過去の戦績と
 昨年のチームスタッツ

 年度   勝   負   引   備考 
2022 4 13 地区4位
2021 11 6 地区2位
WC敗退
2020 8 8 地区3位
2019 5 10 1 地区4位
2018 3 13 地区4位

 一昨年は開幕7連勝から始まったものの、後半失速したもののプレーオフには進出、プレーオフは初戦敗退

 昨年はそのリベンジの年でしたが、中盤戦以降ちぐはぐな状態となり、最後はQBカイラー・マレーのACL断裂もあり、7連敗を喫し地区最下位でシーズンが終了となりました。

 今年はまた新たなスタートの年となります、今度こそいいスタートが切れるといいですね。


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 攻撃は全体的に低調な出来でした。WRマーキス・ブラウンとWRデアンドレ・ホプキンスのデュオが楽しみなシーズンだったのですが、お互い交代で離脱して一緒に出た試合が2,3試合くらいしかなかったですし、QBカイラー・マレーもいなくなってたという悲しい状況だったなぁと。そして4thダウンギャンブルこれだけ失敗して、反則もこう多くちゃ、得点はとれないですよね。

 守備もプレッシャーはかけられてるけど、結局更新されてちぐはぐでしたね。いいところもあるけど一発で消されるというシーズンでした。パス守備がもう少しなんとかしなければなりませんね。被成功率が最下位なのが問題です。

 コーチ陣

コーチ名 年齢
 HC  ジョナサン・ギャノン 40
OC ドリュー・ペッツィング 36
DC ニック・ラリス 30



 クリフ・キングスベリーHCを解雇し、とうとうカレッジからのリクルートしてきたHCが全滅となりました。難しいもんんですねぇ。

 ということで今年はイーグルスのDCだったジョナサン・ギャノンをHCとして招聘しました。昨年の凶悪な10サックカルテットを作り上げたコーチです。イーグルスとは戦力の差が違いますが、この戦力でどのような守備を作り上げるかは気になるところですね。



 OCにはブラウンズのQBコーチだったドリュー・ペッツィングを招聘 昨年のQB事情がアレだったのでねぇブラウンズは、どちらかというとその前のTEコーチでヌジョークを育てたという印象ですかね。コーディネーター経験はありません。どうやらギャノンHCとはバイキングス時代に繋がりがあったようですね。そこでよく見えたのでしょう。



 新DCにはイーグルスのLBコーチだったニック・ラリスを連れてきました。ギャノンと一緒にイーグルス守備を作り上げたコーチなので、相性はバッチリなことでしょう。守備の改善には期待ですね。

 ドラフト加入選手

順位 ポジション 選手名 大学
1 6 T パリス・ジョンソンJr. Ohio State
2 41 EDGE B.J・オジュラリ LSU
3 72 CB ギャレット・ウィリアムス Syracuse
3 94 WR マイケル・ウィルソン Stanford
4 122 G ジョン・ゲインズ UCLA
5 139 QB クレイトン・チューン Houston
5 168 LB オーウェン・パッポ Auburn
6 180 CB ケイトレル・クラーク Louisville
6 213 DL ダンテ・スティルス West Virginia

 1巡目指名でTパリス・ジョンソンJr.を獲得しました。元々3位からトレードダウンした後6位にアップして来年の1巡目をゲットしています。その動きとしてはすばらしかったですし、Tは高齢化が進んでおり、新陳代謝を目指す方針の獲得でしょう。

 詳しくはドラフト記事を御覧ください


 ロースター


 【攻撃編】 
   放出・離脱選手  左の番号:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価(OLはなし 太字は過去3年のプロボウル選出選手)
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です
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QB カイラー・マレー(No.1)



 QBカイラー・マレーは昨シーズン終盤に入るところでACL断裂その回復が遅れ、開幕は間に合わずPUPリストに入ったままシーズンがスタートします。PUPリスト入りということで開幕4試合はロースターに入ることは出来ません



 まだ開幕先発QBは明言されていませんが、プレシーズン3週目に入る前にブラウンズからQBジョシュア・ドブスをトレードで獲得しました。現状のQBの中では近年の経験値的には一番手になるかもしれませんね。

 他デイビット・ブロウ テキサンズから補強したジェフ・ドリスケルもおり、だれが開幕先発を務めるか現状不明ですし、5巡目指名のQBクレイトン・チューンもいます。どうなるか本当にわからない状態です。分かり次第更新する予定です。

 ※追記 
 デイビット・ブロウ ジェフ・ドリスケルはロースターカットとなり、ジョシュア・ドブスが開幕先発となりました。頑張れドブス!

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WR マーキス・ブラウン(No.2)



 サラリーキャップの問題もありWRデアンドレ・ホプキンスをトレードしようとしましたが、このサラリーのままでは見つからず結局解雇となりました。そして解雇後タイタンズと契約をしています。

 今年のエースWRはマーキス・ブラウンとなります。愛称は「ハリウッド」昨年は怪我もあり12試合の出場で709ヤードで終わっています。一昨年1000ヤード超えを記録しており、どちらかというとスピードで抜け出すロングボムターゲットタイプですが、なんでもやろうと思えばできる選手です。今年はブラウンがメインターゲットとなることでしょう。

 もう一人のサイドWRにはイーグルスから補強したザック・パスカルとなる予定のようです。

 スロットWRには3年目のロンデール・ムーアが入ります。昨年は怪我で8試合の出場となりましたが、414ヤードを記録しており、今年はヘルシーでいられれば結構信頼度の高いレシーバーとなってくれそうです。期待度は高めです。

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TE ザック・アーツ(No.86)



 TEザック・アーツも昨年終盤は離脱し10試合の出場でとどまりましたプロボウル3度選出経験のあり、1000ヤードレシーブも記録したこともある、トップレベルのレシービングTEです。信頼度抜群のレシーブで問題の多いQBを手助けできるか。そして怪我なくプレイできるか。パス攻撃の軸となる選手でしょう。
 パス攻撃 



 ラン攻撃 
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RB ジェイムス・コナー(No.6)

 エースRBジェイムス・コナーは体重の乗った突進力で突き進むタイプのRBです。ということもありエンドゾーン近くでのランの信頼度は高いクラッチなRBです。あまり一発ロングゲインは期待できるタイプではありませんが、確実に距離を稼ぐことには長けています

 コナーは耐久度面ではそこまで高くなくキャリーは200前後に抑えたいため、2番手も重要なのですが、それが見当たらないのがちょっと問題ですね。無名の若手が出てくることに期待するしか無い。

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 プロテクション 
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T D.J.ハンフリース(No.74)

 一昨年プロボウル選出のLT D.J.ハンフリーズは昨年中盤に離脱。本当に主力の離脱が多いチームでしたねぇ。今年は復活を期します。そしてRTには1巡目指名のRTパリス・ジョンソンJr.が入る予定です。

 IOLは正直Gがちょっと不安あります。プロボウル3回選出経験のあるCロドニー・ハリソンが引退となりまとめ役を失いました。評価はあまり良くないようですが、メンバーは離脱者がいなければそれなりには揃っているような気はしますけどね



 スペシャルチーム 
 キッカーは39歳となるマット・プレイターです 昨年はこちらも怪我で4試合欠場 13試合の出場でFG成功率は88.0% 50ヤード超え5/6とまだまだキック力は衰えていません。 レイブンズのジャスティン・タッカーに抜かれてしまいましたが、前NFL記録の64ヤードを成功してるキッカーですしね。今年も安定したキックに期待です。怪我には注意

 パンターのアンディ・リーとは契約を結びませんでした。41歳となること、インサイド20ヤードの成績が明らかに落ちたなどもあるのでしょう。新たなパンターで今年は望みます。

 リターナーはWRグレッグ・ドーチが務める予定です。リターナーの実績はあまりいい成績はありません。一発ぶちかましてほしいですね。



 【守備編】 
   放出・離脱選手  左の番号:背番号
   補強選手     新人選手(120位まで)
SS~D:個別選手評価
S:プロボウル級 A:エース級
B:レギュラー級 C:バックアップ級
D:未知数 R:新人
年齢は年内に到達する年齢です
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 DL/EDGE J.J.ワットは引退を表明 DL/EDGEザック・アレンはブロンコスに移籍 ということで、今年は主力がガラッといなくなってしまいました。補強は行ったものの戦力不足は間違いないメンバーとなっています。

 デプスチャート上の先発はDLレキ・フォツ ジョナサン・レッドベター(リスト外)となっています。果たしてこれで中央は大丈夫なのか不安ですね。


 EDGEマークス・ゴールデンははスティーラーズに移籍しました。ということでパスラッシャーも実績のある選手がいません。2巡目でEDGE B.J・オジュラリを取ったので即戦力として期待したいところです。

 一応デプスチャート上の先発はEDGEデニース・ガーディック シーホークスから補強したL.J.コリアーとなっています。うーん苦しいと言わざるを得ないメンバーですね。オジュラリ使ってみたほうがいいんじゃないかな?

 フロント7 
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LB カイザー・ホワイト(No.7←43)

 LBはイーグルスからカイザー・ホワイトを補強 3年目のザバン・コリンズがコンビを組むこととなります。

 ホワイトは昨年110タックル 7パスディフェンスを記録し、ランストッパー・パス守備どちらでもこなせるタイプです。コリンズは100タックル 11ロスタックルとブリッツ力が高い選手で、いい感じのコンビになりそうえですね。特にコリンズには弱いパスラッシャーのかわりにQBプレッシャーをかけてもらいたいところです。



 今年LBからSにコンバート予定だったアイザイア・シモンズはプレシーズンのパフォーマンスが悪くSにコンバートが頓挫した感じでした。そういうこともあり今年で契約が切れる前にトレードでジャイアンツに移籍となりました。元1巡目指名のLBが対価が7巡目との交換。ほぼ戦力外通告に近い形なのが寂しいところですね。ジャイアンツはそういう選手が見返す場としては、いいチームかもしれませんね。昨年の例もありますし。

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 CBバイロン・マーフィーはバイキングスに移籍となりました。

 このユニットも補強はある程度したものの、実績のある選手があまりいません。唯一先発出場していたCBマルコ・ウィルソンくらいですね。

 ファルコンズから補強したCBラジャド・フェントンを使う予定だったんでしょうけど、怪我人リスト入りとなりシーズンエンド

 ここもデプスチャートを見ないと先発がわからない状態です。サイドCBは上記のウィルソンと6巡目新人のケイトレル・クラーク スロット対応NBはアントニオ・ハミルトンとなっています。この新人のクラークは気になるところですね。大化けを期待したい。

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S ブッダ・ベイカー(No.3)



 SSブッダ・ベイカー FSジェイレン・トンプソンとここは昨年と変わらない唯一安心できるユニットですね。

 ベイカーは昨年チームトップの111タックル 7パスディフェンス 2INTなどを記録し通算5度目のプロボウル選出となるリーグを代表するSSです。今オフトレード要請をしていましたが、契約見直しでなんとかとどまってくれました。ここまで守備がかわらず良かったですね。

 トンプソンは110タックル 8パスディフェンスと最後の砦として安定したパフォーマンスを見せてくれる選手です。プロボウルに選ばれても不思議ではない選手ではありますが、一度派手な成績がやはり必要かもしれませんね。


 スケジュールと展望


 スケジュール 

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 最下位の割に当たりは厳し目ですね、AFC北 NFC東との相手です。序盤戦でNFC東との3連戦です。ここで一つでも拾えれば面白くなりそうですがね。

 正直同地区との戦力の差はあります。ちょっと苦しい同地区対決とはなりそうです。どこで星を拾えるかなかなか勘定が難しいスケジュールですね。


 展望 

 QBカイラー・マレーがいつ戻ってきて、戻ってくるとしても万全な状態となっているかが気になるところですね。それまでチームが耐えきれているかが問題となりそうです。QBが誰になるか、レシーバーはそれなりにはそろっているので、QB次第ではあります。ランがもう少し爆発力のある選手がいればなぁとも感じます。

 守備はこの戦力で大丈夫なのか?という状態です。まともなのはLBとSくらい。それ以外のユニットは不安しかないというか、1.5~2軍レベルという感じです。逆に言えば未知の若手がブレークするチャンスではあるので、それで奮起する若手が出てくることに期待しましょう。

 今年はちょっと序盤は相当厳しいシーズンになりそうかなと思います。ミラクルに期待するしか・・・



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