【NFL 2024 シーズン】パッカーズ開幕前戦力分析【NFC北】 : 🐕 茶犬 🐕 NFLブログ

・過去の戦績と昨年のチームスタッツ
・コーチ陣
・ドラフト加入選手
・ロースター
　【攻撃編】　【守備編】
・スケジュールと展望

過去の戦績と
昨年のチームスタッツ

年度	勝	負	引	備考
2023	9	8		地区2位 DP敗退
2022	8	9		地区3位
2021	13	4		地区1位 DP敗退
2020	13	3		地区1位 CC敗退
2019	13	3		地区1位 CC敗退
2018	6	9	1	地区3位

　昨年はQBアーロン・ロジャースから、QBジョーダン・ラブに変わり、一からのシーズンになるだろうという予想がされたシーズンでした。序盤はまずまずの出だしだったとは思います。ただ終盤ばっちり攻撃が当たりだして、プレーオフに滑り込みしてくるまでとは思っていませんでした。最後の7番目のワイルドカードを勝ち取って、プレーオフでもカウボーイズを破り1勝をあげました。

　ちなみに第7シードでの勝利は史上初となりました。今年はこの勢いが序盤戦から続けることが目標となります。

コーチ陣

職	コーチ名	年齢
HC	マット・ラフルーア	45
OC	アダム・ステナビッチ	41
DC	ジェフ・ハフリー　※NEW	45

　今年はDCジョー・バリーを解雇し、ボストン大のHCだったジェフ・ハフリーをDCとして招聘しました。昨年そこまで悪いというわけではなかった守備ですが、この交替がどうなるかは気になるところですね。ラン守備は悪かったのですが、ハフリーはDBコーチ出身ですので、ラン守備に特化したコーチでもなさそう。気が合うコーチを呼び寄せたという感じなんでしょうかね？

　マット・ラフルーアHCももう就任6年目となりました。昨年のQBジョーダン・ラブの先発成功に酔って長期政権も見えてきましたね。

　OCアダム・ステナビッチも残留となっています。攻撃は若手起用がうまく行ってますから変える必要ありませんしね。

ドラフト加入選手

巡	順位	ﾎﾟｼﾞｼｮﾝ	選手名	大学
1	25	T	ジョーダン・モーガン	Arizona
2	45	LB	エドジェリン・クーパー	Texas A&M
2	58	S	ジャヴォン・ブラード	Georgia
3	88	RB	マーショーン・ロイド	USC
3	91	LB	タイロン・ホッパー	Missouri
4	111	S	エヴァン・ウィリアムズ	Oregon
5	163	C	ジェイコブ・モンク	Duke
5	169	S	キタン・オラダポ	Oregon State
6	202	T	トラビス・グローバー	Georgia State
7	245	QB	マイケル・プラット	Tulane
7	255	CB	カレン・キング	Penn State

　1巡目では需要ポジションであるTジョーダン・モーガンを指名。QBジョーダン・ラブのパフォーマンスを維持するためにいい指名だと思います。

　昨年ラン守備が悪かったこともあり、LBとSの上位指名も良い指名でしたね。攻守ともに主力となると嬉しい指名となるといいですね。

　詳しくはドラフト記事を御覧ください

ロースター

【攻撃編】

　　　放出・離脱選手　左の番号：背番号
　　　補強選手　　　　新人選手（120位まで）
SS～D：個別選手評価（OLはなし　太字は過去3年のプロボウル選出選手）
S：プロボウル級　A：エース級
B：レギュラー級　C：バックアップ級
D：未知数　R：新人
年齢は年内に到達する年齢です

　まさか1巡目指名QBジョーダン・ラブを3年間も温めて、先発をさせるという、昔ながらのQB交替方法をとったパッカーズ。ラブはその期待に応え　4159ヤード　32TD　レーティング96.1と先発1年目としては素晴らしい活躍だったと思います。

　レシーバー陣は1000ヤード超えはいませんが、若手のWRロメオ・ドブス　ジェイデン・リード　クリスチャン・ワトソン　ドンタイ・ヴィオン・ウィックス　TEルーク・マスグレイブ　タッカー・クラフトなど、ターゲットを絞らせない方法で、うまくパス攻撃をやりくりしている印象ですね。

　今シーズンも若手中心なので、成長が楽しみですね。大爆発するかもしれませんね。層も厚いので心配は少ないかもしれません。
パス攻撃

ラン攻撃
　長年エースを務めていたRBアーロン・ジョーンズとは別れを告げ、FAで一昨年のリーディングラッシャーのRBジョシュ・ジェイコブスを補強しました。どちらかというと中央突進型であり一発も持ち合わせるパワーRBです。A.J.ディロンも中央突進型ということで、中央のランで打開するのが楽しみなラン攻撃となりそうですね。

プロテクション
　怪我でなかなか出場出来なかった要のLTデビット・バクティアリは放出となりました。今年はドラフト1巡目でジョーダン・モーガンを指名しました。最初はRGとして使う構想というのを見ました。中央のブロックに期待ですね。確かにG少ないし。

スペシャルチーム
　2年目のKアンダース・カールソンは昨年81.8％のFG成功率とちょっと低かったこともあり、FAでグレッグ・ジョセフも加入し、競争となるでしょう。

　リターナーはCBキーション・ニックスが務めます。2年連続のリターナーでのオールプロ選出された、リーグナンバー1リターナーです。この攻撃も大きな期待ができることでしょう。

【守備編】

　　　放出・離脱選手　左の番号：背番号
　　　補強選手　　　　新人選手（120位まで）
SS～D：個別選手評価
S：プロボウル級　A：エース級
B：レギュラー級　C：バックアップ級
D：未知数　R：新人
年齢は年内に到達する年齢です

フロント7

　昨年とほとんど変わらないメンバーです。1列目はDLケニー・クラーク　デボンテ・ワイアット　EDGEプレストン・スミス　ラッシャン・ゲイリーの強力なプレッシャーを掛けられる布陣は変わりません。特にDLでありながらクラークは800スナップ以上出場のスタミナを誇る選手で3度目のプロボウルに選出されています。今年もこのユニットで強力なプレッシャーを掛けられることでしょう。

　昨年はラン守備28位と苦しみました。純粋なタックラーが少ないと感じました。LBクウェイ・ウォーカーとコンビを組む選手がまだ決まっていない状態から始まると思われます。昨年はアイザイア・マクダフィがコンビを務めましたが、そこまでうまく行ったとは言えない状態、新人LB二人にも先発チャンスはあるかもしれませんね。

ディフェンスバック　パス守備は9位とかなり良い結果ですが、ロングボムにはちょっと弱いところがあります。ただ昨年エースCBジャイア・アレキサンダーが7試合しか出れなかった割にはよく頑張ったと言える成績でしょう。アレキサンダーも復活すれば更に良くなり、ターンオーバーも増えるかもしれませんね。

　問題はSだったのかなと思われたので総入れ替えとなり、SSゼイビア・マッキニーに新人二人を獲得しました。これでラン守備の補佐とロングボム対策ができるかがきになるところですね。

スケジュールと展望

　スケジュール　

2024Schedule 22-gb

　開幕戦のイーグルス戦は初めてのブラジルでの試合でフライデーナイトゲームということで注目度は高いゲームとなります。開幕からたのしみですね。

　スケジュールの強度はリーグ4番目とかなり当たりが強いです。これを若い攻撃チームで打開できるかが楽しみですね。

　展望　

　昨年プレーオフで1勝をしたことで、飛躍が期待できる今年。若手攻撃陣の成長も期待できますし。守備も安定感があります。攻守ともに向上する可能性が高いですし、補強もかなりうまく行ったのではないでしょうか。

　地区優勝奪還も十分ある戦力だと思います。プレーオフ圏内のチームであることは間違いないと思われます。スーパーボウルに行っても不思議じゃないチームかもしれませんね。QBジョーダン・ラブがどれだけまとめられるか気になるチームですね。

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コメント一覧 (1)

- 1. 寒林檎
- 2024年08月03日 03:25
- ラブも一応先発はまだ1年なんですよね。
  まあルーキーじゃないのでいきなりダメってことはないと思うけど、去年後半のハイパフォーマンスが続くかは不明ですね。
  その他レシーバー陣が若い選手多いので、どの程度安定するかがイマイチわからないのが最大の不安点かな。
  POは十二分に圏内だけど、その先に行くには現時点ではちょっと強みが足りないかなあって気はします。
  若いだけにかみ合ったら一気に行く可能性もありますけど。
- 0
  
  茶王
  
  がしました