今年も新人契約(4年間)が終わった2020年のドラフトで2チームごとまとめていきます。


 チーム評価ルール 
今回はPRO FOOTBALL REFERENCEのApproximate Valueという選手の評価を数値したものを使い点数をつけています。

【AV点】+【加点】-【指名点】= 【ドラフト評価点】

【AV点】
Apporoximate Valueの評価点

【加点】

 オールプロ選出回数×3 + プロボウル選出回数


【指名点】は指名順位で点数を決めました。以下のとおりです。
1~5位 13 33~50位 8 131~160位 3
6~10位 12 51~70位 7 161~200位 2
11~15位 11 71~90位 6 201~253位 1
16~20位 10 91~110位 5

21~32位 9 111~130位 4


あくまでもドラフトの評価なので、ドラフト外選手は評価点に入れていません

あとこの指標の弱点はTE・Sの得点が低いです。ご了承ください。

   :2023年シーズン時点でチームと契約出来ていない選手


 アトランタ・ファルコンズ

2020Draftafter-27atl

2020Draftafter-27atl01
  1巡目 CB A.J.ティレル

【AV点】63点 (27位)
【指名点】32点(20位)

【ドラフト評価点】31点 (27位)

 1巡目CB A.J.ティレルは2年目に「ティレルアイランド」という愛称で呼ばれる程の広い範囲のゾーンカバーで一躍有名になりました。その後は正直なところあまり名前を聞くこともなくなってしまった感じでした。ただ5年目オプションは行使となり、残留となっているので、もう一つ派手な活躍で大型契約を勝ち取りたいところですね。

 その他の選手は4巡目のLBマイカル・ウォーカーが3年目に100タックルを記録したが、その年以外はイマイチという状態くらいなところでしたかね。

 チーム状況もここ数年はあまりいい状況ではなかったのも、このドラフトも影響はあったかもしれませんね。


 カロライナ・パンサーズ

2020Draftafter-28car

2020Draftafter-28car01
 2巡目 S ジェレミー・シン

【AV点】112点 (7位)
【プロボウル加点】1
【指名点】37点(13位)

【ドラフト評価点】76点 (6位)

 1巡目DLデリック・ブラウンは1年目から先発としてプレイ 昨年はDLというポジションでなんと100タックルを記録しプロボウルに選出。ラン守備の良さはリーグトップクラスと言って良いかもしれない。この活躍もあり5年契約で残留となっています。1列目のリーダーとしてチームの再建をがんばっていただきたい。

 2巡目EDGEユター・グロス-トマスも先発でしたが、正直成績はまったく出ず、点数は伸びたけどねぇという感じの選手ですね。今年は49ersと契約しています。

 同じく2巡目Sジェレミー・シンは1年目から100タックルを記録し、トップレベルのSとして期待されていましたが、その後はある程度の成績を残すも1年目の期待通りの伸びとはならず、個人的に期待していた選手だっただけに残念目がありましたね。今年はコマンダースと契約となりました。

 ブラウンは期待通りの活躍だったけど、それと同じくらいシンがもっと飛躍すればという期待値が大きかったドラフトでしたが、結局残ったのはブラウンのみ。点数としては良かったが、もう一人主力が欲しかったなぁというドラフトでしたかね。


※参考データ
PROFOOTBALL REFERENCE