのQBジェイレン・ハーツタイプのQBです。開幕から先発で起用するか、まずはベンチで勉強させるかわかりませんが、今後のコルツを背負っていくべきQB獲得となりました。

 今回のドラフトで12選手を指名しました。チーム立て直しとしてどれだけ開幕ロースターに残ってくれるか楽しみですね。

 詳しくはドラフト記事を御覧ください


 ロースター


 【攻撃編】 
   放出・離脱選手  左の番号:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です
2023 ロースター10 TEN-08



2023 選手11 ind-01
QB アンソニー・リチャードソン(No.5)
QB ガードナー・ミンシュー(No.15)





 1巡目指名でQBアンソニー・リチャードソンを獲得しましたが、開幕先発はイーグルスの控えだったQBガードナー・ミンシューでいくかもしれません。ジャガーズ時代に先発経験をしており、次のQBにつなげるブリッジQBとしては最適な選手かなと思います。

 ただミンシューのパフォーマンス次第ではリチャードソンの登場は早くなるかもしれません。ただスタイケンHCの元でやっていたミンシューですから、使いやすい選手であることは間違いないでしょう。正直なところミンシューのQBも個人的には楽しみですけどね。

 ※追記 



 開幕先発QBは新人のアンソニー・リチャードソンになりました。果たしてプロの壁をつきやぶれるか楽しみですね。


 ちなみに解雇されたQBマット・ライアンは引退を表明していませんが、今年は解説者となっています。

2023 選手11 ind-03
WR マイケル・ピットマン(No.11)

 エースWRマイケル・ピットマンは昨年苦しんだ攻撃の中で一番の99レシーブ 925ヤードを記録しました。なんでもこなせるターゲットとして今年もフェイバリットターゲットとして起用されることでしょう。

 問題は2番手以降 補強したアイザイア・マッケンジー 2年目のアレック・ピースが有力候補で先発はこの3枚かなと思われます。ここがしっかり仕事ができればある程度のパス攻撃ができるとは思いますがどうなるでしょうか。


 TEがちょっと悩ましいメンバー構成かなぁと、先発はモー・アリー-コックスが実績もあるしなぁと言う感じですが、若手の成長を期待したいユニットですね。
 パス攻撃 



 ラン攻撃 
2023 選手11 ind-02
RB ジョナサン・テイラー(No.28)



 現在8/6時点で記事を書いているのですが、RBは大変な状態となっています。エースRBジョナサン・テイラーは契約延長を求め現在キャンプを欠席。ちょっとフロントとこじれているという報道が多いです。果たしてこの記事がアップしている頃にはどうなっていることやら。。。。

 2番手のRBザック・モスもキャンプで負傷 開幕に間に合わない可能性が出てきており、実績のあるRBが皆無となってしまいました。



 ということで緊急でRBケニアン・ドレイクを獲得しています。ある程度実績のあるRBですがほんと開幕に向けて暗雲しかない状態かもしれませんね。テイラーと和解できるかがまずは気になるところです。

 ※追記 



 結局契約がまとまらないジョナサン・テイラーはPUPリスト入りとなり4試合欠場がきまりました。まだどうなるかまったく状況がわかりません。トレード許可は出してるけど、チームはちょっと強気の交換条件のようでなかなか難しい状況が続いているようです。

2023 ロースター11 IND-05



2023 選手11 ind-04
C ライアン・ケリー(No.78)
G クイントン・ネルソン(No.56)


 プロテクション 
 ほぼ昨年と変わらないメンバー構成となっています。Cライアン・ケリー Gクイントン・ネルソンとプロボウル経験者が多く、悪くないユニットだとは思いますね。昨年のQBマット・ライアンとはフィットしてませんでしたが。今年はQBは動くタイプですし、ある程度のプロテクションでなんとかなるでしょう。



 スペシャルチーム 
 キッカーはラムズからマット・ゲイを獲得 2年連続FG成功率90%超えのかなり安定感のあるリーグトップクラスのキッカーです。FGに関しては安心でしょう。

 リターナーはキックは昨年同様CBダリル・フラワーズ パントは補強したWRアイザイア・マッケンジーが務める予定のようです。フラワーズは昨年89ヤードリターンを記録しているなど、結構期待感はあるみたいですね。



 【守備編】 
   放出・離脱選手  左の番号:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です
2023 ロースター11 IND-06



 フロント7 
2023 選手11 ind-05
DL ディフォレスト・バックナー(No.99)



 昨年8.0サックのDLディフォレスト・バックナーを中心にグローバー・スチュワート ベアーズから補強したアルカディン・マハメッドとかなりいいメンバーがそろった構成となっています。中央はリーグでも屈指のレベルかなと言えるでしょう。特にバックナーは守備の核と言えるでしょう。

 ※追記 

 アルカディン・マハメッドはロースターカットとなりました。


 昨年9.5サックを挙げたEDGEヤニック・ガコウェイはベアーズに移籍となり、エース的なパスラッシャーがいないのが気になるところです。3年目のクイティ・ペイ デヨ・オデインボー 49ersから獲得したサムソン・エブカン この3選手が先発有力候補となりそうです。ブレークする選手がいればいいんですが、ちょっと不安なユニットです。

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LB シャキール・レオナード(No.53)(元名ダリウス・レオナード)

 昨年151タックルを記録したLBボビー・オコリキはジャイアンツに移籍となりました。今年はまずはLBシャキール・レオナード(元名ダリウス・レオナード)の復活が最大の補強となります。リーグを代表するLBなので大復活に期待です。コンビを組むのは昨年チーム最多の167タックルを記録したザイール・フランクリンとなるでしょう。レオナードの復活があれば不安はないユニットです。

2023 ロースター11 IND-07



2023 選手11 ind-07
CB ケニー・ムーア(No.23)

 昨年の先発CBステフォン・ギルモアはカウボーイズに移籍 その穴埋めは2巡目新人CBジュリアス・ブレンチがとなりそうです。ケニー・ムーアはスロット対応NBとしては定評がある選手です。その後に出てくる選手がいない。というかわからない。昨年のドラ外のダリルズ・フラワーズという選手がデプスチャート上では挙がっていますが、なにせ実績もない選手なので・・・とりあえず誰にでもチャンスがあるCB状況と言えるでしょう。不安は拡大したかな・・・?

 ベテランSロドニー・マクリオドがブラウンズに移籍 今年はFSは2年目のロドニー・トーマス SSはジュリアン・ブラックモンとなる予定です。可もなく不可もなくという感じですかね。まだ若いので成長に期待です。
 ディフェンスバック 


 スケジュールと展望


 スケジュール 

2023Schedule-11ind

 同地区対決が序盤戦に固まっています。まずはそこで叩けるとチャンスが広がります。特に今年の優勝候補であるジャガーズ戦2戦でアップセットを起こせれば、一気に混戦にもちこめることでしょう。

 比較的緩いスケジュールなので、もしかするとは秘めているかもしれません。攻撃が一気に改善すればミラクルはありそう


 展望 

 正直やってみないことにはわからないチーム状況かなと。不透明なところが多いチームかなと思います。まずは昨年よりは攻撃力が上がってないと戦いに参加できない状態でしょう。QBが変更となるので、パス攻撃を新HCと共に作り上げることができるかが鍵となりそうです。

 ちょっと守備の補強がイマイチです。ただドラフト下位で取ってはいるので、その中から先発を脅かす選手が現れたら面白いかもしれません。攻守ともに未知数という言い方しかできないかなぁと。実績だけを考えるとちょっと戦力的には今年は厳しい戦いとなるかなと思われます。



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